爆音好きなおじいさんが、新
しいギターを買いました。年寄
りのくせに5キロ近くあるレス
○ールでした。
しいギターを買いました。年寄
りのくせに5キロ近くあるレス
○ールでした。
「うんとこしょ。どっこいしょ」
ぎっくり腰にならないか心配しながら
ギターを背負ってスタジオに向かいま
した。
おじいさんは、スタジオ入りすると、
大好きなマー○ャルのアンプにつない
で、大好きなAのパワーコードを鳴ら
ました。が、「なんか音の抜けがわる
いなあ」といって満足できません。
おじいさんは、エフェクターを忘れて
きたのに気がつきました。そこで家に
いるおばあさんに電話して、エフェク
ターを届けてくれるようにたのみまし
た。
「うんとこしょ。どっこいしょ」
重たいエフェクターボードをおばあさ
んは運んできてくれました。これで歪
んだいい音がでるとおじいさんは思い
ましたが、やっぱり音は抜けません。
おじいさんは孫を呼び出しました。孫
はしぶしぶやってきましたが、
「うーん、おれDTMしかやらないし」
とかいって使い物にならず、やっぱり
音は抜けません。
音は抜けません。
そこで孫は犬を呼び出しました。犬は、
「これは歪ませ過ぎですよ」といって、
「うんとこしょ。どっこいしょ」
と、エフェクターのかかり具合を前足
でいろいろ調整しました。でも、おじ
いさんの耳には、抜けのある音になり
ません。
でいろいろ調整しました。でも、おじ
いさんの耳には、抜けのある音になり
ません。
犬は、猫に応援を頼みました。猫はア
ンプのイコライザーを、
「うんとこしょ。どっこいしょ」
と、MIDDLE 中心にいろいろいじりま
した。でもおじいさんは「抜けてこな
いなあ」といいます。
した。でもおじいさんは「抜けてこな
いなあ」といいます。
困った猫は、ねずみを呼びました。ね
ずみはしばらく考えていましたが、何
を思ったか、おじいさんの肩に、
ずみはしばらく考えていましたが、何
を思ったか、おじいさんの肩に、
「うんとこしょ。どっこいしょ」
と上り、おじいさんの耳の中をのぞき
込みました。そして、「おじいさんこ
んなものが」と言うと、手(前足)を
込みました。そして、「おじいさんこ
んなものが」と言うと、手(前足)を
耳の中に突っ込んで、何かを引っ張り
出しました。
「おおそうだった。昨日ヘビメタのラ
イブを最前列で聞いたので、耳栓して
たんじゃった」
イブを最前列で聞いたので、耳栓して
たんじゃった」
おじいさんは喜んでギターをかき鳴ら
すと、やっと音は抜けました。
すと、やっと音は抜けました。
「素晴らしい、さあみんな、じゃあ1
曲やろう」
曲やろう」
その瞬間、スタジオのランプが点滅し
て予約の時間がおわりましたとさ。
て予約の時間がおわりましたとさ。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)