日本の「笑い」というのが、
「わかる」人と「わからない」人
に分けられてしまうようになった、
なんて話があります。
ただ面白い、楽しいというレベルでは
なくて、その笑いが「わかる」か「わ
からない」かが重大問題視(?)され
るようになった。笑いそのものでだけ
ではなくて、それを受け取る側も問題
にされるようになった、ということな
んですが。
笑いのセンスのある人とない人に分け
て語られるようになったというかね。
そういう対立軸が出来てしまったとい
うか。
特に、今世の中を騒がせているあの芸
人さんが出てきてからのことといわれ
ています。
例の週刊誌報道をめぐるゴタゴタにつ
いてここで語る気はないんですが。そ
んな報道を横目に見ながら、あらため
て笑いをめぐる「わかる」「わからな
い」、「センスがある」「センスがな
い」問題を思い起していたりしたんで
すよね。
で、
こうやって、センスのあり/なしで人
を分けるというのは、お笑いの世界だ
けではなくて、今の世の中いろんなと
ころで起きている気がします。
単に分けるというより、「分断」して
「ある」(と主張する)側が「ない」
側を批判したり、糾弾したりとか。対
立をあおったりとか、そういうのよく
みかけませんか?
音楽でも、例の「バック○ート問題」
とか、そんな感じを受けたりすること
が増えたような気がしますけど。気の
せいですかね?
そういう「センス」に敏感になって、
それを身に着けようと焦る(?)気
持ちもわからないんじゃないですが。
でも、ちょっと一歩引いて、鈍感力
を発揮して「なにそれ? 美味しい
の?」とか言ってる方がなんか良さ
そうとか、シニア世代に入った私な
んかは思うんですが。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)