伝聞の「そう」止め問題ってご
存じですか?
最近……といってもいつから始まった
のかはなかなか特定しづらい(かなり
前からあるという説もあるようです)
のですが、人からの伝聞で「〜だそう
だ(です)」というところを、
語尾の「だ(です)」を省略して「そ
う」で終わらせてしまう
そんな現象を言います。
「○○さんもギターを弾くのだそう」
なんて言い方ですね。人によっては、
「弾くのだそうだ」とか「弾くのだそ
うです」とちゃんと言い切れよ、とか
思ってイライラするのだそう。
私の感覚としては、これ書きことばと
しては、結構前からあった気がするの
ですね。それが最近ではテレビなどの
動画メディアのナレーションなどでも
多用されてるという感覚なんですが。
NHK でも耳にしますし。※
そこらへんは人によって感じ方は違う
のかもしれません。
で、これが良いと思うのかどうか、と
いうと、意見は分かれるようでして。
違和感ありまくる(?)というような
人もいれば、別にいいんじゃない?
という人もいるというような具合で。
おそらくきっぱりと断定的な言葉遣い
が好きな人には違和感持つ人が多くて、
ソフトな語感を好む人は肯定的なのか
な、と思ったりもします。ま、しらん
けど。
ともあれ、この用法はすでに国語辞典
でも取り上げるものが出ているようで、
かなり一般化しているようです。俺は
嫌いだ、と言う人がいても定着化の流
れはおそらく止まらないのでしょう。
違和感を持つ人は、曲の最後がドの音
で終わらないと落ち着かないのでイヤ、
という人に似ているのかもなあ、とか
思ったりもしますが。
あんまり関係ないかな。
て、ことで。
それでは、また ( ̄▽ ̄)
※NHKの「ドキュメント72時間」なん
かでよく聞く気がします。