トライアド(三和音)の話の
続きです。
続きです。
トライアドがギターの指板上などで把
握できるようになると、曲のコード進
行に合わせてトライアドの音をつない
で行けるようになります。たとえば、
C→F→G→C という進行があったとし
ましょう。この場合…
ソミドソ→ラファドファ→ソレシレ→
ド
…などといった形で音をつないでいけ
るわけですね。ここではCの基本形→
Fの第ニ転回形→Gの第一転回形という
流れで音のつながりがなるべく大きく
ジャンプしないようにつないでいます。
こうやって曲のコード進行をトライア
ドの音をつないでソロの骨格を作って
いくという手法があるんですね。もち
ろんこのままだと、コードトーンをポ
ロポロ弾いたようなフレーズになるの
で、テンションを加えたり、繋ぎの音
をいれたり、休符をいれたり、リズム
を工夫したりしてより面白いメロディ
にしていくわけですが。
この手法にどんな利点があるかという
と、コード感のあるソロを作りやすい
ということがあります。メロディを聞
いただけでコード進行を感じられるフ
レーズが作れるということですね。あ
とコードをどのように解釈するとか、
どんなスケールをあてはめたらよいか
とか、理論的に悩まなくてもソロが作
れるというのもあるでしょうか。
皆さんもピンと来るようでしたら、試
してみてはいかがでしょう?
最後におまけとして、トライアドを使
って、ちょっとジャジーなソロをとる
裏技的手法をご紹介しましょう。(そ
ういうソロに興味のないロックな人は
読み飛ばしてください)
ジャズで良く使われるオルタード・ス
ケールとよばれる音階があります。基
本的にコード進行がガッツリ盛りあが
ってところから落ち着きにむかうとこ
ろで使われますね。キーがCでしたら
G7で盛りあがってCに向かって落ち着
くといった流れで使われます。落ち着
き先のCのメジャースケールからする
き先のCのメジャースケールからする
と外れた音ばっかり並んだ音階なんで
すが、盛りあがったところで使うと、
なぜかカッコよく聞こえたりします。
で、たとえばG7に対応するGのオルタ
ードのスケールをよく見ると、その中
に、E♭とD♭のメジャー・トライアド
があるのがわかるんですね。…という
ことは、この2つのトライアドをつな
いでCメジャー・トライアドの構成音
に向かっていくようにすると、オルタ
ードなフレーズが一つでき上がるんで
すね。
そんな使い方もトライアドにはある、
ということでした。結構、オタクな世
界ですね、これ(笑)
では、また ( ̄▽ ̄)
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