音楽を演奏する人間として、
その演奏が盛りあがった、良か
った、という評価をもらえると
いうのは、うれしいことではあ
ります。
その演奏が盛りあがった、良か
った、という評価をもらえると
いうのは、うれしいことではあ
ります。
ここでよく書いているストーリー展開
を意識したソロを弾く、というのも、
そうした盛り上がりつまりピークをど
う設定して、どうそれをうまく伝わる
ようにするか、という発想なわけです
よね。
じゃあ、そのピークの1点がうまく盛
り上がったとして、それで全てハッピ
ーなのか、というと、実はそれだけで
はないんでして。もう一つ大切なポイ
ントがあって、それは、
「どう終わったか」
……ということなんですね。
心理学には「ピーク・エンドの法則」
というものがありまして、何かの出来
事について、その出来事の印象を決定
づけるのは「ピーク」と「エンド」の
情報であるということです。つまり同
じ盛りあがり方をしても、終わり方が
うまいかまずいかで印象は変わるし、
盛りあがり方が今一つでも、最後をう
まくまとめるかどうかで、終わった後
の印象は変わる、ということです。
終わり方が良い方が、より良い経験と
して印象づけられるということです。
「終わりよければ全てよし」といいま
すが、それが心理学の実験でも裏付け
られているといっても良い(まあ「全
て」じゃないですが)でしょう。
曲の終わり方をどうするか、つまりエ
ンディングをどうするかというのは、
セッションをする時の事前の打ち合わ
せで忘れられることが多いのですが、
実はそれで演奏の印象が大きく変わる
ことになりかねないのですね。
て、ことで、しっかり打ち合わせまし
ょうね。
では、また ( ̄▽ ̄)
お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
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