ミュージシャンがこれで「最後」
のツアーだと発表したというニ
ュースを目にしました。他にも
あるのかもしれませんけど。
グルーヴィーな「第3の居場所」を見つけるための、あれやこれや
いうとちょっと違うと思う曲もあるか
もしれませんけどね。「スウィート・
ホーム・アラバマ」なんてのは、やは
りアメリカだからなんてこともありそ
うです。
少し前に、チャルメラのメロ
ディーでセッションした話を書
いたんですが…。
その時にちょっと書き忘れたことがあ
ったので、今日はその話の続きです。
特に、面白そうだからやってみようと
思われた方(いるのか?)にちょっと
ご注意というか、コツというか、そん
な内容です。
チャルメラのメロディー、ドとレとミ
の3つの音しか使われないので、簡単
ですぐ出来ると思われるかもしれませ
ん。でも、実は、セッションするため
にグルーヴに乗せようとすると、結構
あれ?と戸惑われる方もいるんではな
いかと思うんですよね。
仮に、例えばファンクっぽいグルーヴ
に乗せてセッションしようと思うと、
実は下の譜面のような感じになってく
るかと思うんですね。そうすると、ご
覧のようにですね、頭の「ドレミーレ
ド」の最初の「ドレ」が、1拍目では
なくて、
アウフタクト
になるんですよ。それも4拍目のウラ
からという…。
これ、ちょっと馴れがいるかもしれま
せん。1拍目の頭からスタートだと思
っていると、あれれということになる
んじゃないかなーと。
後ろのメロディーの譜割りは、この通
りじゃなくて、少々崩しても大丈夫だ
と思いますけどね。この頭の2音の入
り方は押さえておいた方がいいと思い
ます。
これやってみよう、と考えるような奇
特な(?)方に向けての、老婆心でご
ざいました。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
小室哲哉さんが、引退を表明
されましたね。
もちろんみなさん御存じのことでしょ
うが、不倫疑惑報道があったり、介護
の問題、自身の体調の問題、等々、引
退会見でかなり赤裸々に語っています
よね。
そしてこの引退表明に関して、ご承知
のとおり、多くの人が色々なことを語
っています。引退を惜しむ声はもちろ
ん、この会見のきっかけとなったとい
われる「文春砲」への怒りとか。
そして、実はこの引退が今日本の音楽
業界で起きている大きな地殻変動の現
れである、という意見もあります。お
そらく、それ、間違っていないだろう
と私も思います。
さらには音楽業界にとどまらない、社
会的な潮流の現れともとれますね。そ
もそもカリスマの生きにくい時代にな
ったというか…。
で、
一方、私がこの引退会見の報道を読ん
で、何を思ったかというとですね、
TKもアラカンなんだな
…ということです。今年還暦なんです
ねえ。これまでTKの年齢を意識した
ことなんてなかったんですが…。引退
会見でも、「介護との両立の限界を感
じたのは(昨年の)8月ぐらい。(中
略)来年は一般的な定年かなと思った」
なんて発言をしています。
もちろん音楽プロデューサーという職
業には、普通のサラリーマンとは違っ
て決められた定年があるわけではない
のですが、それでもやはり、アラカン
的な悩みや、ライフサイクルから来る
状況とは無縁ではないのですねえ。当
たり前といえば当たり前ですが。
最近多い、熟年結婚する有名人女性の
ことも話題になってますが、そんな話
との対比も含めて、ちょっと感慨にひ
たってしまいました。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
この前、ちょっとウィキペデ
ィアでコール・アンド・レスポ
ンスのことをどんな風に書いて
あるか眺めてたんですが…。
まず、冒頭コール・アンド・レスポン
スとは、「複数の演奏者または歌手が
前者の呼びかけに後者が応答する形で
フレーズを継承し、演奏または歌唱す
る楽式のこと」とか書いてあるわけで
す。ま、確かに(笑)
で、その下の方に「ブラックアフリカ
地域において、伝統的に集会や宗教儀
式などを告知するコミュニケーション
手段として普及していた」とか書いて
ありまして…
それで私が何を思い出したかというと
これなんですね▼▼▼
https://youtu.be/zbHpS7B5xgQ
えー、タモリの「ソバヤ」という曲と
いうかネタなんですが、彼のファース
ト・アルバムに入っていたんじゃない
かと思います。タモリが国民的大スタ
ー(笑)になる前のネタですね。
たしか「全国冷やし中華愛好会」(全
冷中)のイベントで歌われたんですよ
ね。全冷中のことを語り出すと長くな
るので、ご興味のある方はググってみ
てください。
アフリカの民族音楽をパロってるわけ
ですが、タモリがなにか訳の分からな
いことを叫ぶ(コール)→「ソバヤソ
バーヤ」(レスポンス)という構造に
なってまして。ま、ただそれの繰り返
しなんですが…。
なんでもオールナイトニッポンでこれ
を2時間連続でやったとか、そんな伝
説にもなってる芸なんですね。
これって、ジャムセッションの原点み
たいな芸じゃないですか。最近タモリ
がやってるの見ないけど、このまま記
憶のかなたに忘れ去るのも惜しいな、
と思ったんですよ。
どこか(どこだよ?)でやってみたい
な、などと思ってしまったんですけど
ね(誰となく)。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
以前、朝のテレビニュース番
組の経済解説のコーナーを見て
いたら、「ギグ・エコノミー」
という言葉が出てきたんですね。
「ギグ・エコノミー」というのは、長
期間の雇用契約ではなくて、独立した
働き手との単発の短期契約の仕事が中
心となった状況をいうようですが……
アメリカの話ですけど、2020年には
40%の労働者がこのような独立した
個別契約ベースの働き方をするように
なるという予測もあるようです。
それがいいことなのか、悪いことなの
か、そこらへんは色々議論もあるよう
ですが……。朝の寝ぼけた頭で私がこ
の言葉に引っかかったのは、「ギグ」
という単語が使われていたからなわけ
です。
音楽をやってる方は御存じの方が多い
でしょうけど、もともとこの言葉はジ
ャズマンのスラングで、ジャムセッシ
ョンとか、より具体的には「比較的小
さいハコでやるその日限りの演奏の仕
事」を指していました。多くのジャズ
のスラング同様語源はいまいちよく分
かりませんが。
固定したメンバーで何度も色んな所で
繰り返しやる演奏ではなく、1回限り
の演奏(の仕事)という意味合いが強
いんですね(その後、ジャズの世界か
らロックやその他の音楽にも広がって
いって、だんだんその意味も拡大解釈
される傾向にはあるようですけど)。
そんな訳で、冒頭のような「ギグ・エ
コノミー」という言葉も生まれたので
しょう。しかし、ジャズマンを中心と
したミュージシャンのそんな働き方は、
昔からよくジョークのネタにされたも
んですけどね。つまり早い話が、その
日暮らしってことで、ギグがなければ
バイトせざるをえないわけでして。例
えば、
質問:ミュージシャンが仕事で一番良
く聞く質問は何ですか?
答え:ご一緒にポテトはいかがですか?
……なんていう感じで。
うーん、大丈夫だろうかギグ・エコノ
ミー?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
あ、チャルメラっていって
も楽器のチャルメラじゃなくて、
あの夜鳴きラーメン屋さんが鳴
らすあのメロディーですね。ド
レミーレド、ドレミレドレー
(あるいはソラシーラソ、ソラ
シラソラー)というあれです。
ちなみに楽器のチャルメラって、ダブ
ルリード(リードが2枚ってことです
な)の木管楽器で、オーボエの祖先ら
しいです。トルコ辺りで生まれたんだ
とか。
で、まあそれは、ともかく。
先日、よくお世話になっているライブ
などもできるバー(といえばわかる人
にはわかってしまいますが)に、ちょ
っと顔出しに行きまして。で、まあ飲
んでいたんですね。
その日は別にライブをやっていたわけ
ではなかったんですが、最近やったラ
イブの名残というか、個人所有の楽器
やらアンプやらが置かれてまして。そ
うこうするうちにその楽器だかアンプ
を回収しにきたギタリストの人とその
友人がやってきたんですね。
で、その2人も回収してすぐに帰るわ
けではなく、私の隣でカウンター横な
らびで飲み出しまして。
そうこうするうちに、なんとなく話が
はずんで、そのギタリストの人がギタ
ーケースからギターをとり出して、ア
ンプに繋いだりし始めたんですね。で、
これが後付けでトレモロアームを取り
付けた Gibson の 335 でして、ずう
ずうしくもちょっと触らせてもらった
りしてたんですが。
そのうちにその人がギターで冒頭の例
のチャルメラのメロディーを弾き始め
たんです。コードはAm7-D7の繰り返
しって感じで。でそれでセッションし
ようなんて話になりまして。
その人の友人の人は本職のミュージシ
ャンじゃないそうですが、ドラムをた
たけるというので、ドラムセットに行
き。そのお店には鳴り物のおもちゃの
ような楽器が色々おいてあるんですが、
その中にあった小さなリコーダーをと
り出しまして。
で、私とそのギタリストの人はそのリ
コーダーとギターをとっかえひっかえ
したりして、3人でジャムセッション
状態になったというわけで。基本的に
ドとレとミの3音でセッションしてま
した(ま、酔っぱらってたんで、他の
音も弾いたかもしれませんがw)
そしたら、なんかトランス状態に入っ
てしまったようで…。気がついたら時
刻はてっぺん回っていたという…。ず
いぶん久しぶりに朝帰りしてしまいま
した。
楽しかったんですが、翌日がつらかっ
た(汗)皆さんもケツが切られてない
飲みながらのセッションには気をつけ
てくださいね。え、普通の人はあまり
そんなことしない?
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)