曲がスタートするところについ
てお話しましょう。
で、最初に…
まず心にとめていただきたいのは、
楽器で音を出す前に、セッションは
実は始まっているということです。
事前の準備段階で、セッションがう
まくいくかどうかが、かなり左右さ
れるのです。
つまり、全体の構成を把握し、どん
な流れですすむのか、メンバー全員
がちゃんと理解しているからこそ、
セッションが滞りなく、スムーズに
運ぶわけで。そうした確認作業がま
ず必要になるわけですね。
な流れですすむのか、メンバー全員
がちゃんと理解しているからこそ、
セッションが滞りなく、スムーズに
運ぶわけで。そうした確認作業がま
ず必要になるわけですね。
そんなことを念頭に、これからご説
明することを読み進んでいただけれ
ばと思います。
「イントロじゃないの?」
まあそうなんですが、意外に軽視され
るのが、イントロに入る前の「カウン
ト」です。「ワン、ツー、ワンツース
リーフォー」とか「イーアールサンス
ー」などと、主にドラマーが声を発し
ておこなうあれですね。
このカウントがいい加減だと、その後
の演奏が、ぐずぐずになりかねません。
カウントというのは、単に曲のテンポ
を提示するだけでなく、その曲がどん
なグルーブで演奏されどんな雰囲気で
いくのかが凝縮されるべきものなので
すね。
の演奏が、ぐずぐずになりかねません。
カウントというのは、単に曲のテンポ
を提示するだけでなく、その曲がどん
なグルーブで演奏されどんな雰囲気で
いくのかが凝縮されるべきものなので
すね。
なので、漫然とやらないように注意が
必要です。実はど頭から、結構勝負ど
ころがあるわけです。
必要です。実はど頭から、結構勝負ど
ころがあるわけです。
そんなわけで、バンド全体でイントロ
に向かう場合は、ドラマーのカウント
から始まります。
ただ、曲によっては、ピアノなどの上
物系の楽器が、ソロ的にイントロを弾
く場合があり、そうした場合は、まず
その楽器がスタートして、ドラム他の
メンバーが後から追随していく、とい
うやり方で入ることもあります。
また、イントロを実際にどう弾くか、
「ケツ8つ(4つ)で」
などというお上品な言葉が飛びだす場
合がございますのよ、奥様(笑)
これは、
「曲の最後の8(4)小節を流用してイ
ントロにする」
ントロにする」
ということを表しています。
以上は、既存の曲や新しくても誰かが
作曲した曲がある場合のイントロのや
り方でした。
り方でした。
既存の曲でなく、その場でコード進行
を決めてのいわゆるフリーセッション
の場合は、その決めたコード進行のひ
とまとまりを1回全員で確認する意味
もふくめて演奏する場合が多いという
ことも申しそえておきます。
あ、もちろんその前に、カウントが