みんなが休んでるのに休めない人?

ッション、というか音楽の
アレンジ
手法として、ブレイク
というのがあり
ます。

 

ブレイクといっても何かを壊すわけで
はなく(当たり前だ)、休憩とか小休
という意味のブレイクに近いですね。

 

つまり、曲の途中で(通常小節の頭で)
バッキングをしているリズム隊および
ハーモニー楽器、メロディ楽器の全員
がバン! と一斉に演奏をストップ
ることです。ソリストを残してね。

 

ブレイクの入れ方にはいくつかのパタ
ーンがありまして。まず曲の本体にそ
構成の一部として組み込まれている
場合があります。ウォーターメロン・
マンの後ろから3小節目にあるキメの
ブレイクとか、スイート・ホーム・シ
カゴのテーマの3コーラス目冒頭に入
るブレイクとかですね。

 

コール・ポーターの “I’ve Got You
Under My Skin”という曲は、歌詞に
“Stop”という言葉があって、それにあ
わせてブレイクが入ります。

 

アドリブ・ソロの途中に、ブレイクが
組み込まれる場合もあります。ウォー
ターメロン・マンのブレイクは通常、
ソロを回している間も引き継がれます
普通はブレイクのない曲でも、セッシ
ョンのメンバーのその場の取り決めで
ブレイクを入れることもあります

 

で、

 

ブレイクを入れることでどのような効
がもたらされるかというと、

 

ソリストがフィーチャーされる

 

……わけです。

 

ソリスト以外の音は全て止まってしま
わけですから、当たり前ではあるの
ですけどね。逆にソリストは(アドリ
ブをしているときは特に)自分はフィ
ーチャーされている、という前提でな
るべく目立つように弾くのが、暗黙の
前提なわけです。

 

遠慮がちに奥ゆかしく弾いても、ブレ
イクした方は腰砕けになってしまうの
で、ガンガン行かないと演奏がつまら
なくなってしまいます。

 

そういえばもう一つのブレイクのパタ
ーンがありました。

 

特にジャズのセッションなどで使われ
る手法でして。前テーマが終わってソ
リストがソロに入ろうとするとき、テ
ーマの最後の部分で、残りのメンバー
がブレイクを入れることがよくありま
す。

 

これもソリストをフィーチャーすると
いう精神では同じですよね。

 

昔、チャーリー・パーカーというジャ
ズの世界では神様と同じくらいエライ
とされているとかいうアルト・サック
のプレイヤーがいまして。

この人が『チュニジアの夜』という曲
のレコーディングで吹いたブレイクの
フレーズ(この場合4小節分あります
が)があまりに素晴らしい、というこ
とで、曲全体はボツになったものの、
そのブレイクの部分だけ、録音が残さ
れてアルバムに収録されています。
▼▼▼

 

まあ、神様じゃない限り、そんなこと
はまずほとんど起こらないとは思いま
すが(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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