心配を記録してみる??

前にも「心配」をどうコン
トロール
するか、なんて話を書
きましたけど。

 

日本人よりはだいぶ心配しないんじゃ
ないかと思えるアメリカ人でも心配症
な人はいるみたいでして。まあ当然で
しょうけど。

 

以前にも紹介した、ジュリアード大卒
のバイオリニストでもある心理学博士
ノア・カゲヤマさんが紹介していた
のですが。じゃあ実際に心配事を記録
してみて、それが現実に心配したとお
りに起きているのかみてみたらいいん
じゃないか、という研究をしたチーム
がいたそうでして。

 

被験者心配事を日記につけさせたん
ですね。

 

そしたらですね、

 

心配事の90パーセント以上は現実に
は起こらなかった

 

のだそうですよ。

 

なので心配性の人はやってみたらいい
んじゃないの、とカゲヤマさんは言っ
てました。よろしければ皆さんもやっ
てみて、結果を教えていただけると嬉
しいです。

▲クリックすると拡大します

それから、上の図はカゲヤマさんが紹
介していた LifeHacker というサイト
にあったフローチャートなんですが。
これいいと思いません?1日1回これ
を見るといいかもですね※※

 

カゲヤマさんのブログの記事はこち
らです

 

※※こちらの記事にあったチャートを
訳しました

 

※※※心配について以前に私が書いた
記事を読みたい方はこちら!

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストがしょぼいユーチューバーだったら

い、どうもこんにちは!

 

今日はですね、ジャムセッションのホ
ストをやります! ジャムセッション
て知ってますか? みんなで曲を決め
て、それを素材にアドリブでソロを演
奏したりするんですよ。

 

そして、セッションのホストは、それ
を色々ディレクションしてまとめ上げ
ていく役目の人のことなんです。今日
は、僕の友達で楽器を弾くプレイヤー
の人たちに集まってもらいました。

 

さて、は何をやろうか? ジャムセ
ッションだから、事前に練習してきて
から、あまり複雑なのは難しいよ
ね。J-POPとかは展開が複雑な曲が多
いからやめとこうか。え? ソウル
か昔のAORがいい? Just the Two

 

いいじゃない、Just the Two of Us、
名曲だよね。展開も複雑じゃないしね。
それに今日はサックスもいるし、あの
リフ弾いてもらえるからいいかも。

 

じゃ、それでいこう。サックスの他は
ギター2人とキーボードベース
ラムと、うん、ちょうどいいかな。
ォーカルは僕がやらしてもらいますね。

 

ほんとはコーラスも欲しいんだけど、
今日はいないので、できたら僕が後で
編集の時に足しますわ。

 

で、カメラなんだけど、今日は2カメ
用意してるんで……えーと、この辺に
1カメ固定して、もう一つこっちのカ
メラを……どうしよーかなー。

 

えーと、悪いけどギターの2人のどっ
ちかカメラに回ってくれないかな?
え? きみやってくれる? ありがと
うありがとう。

 

ね、これ、こうやって持つと手ブレが
しない仕組みになってるからね、これ
演奏中のメンバーを1人ずつ抜いて
ってもらえます? うん。で、ま、い
ちおう僕を中心にお願いしますね。僕
チャンネルに上げるんで。

 

あ、それから動き回る時、固定のカメ
ラに写らないようにしてくださいね。

 

あ、あとさー、演奏の途中1、2度
ストップして、僕とギターとサックス
位置を入れ替わってカット繋ぎ
3人が瞬間移動してるようにしたい
だけどいいかな? やっぱり、ちょっ
映像的なギミックを入れたいわけよ。

 

キーボードとドラムの入れ替わりも考
えたんだけど、さすがに大変そうだし。
あとの時間もあるしね。いい? そう?
ありがとう、助かるわー。最近、再生
数が伸びなくってさー。このままだと
広告入れてもらえなくなりそうで……

 

えーと、コホン、さて……

 

みんな準備大丈夫かな? じゃあ、始
めますよー。せーの、ワン、ツー……

 

あ、ごめん、言いわすれてたけど、
奏終わったところで、僕が感想はコメ
ント欄にって言うんで、みんなで下の
方を指さしてもらっていい? よろし
くね。

 

そういえば、みんなチャンネル登録
てくれてる? してない人は後でしと
いてね。お願いします。目標の数にな
なか届かなくてさ。大変なのよユー
ューバーも。

 

じゃあ、撮りますよ。サックスリフ
の練習止めて本番行くよ? 大丈夫?
いまいち不安? たのむよ、頑張って
ねー。

 

それじゃ、イントロはキーボードから
ね。よろしく!せーのー……

 

※このお話はフィクションで、現実の
ジャムセッションとは無関係だと思い
ます、たぶん。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

どこかのギター名人伝(その3)

(昨日の続きですよ)
西の山にたどり着いたギター
名人を目
指す男は、早速その山
に住むという
高の名人ギタリ
ストを探し歩いた。

 

10日ほど山の中をさまよった末に、男
は森の中で老人に出会った。西の山の
孤高のギタリストというのはあなたか
と尋ねると、そんな風に呼ぶ人もいる
ようだとの返事だった。

 

男は疲れ果てていたこともあって、
面突破で行くしかないと考えて、名を
名乗り勝負を申し出た。そうすると、
男の耳に急にBPM200越えのドラムと
ベースの伴奏が聞こえてきたのである。

 

挑まれた老人は、しかしドラムやベー
スはおろか、ギターを持っているわけ
でもない。だが、老人は、「今聞こえ
ている音に合わせて、ギターを弾いて
みろ」という。言われた男は、いつに
もまして、あらん限りのテクニック
持ち出して、ソロを弾いた。

 

老人は涼しい顔をして、それを聞いて
いたが、しばらくすると、

 

「一通りは弾けるようだな。ついて来
なさい」

 

と言って歩き出した。

 

老人の後をついていくと、森の少し開
けたところに、なんとステージが現れ
た。ステージ後方には、スタックされ
マーシャルのアンプがそびえている。

 

老人は男にステージ前方に転がしてあ
モニターアンプ足をのせて弾いて
見ろという。男は片足をアンプにのせ
て弾こうとしたが、足をのせると、ア
ンプはグラグラし、ステージの面(つ
ら)から
客席側に落ちそうになった。

 

男はバランスを崩し、慌てて身を後ろ
に引いたソロを弾くどころではなか
った。老人はそれを見て笑っている。

 

そして、老人は男のそばに来ると、
足でその不安定なアンプの上に軽々と
乗った。そして、バランスも崩さす涼
しい顔を続けている。

 

次の瞬間、男の耳にはそれまでに聞い
たこともない、この世のものとも思え
ないギターソロが響き渡ったのである。
しかし、見ると老人は別にギターを弾
いているようには見えない。

 

ソロを弾くのにギターがいるうちはま
だまだ修行がたらん。ギターも何も持
たず一瞬のうちにメロディーが脳内に
響き渡ってこそ一人前。老人はそう言
った。

そして気づくと老人のギターの音(?)
を聴きに森中のクマ、シカ、サル、イ
ノシシ、タヌキ、キツネ、ハクビシン
といった獣たちが集まってきたのであ
る。頭上では鳥たちも枝に止まって
き入っている。

 

男は、老人の前にひれ伏し、教えを乞
うた。老人はこれを許し、それから
年もの修行が始まったというが、その
修行の記録は残っていない。修行は
ずエアギターから始まったという噂も
あるが定かではない。

 

男のいた街の人々は、急に姿を消した
カリスマギタリストのことを折にふれ
て話したが、男の行方は誰も知らなか
った。そのうち男は伝説のギタリスト
と呼ばれるようになった。

 

昔男の師匠だったギタリスト老衰
死んでしばらくした頃、男は戻ってき
た。

 

男のことを覚えていた人々は、男を
かく向かい入れ、再びライブハウスで
演奏するように頼んだが、男はもはや
ギターを手にすることはなかった。た
だ毎日、バーカウンターで呆けたよう
バーボンのストレートを口にするだ
けである。

 

男がギターを弾くことはなかった。が、
男のそばにいると、人々は脳内に天上
の音楽のごとき至高のギターソロを聴
いたといわれている。

 

そして、これはもはや真偽を質す術も
ないのだが、こんな逸話が残っている。
ある日、くだんのライブハウスで客の
もっているギターを見た男は、急にそ
れに興味を示し練習に使いたいので
それを貸してくれと乞うたというので
ある。

 

人々は色めき立った。またあの男のギ
タープレイが聴けるかもしれない、と。

 

しかし、翌朝人々が目にしたのは、
ートボールのグラウンドで手にしたギ
ターで玉
を打つ男の姿であった。

 

なんでも、男のいるチームは、全員の
「グルーヴがぴったりと一致」してい
て、ものすごく強かったということで
ある。

 

おしまい

 

(なんども言いますが、このお話はフ
ィクションで、実際のギタリストとは
無関係です。あと、このお話が中島敦
の「名人伝」によく似ていると思った
あなた、単なる気のせいです←オイ)

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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どこかのギター名人伝(その2)

(昨日の続きです。フィクションです
よ。)
者修行を終えてカリスマ超
絶技巧ギ
タリストとなった男は
良からぬことを
考えていた。

 

もはやこの国の中に自分のカリスマを
脅かす存在がいるとすれば、それは
匠だけである。なので、師匠のホスト
しているセッションに行って、師匠を
凌駕する演奏をして完膚なきまでに打
ち負かしてしまえば、もうこの国で
いものはない

 

そう考えた男は、師匠がまさにホスト
しているところにずかずかと乗り込ん
だのである。そして今まさにセッショ
が始まろうとしているところに割っ
て入った。そこにいたギター担当の男
をどけて、自分のギターをアンプにつ
ないだのである。

 

そして、男は、自分の持つあらんかぎ
りのテクニックを駆使した超絶速弾き
フレーズを機関銃のように繰り出した
のだった。

 

だが、

 

しかし、師匠もさるもの、男の意図を
一瞬のうちに感じ取るや、自らもギタ
ーを手に取り、男の弾くギターの音に
対して逆位相の音をすぐさま繰り出し、
男の弾く音をすべてキャンセルしてし
まったのだ(ノイズキャンセリング・
ヘッドフォンの原理ですな)。

このバトル十数分にわたって続けら
れたといわれているが、客席からはな
んとギター音は全く聞こえなかった
いう。

 

この壮絶なバトルが終わったとき、二
人のギタリストは互いを抱きしめ合い、
涙を流して和解したと伝えられている。

 

涙ながらに抱擁し合いながらも、師匠
のギタリストは考えた。今日はなんと
かうまくいったが、今後またこの男は
何かをしでかすかもしれない。そんな
状況が続くのは剣呑でかなわん。何か
手を打たねばなるまい。

 

そこで師匠は男に告げた。もはやお前
教えることは何も残ってはいない
これより上を目指すのであれば、西の
山に住むという、孤高の老ギタリスト
の元に行くしかなかろう。

 

西の山の孤高の老ギタリスト?男は繰
り返した。

 

そうだ、その人のテクニックに比べれ
ば、我々の技巧など、子供だましにす
ぎない。お前が師と仰ぐべきなのはそ
のお方だ。行け、西の山へ。

 

なんと、この国にはまだそのような超
絶ギタリストがいたのか。男は打ちひ
しがれたが、生来立ち直りの早い性格
であったので、ペットショップボーイ
の音楽をバックにすぐさまギターを
背に西の山へと向かった。

 

もはや男の頭には、その西の山の超絶
ギタリストを倒すことしか頭になかっ
た。

 

続きます(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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どこかのギター名人伝

とある国に住む男が、世界
一のギタ
ーの速弾き名人になろ
うと志を立てた。

 

師となる人物を物色すると、当時速弾
きギタリストとしては当代一という人
の噂を聞き、弟子入りを志願した。
は男にまずは、ギターを持たずに、
休まず右手のピッキングの動作を止め
ずに続けるよう命じた。

 

16分音符のオルタネイトでアップダウ
ンを繰り返し、一時たりとも止めては
ならぬというのだった。男は家に帰る
と、早速同棲していた彼女が仕事が帰
るのを待ちながら夕食の支度をしたが、
その間も右手のアップダウンは休まず、
左手だけを使って料理を作った。

 

当然、できた料理は食べられたもので
はなく、帰ってきた彼女文句を言う
しかし男は意に介さず、ひたらすら右
手のアップダウンを止めなかった。

 

男はあきれた彼女にアパートを追い出
されてしまった。しかし男は友達の家
を点々としながら、コンビニのバイト
をして食いつないだ(彼女に追い出さ
れ慣れているというのもあったが)。

 

とはいえ、コンビニのバイトも使える
のは左手だけなので、レジはまかせて
もらえず、商品の出し入れしかやらせ
てもらえなかった。バイト代はいつも
最低賃金レベルだった。

 

それでも男はアップダウンを続けるう
ちに、ついに、何も意識しなくても右
手は正確なリズムで上下するようにな
った。友達に聞くと、寝ている間も彼
の右手はアップダウンを続けるように
なっていた。

 

そこで男は師匠のところに行き、それ
報告すると、師匠はそれだけでは、
まだギターを持ってはならない、次に
音を聴けという。最大限の集中力
演奏される音を聞いて、細かい音の一
つ一つがそれぞれ4分音符のようにゆ
っくり聞こえるようにしろというのだ
った。

 

男はそこで、世の中のギターの速弾き
で有名な音源を集めて、ただひたすら
聴くことにした。バイトの最中ヘッ
ドフォンをつけて聴きまくった。集中
しすぎて、左手を動かすことも忘れて
しまったので、すぐにクビになってし
まったが。

 

クビになったせいで、食べるモノにも
事欠くようになり、いつも腹を空かせ
ようになった。だが反面、頭の雑念
はなくなり、集中力は増したのだった。

 

そうこうするうちに、最初はものすご
く早く感じたイングウェイペトルー
フレーズの一音一音がしばらくす
ると8分音符のように、そして1年も
経つうちに4分音符のようにゆっくり
と聴こえるようになったのである。

 

1拍6連のフレーズが2拍3連のよう
に聴こえるようになった頃、男は再び
師匠を訪れた。師匠はでかした、と言
うとついに男にギターを持つことを許
し、武者修行の旅に出るようにと命じ
た。

男はその足で旅に出ると、国中のライ
ブハウスやセッションバーに殴り込み
をかけた。すると、その超絶速弾き
センセーションを巻き起こし、男は一
カリスマギタリストとしてあがめら
れるようになったのだった。

 

こうして男は、国中を席巻し尽くすと
2年後に自分の住んでいた街に戻って
きた。そして、街にあるライブハウス
に向かった。その日はちょうど男の師
匠がホストをしているセッションデー
だった。

 

男は何か良からぬことを考え始めてい
た……

 

続きます( ̄▽ ̄)


(今日のお話はフィクションで、現実

のギタリストとは何の関係もありませ
んよ。いや、ほんとに)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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すぐおいしい、一発芸セッション?

4という月は年度の頭という
ことで、世の中ではいろい
ろと
あるわけですが。

 

で、たとえば4月になるとテレビの編
も変わりますよね。新番組が始まっ
たりして。その一方、3月で終わる番
組もありますね。

 

NHK の朝ドラも4月とか9月になる
と新しいシリーズに切り替わりますね
(最近はコロナのせいで変則的になっ
たりもしましたが)。

 

朝ドラといえば、「まんぷく」という
ドラマがあって、チ○ンラーメ
ップ○ードル発明したあの会社の創
業者とその妻の物語でした。この番組
のおかげで、チ○ンラーメンはだいぶ
売れたらしいですね。

 

時代に敏感な(ほんとか?)われら
ラカンセッションとしては、このドラ
マが放送された頃、そんな流れにのっ
て、とある曲に改造を加えたセッショ
をしたことがありました。

 

あのセッションスタンダードなんです
けどね。

 

というわけで、今日はほんと一発芸
ございます。お楽しみいただければ幸
いです▼▼▼

 

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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酒と○○○の日々

抜けな話だが、奴がいなく
なったの
にしばらく気がつかな
かった。

 

奴の名前素性も、実はほとんど知ら
ない。知っている奴がいるのかさえわ
からない。性別もなんとなくかとは
思っていたが、実はかもしれないし、
LGBTQとか、そんな可能性だってあ
る。

 

自分のことはタブログと呼んでいた。
「ジャズギターブログ」という「店」
をやっていたからだ。ジャズギター
ついての小話というかジョークのよう
なネタが人気だったが、いっぽうで
ジメにジャズギターについて熱く語る
ことも多かった。奏法や、練習法や、
プレイヤーの紹介などなど。

 

年齢も不詳だ。なんとなく中年以上っ
ぽかったが、案外若いのかもしれない。
しかし、あれだけジャズ、とくにジャ
ズギターの知識を持っているとなると
そこそこの年配だと思わざるをえない。

 

そんな奴が「店」をたたんだのは、
年の秋から暮にかけてくらいだったよ
うだ。何があったのか。人気が出たた
めにクレイマーやらアンチやらが発生
したせいだという噂もきくが、定かで
はない。

 

会員制のフォーラムみたいなのも運営
していたようだが、手を広げすぎてメ
ンタルにきたのかもしれない。プロの
ミュージシャンというわけではないよ
うだったので、本業が忙しくなったり
したのかもしれない。

 

とにかくそんなわけで、「ジャズギタ
ーブログ」は「消滅」した。あとかた
もなく消えてしまった。活動停止した
まま放置された「店」は山ほどあるが、
奴はきれいに消えた。ちょうど『スパ
イ大作戦』の指令を伝えるテープレコ
ーダーのように。

 

Facebookのアカウントももう見られ
ない。「店」の出張所のようなアカウ
ントだったが、そっちも消滅した。

奴の復活を望む声もあるようだ。しか
し同じような形での復活はおそらく
しいのではと思う。復活するにしても
かなり違う形で、だいぶ時間が経って
からという気がする。

 

だが……、

 

考えてみれば実は奴の正体は誰も知ら
ない。誰にも奴だとは知られず、すで
に別の「店」を構えているのでは、と
いうような想像もしてしまう。

 

そんなことを考えながら、豚バラと白
菜のミルフィーユ鍋をつつきつつ、
ールを飲んでいたら、ふと、

 

酒と豚バラの日々

 

というギャグを思いついた。これを何
ネタに発展させることはできないも
のか?奴ならどんなネタに料理するだ
ろう?やはりマイルズが出てきて何か
言うのだろうか?

 

しかし、そんなジョークを奴の口から
聞くことはもうないのだ。

 

献杯。

 

※「ジャズギターブログ」さんは実在
したブログですが。本文中にもあるよ
うに、今やあとかたもありません。追
悼の意味を込めて書かせていただきま
した(←殺すなよ)。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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セッションはビリヤニである?

の日は、一人で昼食を食べようとそレストランに行ったのだが、最近人気なのか、店には行列が出来ていた。

 

やれやれ、俺は思った。別の店にしよ
うか? 迷ったが、その日はその店の
物料理を食べてみたかったので、行
列に加わることにした。

 

その店は、インド料理の店で、名物料
理というのはビリヤニというインド風
の炊き込みご飯のようなものなのだが、
これが美味いのだ。何度か他の店で食
べて好きになったのだが、最近この店
のビリヤニの評判を聞いて来てみたの
だった。

 

なんだお前か。突然声をかけられて俺
は目を上げた。

 

俺の前で列に並んでいたのは、例の同
だったのだ。お、おう。俺は驚いて
返事をした。

 

俺と同僚は、ほとんど一緒に昼食に出
かけたりしない出張中を除いては、
だが。出張で一緒にいる時が多いので、
せめて出張中でないときは、極力別行
をとるようにしているのだ。
だが、偶然というのはあるものだ。
まずい空気が流れかけた。

 

その時、列が動いて俺たちが列の先頭
になった。店のインド人(だと思う)
店員が、おふたりさん? と聞いて
きた。あ、いや……俺と同僚が答える
暇もなく店員は俺たちを先導して2人
けのテーブルに案内した。

 

俺たちはしかたなくそのまま席につい
た。俺は予定通りチキンビリヤニを注
文し、同僚はバターチキンカレーとラ
イスを注文した。いつも出張先では一
緒に食事をすることの多い同僚との席
なぜか気まずい。

 

俺は、最初に出てきたサラダを黙々と
食べて会話にならないようにした。同
僚も同じようにサラダをつついている。
妙な話だが。

 

さいわい料理はほどなくやってきた。
なんだそれ? と同僚は俺のビリヤニ
を見て言った。

 

ビリヤニっていうんだ。まあ混ぜご飯
みたいなもんだな。お米はインドの
スマティっていうお米で、知り合いの
カレーフリークのベーシストによると
お米の中でもGI値が低くて健康的なん
だそうだ。俺は説明した。

 

ふーん。健康的かなんかしらんが、俺
はそんなごたごたした食い物はごめん
だね。ジャムセッションとかやってる
奴の好きそうな食いもんだな。同僚は
例によってジャムセッションをディス
り始めた。

 

その同僚は何を食べているかとみると
チキンカレーとライスのみだった。し
かも、ライスにカレーをかけて食べる
わけでもなく、カレーはカレーで口に
運び、ライスはまた別に口に入れてい
る。

 

変な奴だ。俺は何か言おうと思ったが
どうせまた、ギターのデュオがそれぞ
独立しながらお互いを引き立てあって
いて、とかどうとか言われそうなので、
黙っていた。

 

どう、料理おいしい? 誰かが声をか
けた。いつもいる店員のインド人のお
さんだった。時々、テーブルにきて
話しかけたりするのだ。

 

おいしいよ。俺は答えた。同僚は無視
して自分のカレーを口に運んでいた。

 

お客さん、うちのカレーは別々じゃな
くてよく混ぜて食べたほうがおいしい
よ。店員のおじさんは、同僚を見て言
った。ほら、こうして……

 

そういうとおじさんは、同僚のカレー
をライスの上にかけて、混ぜてしまっ
。さらに本来俺のビリヤニの添え物
のはずのライタ(ヨーグルトサラダ)
その上にぶちまけた。

 

おいしいよ。食べてごらん。おじさん
はそういうと呆然とする同僚を残して
去っていった。俺は笑いをこらえるの
必死だった。

 

気を取り直した同僚は、憮然としなが
らも皿の上で混ぜ合わされたカレーを
食べ始めた。そのまま止めずに食べ続
けたところを見ると、別に味に文句は
ないらしい。

 

俺がその店の常連になったのは言うま
でもない。

 

このお話はフィクションですので、
実在のインド料理店やランチタイムや
ビリヤニとは関係ないと思います。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

フワフワした頭、フワフワした音楽?

(今日のお話はフィクションです)
張から帰ってきたらインフ
ルエンザ
を発症した。

 

帰りの新幹線満員で、周りにマスク
をした乗客がたくさんいたので、感染
しないといいがと思っていたが、案の
定やられてしまった。38度台の発熱
あり、病院に行くと、インフルエンザ
A型といわれ、医者からは5~6日ほ
どの外出禁止を言い渡された。

 

仕方ない。おれは自宅に戻り、熱でぼ
んやりとした頭で会社に連絡のため
を入れた。

 

普段電話を取るなんてことはめったに
ないくせに、こういうときに限って同
僚が出た。

 

なんだって? この忙しい時期に……。
同僚は非難がましく言った。また来週
出張にいかなきゃならないんだぞ。

 

熱が下がれば来週にはちゃんと復帰で
きるから、出張には行けるよ。俺は言
った。

 

準備はどうする? ぜんぶ俺がやらな
ゃいけないじゃないか。同僚は言う。

 

まったく、ジャムセッションなんてい
うだらけたことが好きなやつは、すぐ
にインフルエンザなんかにかかる。俺
みたいに緊張感をもってギターデュオ
とかやってれば、そんなものにやられ
たりしないんだ。同僚はいつもの調子
でまくしたてた。

 

俺は相手にせず電話を切った。38度
以上の熱があるときに聞く話じゃない。
俺は、着替えてベッドに横になった。

 

薬のせいもあってか、すぐに眠りに落
ちたが、を見た。ジャムセッション
をやっている夢だった。

 

妙な感覚で、俺もプレイヤーの1人で
演奏に参加しているのだが、幽体離脱
して、視点は妙に上のほうからバンド
を眺めている感じだった。

 

どうもみんなでモードの曲をやってい
るようだった。マイルズの “So What”
か何かに似た、モード一発の曲。フワ
フワした感覚でひたすら流れていく。
途中でときどき半音上に転調したりす
るが、またすぐに元に戻ってくる。

 

だんだんプレイしていてもどこを演奏
しているか朦朧としてくる感じだ。熱
のせいか、いつもに輪をかけてフワフ
ワした感じになる。しばらくするうち
に俺はもう完璧にロストしていた。メ
ンバーを見回したが、全員が同じよう
にロストしている感じだった。

 

演奏は、どんどんカオスな感じになっ
てきた。

 

まずい、なんとかしなくてはと思った
俺は、叫んだ。

 

「みんな、頭に戻ろう! 1、2、3、
4!」

 

そう叫んだところで目が覚めた。

 

気がつけばもう夜になっていた。熱を
計ると、大分平熱に近づいていた。

 

……

 

2日もすると、俺はもうほぼ平熱に戻
っていた。俺は自宅のPCを立ち上げ
出張のための資料作りをしていた。こ
んなことをしてもどうせ同僚からは嫌
味を言われるとは思ったが、いずれに
しても外出もできず手持ち無沙汰だっ
たのだ。

 

俺が仕事に集中し始めたところでスマ
ホに着信があった。同僚からだった。

 

インフルエンザになった。A型だそう
だ。来週の出張には行けない。すまん
が1人で行ってくれ。じゃあな。

 

そう言うと通話は切れた。

 

※例によって、今日のお話はまったく
のフィクションです。現実のインフル
エンザとは何の関係もありません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ボツネタで振り返る2018年?

、こうやって毎日のように
メルマガやブログ投稿をして
いるのですが……

 

当たり前ですが、毎日なんの手助けも
なく、ゼロから書いているというわけ
ではありません。

 

ネタを思いつかない日もあるし、逆に
何か思いついてもその場で直ぐに書く
状況になかったりすることもあるので、

 

メモをつけている

 

わけですね。まあネタ帳のようなもの
です。

 

そこに書かれているのは、ほんとに
い付きのネタであったり、誰かの言っ
たことの引用であったり、ネットで拾
った記事だったりと様々ではあります。
最近ではスマホの音声入力なんて機能
もありますから、そんな形でメモした
ものもあります。

 

で、そんな中からネタを拾い出して実
際に記事にしていくわけですが、必ず
しもすべてのネタが日の目を見るとい
うわけでもありません。つまり、

 

ボツになる

 

ネタもあるわけですね。

で、今ちょっと昨年(2018年)1年の
ボツネタを見返してたんですが……

 

「もしセッションホストが意識高い系
だったら」

 

……とか、

 

「もしセッションホストがドナルド・
トランプだったら」

 

なんてのが出てきました。セッション
メンバーが次々クビになるのかな。意
識高い系はいちいち自分磨きに話をも
っていくとか?(もはや覚えてない)

 

「ルシファーとルシアーの召喚取違い」
これはですね、ルシファーというのは
もちろん堕天使「サタン」の別名です
が、そのルシファーを召喚しようとし
たら間違えて冴えないおっさんが出て
くるんですね。で、このおっさんが
シアー(ギターを作る職人)だったと。
そこまでは結構面白いと思ったんです
が、先の展開が思いつかなかった感じ?

 

「エジソンの蓄音機」
これは、エジソンは自分の発明した
音機の使い道として 、「速記」「遺
言記録」といったことを考えていた、
という話を読んでメモしたみたいです。
音楽のことなんて考えてなかったんで
すねえ、エジソンさん。

 

「1人では個性は発揮できない」
……まあ、そりゃそうなんですけど、
何が書きたかったんでしょう?

 

「作り置きのきくものきかないもの」
これも何を考えていたか、今となって
は不明です。

 

「シニアの4人に1人が『恋愛中』!」
ある調査のレポートだったんですが、
えー、ほんとかよ!?と思ってメモし
たんですけど。よく読むと「独身の」
シニアの4人に1人ってことだったん
で、ボツ

 

「沢田研二ネタ」
……とだけ書いてますね。おそらく、
例のコンサートドタキャン事件のとき
のメモ(笑)

 

「弟『自分の葬式でどんな音楽を流せ
ばいいと思う?』 姉の答えが天才的す
ぎて吹いた!」
これはネットで見つけた記事をそのま
まメモしたもんですな。こちら▼▼▼

 

「入れ替わりネタ」
これはですね、よくある心と体の入れ
替わるネタギタリストとベーシスト
でやってみたらどうか、というネタで
した。

 

主だったところは、こんなものでしょ
うかね。最後の入れ替わりネタとか、
面白くなりそうな気がするので、気が
向いたら書くかもしれません。

 

何か、読んでみたいネタありましたか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストが短気なコールセンター対応だったら

(このお話はフィクションですよ〜)
は、スマホの音声出力をス
タジオの
PAにつなげた。

 

セッションホストをするはずの人が急
インフルエンザにかかってホストが
できなくなったので、最近できたとい
オンライン・セッションホスト・サ
ービスを使ってみることにしたのだ。

 

僕は、スマホにそのサービスの電話番
を入力し、発信ボタンを押した。

 

「こちらはセッションホストセンター
でございます。ただいま、大変混み合
っております。しばらくお待ちくださ
い」

 

スタンド・バイ・ミーのBGMが流れた。
僕を含めたセッション参加者はその音
に合わせて楽器を鳴らしたりしながら
担当に繋がるのを待った。

 

「……」

 

「お待たせいたしております。セッシ
ョンホストに関するお問い合わせの方
を、セッションホストに関する
ラブルのご相談を、セッションホ
スト・サービスをご利用の方を押
してください」

 

トラブル?僕はちょっといやなものを
感じたがそのまま3を押した。

 

「セッションホスト・サービスをご利
用ですね。お客様との今後のコミュニ
ケーションの改善、よりよいサービス
をお届けする参考として、セッション
の様子は録音させていただきますので
ご了承ください。よろしければ、1を
ここでやめる場合は2を押してくださ
い」

 

今さらやめるわけにもいかないので、
僕は1を押した。

 

「セッションホスト・サービスをご利
用いただきましてありがとうございま
す。担当アオイがホストをさせていた
だきます。皆様おそろいですか?

 

「はい」

 

「今日はどのようなセッションをなさ
いますか?曲名をお願いします」

 

「えーと、ファンクの曲をやりたいん
ですが。Pass the Peas(パス・ザ・
ピーズ)という曲なんですけど」

 

データベースを検索しますので、お
待ちください。……1972年ジェーム
ズ・ブラウン他によって書かれた The
J.B.’s の曲ですね」

 

「は、はいそうです

 

「演奏されるみなさんは、曲の構成
把握されていますね?テーマのコード
進行はDのブルーズで、ソロに入ると
A7一発あるいはD7一発になります。
よろしいでしょうか?」

「えーと、はい、ま、だいたい

 

「だいたいとは、どういう意味でしょ
うか?

 

「いや、ま、いちおう音源を聞いたり
はしてますが、みんなでやるのは初め
なんで、ま、だいたい……」

 

突然、電話の向こうでバンッという音
が聞こえた。

 

「なめてんじゃねーぞ、こら!」

 

「へ?」

 

「こっちは、狭いブースの中で、ヘッ
ドセットつけておめえらのホストして
やるんだぞ、しかも遠い沖縄から。
じめにやれ、まじめに」

 

「は、はあ」

 

「(コホン)……で、えーと。そ、そ
れでは、テーマはどなたが弾かれます
か?」

 

「あ、トランペットがやります」

 

もう1人は?」

 

「もう1人?」

 

「だーかーらー、まじめにやれって言
ってるだろう!この曲のテーマは2管
で3度のハモリをつけたりするのが常
識だろうが!サックスとかいねえのか
よ?」

 

「え、あ、アルトサックスがいます
……3度ハモリできる?できない?困
ったな。あ、あのすみません、できま
したらユニゾンで……」

 

「ユニゾンだあ?……ちっ。まいいや。
さっさと、終わらしちまおう……。え
ーと、それではソロはどうなされます
か?

 

「えーと、まずトランペットで、その
あとアルトサックス、次にギターで、
その次がキーボード、あと鍵ハモがい
て……」

 

鍵ハモだあ?なんだそれ、小学校
合奏コンクールか?鍵ハモなし!

 

「え、でも、僕、きのうから鍵ハモ練
習してきたんで……」

 

「てめえ、ホストのいうこと聞けねえ
ってのか?俺がなしっていったら、な
しなの!」

 

「えー、は、はあ」

 

「ったく。……で、最初Pass the 
Peas ……等々という掛け声はどうさ
れますか?」

 

「あ、あれ、ちょっと良くわからない
んで、なしで……」

 

やれよ

 

「はい?」

 

「やれっていってんだよ。あれがない
と締まんないんだよ、この曲は」

 

「は、はあ。で、でも」

 

言葉が良くわからなくっても、適当
にしゃべれよ!わかったな!」

 

「は、は、はい」僕は泣き声になって
いた。

 

「泣くな!うっとおしい!じゃあ、い
いな……、それ……ではイン……ロか
ら……ってみたい……思い……す」

 

突然、音声がとぎれとぎれになった。

 

「掛け……えを……なさんでおねが…
…ます……ワン……リー…………」

 

そこで、音声が途絶えた。

 

その日、僕の使っているスマホのキャ
リア大規模通信障害を起こしたのだ
った。

 

僕らはまだ、その曲を演奏できずにい
る。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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伝説の〇〇〇をやってみた

前、タモリという人が国
民的なスタ
ーになる前のいわ
ゆるハナモゲラ語の
ネタで、
「ソバヤ」というのがある、
いうことを書きまして▼▼▼

 

たまたまそれを読んだ人が、先日の
ラカンセッションでやってみたいとい
うことをおっしゃったので、

 

やってみた

 

というのが今日のお話でございます。

 

前にも書きましたが、アフリカの民族
音楽のパロディーでして、中心となる
人がなにかを叫ぶ(コール)→残りの
人が「ソバヤソバーヤ」と返す(レス
ポンス)という至極単純な構造になっ
ているわけですが。

 

これぞまさにジャムセッションの原点
ではないか、ということで一度やって
みたいと思ってたんですよね。

 

ですので、そんな声が上がったことは
私にとっても望むところでございまし
た。

そんなわけで、その日の実際の映像
こちらでございます。カメラがちょっ
傾いてしまってますが、それもなかな
ワイルドでよいのでは、と思ってお
ります(そうか?)▼▼▼
https://youtu.be/KFw1ws6Z640

 

お時間のある時に、お楽しみいただけ
れば幸いです(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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ギタリスト・ジョークをいろいろ……

れは内緒……でもなんでもな
いんですが 、ジョークとか大好き
でして。

 

そんなわけで、特に音楽ネタのジョー
を時々ネットでググっては喜んでい
んですけどね。以前にも書いたこと
があったと思いますが、今日は、そう
やって集めたギタリストに関するジョ
ークをいくつかおす
そ分けいたします。

 

まず、英語のジョークサイト(?)を
見てると色んなところでとてもよく見
かけるのがこれです。

 

「電球を取り換えるのに、ギタリスト
は何人必要ですか?」
「12人。1人が電球を取り換え、残り
の11人がいかに自分がもっと上手くで
きるかを自慢する」
(バリエーションとしては、12人じゃ
なくて200人というのもありました。)

 

この「電球を取り換えるのに……」
いうのは、あちらのジョークの1つの
パターンなんですけどね。やはりギタ
リストは自尊心の強いバカというのは
あちらでも共通してるんですね。

 

次のもとてもよく見かけます。

 

「ガールフレンドに捨てられたギタリ
ストをなんと呼びますか?」
「ホームレス」

 

あと、これも

 

「ギタリストにもう少し小さい音量に
させるのにはどうしたらいいですか?」
「譜面を与えてそれを弾かせなさい」

 

だいたいパターンが見えてきますね。

 

「ギタリスト2人に同じメロディを弾
かせることを何といいますか?」
「対位法」
(つまり絶対に同じメロディにはなら
ないってことですね 笑)

 

似たようなところでは、

 

「短2度音程を定義しなさい」
「ギターのユニゾン」

 

短2度ってことは、半音ですよね……。
あるいは、

 

「ギタリスト2人に完璧なユニゾンで
演奏させるためにはどうしたらいいで
すか?」
「1人を射殺しなさい」

 

だんだん過激になってきましたが……

 

「ギタリストとテロリストの違いは何
ですか?」
「テロリストとは話し合いができます」

 

ひどい言われようですね。

 

2人のジャズギタリストの会話:
「昨日、君の新しいアルバムを買った
よ。素晴らしかった!」
「じゃあ、あれは君だったのか!」

 

泣けてきますね。

 

「ロックギタリストが自転車より演奏
を好む理由を述べなさい」
「自転車にはペダルが2つしかないか
ら」
(エフェクターに興味のない方にはわ
からない話ですね)

 

いかがでしょう?また面白いのが出て
きたら書きたいと思います。皆さんの
お好きなジョークはありますか?何か
あったら教えてくださいね。

 

で、さて、

 

今回検索していて、一番笑ったのはこ
ちらのジョークでした。

 

「エリック・クラプトンとコーヒーの
共通点を述べなさい」
「どっちもクリームなしだと最低」

 

クラプトン・ファンの人、怒らないで
くださいね。考えたのは私じゃない
すから。あ、物を投げないように。
てて。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

I Will Survive??

10月も最終日、明日には11
月になろ
うという日だった。

 

は、また同僚と出張に出ていた。も
うすでに1週間以上が過ぎていた。例
によって同僚がクライアントの問題解
決のために地元での対応を優先しよう
と言い張ったためだ。

 

俺は東京に戻っても対応は可能だと
したが、そんなことを聞き入れる同
僚ではなかった。そんなこんなですで
に1週間。俺は東京のことがだんだん
気掛かりになってきていた。

 

それに、次の土曜日には俺は東京でセ
ッションホストをすることになってい
るのだ。すでに参加者定員近く集ま
っている。キャンセルするわけにはい
かない。

 

何をブツブツ言ってるんだ。同僚は俺
に言った。さっきから質問してるだろ
う。クライアントから言われた例のプ
ログラムの納期はどうなっている?

 

まだ東京から返事がないんだ。俺は言
った。なあ、俺だけでも東京に戻った
方がいいんじゃないか?

 

またその話か。そのプログラムさえち
ゃんとした形で納品されれば、すぐに
帰れるさ。

 

堂々巡りだ。俺は時計を見て言った。
もう遅いし、帰ろうぜ。

 

……もう7時か。しかたない。東京と
は明日の朝、ちゃんと連絡取れよ。同
僚は言って立ち上がった。俺の上司で
もないのになんでこんなに偉そうなん
だ、こいつは。

 

俺たちは外に出て、ホテルに向かって
歩き出した。

 

いつもと街の様子が違っていた。

 

ハロウィーンか。なんでも町おこし
今年は色々イベントがあるらしい。
まさらハロウィーンっていうのも、ど
うなんだろうな。同僚は言った。

 

確かに、街中はハロウィーンのイベン
トモードだった。幽霊や、魔女や、
ンビ仮装をした若者がはしゃいでい
る。

 

面白いのは、ハロウィーンの仮装をし
ストリートミュージシャンが大勢
ることだった。街中のいろんなところ
で演奏をしている。

 

中でも街角の小さな公園で演奏してい
ロックバンドには人だかりがしてい
た。のぞいてみると、頭もひげもモジ
ャモジャのヴォーカル兼ギタリスト
リーダーのようだった。なんとツイン
ドラムじゃないか。珍しい。

 

なかなかいいじゃないか。と俺は思っ
た。演奏もジャムセッションぽくソロ
を回していて俺の好みだった。同僚の
好みじゃないだろうが……。

 

そう思って同僚を見ると、ノリノリと
いうわけではなかったが、食い入るよ
うにステージを見つめていた。へえ、
と俺は思った。

 

ステージでは、がボブ・ディランの
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」
に変わっていた。シンプルだがいい曲
だ。

 

よく見ると、ステージに新たにヴォー
カリストが加わっていた。亡くなった
グレッグ・オールマンにそっくりだな
と俺は思った。そういえば、あのリー
ダージェリー・ガルシアによく似て
いるな。そうか、有名ミュージシャン
ゾンビ(アンデッド?)バンドってわ
けか。面白い。

 

そんなことを思っていると、ステージ
にはどんどん人が増えていくようだっ
た。コーネル・デュプリーを思わせる
ギタリストもいた……というか、デュ
プリー本人にだんだん見えてきた。他
のミュージシャンもそうだ。さらにス
テージには、ウォルター・ベッカーが、
チャック・ベリーが、BBキングが出て
きていた。みんなで楽しそうにソロを
まわしている。

 

ジョン・レノンジョージ・ハリソン
がギターを持って歌っているのも見え
た。

 

ピアノのところにはアレサ・フランク
リンがいた。そばにいる若い女性は
イミー・ワインハウスだろうか。大先
輩を立ててコーラスに回っているのか。
あっちの世界ではエイミーの方が先輩
だけどな……

 

そのうち、同僚の好きなアラン・ホー
ルズワースも出てきた。俺は、ほらほ
らといって同僚の方を見た……

 

……同僚はいなかった。

 

どこに行ったんだと思って周りを見回
すと、なんと同僚はふらふらとステー
ジに上がっていくところだった。様子
がおかしい。そのうち誰かのギターを
借りて同僚もソロを弾き始めた。

 

その瞬間俺は思った。

 

まずい、このままだと同僚は「あっち
の世界」に行ってしまう連れ戻さな
いといけない。

 

おれは人混みをかき分けて、ステージ
に向かった。小突き回されながらステ
ージに上ると同僚のところにいき、腕
をつかんで言った。さあ、戻るんだ。
しかし同僚は、放心したようにギター
を弾いている。

 

もう一度同僚に声を掛けようとした
の腕が後ろから引っ張られた。俺はそ
れを振り払おうとして、自分の腕を見
た。

 

俺の腕をつかんでいるのは、骸骨の手
だった。俺は恐怖のあまり叫び声をあ
げた。

 

……ところで、身体を揺さぶられて目
が覚めた。

 

よく立ったまんまで眠れるもんだな。
同僚があきれた顔で俺をみていた。遅
くなる。帰るぞ。

 

公園のロックバンドはまだ演奏を続け
ていた。グレイトフル・デッド「タ
ッチ・オヴ・グレイ」。

 

公園を後にしながら、俺はサビのコー
ラス“I will get by. I will survive.”
というフレーズを口ずさんでいた。
はなんとか生き延びるんだ……。生き
延びて、東京でセッションホストをし
なければ……

 

(このお話はフィクションです。実在
する街、人間、ゾンビ等とは関係あり
ません。たぶん)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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……ホテルへようこそ

い日だった。ただ妙に乾燥していて湿気がなく、なんだか砂漠のような気候だなと俺は思った。

 

砂漠に行ったこともないのに。

 

俺と同僚ホテルを探していた。クラ
イアントとの打合せでクレームを聞か
されたあと、本社に帰って出直そ
と同僚に言ったのだが、同僚が出張
を延期して支社と解決策を探るべきだ
と言いはったのだった。

 

宿泊していたホテルに延泊の相談をし
たのだが、満室だと断られ、しかたな
別のホテルを探し出したのだ。どう
も市内で何か大きな催事があるようで
ホテル探しは難航した。

 

俺と同僚で手分けをしてネットを検索
したり、電話をかけまくった後、よう
やく同僚が1件のホテルからOKの返
をもらい、俺と同僚はタクシーに乗
ってそのホテルに向かった。

 

乗ったのは妙なタクシーだった。何か
植物を焚いたような、奇妙な香り
した。嗅いでいると、どこかに行って
しまいそうな香りだった。

 

頭が重くてめまいがしそうだと感じ始
めたところで。タクシーはホテルに着
いた。この街には何度も出張で来てい
るが、見慣れない風景のエリアだった。

 

ホテルのフロントの女性入り口まで
出てきて迎えてくれた。古いホテル
中はちょっと暗いですので、と彼女は
言って、そのまま部屋まで案内をして
くれた。遠くで鐘の音がしたような気
がしたが、記憶はあいまいだ。

 

……ホテルへようこそ、と彼女は言っ
たが、ホテルの名前は聞き取れなかっ
た。古いですが部屋は沢山あります
ら、いつでも空きはあるんです。彼女
は聞いてもいないのにそんなことを言
った。

 

腹が空いていたが、疲れてもいたので、
同僚と俺はホテルのレストランで夕食
を取ることにした。同僚がワインを頼
むと給仕長は、当ホテルでは1969年
の創業以来酒類は置いていないのです
と言った。

 

こんな日に、酒も飲まずに寝られるも
んか。同僚は立ち上がり、フロントと
交渉してくるといって歩き出した。俺
は嫌な予感がして、同僚を追ってフロ
ントに向かった。

 

フロントには誰もいなかった。

 

……が、その脇の開け放たれたドアの
向こうに人影が見えた。同僚はそのま
ま中に入った、俺も後を追った。

 

そこには、例のフロントの女性も、給
仕長もいた。それ以外のスタッフもい
るようだった。皆は手にナイフを握り
なにかテーブルの上のものを突き刺そ
うとしていた。

 

俺たちに気がつくと、フロントの女性
は言った。お客様、言い忘れましたが
チェックアウトは24時間いつでもOK
です。ただ、誰も帰った人はいません
けどね。彼女は笑った。

 

俺は同僚を見た。同僚も笑っていた。
俺はドアを出て逃げ出そうとした……

 

……ところで、肩を揺さぶられて目が
覚めた。

 

明日朝から支社で打合せだ。もう部
屋に戻ろう。寝過ごして遅れるなよ。
同僚は立ち上がって俺に言った。

 

ホテルのレストランで食事をするうち
に疲れが出て寝てしまっていたらしい。
70年代ロックのチャンネルに合わせて
いるらしい有線放送のBGMが流れてい
た。

 

イーグルズの「ホテル・カリフォルニ
ア」の最後のツイン・ギターの演奏が
聞こえた。

 

本当に俺たちは本社に帰れるのだろう
か。

 

(例によって、これはフィクションで
すので、現実の出張や街やホテルとは
何の関係もないです、きっと……)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

“Les” Is More?

「皆さんは、物を『所有する』
ということに執着するほうですか
?」

 

私はそんな質問を投げかけた。

 

最近の若者は物を持たなくなってい
とかいう話をよく聞きます。いわゆ
ミニマリスティックな生活が人気で
すよね。『断捨離』がブームなったの
もここ15年くらいの話です」私は続け
た。会場の中の参加者は私の講義の内
容を熱心に聞いてくれているようだ。

 

「英語の “Less is more.” なんてフ
レーズもよく引用されるようになりま
した」今日の参加者は50代以上が多い
ので横文字はどうかな、と思いつつ私
は話したが、とくに嫌な顔をする人は
いなかった。

 

IT技術の進化がそれを助けている側
面もあります。いまや音楽はCDやレ
コードやその他のメディアよりもダウ
ンロードやストリーミングを通じて聴
かれることの方が多くなりました。
らないものはすぐにメル〇リとかで
ってしまえますし」

 

私は、たまたまライターとして、そん
物への所有欲から解放されたライフ
スタイル紹介しただけだったのだ。

 

ところが、それが人の目に止まり、講
演やらセミナーに呼ばれるようになり、
いまやそんな物欲から解放されたライ
フスタイルのエヴァンジェリストとし
て世の中に認知されるようになってし
まった。

 

もともとは音楽系中心のライターだっ
たのだが、人生どう転ぶかわからない
ものだ。まあそれでローンの返済に苦
労しなくて済んでいるので、文句をい
う筋合いではないのだが。

 

若者は車を買わないって言われて久
しいですね。特に都会では。だって
スマホやタブレットで読むことが増え
ているし。物理的に身の回りにおいて
おかねばならない最低限の物量が減っ
ているということは間違いないでしょ
う」

 

は違いました。私はもうすぐ還暦
なんですが、われわれの若いころは、
『所有』したい『物』があふれていま
したよね。みんなが所有したがる物を
表現するのに『三種の神器』なんて言
葉もありました。そういう物欲・所有
欲の刺激によって経済的に栄えていっ
たという側面もありましたしね、当時
は」

 

「そんなわれわれさらに上のシニア
世代には、先ほどからご紹介している
ような、物の所有から解放された生活
無縁なのでしょうか? そんなこと
はありません、今や『終活』の一環と
て、物を処分して身軽になろうとい
人は多いのです」

 

「断捨離といっても、捨てることにあ
まりにもとらわれ固執するのは問題で
す。ですが、今日お越しの皆さんも、
自分の周りにあるものが、本当に必要
いまいちどよく考え直してみてはい
かがでしょう?」

 

……

 

講演を終え、質疑応答も済ませた私は
主催者からの打ち上げの誘い断り、
帰りのハイヤーの申し出も断り、地下
鉄に乗ってある場所に向かった。そこ
行きつけの楽器店のギター売り場
った。幸い閉店まではまだ時間がある。

 

馴染みの店員が私を見つけて近寄って
きた。

 

「こんばんは。またいらっしゃいまし
たね。今週これで3回目じゃないです
か」

 

君が非番の日をいれると4回目だと思
ったが口には出さず、「例のあれ、ま
だ売れずにあるかね?」と私は聞いた。

 

「ありますよ。1954年のレスポール。
最高のコンディションでしょ? 店長
とも話したんですが、今日決めていた
だければ、いくらか勉強させてもらい
ますよ」そう言って店員は私の耳元で
ある数字をささやいた。私の心臓は高
鳴った。

 

「い、いや、しかしなあ。こんなにギ
ターばかりあってどうするのって、昨
日も妻にいわれたばかりだしなあ……」
私は言った。たしかに私の部屋はギタ
ーで足の踏み場もないのだ。

 

「じゃあ、いらないギターの買取もさ
せていただきますよ。そっちも他なら
ない先生ですから、いい値段で考えま
から」私の心臓はさらに高鳴る。

 

しかし、と私は思う。私の部屋に「い
らない」ギターなどあるだろうか? 
や、そんなものはない。どれもそれ
ぞれ思い入れのあるギターたちだ。手
放すなんてことはできない。

 

次第に私は家に帰って妻に言う言い訳
を必死に考え始めていた。ライター歴
35年。それくらいの言い訳を考えるの
は簡単だろう。私はそう自分に言い聞
かせて頭を絞り続けた……

 

(今回のお話はフィクションであり実
在する断捨離やこんまりや、ライター
やレスポールやギター売り場とは何
関係もありません。おそらく……)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

うだうだ言わずにOODA?

先のクライアントとの打
ち合わせ
を終えた俺と同僚は、
地元の支社に戻
って今後の対応
を話し合っていた。

 

クライアントのクレームはわが社の
入したソフトウェアについてのわが社
サポートに不満があるということだ
った。先方の担当者の嫌みにずっと耐
えていて疲れた俺は、早々に切り上げ
たかった。

 

まあ、なんだ。基本的な問題は分った
わけだから、本社に持ち帰って、上と
相談して……俺は言った。

 

いや、本社に帰って会議やっていたん
じゃ時間がかかり過ぎる。もう2,3日
こっちにいて、支社の担当と話し合っ
て、話を聞いて現場に近いところで対
応を考えたほうがいい。同僚は言う。

 

しかし、本社との相談なしに進めたら
あとあと問題になるぞ。俺は言った。
ちゃんと改善計画を本社で認めてもら
った上で動かした方がいいんじゃない
か?

そんな時間的余裕はない。クライアン
トの担当者も言っていただろう。今回
の件は急を要するんだ。どんないい計
画を作っても半年後じゃ遅過ぎる。
ライアントを失いたいのか。同僚はま
くしたてた。

 

計画を立てることにこだわるのは、P
DCA信者の悪いクセだ。現代はPDCA
の時代じゃない、OODA(ウーダ)
時代だって知らないのか?同僚は続け
た。

 

う、うーだ?なんだよそれ。俺は言っ
た。同僚の最新ビジネス用語かぶれ
今日に始まった話ではない。

 

OODAというのはアメリカの空軍で始
まった徹底した現場主義のやり方だ。
まず現場で何が起きているかをよく
察(Observe)して、そして状況判断
(Orient)し、何をやるべきかを決め
(Decide)て、行動(Act)するとい
ループを高速に回していく。同僚は
早口で説明した。

 

おまえはジャムセッションとかやって
るんだから分かるだろう、どうやって
ソロを弾くか、会議やって計画を立て
るわけじゃないだろう。たとえ計画を
立てたところで、セッションの相手が
計画通りにくるなんてことはない。同
僚は急にそんなことを言い出した。

 

そりゃそうだが、それとこれとは……
と俺は言いかけたが、すぐにムダだと
覚った。

 

俺がギターデュオをやるとき、俺はま
相手がどう出てくるかを観察し、
の場で方針を決めて自分のソロを弾く
同僚はますます熱く語り出した。そし
てそれに対する相手の反応をさらに観
して、次の手を決める。その繰り返
だ……

 

そんな現場のことを知っているはずの
お前がなんでそんな事なかれ主義のサ
ラリーマン根性丸出しのことを言うん
だ。同僚は俺に噛みつかんばかりに言
った。

 

なんでこいつはいつもビジネスの話が
白熱すると、自分のギターデュオの話
に脱線していくんだ。俺は思った。こ
れが始まると手がつけられなくなる。

 

もう夕方で腹も空いてきたが、夕飯に
ありつけるのには時間がかかりそうだ。

 

……と考えていたら、乱暴に揺り動か
されて目が覚めた。

 

まったく、なんでこんな良い演奏が聴
けるのに寝ているんだおまえは。同僚
が信じられないという顔で俺を見てい
た。

 

出張先にあるライブハウスで同僚の好
きな宇田さんとかいうジャズ・ギタリ
ストのライブをやっていたので同僚に
誘われるまま入ったのだった。お前と
1日いるととても疲れるんだというセ
リフが口から出かけるのをこらえて、
俺は目の前にある気の抜けたビールに
口を付けた。

 

長い出張になりそうだ……

 

(このお話は例によってフィクション
で、現実の出張やビジネスやジャズ・
ギタリストとは何の関係もありません。
……おそらく、ね)

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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王様の新しいギター

かしむかし、あるところに、
とても
エレキギターの好きな
がいました。

 

好みのギターを見つけては、それを
くのが王様の楽しみです。なんせ王様
なので、金にあかせて国中の楽器屋か
らギターをお取り寄せしてはコレクシ
ョンに加えていきました。

 

まあ、度を越さなければ罪のない趣味
なんですけどね。次第に問題が生じて
きました。

 

1番目の問題は、この王様、毎日朝か
ら晩まで大音量でギターを弾くのです。
そのため、クラシックにしか興味のな
お妃様は実家にかえったまま戻らず
家臣も爆音に絶えられずに宮廷を辞め
ていく者が続出、という事態になって
いたことでした。

 

2つ目の問題は、国中の良いギターを
王様が買い占めてしまうので、ギタリ
スト達が不満に思って、反政府組織
立ち上げたことでした。まあ内輪もめ
ばっかりして、大した力はないのです
が。

 

3つ目は小さな国なので、ビンテージ
ギターを買い漁る王様のおかげで、
家予算が回らなくなってきたことです。

そんなわけで、困ってしまった側近の
大臣たちはある計略を練りました。

 

ある日、王様の所に、私は世界最高の
ルシアー(ギターを作る人のことをカ
ッコつけてこう呼びます)だという男
たずねてきました。男は王様に言い
ました……

 

私の作るギターはとても軽くて弾き
やすく、弾く人が弾けばミストーンも
なくなり、音楽の分からない者には、
このギターは見えず、王様の素晴らし
い演奏も聞こえないのです」

 

「ほほう、それは面白い」そう言って
王様は早速そのギターを1本注文しま
した。王様はもうすぐやって来る王室
主催のロックフェスでそのギターを弾
こうと思いました。そうすれば、誰が
音楽のことを本当に分かっているかが
確かめられると思ったのです。

1週間ほどした、ロックフェスの当日
の朝、その自称ルシアーは再びやって
きました。そして、ギターケースを王
様の前に差し出しました王様はわく
わくしてケースを開けました。すると
……

 

びっくりしたことに、王様の目にはど
こにもギターは見えませんでした。と
ころが周りにいた大臣たちや家来たち
は、「おおー」「なんと素晴らしい」
「これは国宝級のギターですなあ」
どというのです。

 

「王様、どうぞ弾いてみてください」
という家来たちの声におされて、王様
見えないともいえずギターを手に
とり弾くふりをしました。するとどう
でしょう、サステインの効いた官能的
な音が鳴り響いたのです。ま、実は物
陰でこのために雇われたギタリスト
弾いてたんですけどね。

 

家来たちは体を左右前後に揺り動かし、
恍惚とした表情をしています。中には
失神する者も出てきました。

 

王様はなんだかよく分からないものの
ウケているのに気を良くし、そのギタ
ーを(?)弾き続けました。そして、
そのままロックフェスのステージに
かい、そこから2時間にわたって弾き
つづけました。

 

客席にいた国民たちは、なんで王様は
ギターを持っていないのだろうと思い
ましたが、声援を送らないと牢屋にい
れられるので、声をからして王様の名
を叫びました。

 

4回目のアンコールの後、王様は言い
ました、

 

「この空気のように軽くて素晴らしい
音のギターをエア・ギターと名付けよ
う!」

 

これがエア・ギターの生まれた瞬間
した。そして、全世界に広まっていっ
たのでした。王様は生涯エア・ギター
を手放さず毎日12時間は弾いてい
たそうです。そのため、王室は沢山の
ギタリストを王様に内緒で雇ったそう
です。

 

この仕事を受けるか受けないかについ
ギタリストの間では内部抗争が起こ
ったそうですが、それはまた別のお話
ということで……

 

今でもこの国では、毎年のお祭りでエ
ア・ギター・コンテストが行われてい
そうです。おしまい。

 

(ちなみに、有名なアンデルセンの童
「裸の王様」原題「皇帝の新し
い着物」というのだそうです)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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レスポールの恩返し(続き)

(前回の続きです。おじいさんとおば
あさんの家に迷い込んだ、トランスジ
ェンダーの娘(?)。その後どうなる
か?)
うしたある日、娘はおじい
さんが畑
で作っている落花生
分けてほしいと
いいました。お
じいさんが娘に落花生
をやると、
娘は、

 

「これから、毎晩この落花生を持って
納屋で作業をしますけど、絶対に中を
のぞかないで下さい」といいました。
そして、納屋の中に入っていきました。

 

おじいさんとおばあさんは不思議に思
いましたが、約束なので、そのまま寝
床に入って寝てしまいました。夢の中
でおじいさんはなにやら重低音の音楽
を聞いた気がしました。

 

次の朝、充血した目をしながら、
おじいさんのところにやってきてお金
を手渡しました。金種もバラバラの使
い古したお札やコインでしたが、結構
な額がありました。「どうぞ、家計の
足しにしてください」娘は言いました。

 

おじいさんとおばあさんは、娘がどう
やってその金を稼いだのか、いぶかし
く思いましたが、家計が苦しいので、
ありがたく受け取りました。

 

それから毎晩、娘は納屋に落花生を持
ち込んでは翌朝お金を持って出てきま
した。おじいさんとおばあさんの生活
は次第に良くなって来て、時々は夫婦
で旅行に行くようになりました。
その間中も、毎日納屋で「作業」して
いるようでした。

 

そんなある晩、おじいさんとおばあさ
んが寝床に入ってしばらくした真夜中
過ぎ家の戸を激しく叩く音がしまし
た。おばあさんが慌てて戸を開けると、
そこには怖い顔をした男達が立ってい
ました。

 

警察です。通報があったので、納屋
を拝見させていただけますか」

 

男達のリーダーらしき男が言いました。

 

おじいさんは約束のことも忘れて
屋の戸を開けました。すると、そこで
大音響で音楽が流れ、多くの男女が
薄暗い中でダンスをしていました。
カウンターの向こうで、カクテル
作り、落花生を煎っていました。

 

「これはどう見ても照度が10ルクス
以下ですな。風営法違反で、署まで来
ていただきましょうか」

 

警官はそう言って、娘の腕をつかみま
した。

 

娘はおじいさんにいいました。

 

「おじいさん、おばあさん、私は以前
助けていただいたレスポールのゴール
ドトップです。ご恩をお返ししたくて
人間になってやってきましたが、こう
やって見られてしまってはもうここに
いることはできません。どうぞお元気
で」

 

そう言った瞬間、娘は元のレスポール
に戻ってしまいました。警官は、いつ
のまにか自分の手にギターがあるのを
見て驚き、慌てて娘の捜索の連絡をし
に外に停めてあるパトカーに戻って行
きました。

おじいさんの納屋の床には、客がつま
みに食べた落花生の殻が大量に散らば
っていました。壁には「ソルトピーナ
ッツ」というサインがかかっていまし
た。

 

おじいさんはそれから毎日納屋でレス
ポールを弾いて過ごしましたとさ(し
みじみ)。

 

……て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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○○○○ルの恩返し?

々貧しいけれど正直者で心
の優しい
おじいさんおばあさ
がいました。

 

ある日、おじいさん町にたきぎを売
に行きました。すると、途中にある
田んぼのあぜ道に、なにか光るもの
見つけたのです。

 

近寄ってよく見ると、古くて弦も切れ
てボロボロになっていましたが、レス
ポールのゴールドトップが落ちていた
のでした。またかよ

 

状態はハードオフのジャンク売り場の
ギターより悪そうでしたので、おじい
さんも最初は、バラしてたきぎにして
売ってしまおうかと考えました。が、
このおじいさん昔はギターの改造を
趣味にしていたので、いったん家に持
ち帰り、納屋でオーバーホールをして
やりました。

すると、そこそこの状態になったので、
おじいさんは町に持って行って、ちょ
っとトッポい小金を持っていそうなギ
ター好きのお兄さんン十万売りつ
ました。助けてもらったレスポール
は、嬉しそうに貰われて行きました。
どこが正直者のじいさんやねん。

 

その晩、おじいさんおばあさんが、
ギターを売った久しぶりにご馳走
を食べて酒盛りをしていると、外から
戸を叩く音がしました。

 

おばあさんが戸を開けてみると、美し
い娘が立っていました。おばあさんが
驚いて中に入れてやると、道に迷った
ので一晩とめてほしいとその娘はいい
ます。

 

小金が入って気が大きくなっていたお
じいさんは泊めてあげることにしまし
た。翌朝、起きてみると、娘はすでに
朝食にフレンチトーストカフェオレ
を作ってくれていました。そればかり
か、家の中の余計なものを整理して、
いきなりさっぱりとした小ぎれいなイ
ンテリアに変えてしまっていました。

 

「お願いです、どうかこの家に置
いてください」とおじいさんとおばあ
さんに頼みました。娘の話によれば実
は彼女はニューヨーク帰りのトランス
ジェンダーで、ミニマルなライフスタ
イルを追求しているのだが、ダイバー
シティに理解のない日本の親類からつ
まはじきにされているのだそうです。

 

2人は、娘(?)の言っていることが
よくわからず、それにあんまり部屋が
さっぱりしてしまって、少々戸惑って
いましたが、娘が働き者のようなので、
OKを出し、一緒に暮らすことにしま
した。

 

……て、ことで、さてどうなるのでし
う?

 

続きます。( ̄▽ ̄)

 

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