いイメージで使われなかったり
グルーヴィーな「第3の居場所」を見つけるための、あれやこれや
て、ことで。
て、ことで。
以前、朝のテレビニュース番
組の経済解説のコーナーを見て
いたら、「ギグ・エコノミー」
という言葉が出てきたんですね。
「ギグ・エコノミー」というのは、長
期間の雇用契約ではなくて、独立した
働き手との単発の短期契約の仕事が中
心となった状況をいうようですが……
アメリカの話ですけど、2020年には
40%の労働者がこのような独立した
個別契約ベースの働き方をするように
なるという予測もあるようです。
それがいいことなのか、悪いことなの
か、そこらへんは色々議論もあるよう
ですが……。朝の寝ぼけた頭で私がこ
の言葉に引っかかったのは、「ギグ」
という単語が使われていたからなわけ
です。
音楽をやってる方は御存じの方が多い
でしょうけど、もともとこの言葉はジ
ャズマンのスラングで、ジャムセッシ
ョンとか、より具体的には「比較的小
さいハコでやるその日限りの演奏の仕
事」を指していました。多くのジャズ
のスラング同様語源はいまいちよく分
かりませんが。
固定したメンバーで何度も色んな所で
繰り返しやる演奏ではなく、1回限り
の演奏(の仕事)という意味合いが強
いんですね(その後、ジャズの世界か
らロックやその他の音楽にも広がって
いって、だんだんその意味も拡大解釈
される傾向にはあるようですけど)。
そんな訳で、冒頭のような「ギグ・エ
コノミー」という言葉も生まれたので
しょう。しかし、ジャズマンを中心と
したミュージシャンのそんな働き方は、
昔からよくジョークのネタにされたも
んですけどね。つまり早い話が、その
日暮らしってことで、ギグがなければ
バイトせざるをえないわけでして。例
えば、
質問:ミュージシャンが仕事で一番良
く聞く質問は何ですか?
答え:ご一緒にポテトはいかがですか?
……なんていう感じで。
うーん、大丈夫だろうかギグ・エコノ
ミー?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
この前ある経済雑誌の記事を
読んでたのですが、なんでも、
最近は「忙しい」ということが
ステータス・シンボルだという
研究があるそうです。
研究自体はアメリカの人を対象にした
ものらしいのですが、余暇(レジャー)
を楽しむこと、そしてそれを「見せび
らかすこと」がステータスだった時代
は過去のもので、今は忙しさを見せび
らかすことがステータス・シンボルな
んだそうです。
言われてみれば「有閑階級」なんて言
葉は最近聞きませんよねえ(そういえ
ば「有閑階級」てのは英語の leisure
class の訳語ですね)。アメリカ人に
とっては、今や忙しさを誇示するのは
「信仰」に近いものがあるようでSNS
などで忙しさ自慢するのはそのためな
んだとか。
その研究を紹介した雑誌の記事によれ
ばヨーロッパでは、まだまだ余暇を重
視する傾向は強いけれど、日本人はア
メリカ人に近いんじゃないか、という
ことでして。確かに仕事で忙しいとい
う人があまり恥ずかしそうにしてるの
は見ませんよね。
しかし……
そんな忙しさ「信仰」があるとして、
その一方、今その信仰を揺るがしてい
る大きな要素が2つあるんじゃないか
と思うんですよね。
その2つというのは、1つめがいわゆ
る「働き方改革」という奴で、もう1
つが超高齢社会の中で生み出される大
量の定年退職者なんですが。
「働き方改革」の問題は、ここ最近頻
繁に目にする話題ですよね。一方われ
われアラカンとしては、とくに後者の
問題はまさに自分ごとですね。忙しさ
「信仰」がありながら、こうした要因
で(とくに定年組は)多くの「余暇」
を手にしてしまうという、皮肉な状況
が生まれているわけです。
「『忙しさ』に代わる新たな価値創出」
が求められるのでは、なんてその記事
には書かれていたのですが、
音楽やってガッツリグルーブする
なんてのは、どうですかね(笑)?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
ある種の人たち(の演奏について)は、
食べ物のように、味わえるようになる
までに馴れがいるんだ。でもウェス・
モンゴメリーについていうと、それは
アイスクリームを食べるようなものな
のさ。つまり、子供の時、アイスクリ
ームを生まれて初めて食べるとさ(指
をパチンと鳴らして)その瞬間好きに
なるじゃない?
ウェスのやっていたことの多くが、いや違うな、やっていたことの全てが、(当時の)僕にとっては能力の及ばないものだったんだけど、でもそんな感じはしなかった。自分が(ウェスに)挑みかかられているとかそんなんじゃなくて、逆に自分が引き込まれるように思えたんだ。僕はウェスの世界の一部になりたくなった。彼が僕を彼の世界に入るのを歓迎してくれているかのようだった。
お分かりのように、上段には16分音符
や休符がいっぱいのせせこましい譜面
がありますね。それに対して下段には
8分音符や休符がほとんどの見た目ス
カスカした感じの譜面があります。
どっちが取っつきやすくて、弾いてみ
ようという気になりますか?
大半の方は下段の方だといわれると思
うんですが…
実はこの2つの譜面は、実際に演奏す
ると、全く同じになるんですね。BPM
(テンポ)の指定が下段は上段の倍に
なっているのがお分かりになりますで
しょうか?
これ、チッ○・コ○アという人の『ス
○イン』というとても有名な曲の、ユ
ニゾンで弾くキメのフレーズなんです
けどね…。この曲、人気があるけど、
難しい曲ということで、好きだけど手
を出すのがためらわれるという声もよ
く聞きます。
ただ、最初に見る譜面が上段のように
なっているか下段のようになっている
かでだいぶ気分が変わるんじゃないで
しょうかね。要は「やる気」が出るか
ってことなんですが。
私の場合、最初に見た譜面が下段(の
ように書かれていた)ので弾いてみよ
うという気が起きたんですけどね。上
段だったら手を出さなかったかもしれ
ないなー、と思ったというお話でした。
まあ、だからといってこの曲が「易し
い」とはいえませんけどね…(笑)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)