不要な「余分」、必要な「余○」

楽でもそうだし、文章を書
く時でも
そうなんですが、簡潔
で余計なものを
そぎ落とした表
を好む人と、複雑で
色んな要
素が絡み合った豊饒感を好む

がいます。

 

前者をミニマリズム後者をマキシマ
リズムと言ったりもします(マキシマ
リズムという言葉はあまりなじみがな
いですけどね)。

 

これはある程度人の嗜好の問題なので
どっちが良い悪いの問題ではないとは
思います。ただ、現代という時代の中
では、ミニマリズム的な考え方が優勢
な気がしますね。

 

というのは、人間どうしても放ってお
くと、マキシマリズム方面に走りがち
になりやすいからではないかと思うん
ですね。「もったいない」精神が出る
ので、まずはいっぱい盛ってしまいが
になる。でも、それを単純にアウト
プットすると、要素が多すぎてわけが
わからなくなる(そんなパワーポイン
トのプレゼンテーションは一杯ありま
すね 笑)。

 

そこをシンプルにシンプルにそぎ落と
していくことで、洗練されて伝わりや
すいものになる、というのが現代のト
レンドになっているのだと思います。
思うに、スティーブ・ジョブズとか彼
が率いたアップルなんていう会社が
の線で成功したことが、そんなトレン
ドに一役買っていることもあるんじゃ
ないでしょうか。

 

時代が変われば、またトレンドも変わ
るかもしれませんが。シンプルに伝え
たいこと、表現したいことを絞り込む
ことは、私も大切だと思います。セッ
ションなどでソロを弾く時などもなる
べくシンプルに伝わり易く弾くようで
ありたいと思いますね。


ただ…

 

音楽というのは、基本的にはリアルタ
イムに表現を紡ぎ出していく活動なん
ですよね。表現としてはシンプルで伝
わり易いことは大切ですが、じゃあ
えようとする人間の引き出しというか、
手持ちの余裕までそぎ落とし切ってし
まうと、不測の事態に対応しきれない
ということが起こりかねないんですね。

 

少なくとも、そんな「余裕」をある程
度確保することも必要なわけでして。
要はバランスなんですが。

 

2020年の追記:新型コロナの影響
で、色々モノの見方が変ってくると、
さらに「余分」なものが消えて行くと
いう気もしています。知らんけど。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

 

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