ツールとしてのタブ譜の不幸?

ターやウクレレやベースに
タブ譜
という特殊な譜面があ
りまして、今日
はそのお話です

 

こういった楽器のどの弦どの位置
押さえて弾いたらいいかを示すために
考えられたものです。のようなもの
ですね。

さて、何かの目標を決めて、それを成
し遂げようとしたときに、間違った手
を選ぶと、しなくてもいい苦労をし
たり、最悪の場合には挫折したりしま
すよね。

 

たとえば、語学学習で、全く知らない
言語を覚えようとするときに、その言
語の辞書だけを使って覚えようとすれ
ば、まあ十中八九挫折しますよね。や
はりまずはその言葉の基本的な語彙
文法とかを易しく解説してくれる
門書か先生が必要でしょう。

 

あるいは、フル・マラソンを走れるよ
うになりたい人が、毎日スタートダッ
シュの練習しても、持久力はつかない
ですよね。当たり前ですが。

 

だからといって、辞書やスタートダッ
シュが何の役にもたたない、というこ
とではもちろんないですよね。語学
深くマスターするには辞書は不可欠で
しょうし、短距離走のランナーにとっ
スタート・ダッシュはとても重要
すよね。

 

結局、達成すべき目標に見合ったツー
ルをチョイスしているかが問題なので
あって、そのツール自体がダメだとか
何の役にも立たない、ということでは
ないわけです。あるいは、単独では役
に立たないツールも、他のツールと組
み合わせることによって役に立つ存在
になることもあるわけで。

 

で、ここで話はタブ譜に戻るんですけ
ど。

 

タブ譜、便利なんですけどね、その便
利さゆえに、オールマイティなツール
だと思うと、かえって上達を妨げる
とにもなりかねません。とくに初心者
にとってはね。

なぜかというと、タブ譜だけではどの
弦のどの位置押さえて弾けばいいかと
いうことは分かっても、音楽の基本的
な理屈(あえて理論とまではいいませ
ん)が理解できないからです。今出し
ているが、その曲のキーとどんな関
係にあるか、とかですね。そういう意
味でタブ譜のみに頼ってギター(やベ
ースやウクレレ)を覚えるのは危険
といえるでしょう。

 

ですが、一方でタブ譜じゃないと伝え
るのにえらく苦労するという場合もあ
のも確かです。特定のポジション
フレーズやコードを弾くように指定
たり解説したりする時なんかですよね。

 

要は、タブ譜がその時の目標の達成に
適したツールかということなんですよ
ね。

 

便利さゆえに、入門書から専門書まで
タブ譜がないと本が売れない、という
状況が、逆にタブ譜にとって不幸(?)
なのかもしれません。タブ譜はお勧め
しないと言っている人のにもタブ譜
はやはりついていたりしますからねえ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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