グルーヴィーな「第3の居場所」を見つけるための、あれやこれや
チャーリー・パーカーの書い
た曲というと、『コンファメー
ション』だとか『ドナ・リー』
だとか、難しい曲というイメー
ジがありますね。
まあ、確かにこれらの曲は難しいです。
実はドナ・リーを書いたのはマイルズ
だというのが定説になりつつあるみた
いですが、ま、それはそれとして…
とはいえ、じゃあパーカーの書いた曲
の全てが超難しいのか、といえばそん
なこともないのでして。
例えば、そうですね、パーカーの書い
たブルーズの曲でも『ビリーズ・バウ
ンス』はかなり手強いですけど、それ
に比べれば『ナウズ・ザ・タイム』は
だいぶ易しいですよね▼▼▼
https://youtu.be/YuVWNv2kEkE
それから、『ヤードバード組曲』とい
う曲があります。組曲といっても普通
のAABAの構成の曲で、組曲でもなん
でもないんですが。これはストラビン
スキーの『組曲 火の鳥』Firebird
Suite をもじってYardbird Suite と
いうタイトルをつけた(Yardbird は
パーカーのあだ名)からなんですが、
それはともかく▼▼▼
https://youtu.be/HmroWIcCNUI
どうですか?さすがにBメロで転調し
たりしていますけど、コンファメーシ
ョンあたりと比べると、格段にとっつ
きやすくないですか?この曲は「パー
カーの曲の中でも最もリリカルな曲」
と言われてたりします。
それからそれから、『マイ・リトル・
スェード・シューズ』という曲などは
いかがでしょう?▼▼▼
https://youtu.be/Cy6zbSgXd10
ラテンのリズムが気持ちいいですが、
これもパーカーの曲です。これなんか
転調もなく、メジャー・スケール一発
でもソロがとれますね。普通のジャム
・セッションなんかでもやって楽しい
んじゃないでしょうか?
そんなわけで、チャーリー・パーカー
の曲でも、難しいものばかりではない
というお話でした。ま、パーカーみた
いにソロが弾けるか、といえばまた別
の話ではありますが(笑)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
「……えと、あとファンクもやってみ
ようかな、なんて思うんですよね」
「(初めて兄のバンドでオン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリートを弾いた時)Cから上に一つおきに鍵盤を押さえるとCのコードができて、Eの場合は(中略)EGBではハマらなくて、Gを半音上げるとうまくいく。それを発見したときはもう大喜びでした」
「…先日ニューヨークでロイ・ヘインズのドラムを聴いていたら、フォーバース…をしていて、そのうちすっかりロイ・ヘインズのソロになって、やがてバババーン、バッ!と終わっちゃった」
「…西洋音楽は『C、F、Gという三和音で誰でも演奏できます』という、基礎パッケージのような音楽の入れ物の発見なんです。(中略)そして流行った先で、その国の伝統の節とぶつかって何かが起きる」
コード楽器でもあり、メロディ楽器で
もあるという点でかぶるけれども制約
の多いギターとの間には、色々複雑な
ものが……、というのが前回のお話で
した。