時々、海外の自己啓発系とい
うんでしょうか、英語で言うと
Self Improvement 系の記事
を覗いてみたりするんですが。
そうするとたまにこの日本語の単語に
出くわすんですね。何かというと、
金継ぎ(きんつぎ)
なんですけど。英語でも “Kintsugi”
と書かれます。
金継ぎってのは、焼き物の器が欠けた
り割れたりしたときに、破片を漆でつ
なぎ合わせて、その割れ目のところに
主に金粉で装飾を施すという修復の方
法ですね。
茶道で使われる茶器などによく見られ
ますね。茶道では、こうして修復した
器に芸術的な価値を見出すようになっ
たため、文化財級の物の中にも金継ぎ
のされたものがあります。
のされたものがあります。
で、
この金継ぎが海外に紹介されてたらで
すね、海外では人の生き方に関するメ
タファーとしての意味ががぜんクロー
スアップされるようになったんですね。
つまり、人生におけるトラウマ、傷心、
悲しみ、そんなものからの復活とか回
復とか、そんなことですね。
いわく「焼き物も人生もこなごなに壊
れてしまうこともあるかもしれないけ
れど、だからといって生きることをや
めるということにはならない」とか、
そんなメタファーですね。人生、いい
ことばかりじゃないけど、もしもの時
には「金継ぎ」すりゃいいんだよ、と。
異文化の受容というのは、時として面
白い現象を引き起こしますな。ちょっ
とうがち過ぎな気もしますけど。
そういう意味では、われわれアラカン
世代やそれ以降の人間なんて、多くの
人は継ぎはぎだらけともいえますね。
そこがその人の味だったりもするわけ
ですが。
みんなでセッションするなんてのは、
なかなかよい「金継ぎ」の品評会かも
しれません(笑)
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)
“継ぎはぎハートのジェネレーション?” への1件の返信