東京スカパラダイスオーケスト
ラというバンドに “Paradise Has
NO BORDER”(「パラダイス・
ハズ・ノー・ボーダー」)という
曲がありまして。
このバンドの代表曲の1つなので、耳
にされたことのある方も多いと思うん
ですが▼▼▼
この曲、スカパラの曲なので、まあジ
ャンル的にはスカの曲ではあるんです
が、聴けばわかるように、曲全体を通
してラテン音楽で使われる「モントゥ
ーノ」といわれるフレーズのパターン
が使われてるんですね(冒頭のピアノ
のフレーズがモントゥーノです)。
なので私この曲のことを(うっかり?)
「ラテン」と呼んでしまったことがあ
りまして。
そしたら、ラテン音楽を愛するとある
人に「スカはラテンじゃない」とかい
われたんですよね。まあ、そう言いた
い気持ちもわからないでもないんです
が、こちらにも言い分がないわけじゃ
ないわけでして。
スカはご存知の通りジャマイカ発祥の
音楽、つまりカリブ海の島の音楽で、
そこに住む人々はキューバなどラテン
音楽が演奏される主要な地域と地理的
に近いわけで、そういう地域の音楽に
影響を受けていますし、そもそもルー
ツをアフリカに持つ人々の音楽という
点では共通しているわけです。
で、まあ、
結局、人には色々考えがあって言い分
があるってだけの話なんですけどね。
とはいえ思ったのは、ジャンルの領域
をしっかり確定しないと気が済まない
人が、その辺を拡大解釈(?)したり、
なるべくゆるやかに考える人にある種
の怒りを持つというのは、形は違えど
よく目にするよなあ、ということなん
ですよね。
そんな食い違いが「ノー・ボーダー」
という曲について起こったというのも
皮肉な話ですが。
ジャンルへの愛の強い人はそんな領域
の内と外に敏感なことが多いようです
し、それはそれで尊重しないといけな
いとは思うわけですが。
一方で、面白いことはそういう境界の
あいまいなところで色々起きているん
ではないかなあ、などと思ったりもす
るんですよねえ。そういうとまた怒り
を買うのかもしれませんが。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)