ルールはルール。だから守る?だから破る?

2019年の大晦日の大ニュー
スといえば、紅白歌合戦……
じゃなくて、あの保釈中だっ
某自動車メーカーの前会
の海外逃亡事件でした。

 

ミュージシャン的な視点からいうと、
一番衝撃的だったのは

 

楽器のケースに潜んで出国したらしい

 

……ってところでしたね(そこかよ)。

 

人間の入る楽器のケースといえば、
ントラバスくらいしか考えられないと
思うんですが、それにしても入るんで
すかね?(どうも音響機材のケースら
しいと後から聞きました)

 

まあそれはともかく、こういうことが
あると、楽器を持って旅行したりする
とき、色々チェックされたり不審の目
でみられたりするかも心配にもなり
ますが。(その後、別の要因で旅行も
なかなか難しくなりましたけどね)

 

で、さて、

 

この前会長の海外逃亡が良いことか悪
いことか、良いこととは言わないまで
も、責められないのではないかとか、
そういう議論にここで踏み込むつもり
はないのですが、思ったのは、

 

ルールというものに対する姿勢の違い

 

ですね。

 

早い話、「ルールが自分に不利益をも
たらすなら、自分の力でそれを破った
り無視したりするのはあり」と前会長
は考えたわけです。そして、実際そう
やって日本国外に逃れたんですね。

 

われわれ普通の日本人は、基本的には
ルールは守るべきもので、そこから
脱することは許されないと考えるのが
まあ普通です。そういう考えとは全く
違う考え方をして、行動している人が
いるってことなわけです。

 

おそらく、われわれも漠然とそういう
人が世界には多数いるんじゃないかと
思っていたという気もしますが、実際
それが自分の国で起こってしまうと結
構衝撃的ですね。

 

繰り返しますが、前会長の今回の行動
が良いことだとか正しいとか、ここで
主張するつもりはないです。

 

ただ、なんとなく、ルールを守るとか
ルールを破るとかいうことについて、
改めて考えさせられたってことなんで
すが。

 

とりあえず、音楽これはルールだか
らとかいわれてることについても疑い
の目を向けてもいいかも、とは思いま
たね。

 

小せえなあ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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体を動かすといいこと悪いこと(音楽の話です)

楽を聞くとそのリズム、ビートに合わせて体を動かしたくなりますよね。

 

まあ人によってその程度は様々だとは
思いますけどね。でもそもそもダンス
というアクティビティが存在するのは
そういう人間の習性があるからだと思
われます。

 

そして、そういうふうに一緒に体を動
かしていると、動かしている人間どう
しはお互いのことに好意を持つように
なるし、一緒に協力して何かをしやす
くなのだそうです。そんなことを調
べた研究があるそうでして。

 

正確に言うと、音楽があろうとなかろ
と一緒に体を動かしていると、上に
書いたように互いに好意を持ちやすい
のだそうですけどね。宗教的な儀式
かなんかを思い起こさせますね。

 

とはいえ、音楽があれば体を動かしや
すくなるでしょうから、多くの場合音
楽が介在することになるわけでしょう
けど。

 

で、

 

これって結構演奏するミュージシャン
にはしいところもあって、聴いて
いる人との良好なリレーションを作る
には、観客とシンクロした体の動きを
するのが有効なわけですが、一方で、

 

あまり体を動かし過ぎると、楽器の演
奏(や歌)のクォリティに影響する

 

……こともあるわけですね。とくに複
雑な楽器の操作が必要とされる部分に
ついては。演奏むちゃくちゃになっ
てしまっては好意を持ってもらえない
わけですからね。

 

まあ、それでもート・ュージック
をやっている以上、ライなどでは観
ている(聴いている)側との体の動き
のシンクロを意識することは大切なん
でしょう。

 

その人のキャラの問題もあるかもしれ
ませんが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

世の中のアドバイスとミシン目と??

回ご紹介する冗談というか
は、私が考えたものではなくて、
ずーっと前に、春風亭小朝師匠
誰かが落語のマクラに使ってたの
をなぜか覚えているんですが。

 

もしかしたら昔のソ連のジョークあた
りが元ネタなのかもしれません。

 

どこの話だか忘れましたが、ブラジル
とか南米の話ってことになっていた気
がします。

 

その国では国産の飛行機の試験飛行
繰り返していました。でも何度やって
翼が胴体からちぎれてしまい、失敗
してしまうのでした。

 

今日も同じ失敗を繰り返し、試験飛行
を担当している開発者達は、頭を抱え
ていました。どうやったら翼がちぎれ
なくすることが出来るんだろうかと、
スタッフ達はああでもないこうでもな
いと議論をしていました。

 

すると、ちょうどそこに部屋の掃除に
来ていた清掃員のおじさんが、口をは
さんだのです。

 

「全く、大学出たエリートかなんだか
知らないが、そんな簡単なこともわか
らないのか?翼の付け根に端から端ま
でミシン目を入れてやれば、そんな問
題はすぐに解決するぞ」

 

おじさんは自信満々に言いました。

 

で、ワラにもすがる思いだった開発担
当者達はおじさんの言う通りにミシン
目を翼の付け根に入れてみたんだそう
です。

 

すると、あら不思議。飛行機の翼はち
ぎれることもなく、試験飛行は大成功
したのです。

 

開発者の人たちは、ヒーローとなった
おじさんに、どうしてそんな解決策を
思いついたのか聞きました。そうする
と、おじさんはこう言ったんだとか。

 

「俺は毎日トイレ掃除してるが、トイ
レットペーパーがミシン目のところで
切れてるのを見たことはない」

 

(小咄おわり)

 

ま、そんな話なんですがね。

 

でね、

 

巷にある色んなアドバイスって、この
ミシン目みたいな話多くないですか?
もちろんすべてとはいいませんけど、
音楽とか楽器関係でも結構色々あるよ
うな気も(こらこら)。

 

より次元の高いところを押さえた、
質をついたアドバイスに出会うことが
できるというのは、なかなかラッキー
なことかもしれません(まじめか)

 

て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

雑談ができればアドリブできる?

ドリブでソロを弾くなんて
ことを言
うと、なんだかとても
大変なことをし
ていると感じる
人もいらっしゃるようなので
が。

 

頭の中で、曲の構造を把握して、コー
ド進行に合わせてスケールを選んで、
そのスケールの音をつなぎ合わせてそ
の場でメロディーを作るとか、ね。そ
れを瞬時にやるという、曲芸みたいな
ことをしてるように思ったりして。

 

まあ、アドリブでのソロにはそんな側
面も全くない訳ではない、というか、
もちろんすごいソロもあるわけですが。
とはいえ、ですよ、そんなことが出来
ないとアドリブでソロをしちゃいけな
いのかというと、そんなことはない
けですよ。

 

で、

 

いつもそれでドとレの2音からアドリ
ブできます、敷居低いんです、とか言
ってるので、同じことを繰り返しても
しかたないでしょうから、少し別の視
点から書いてみますね。

 

問題は、素晴らしい音(のつながり)
を生み出せるかではなくて

 

「なんでもない」音をあえて出せるか

 

ということなんではないか、と思うん
ですよ。

 

つまり、人間って特にソロを弾こう
んてときは、自分の出す音がそれなり
意味がないといけないんじゃないか
とか、音楽的に優れたフレーズを弾か
なきゃとか思いがちですが。

 

言い方を変えると、大勢の前でプレゼ
ンするような気持ちで音を出そうとし
がちかな、と思うんですが。でも、実
はそれよりも、ちょっとした雑談とか
世間話レベルで気軽にちょっと音を出
せる方が「話ははずむ」んじゃないの、
ってことでして。

で、それに対してまわりから反応があ
ればそれに返したりとか、自分で自分
の出した「なんでもない」音にさらに
反応してみるとか、そんなことを繰り
返しているとソロになったりするわけ
です。

 

こういう雑談英語ではスモールトー
というらしいですが、そういうスモ
ールトーク的に音を気楽に出して、そ
れをきっかけに広げていくという発想
をまず持つことが大切なんじゃないか
と思ったのではありました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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泣いたギタリストの赤鬼(続き)

前回の続きです)
鬼の立てた計略に従って、
鬼と赤鬼は山の麓の街のジャズフ
ェスにエントリーしました。

 

鬼をジャズフェスに参加させるかで、
地元では賛否両論ありましたが、フェ
スの主催者「頭の角のあるなしで参
加者を差別はしない」という原則を貫
いたことで、参加できることになりま
した。ダイバーシティは大切ですね。

 

そして、フェスの当日、赤鬼は青鬼と
一緒に会場に入りました。もちろんヘ
ッドライナー的な扱いではないので、
午後の早い時間ではありましたが、
がジャズを演奏するという物珍しさ
惹かれて客の入りは悪くありません
した。

 

まず青鬼ステージに上がります。

 

青鬼ルーピングマシンを使いながら
複雑に音を重ね合わせ不協和音を詰
め込んだ演奏を始めました。通常のコ
ード進行ではなく、非機能的な和声の
オンパレードでその上妙なスケール
使ったため、そういう音楽を聴きなれ
ない観客目を白黒させました。

 

「なんだこれは」
「こんなもの音楽じゃない」
「うわあああ、助けてくれ」

 

そんなが聞こえる中、阿鼻叫喚にな
一歩手前で青鬼は演奏を終えました。

 

青鬼は楽屋に戻ってくると赤鬼にいい
ました。「さあ、早く行くんだ」

 

青鬼に背中を押されるようにして、
ステージに出ました。そして、ご
ごく普通のスタンダードナンバー
ソロギターでごく普通に演奏しました。

 

「わかりやすい!」
「やっとまともな音楽が聴けた!」
「おおおお、癒される」

 

赤鬼の演奏が終わると、観客は総立ち
で拍手するありさまでした。こうして
フェスを救ったヒーローとして、赤鬼
はたちまち人気者になったのです。

 

赤鬼が山に開いたカフェにも、街の人
たちがやってくるようになりました。
赤鬼は毎日忙しく店を切り盛りし、手
の空いた時間には、店内でライブ演奏
をするという、最初に思い描いたよう
充実した生活を手に入れました。

 

それでも赤鬼には一つ気になること
ありました。あの青鬼があのフェス以
来一度もカフェにやってこなかった
です。

 

赤鬼は青鬼の家を訪ねることにしまし
た。行ってみると家の戸固く閉まっ
おり、戸の脇には張り紙がしてあり
ました。

 

それは、

 

「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、
楽しく暮らしてください。もし、ぼく
が、このまま君と付き合っていると、
君も変な音楽が実は好きな鬼だと思わ
れるかもしれません。それで、ぼくは
旅に出ます。どっちにしてもぼくの音
楽はここでは受け入れてもらえないの
で、 ぼくの音楽を聴いてもらえる大都
会に行くことにしました。ぼくはいつ
までも君を忘れません。さようなら、
体を大事にしてください。ぼくはどこ
までも君の友達です」

 

という青鬼の置手紙でした。赤鬼はそ
れを読んでさめざめと泣きました。

 

青鬼がいなくなってだいぶ経つ今も、
赤鬼
は、思うのです。自分は人気者に
なって店も繁盛しているけれど、音楽
的な冒険はできなくなってしまった。
ちょっとアウトなフレーズを弾いても
客は妙な顔をする。

 

人気と引き換えに自分は音楽的な自由
を手放してしまったのかもしれない。
青鬼のように自分の音楽を追求してい
くことはもうできない。そう思うと
鬼の目からは今も再び涙が頬を伝って
流れ落ちるのでした。

 

(この話はフィクションですので、実
在する街や山や鬼とは何の関係もあり
ません。あと別に私は超アウトなフレ
ーズが特別好きなわけでもないです。
いや、ま、ちょっとは好きだけど 笑)
て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

真実は(たいてい)どこか中間地点にある?

年、ハロウィーンというお
祭り
というか風習というかが10
月末にありますよね。

 

もちろん元々西洋のもので、起源は古
代ケルト人のモノだそうですが、日本
に入って来たのはアメリカ経由のもの
なんですかね?まあ、詳しい話はさて
おき。

 

で、

 

元々子供がお化けなどの仮装をして、
家々を練り歩いてお菓子をもらうとい
うほのぼのした(?)モノだったのが
若者渋谷とかの街に繰り出して騒ぐ
ようになったということが最近は話題
になってますね。それでそんな馬鹿騒
ぎを苦々しく思う人もいるわけで、ま
あそんな気持ちもわからないではない
です。

 

ただですね、たまに

 

こんな馬鹿騒ぎをいい大人がするのは
日本だけだ

 

とか書いてる人がいるんですが。それ
はそれで違うんじゃないの、と思うわ
けですよ。

 

グーグル先生検索してもらえばわか
りますが、ニューヨークとかロサンゼ
ルスとかロンドンとかで仮装して騒い
でいる「いい大人」は沢山いるわけで
す。まあ、だからって渋谷の騒ぎがい
いことだってことにはなりませんが。

 

自分の言いたいこと強調しようとし
て、極端なこと言ってしまったり書
いてしまったりすることってあります
よね。その方が端的で言いたいことの
理解が進む、ということはあるかもし
れませんが、注意が必要だと思ったり
もするわけです。

 

音楽でも、黒人の人たちが誰でも凄い
リズム感があるような言い方とかあっ
たりしますが、黒人だってリズム音痴
の人はいると思うんですよね。

 

あるいは、いつかイタリアを中心とし
たヨーロッパのジャズについての講演
に行ったことがありまして。そこで
の講演の終わった後の質疑で、日本人
の質問者の多くが「イタリアのミュー
ジシャンはみんなクラシックの素養
ある」という前提質問しているのに
対して、講師の人が

 

そんなわけないだろ

 

と返していたのが印象に一番残ってい
たりします。そりゃそうですよね。

 

もちろん上にも書いたように、そんな
極端な言説にも真実の一端が垣間見え
ているにせよ、実際の真実はそんな極
端な話の中間のどこかにたゆたってい
ることがほとんどなわけですよね。

 

て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

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音は耳だけで感じるものではない?

感覚という言葉を聞かれた
ことはあ
りますか?

 

シナスタジアとか synesthesia とか
いう言葉の翻訳のようですが、「ある
刺激に対して通常の感覚だけでなく異
なる種類の感覚をも生じさせる一部の
人にみられる特殊な知覚現象をいう」
Wikipedia には書いてありました。

 

そんな共感覚の例として、よく引きあ
いに出されるのが、「色聴」というや
つでして、特定の音を聴くと特定の色
を感じるという知覚現象なんですね。

共感覚の中では一番発生率が高いのだ
そうです。そういわれても私にはそん
な感覚はないのでピンとはきませんけ
ど。それにどうやってホントか確かめ
てるんだろうとは思いますけどね。
申告制?

 

ともあれ、そうした「共感覚」存在
するのは、どうも確かなようです。さ
らにいうと、そういう「共感覚」は
なものだとしても、1つの感覚が別
の感覚に影響を与えるということは
でも経験することなのだそうでして。

 

人間の脳というのは、色々な感覚から
得た情報を別々に処理する仕組みには
なっていないのだそうです。単独の感
の情報では世界を的確に把握できな
からだという話ですが。

 

確かに匂い(嗅覚)なんていうのは
(味覚)に強い影響を与えそうですよ
ね。そして実は聴覚も味覚に影響を与
える
のだそうで、例えば高い音を聴く
と食べ物の甘味が強調され、低い音
聴くと苦味が強調されるのだそうです。

 

人間の音感なんていうのも、単純に耳
だけの問題ではないということなんで
しょうかね? 音感をよくするのに
覚以外の感覚を鍛えるのが有効、なん
話になるのかもしれません。その人
の強さのタイプにも左右される
のかもしれませんけど。

 

皆さんは、音を聴いて別の感覚が刺激
されたりしますか?

 

て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

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業界用語は便利だけど……

の中にはたくさんの仕事が
あるわけ
ですが、たいていの職
場には内々でし
か通じない言葉
ってものがありますよ
ね。

 

業界用語とか専門用語とか。通じる範
囲も色々だったりしますね。英語では
ジャーゴン(jargon)とか言われます
が。よく使われる言葉を省略して使う
ようになったりとか、全く新しく言葉
を作り出したりとか。身内の隠語みた
いなのもあります。

 

この種の言葉はたいていの場合、必要
があるから作られるわけです。頻繁に
出てくることばは長ったらしいと話が
まだるっこしくなるし、そもそもそれ
までなかったモノや概念を表現するた
めには新しい言葉を作らざるを得ない
わけです。

 

音楽にも こういう身内言葉はあります
よね。というか、音楽の世界ってそう
いう言葉でいっぱいですよね。

 

長い言葉を縮めて短くした例をあげれ
「倍テン」なんてのがありますね。
「倍(のような)テンポで」というよ
うな意味ですが。逆の意味で「半テン」
てのもあります。

 

他にはないモノやコトを表す言葉はど
うかというと、音楽理論の用語なんて
いうのはそんなのばっかりですよね。
教会旋法とか、ソナタ形式とか、裏コ
ードとか。

 

隠語のようなものでいえば、昔の(今
でも使ってる人もいるかもしれません
が)ジャズマン言葉みたいなのが(
ェー万とか、別人28号とか)あります
ね。

 

で、

 

こういう身内の言葉って、解っている
どうしで使うのはいいんですが、それ
まで別の世界のことしか知らなかった
にとっては、なんだか近寄りがたい
感じがして、ある種の参入障壁みたい
に感じられてしまうこともあるんです
よね。

 

使ってる人間が新しい人たちへの優越
感で使うなんてのは論外なわけですが、
そんなつもりはなくても、ついつい
んな思いをさせてしまうなんてことも
起こりやすいわけでして。

 

そんな言葉を100%排除することは
そらく無理なのだとは思いますが、使
う側の人は注意や配慮が必要ですね。

 

一方、そういった言葉でちょっと引い
てしまうという方々には、皆さんが
場で使う身内でしか通じない言葉と同
じような言葉が音楽の世界にもある
だと、鷹揚に構えていただければと思
います。すみませんね。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

陳腐な言い回し?陳腐なコード??

リシェという言葉がありま
す。アル
ファベットで書くと
cliché なんですが。

 

英語の単語ですが、元々はフランス語
で、一般的には「使い古された陳腐な
言い回し」といった意味で使われます。
例えば「教会のネズミのように貧乏」
とか、そんな言い回し。

 

あまりいい意味で使われないのですが
昔、アメリカ人の友人が、「クリシェ
がクリシェになったのにはわけがある
んだよ」と言ってました。

 

つまり、そいういった言い回しがクリ
シェになったのは、「いいたいことが
簡潔にうまく伝わるから」だってこと
ですね。イギリスやアメリカにはクリ
シェの辞書があったりします。

で、

 

実は音楽用語としてもクリシェという
ことばはあって、これは同じコードな
んだけど、その中の一つの音が半音や
全音で少しずつ変化していくような手
を表します。

 

たとえば、C→ Cmaj7 → C7 とかい
コード進行よく見ませんか?基本は
C のコードなんだけど、そこに ド→
シ→シb という動きがありますね。他
にもほら、Am → Ammaj7 → Am7 
→ Am6 とかね。

 

こういうコード進行をクリシェといい
時々見かけるわけですが、これも言葉
のクリシェと同じで、下手に使うと陳
な感じになってしまいます。でも、
使い方によっては効果的だったりもす
るわけですね。

 

例えば、

 

このクリシェを使って2つの名曲を書
いてしまった人がいます。ジョージ・
ハリソンという人なんですけど。彼の
ビートルズ時代に書いたヒット曲であ
「サムシング」「ホワイル・マイ
・ギター・ジェントリー・ウィープス」
の2曲にはどちらもこのクリシェが使
われているんですよね。

 

陳腐といわれようがなんだろうが、
曲も名曲といわれる曲が書ければ問題
ないですよね。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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ギタリストの好きなスケール?

本のスケールの話をしたば
かりです
が、こんな記事も目に
飛び込んで来ま
した。

▼▼▼
http://bit.ly/2mOhDbm

 

なんと、ギタリストだけでなく音楽を
やっている方なら色々お世話になって
いる可能性の高い、

 

サ○ンド○ウス

 

さんのブログに出てたんですけど、そ
の○ウン○ハ○スのスタッフさんたち
「好きなスケールや、手癖のように
使ってしまうスケール」がテーマでし
て。

 

で、

 

見てみると、まずごくスタンダード
マイナーペンタトニックスケールがど
かんと出てくるので、「まあ普通かな
あ」なんて思ってたんですが。

 

で、ブルーススケールでしょ、そして
ハーモニックマイナーときましてね、
まあこんなもんかなあと見てたらです
ね。その次に

 

ドリアンスケール+b(フラット)5

 

なるものが出てきたんですよ。単なる
ドリアンじゃなくて、b5付き。

 

これねー、実は私の好物なんですよ。
ドリアンにはb5がないとつまらない、
と私なんかは思うのですが。まあこれ
好みですけど。

 

本文を読むとこのブログの筆者の方の
手癖スケールだそうでして。

 

こういうのって、なんか一気に好感度
上がりますよねー。これからも頑張っ
て欲しいモノです、サウンドハウスさ
(あ、言っちゃった)には。

 

ちなみに、このドリアン+b5の後に
出てくるリディアンb7というスケー
ルも私好きですよ。「変態性を感じさ
せる」とか書かれてますが……(笑)

 

皆さんは何か特に好きなスケールはあ
りますか?

 

★最後にご注意を。このブログに書か
れている指板の図を見てスケールを練
習しようとしても、ほぼ間違いなく実
際の演奏で上手く使えるようにはなら
ないと思いますよ。知らんけど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ジャパニーズ・スケール?

たまたWeb上の記事の紹介
なのです……。こんなのがあ
ったんですね
▼▼▼

 

主にロックのギターのことを扱うサイ
トの Ultimate-Guitar.com にあった記
事なんですけど。「日本のスケール」
について知ろうというような内容の記
事ですね。

 

日本のスケールって、つまり音階なん
ですが。書いているのは Tommaso
Zillio というカナダ在住のイタリア人
ギタリストという人でして。

 

記事の中には日本の音階(沖縄の音階
とか、民謡に出てくる音階(田舎節
ていうのかな?)とか、都節(平調子)
という音階とかについて解説する動画
と、それをロック(?)ギターにどう
取り入れるかについての動画が入って
います。

 

ちなみにここで言ってる民謡の音階
いうのは陽旋法都節は陰旋法とも言
ったりしますね。

 

まあ、詳しいことを知りたい人は是非
この記事とその中の動画をご覧になっ
てください。全部英語(それもイタリ
ア訛り)ですけどね。

 

で、さて、

 

日本人のギター小僧が、マイナーやメ
ジャーのペンタトニックスケール
一生懸命覚えようとしている一方で、
カナダ在住のイタリア人ギタリストは
自分のプレイの幅を広げようと日本の
スケールを研究しているのですねえ。
まあ、ただのスケールオタクなのかも
しれませんけど。

 

うがってみれば、動画のネタに困って
日本の音階に手を出したのかもしれま
せんけどね。

 

以前にも、日本の尺八でジャズを演奏
するアメリカ人ミュージシャンの話
書きました※※けど、なんだか面白い
時代になりましたねえ。みなさんも
境地を開くのにたとえばモンゴルのス
ケールとかカザフスタンの旋法とかを
研究するのいいかもしれませんよ。

 

日本の民謡のスケール(田舎節)っ
て実はマイナーペンタ(ということは
メジャーペンタ)と同じなんですけど
ね(笑)動画でも解説されてますが。

 

※※尺八を吹くジャズミュージシャン
の話はこちらを▼▼▼

 

て、ことで。

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

映画の怖いシーンを彩る4つの音?

ょっと面白い動画が Vox
というアメ
リカのニュース/
オピニオン・サイトのやって
いる YouTube チャンネルに
上がっていました。

 

こちらなんですけどね(すみません
です)▼▼▼

 

簡単に内容をまとめてしまうと、ハリ
ウッドのホラー映画とかホラー映画じ
ゃなくても死を暗示するようなおどろ
おどろしいシーンには、極めて頻繁に
ある4つの音(音の種類としては3つ
だけ)でできている音型が使われてい
るという話です。

 

こんなフレーズなんですが▼▼▼
この音型は元々はあの「グレゴリオ聖
歌」「ディエス・イレ(イラエ)」
という部分から来ているそうで、この
部分は主に葬儀の時に歌われたのだそ
うです。

 

「ディエス・イレ」というのは「怒り
の日」という意味だそうで、最後の審
の時にが誰が天国に行き誰が地獄
に行くかを決めるという、そんなこと
が歌われているのだそうでして。

 

で、そんな葬儀のミサで歌われた旋律
モーツアルトのレクイエムなどの
ラシック音楽でも引用されたのですね。
そしてそれがさらにハリウッド映画に
も取り入れられて、今でも頻繁に使わ
れていると、まあそんなことのようで
す。

 

たった4つの音ですが、マイナー系の
モー(グレゴリオ聖歌の元の旋律は
ドリアンモードだそうです)の下降型
の旋のためおどろおどろしい響き
なっているという解説もされてますね。

 

なるほど。

 

皆さんも何か怖くておどろおどろしい
フレーズを弾きたい時には参考にされ
てはいかがでしょうか(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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続・リズムパターンを読み取る(解決編??)

純なリズムパターンはとも
かく、と呼ばれる曲線で音
符どうしが繋が
ったパターンを
見ると、恐怖におのの
いてしま
う……

 

そんな人(はい昔の私です)がどうす
ればいいのか、という話でした。似た
ような反応を示す方もいらっしゃるの
ではと思うのですが、どんなもんでし
ょう?ほれほれ。きゃー▼▼▼

そんな人は、こんな譜面を見てパニク
ってしまいそうのになるのをグッとこ
らえて、基本に立ち返る必要がありま
す。基本というのは、

 

1,2,3,4

 

のビートを感じながら譜面を見るとい
うことですね▼▼▼
そうすると、結局この複雑そうなパタ
ーンも、4つの基本的なパターンに分
解できるということが見えてくるので
すね。つまりこんな具合です▼▼▼

いかがですか?これなら、大した努力
をしなくても、口にだして歌えません

 

タータタ|タータタ|タタター|ター
ター

 

っていう感じですよね。まずはこのパ
ターンを歌えるようにしましょう。そ
うすると、あとは休符のところは音は
出さずに、タイで繋がった後ろの音符
のところはそのまま伸ばしていればよ
理屈ですよね。

 

口で歌うとすれば、

 

ンータタ|ーータタ|ータター|ーー
ター

 

という感じでしょうかね。

いかがでしょう?分割して統治せよ
言ったのはヴィクトリア女王だそうで
すが、複雑なリズムも分割すれば手が
届きそうでしょ?

 

ご参考になれば。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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リズムパターンを読み取る(あるホラーストーリー?)

ピュラー音楽では、例外は
あるもの
の、たいていの曲は基
4拍子で、ワ
ン・ツー・スリ
ー・フォーというリズ
ムに乗っ
かっているはずなんですが。

 

とはいってもいつも「タン・タン・タ
ン・タン」という4分音符だけで曲が
できているわけではありません。もし
そうだとしたら、みんななんかの童謡
みたいになってしまいますよね。

 

そこには8分音符16分音符や、時に
三連符なんていうのも登場します。
そして、それぞれの音符に対応した
というものも各種出てくるわけです
ね。

 

で、

 

さらにモノゴトを複雑にするのは、

 

タイ

 

という記号です。音符と音符を繋げる
あの曲線の記号ですね。

 

、昔あのタイという記号の出てくる
譜面がとても苦手でした。音を繋げる
という理屈はわかるのですが、特にこ
タイで繋がった音符が連続して出て
くると、どう把握してよいやら、頭が
混乱するんですよね。

 

例えば、こんな譜面ですね▼▼▼

みなさんはどうですか?こんな譜面が
出てくると恐怖にかられたりしません
?え?大げさ?

大体、なんでタイなんてモノで繋げる
んでしょう?16分音符と16分音符
繋げれば8分音符のはずだし、16分
音符と8分音符が繋がれば付点8分
音符のハズじゃないんでしょうか?

 

……といっても、そういう風に書いた
としても、見た目はスッキリしたよう
で、リズムの把握がしやすいかという
そうならないんですよね▼▼▼

どうしたらいいんだ!?(続きます)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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5拍子じゃない「テイク・ファイヴ」?

とんどの人にはどうでもい
い話、と
かいいながら、続きを
書くのはいかが
なものか、と思
わないでもないですが、
書きま
す(ネタがないのか?)。

 

昨日、5拍子の曲といえば「テイク・
ファイヴ」「ミッション: インポッ
シブル」のはずが、「ミッション: イ
ンポッシブル」には5拍子じゃない
バージョンがあったりするので注意
必要、とか書きましたが……。

 

そうなると、もう頼れるのは「テイク
・ファイヴ」だけということになるわ
けですが(何の頼りなんだか)。とこ
ろが、

 

5拍子じゃない「テイク・ファイヴ」
は存在する

 

というのが今日のテーマでございます。

 

「テイク・ファイヴ」オリジナル
デイヴ・ブルーベックというジャズ・
ピアニストのカルテットの1959年の
ルバム『タイム・アウト』の中の1曲
です▼▼▼

 

ただ、作曲したのはブルーベックでは
なくて、このカルテットでアルト・サ
ックスを吹いているポール・デズモン
なんですけどね。ま、それはさてお
き。

 

この曲、ジャズの変拍子の曲の中では
ダントツにポピュラーな曲でして、多
くのミュージシャンにカバーされてい
るわけです。ジャズにあまりなじみの
ない方でもほぼ間違いなく耳にされた
ことがあるのではないかと思いますが。

 

で、

 

そんなこの曲をカバーした人の中に、
ラテン・ミュージックの王様ともいわ
れるティト・プエンテのバージョンが
あるんですが、これ、

 

完璧にラテン

 

なんですねえ。いわゆるクラーベ(正
確にいうとルンバ・クラーベ?)とい
ラテンのリズムの上に「テイク・フ
ァイヴ」のメロディーをのせている
というかなり強引なバージョンなんで
す。ほら▼▼▼

いやー、ノリノリで楽しいですね。さ
すがラテンの王様。……なんですけど、
どう聞いても5拍子ではありません。

 

んー、そんなわけで、5拍子の曲とし
て「テイク・ファイヴ」を勧めるとき
も、気を付けなくてはいけない、とい
うことがわかりました。

 

まあ、「テイク・ファイヴ」を調べて
最初にこれにぶち当たる確率は極めて
低いかもしれませんけど(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

『スパイ大作戦』と『ミッション: インポッシブル』の間には……

前、私が関わっているアラ
カンセッションやる曲につい
て某SNS上で参加者の方たちと
やり取りをしていたときのこと
ですが。

 

その時に変拍子の曲についての話題が
あったんですね。何の曲かというと、
『ゴジラ』のテーマ曲だったんですが、
今日のお話は『ゴジラ』ではありませ
ん(ないんかい)。

 

ゴジラのテーマ4拍子と5拍子が入
り乱れるという曲なんですが、そうい
えば5拍子の曲といえば『スパイ大作
戦』という流れになりまして。『スパ
イ大作戦』ご存じですか? アラカン
代なら知ってますよね。

 

アメリカで作られたTVスパイもの
のシリーズですよね。で、そのテーマ
曲が5拍子だったわけです。作・編曲
ラロ・シフリンというアルゼンチン
出身のジャズピアニストでした▼▼▼

 

で、この『スパイ大作戦』の英語の
“Mission: Impossible”(ミッ
ョン: インポッシブル)というので
すね。つまり、トム・クルーズ主演
人気の映画『ミッション: インポッ
シブル』シリーズはこの TV シリーズ
が元になって生まれたわけですが……

 

で、この映画のシリーズのテーマ曲
TV 時代のテーマを踏襲している、の
ですが、実はシリーズの最初の時に、
この曲にちょっと(?)手を入れてい
んですね▼▼▼

 

しばらくお聴きいただけると分かりま
すが、だしの曲のテーマ部分はオリ
ジナル通り5拍子なんですが、それが
終わると

 

4拍子になってしまう

 

んですね。んーそうきたか。

 

これ以降、このテーマ曲のカバーなど
では、4拍子でやっているバージョン
も結構みられるんですね。映画のその
後のシリーズでも5拍子だったり4拍
子だったりするみたいで、色々なんで
すよ。

 

よく5拍子の曲を紹介するときに「テ
イク・ファイヴ」「ミッション: イ
ンポッシブル」聴けばOKとかいう
んですけど、実は聴くバージョンや聴
くパートによっては全然5拍子じゃな
い、ということもありうるんですよね。

 

気をつけないといけませんなあ。

 

まあ、ほとんどの人にとってはどうで
もいい話なんですけどね。失礼いたし
ました。

 

※おまけ
そういえば、こんなモノがありました
ね(笑)▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

音が頭で鳴る?という考えてみれば不思議な現象について

ィミニッシュという種類の
コードが
ありまして。そのコー
ドのアルペジオ
の音が頭にこび
りついて離れないとい
うことが
ありました。

 

普通のメジャーコードとかマイナーコ
ードは重ねられた音と音との間隔
3度だったり短3度だったりするので
すが、ディミニッシュコードすべて
短3度の音程で積み重ねられています。

 

で、できた音を聞いてみると、なんだ
かとても不安定で、不安をあおるよう
な響きになるんですね。一度、ハロウ
ィーンにこのディミニッシュコードだ
けを弾くという動画を作ったことがあ
りますが。何をバカなことやっていた
のでしょうか。

 

それはともかく、一時このディミニッ
シュコードをアルペジオで弾く練習
したことがありまして(なんでそんな
ことをしたのかというと、それはそれ
なりに理由があるのですが、ちょっと
めんどくさい話なので、最後の方に書
いておきますので、興味のある人だけ
どうぞ)。

 

まあ早い話、がっつり盛り上がったコ
ードの時にこれを弾くと(とくにジャ
ズっぽい曲なんかでは)ハマるという
ことなんですが。そんな練習をしたら
ですね……

 

冒頭に書いたようにディミニッシュコ
ード(のアルペジオ)が頭にこびりつ
いて離れない

 

ということになってしまったのですね。

特徴的なサウンドなので、記憶に残り
やすいのだろうと思うのですが。別に
音楽とは関係のないことをしていても、
急にディミニッシュコードのアルペジ
オが頭の中で鳴るんですよね。

 

ちょっと困ったというか、心配になり
ました。ちょっとね。

 

まあ、集中的に練習しなくなったらそ
んな風に突然頭の中で鳴るなんてこと
もなくなったので、面白い経験くらい
に今は言えますけどね。

 

で、

 

そんなことがあった後、今でも頭の中
で(楽器がなくても)ディミニッシュ
コードのアルペジオはイメージできる
ようになったのではあります。これは
やはりアドリブでソロを弾く時などは
便利なのですよ。結構よく使うので。

 

しかし、よく考えると音が頭の中で鳴
というのは面白い現象ではあります
ね。物理的に音が鳴っているはずはな
ので。音の記憶音のイメージとい
うのは不思議なものでございます。ど
ういうメカニズムなんでしょうかねー。
詳しい方、いませんか?

 

皆さんはそんなご経験はありますか?

 

※ディミニッシュコードについて
ガッツリ盛り上がるいわゆるドミナン
ト7thコードに、さらにオルタード系
のb9の音を重ねたコードというのは
ジャズなんかではよく使われるのです
が。

このコードをよく見ると(図の左側)
ルートの音を省略すると図の右側のよ
うにディミニッシュコードが現れるの
ですね。なので、このディミニッシュ
コードのアルペジオを7thコード上で
弾いてやると、ハマる、とまあそんな
理屈になっております。

 

マニアックな話なので、ま、忘れてく
ださい。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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シンプルに繰り返す?微妙に(微妙じゃなくても)展開させる?

ピュラー・ミュージック
いうのは
決まったコード進行
何度も繰り返し
ているものが結
構多いですよね。とく
にアメリ
カの黒人系の音楽なんかには

いです。

 

わかりやすいでいうと、「スタンド
・バイ・ミー」という曲なんかは、
小節のコード進行の繰り返しだけで成
り立っています。多くのファンクナン
バーもそうですね。それこそ、2つの
コードの繰り返しだけで出来ていたり
することも多いです。

 

展開(変化)があったとしても2パタ
ーン程度だったりしてね。ダンスミュ
ージックとして踊りやすいトランス
状態に入りやすいそんな音楽が求め
られてきたということが原因かとは思
いますが。

 

一方J-POPというジャンルの曲は、
ード進行の展開1曲の中でいくつも
詰め込む傾向があります。Aメロがあ
ってBメロがあって、その後にサビ
来て、さらにまた2つ目のサビがきて
とか、そんな複雑な展開はJ-POPでは
ごく当たり前ですよね。

 

1つのコード進行を繰り返すときも、
微妙に変化をつけたりします。これに
ついては、ドクター・キャピタルとい
う、関西弁がぺらぺらのアメリカ人で
音楽博士(北テキサス大学教授)とい
う人が、米津玄師「LEMON」につ
いて解説しながら歌っているという動
画が Youtube にありますので、ご興
味のある方はどうぞ▼▼▼

で、まあ、

 

これはまあ、どちらが良くてどちらが
悪いという話ではないので、シンプル
でダンサブルな曲がいい人もいれば、
繊細で微妙な変化が楽しいという人も
いるとは思います。アメリカ人でも、
ドクター・キャピタルのようにJ-POP
好きな人もいるわけですからね。

 

ただ、J-POPというのはそういう複雑
があるので、その場限りのジャムセ
ッションとはちょっと相性が悪いかな
というのはありますね(笑)やろう
と思うと工夫が必要かと。

 

J-POP を聴くといつもそんなことを
思うセッションホストでございます。
ま、病気ですね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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音楽の「裏口」について

という言葉は、あまり良
いイメー
ジで使われなかったり
しますね。

 

いちばんイメージ悪いのが「裏口入学」
ってやつですね。日本でも時々問題に
なったりしてますが、アメリカでも似
たような話がスキャンダルになってま
した。

 

正面から堂々と入らないで、見えない
口からこそっと入る。まあイメージ良
くないですよねえ。正しい手続きを踏
んでないという感じが強いですね。

 

一軒家が多かったから裏口とか
手口とか普通にあった(サ〇エさんで
御用聞きのサブちゃんがやってくる方
の入り口ですよね)のですが、最近は
そういう家が少なくなったというのも
あるでしょうかね。

 

で、さて、

 

今日のお話は音楽の「裏口」というこ
となんですが、別に音大の裏口入学問
題を取り上げようということではあり
ません。まあ、もともと英語の用語な
んですが、

 

Backdoor progression

 

という言葉がありまして。

 

そのまま訳すと「裏口進行」なんです
が、別に悪いことをしているわけでは
ないのでして。

たとえば、キーCメジャーだとして
とてもよくある進行で、

 

G7→C とか Dm7→G7→C

 

というのがあるじゃないですか。いわ
ゆるドミナントモーションとか II-V 進
とかいうやつですが。バーンと盛り
上がってキーのトニック(上の場合C)
に解決する進行ですね。

 

これに対して、

 

Bb7→C とか Fm7→Bb7→C

 

というのを “Backdoor progression” 
といいます。V7のコードじゃなくて、
Vllb7 つまりトニックの1全音下のセ
ンスコードからの進行。試しに弾い
てみてもらえればわかりますが、普通
ドミナントからの進行とは違うもの
の、解決感があるんですよね。

 

なんでそうなのかというのはちょっと
理論的にめんどくさい話になってしま
うので、ここでは省略しますが、実は
この進行結構よく出てくるんですよね。
とくにジャズのスタンダードとか。

 

例えば、有名な「酒とバラの日々」
「ジャスト・フレンズ」とか。「星
影のステラ」にも出てきます。

 

ある種常套手段でもあるわけです。な
ので、「裏口」という名前はまあどう
でもいいんですが、こういうコード進
行は結構よくあるということは知って
おいて損はないかと思います。とくに
ジャズのスタンダードを演奏しようと
いう方はね。ロックでもよく目にしま
すよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

尺八について YouTube でアメリカ人から学ぶ時代?

さんは、尺八という楽器に
ついてお
詳しいですか?

 

はね、正直いって全然詳しくない
す。知っていることといえば、竹でで
きていること、和楽器であること、そ
して虚無僧が吹いているイメージが強
いこと、それくらいですかね。

 

そんな私ですが、この前 YouTube
見ていたら、前にも取り上げた例のベ
ーシストのアダム・二ーリーさんのチ
ャンネルでなんと尺八を取り上げてい
るのに遭遇したんですね▼▼▼

 

正確にいうと、尺八を素材にして、今
世の中でほぼデフォルトとして使われ
ている西洋音楽の楽譜とは異なる譜面
の書き方(記譜法)について取り上げ
ていたのです。

 

動画を見てもらえればおわかりになる
とおり(すみません英語です)、尺八
の出す音の基本は5つ、つまりペンタ
トニックで、DFGACなんですが、
それぞれにロツレチリという名前が付
いているんですね。

 

……というか、そもそも譜面(といっ
てよいのやら)が縦書きですよね。ま
あ、古くからある楽器なので、そもそ
も横書きという発想がなかったんでし
ょうけれども。

この5つ以外の音も操作によって(
ッチベンドというやつですね)出せる
のですが、それらは基本の5音の変化
として書かれるのですね。

 

あと、尺八という楽器の日本の音楽に
おける位置づけとかについても語られ
ています。もともと禅宗の一派である
普化宗(ふけしゅう)のにだけ演奏
が幕府から許されていた楽器で、明治
になってようやく他の楽器と混じって
演奏されるようになったのだとか。

 

しかし、なんというか、きわめて日本
的な楽器である尺八について、アメリ
カのニューヨークにいるベーシストの
YouTube チャンネルで学ぶことにな
るとは思っていませんでした。

 

そういえばこの動画で尺八の解説をし
てるザック・ジンガー(Zac Zinger)
さんは、動画の中でも紹介されている
ように尺八でジャズをやる人でして、
YouTube には彼があのコルトレーン
「ジャイアント・ステップス」のソ
ロを尺八で吹く動画もありました。す
げー▼▼▼

 

面白い時代になったものだなあ、と思
ったとある日でございました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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