なんか、世の中コロナ前の働
き方に戻そうというプレッシャ
ーが強いみたいで。
ある調査によれば、4割の企業がコロ
ナ前の働き方に戻すといってるのだと
か。つまりみんな出社して、職場で一
緒に働け、ということですよね。
そんな企業側の考え方の裏には、みん
なが同じ場に集って仕事することが成
果を出すために大事という考え方があ
るわけですね。「同期的」な働き方と
いうらしいですけど。
直接お互いの考えを伝えあい、コミュ
ニケーションして調整しながら働いた
方が、チームとしていい結果になるは
ずだという、まあ一見もっともな理屈
なわけですが。
ところが、
チームに女性とかマイノリティの人と
かがいると話は違ってくるという研究
結果があるそうで。そういう人たちは
上のような同期的な環境では発言の機
会が制限されるし、発言も厳しく批判
されやすい、なんてことがあるそうで
す。
面白いのは、この研究が対象にしたの
がインドの民族音楽のミュージシャン
たち(の演奏の現場)なんですね。
そこでは、女性のミュージシャンたち
は同期的に(つまり他の男性ミュージ
シャンたちと同じスタジオで同時に)
演奏するよりも、同時でなく個別に別
録りで演奏する方が良いパフォーマン
スの演奏が出来た、という結果になっ
たそうです。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご
覧ください。
で、
ジャムセッションなどという、みんな
一緒に楽しくせーので! なんてノリ
の活動してる人間がいうのもなんなん
ですけど、人間の心理というのはそう
単純なモノではないのだな、てことを
思ったしだいです。
ジャムセッションというセッティング
におびえて実力を出せない人というの
も現にいるわけですしね。
「場」を作る側としては心に留めてお
かねば、と思ったしだいではありまし
た。まじめか。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)