ブルーズってお好きですか?
アメリカの黒人の労働歌などから発展
してきたといわれていますね。
12小節(たまに16小節とかもありま
すが)の定型のコード進行の上で、ブ
ルーノートという特徴的な音使いをす
る、というのが一般的なブルーズの捉
え方でしょうかね。あとシャッフルの
リズムね(シャッフルじゃないのもあ
りますが)。
なんですが、もう一つブルーズは、そ
こに基本的には「歌」があったわけで
すね。日々の苦しみとか、悩みとか、
そんなことを歌っていたわけです。
ローリング・ストーンズのキース・リ
チャーズが言ってたんですが「ブルー
ズってのは修道院じゃ習えないんだ。
表(世間)に出てって、傷ついて、そ
れで歌えるようになるもんだ」ってこ
とですね。
で、さらにいうと、メインの歌に対し
て「掛け合い」のように絡むコーラス
があったのが元々の形でした。コール
&レスポンスなんていいますが。
よいとまけってあるじゃないですか、
建築現場なんかでの掛け声。
「とーちゃんのためなら」
「えーんやこーら」
って掛け合いしますけど、ブルーズの
原型もこれに似ていたようです。
なので、セッションなどでブルーズを
演奏するときにも、掛け合いのように
合いの手(オブリガート)を入れられ
るように、ソリストも「スキマ」を作
るといいんですね。
われわれのセッションでブルーズやる
ことももちろんあるんですが、とくに
ソロの初めのほうでは、あえて意識的
にスキマを作って、他のメンバーと掛
け合いするのが楽しいですね。もちろ
んそれに乗ってくれるメンバーがいて
の話ですけどね。
実はどんなセッションでもこうやって
スキマを作ってやりとりを誘発すると
いうのは大事なんですけど。ブルーズ
は特にフォーマットが定型化されてい
るので、そんな練習に向いているので
はと思ったりしています。
ブルーズだけやってると、だんだん飽
きてきちゃうんですけどね(こらこら)
※
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
※個人差がございます。
お読みいただきありがとうございま
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