励ましがバックファイアするとき?

なたの身近な人(友達とか、
恋人と
かパートナー、あるいは
部下とか生徒
とか)が何かこれ
からチャレンジをす
る大切なこ
があるとしましょう。

 

何かの試験とか、面接とか、ライブで
演奏するとか、スポーツの試合に臨む
とかですね。そこで、あなたは LINE
とか Facebook とかでメッセージ
送ろうと思うわけです。

 

この場合、あなたはその相手が成功す
ることを真剣に願っていると仮定しま
す。どんなメッセージを送りますか?

 

たぶん、多くの人は何かしら激励する
言葉とか、その人の役に立つようなメ
ッセージを送ろうとするのではないか
と思います。「頑張ってね。応援して
るよ」とか「いつも通りやれば大丈夫」
とか。

 

ところが……

 

前にも紹介したジュリアード出身の
イオリニストでもある心理学者ノア
・カゲヤマさんが紹介していた実験が
ありまして。

 

カリフォルニア大学の研究だそうです
が、そこでは75組のカップル3つの
グループに分けて、それぞれ男性と女
性は別の部屋に入れられるんですね。
そして、女性たちはストレスの度合い
の目安として血圧と脈拍を計測されま
す。

 

で、女性はいくつかのタスク(カメラ
の前に立たされて試験官がいるような
状況で即興スピーチをさせられるとか、
2372から13おきにできるだけ早くカ
ウントダウンするようにいわれるとか)
をするようにいわれるんです。

 

で、ここがこの実験の肝なんですが、
パートナーの男性女性たちがタスク
を与えられる前とタスクを遂行する直
前のタイミングで、携帯で女性にメッ
セージを送るんです。

 

1つ目のグループの男性は、「大丈夫
ただの実験なんだから」とか「自分が
どんなに働き者かを話せばいいんじゃ
ない?」とか、相手の手助けになりそ
うなメッセージを送りました。

 

2つ目のグループでは、男性は「この
部屋は寒いね」とか「今、こっちはア
ンケートに答えてるよ」とか、女性た
ちの置かれている状況とは無関係のど
うでもいいようなメッセージを送りま
した。

 

3つ目のグループではメッセージは全
く送られませんでした。

 

最後に、もう一度女性たちは脈拍と血
圧を計られて実験は終了なわけですが、
どんな結果が出たと思われますか?

 

実は、2番目どうでもいいようなメ
ッセージを受け取ったグループの女性
たちが、いちばんストレス反応が低か
った(血圧の上昇が少なかった)んだ
そうです。一方で、1番目と3番目の
グループには違いはほとんどなかった
のだとか。

 

励ましの言葉を送る側は相手のために
良かれと思っているとしても、そうい
言葉を受け取ることで、逆に目の前
のタスクの重要さを意識してプレッシ
ャーになるのかもしれない。頼んでも
いないのに手助けするようなメッセー
が来ることで、自分が頼りないと思
われていると感じてしまうのかも、と
カゲヤマさんは書いています。

 

一方で、どうでもいいようなメッセー
はある種の気晴らしの効果とか、目
の前のタスクだけが人生じゃないとい
うような一種の相対化を生む効果があ
るのかもしれません。

 

まあ、これだけの実験で、全ての場合
に当てはまる結論を導くのは難しいで
しょう。でも、自分以外の人が何かの
大切なタスクを抱えている時も、その
心をフラットに保つように考えてあげ
るということは大切ではないかと思わ
せられる話かなと思います。

 

ご参考までに。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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