リードシートという譜面

日のお話は音楽の譜面につ
いてです。

 

譜面といっても色々ありますが、今日
は特にリードシートと呼ばれる譜面の
ことを中心にお話をしたいと思います。

 

リードシートというのは、曲の要素の
うち、メロディ(多くは主旋律のみ。
音符で書かれますね)と和音(主に
ードネームで示されます)と歌モノの
場合は歌詞と、その3つだけが書かれ
た譜面です。

 

細かいアレンジの示されていない、
る意味不十分な譜面なわけですね。
パートの奏者が演奏するメロディーと
かは書いていないわけです。

昔の〇星とか平〇といった雑誌の付録
なんかにあった「歌本」の譜面なんか
はたいていこれでした。

 

今でいうと、ジャズ関係の曲集日本
では「黒本」とか「青本」とかいわれ
る本、海外のものでは The Real Book
といわれる本に収められている譜面
リードシートです。つまり、曲を演奏
するジャムセ
ッションというのは特に
ジャズなんかの場合、たいてい、リー
ドシートをもとに行われるんですね。

 

奏者(プレイヤー)は、リードシー
トに書かれた情報を頼りに、自分の判
断で演奏するわけです。つまり、例え
ばギターやキーボードの伴奏部分(コ
ンピング)とか、ベースラインとかは
その場のプレイヤーに任されるわけで
すね。

 

つまりある意味アドリブなわけです。
あるいはジャズでいう「フェイク」
わけです。(もちろん、原曲の特徴的
なフレーズなどを音源で確認したり記
憶を頼りに再現することはありますが)

 

ジャムセッションのことをアドリブセ
ッションとか言ったりもしますが、そ
れは単純にプレイヤーがソロをアドリ
で演奏するという以外にも、実はみ
んなアドリブで伴奏したり、オブリガ
ードを弾いたり、色んなアドリブが絡
み合っているという意味合いもある
です。

 

もちろん、楽譜に書いてなくても、あ
ガイドラインというか、共有された
暗黙の約束のようなものがあるので、
成立することではあるのですが。

 

ただ、実際にこういうアンサンブルの
やり方になれていない、例えば誰かが
書いたアレンジを譜面通りに演奏する
ことしかやったことのない人には、こ
れは結構大変なことだったりするんで
すね。吹奏楽のパート譜とかとは違う
ので。

 

長くなりそうなので、続きます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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たった4音がヒット曲を生んだ話?

ートルズの曲の多くは、ご
存知のよ
うにジョン・レノンと
ポール・マッカ
ートニーの共作
という形で書かれてい
ます。

 

ま、どちらかが1人で書いても共作
いう扱いにはなる約束だったんそうで
すけどね。

 

最近、ポール・マッカートニーが、
分の書いた曲について解説している動
画を YouTube で見つけて観たんです
けど、その中で有名な And I Love
Her 
について語っていたんです。

 

こちらがその動画のリンクです。3:40
辺りから And I Love Her の話になり
ます(ごめんなさい英語です)▼▼▼

 

で、

 

その中で、この曲を事前に書き上げて
スタジオに持っていった時の話になる
わけです。ボールジョンはもちろん
どんな曲か分かっているわけですが、
ジョージリンゴやプロデューサーの
ジョージ・マーティンといった人は
の場が初めてなので、この曲を書いた
ポールは彼らにこんな曲だよと聞かせ
るわけです。

 

そしたら、ジョージ・マーティン
かイントロが欲しいな、と言ったのだ
そうです。それで、みんなで色々考え
ていたらジョージ・ハリスがあの
ターの短いリフを思いついて弾いた
ですね。

「考えてみれば、あのリフがなければ
この曲はぜんぜんだよね」ポール
言っています。

 

確かに、改めてこの曲を聞き返してみ
れば、ジョージの考えたあのわずか4
音のリフがこの曲の魅力の大きな部分
を占めているのがわかります。

 

当時は曲をスタジオに持ちこんで、さ
っと相談して、でもうレコーディング
といったペースでバンバン進んでいっ
なんてことをポールは語っています。
長時間悩んで、複雑なアレンジすれば
ヒット曲ができるわけでもない、って
ことですかね。

 

リフを思いついたジョージすげーと思
うと同時に、他のメンバーやスタッフ
がそんな思い付きのようなリフの良さ
を理解して、それでレコーディング
てしまうのもすげーなと思った次第で
す。

 

当時ハード・デイズ・ナイトの頃)
彼らの勢いというのもあるのでしょ
うけどね。

 

…て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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でんわは○○○○??(CMソングに揺れるアラカン心)

前、アラカンセッション
いう50代
以上を対象としたセッ
ションをやった
時の話なんです
が。

 

前にもお話したかと思いますが、この
セッションでは、参加される皆さんの
リクエストをなるべくお聞きして、
現しようと考えておりまして。先日の
回のときも、色々出たんですがその中
に、とあるCMソングをやりたい、と
いうのがあったんですね。

 

とある、老舗(?)温泉ホテルのCM
なんですが。え?あれだろうって?
わかりますか?

 

このCMソング、特に関東子供時代
を過ごした私たちの世代の多くの人の
記憶にあると思うのですが、まさかこ
れでセッションしようという人がいる
とは(笑)なんでも、休日にこのホテ
ルの前を通りがかったので、思いつい
たんだそうですが。

 

とはいえ、リクエストいただいたら、
やってしまうのがアラカンセッション。
それも1回はオリジナルに近い形でや
りましたが、2回目はこれをジャズの
アレンジでやろうと思い立ちまして。

 

で、やったのがこちらの動画でござい
ます。この曲、作曲いずみたくさん
なんですね。しかも作詞はあの野坂昭
さんだそうです。▼▼▼

 

セッションが終った後、こういう昔な
つかしいCMソングでセッションをや
るというのはなかなかいい、という話
になりました。また、いろんなリクエ
ストが来そうでございます。

 

こんなアラカンセッションご興味が
ございましたら、コメントでお知らせ
くださいませ。

 

楽しくセッションできる仲間を年中無
休で(笑)募集中でございます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

クリスマスソングはメンタルに良くない?

近はブラックマンデーとか
普及してちょっと変わってきたか
もですが、一時10月末ハロウィ
ーンが終わると、世の中はもう
リスマスに向けてき出してまし
たよね。

 

特にショッピングモールなどの商業施
なんかでは、店内の装飾などが一夜
にしてクリスマス向け
のものに切り替
わったりして。(余談ですが、商業施
設の装飾の切り替えって、クリスマス
に限らず、営業時間の終了後にやらざ
るを得ないのでどうしても夜中になる
んですよね。お疲れさまです)

 

そして、そうした装飾の切り替わりに
伴って世の中に流れ出すモノがありま
すね。そう、

 

クリスマスソング

 

ですね。

 

とはいえ、ハロウィーン終わったばか
りでクリスマスソングってのもねえ、
とか思ってたんですが。そうしたら
リスマスの本場(?)でも、色々議論
があるようでして。

 

ある研究によれば、クリスマスソング
をひっきりなしに聴き続けることは、
特に小売り業のお店で働く人たちのメ
ンタルに害があるそうす。ひっきりな
しに聴くことで、集中力がそがれるし、
意識的に「聴かないようにする」こと
精神的に疲れてしまう、と。

 

ま、わかりますよね、その感じ。

 

とはいえ、お店の側からすると、クリ
スマスソングでホリデー気分、ショッ
ピング気分を盛り上げることも必要
んですね。年間の売上の多くの部分が
このシーズンに得られるわけなので。

 

これまた別のある研究によれば、クリ
スマスの音楽香りなんていうのを効
果的にうまいバランスで使うことで、
売上は伸びるんだそうですよ。

 

なかなか悩ましいですね。

 

そんなわけで、なかなかクリスマスソ
ングを流さないようにするということ
ハードルが高そうです。

 

いずれにしても、聴きたい音楽を聴き
たいように聴けるのが一番である、と
いうことは間違いないようで。当然と
いえば当然ですが。

 

そういう意味では、ある必要に迫
られて(何かの課題だとかですね)
時間も何日間も練習する、なんてのも
かなりのメンタルへの負荷が高そう
す。適度にブレイクを入れたり、意識
的に弾かない時間をとる必要があるん
でしょうね。

 

みなさんは、本当は聴きたくない音楽
を聴か
されていると思うことはありま
すか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

……ホテルへようこそ

い日だった。ただ妙に乾燥していて湿気がなく、なんだか砂漠のような気候だなと俺は思った。

 

砂漠に行ったこともないのに。

 

俺と同僚ホテルを探していた。クラ
イアントとの打合せでクレームを聞か
されたあと、本社に帰って出直そ
と同僚に言ったのだが、同僚が出張
を延期して支社と解決策を探るべきだ
と言いはったのだった。

 

宿泊していたホテルに延泊の相談をし
たのだが、満室だと断られ、しかたな
別のホテルを探し出したのだ。どう
も市内で何か大きな催事があるようで
ホテル探しは難航した。

 

俺と同僚で手分けをしてネットを検索
したり、電話をかけまくった後、よう
やく同僚が1件のホテルからOKの返
をもらい、俺と同僚はタクシーに乗
ってそのホテルに向かった。

 

乗ったのは妙なタクシーだった。何か
植物を焚いたような、奇妙な香り
した。嗅いでいると、どこかに行って
しまいそうな香りだった。

 

頭が重くてめまいがしそうだと感じ始
めたところで。タクシーはホテルに着
いた。この街には何度も出張で来てい
るが、見慣れない風景のエリアだった。

 

ホテルのフロントの女性入り口まで
出てきて迎えてくれた。古いホテル
中はちょっと暗いですので、と彼女は
言って、そのまま部屋まで案内をして
くれた。遠くで鐘の音がしたような気
がしたが、記憶はあいまいだ。

 

……ホテルへようこそ、と彼女は言っ
たが、ホテルの名前は聞き取れなかっ
た。古いですが部屋は沢山あります
ら、いつでも空きはあるんです。彼女
は聞いてもいないのにそんなことを言
った。

 

腹が空いていたが、疲れてもいたので、
同僚と俺はホテルのレストランで夕食
を取ることにした。同僚がワインを頼
むと給仕長は、当ホテルでは1969年
の創業以来酒類は置いていないのです
と言った。

 

こんな日に、酒も飲まずに寝られるも
んか。同僚は立ち上がり、フロントと
交渉してくるといって歩き出した。俺
は嫌な予感がして、同僚を追ってフロ
ントに向かった。

 

フロントには誰もいなかった。

 

……が、その脇の開け放たれたドアの
向こうに人影が見えた。同僚はそのま
ま中に入った、俺も後を追った。

 

そこには、例のフロントの女性も、給
仕長もいた。それ以外のスタッフもい
るようだった。皆は手にナイフを握り
なにかテーブルの上のものを突き刺そ
うとしていた。

 

俺たちに気がつくと、フロントの女性
は言った。お客様、言い忘れましたが
チェックアウトは24時間いつでもOK
です。ただ、誰も帰った人はいません
けどね。彼女は笑った。

 

俺は同僚を見た。同僚も笑っていた。
俺はドアを出て逃げ出そうとした……

 

……ところで、肩を揺さぶられて目が
覚めた。

 

明日朝から支社で打合せだ。もう部
屋に戻ろう。寝過ごして遅れるなよ。
同僚は立ち上がって俺に言った。

 

ホテルのレストランで食事をするうち
に疲れが出て寝てしまっていたらしい。
70年代ロックのチャンネルに合わせて
いるらしい有線放送のBGMが流れてい
た。

 

イーグルズの「ホテル・カリフォルニ
ア」の最後のツイン・ギターの演奏が
聞こえた。

 

本当に俺たちは本社に帰れるのだろう
か。

 

(例によって、これはフィクションで
すので、現実の出張や街やホテルとは
何の関係もないです、きっと……)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

マイルズの「名言」の解釈をめぐって

イルズ・デイヴィスという
トランペ
ッターは演奏した曲の
数より引用され
「名言」の数
の方が多いといわれて
いるので
すが(うそです。すみません)

 

そんな中でもかなり有名な言葉に、

 

「まず演奏してから、後で何か教える
よ」

 

というのがあります。原文では、

 

“I’ll play it (first) and tell you what
it is later.”

 

この言葉がどこで言われたかというの
ははっきりしていて、1956年の『リ
ラクシン』というアルバムの中の “If I
Were a Bell” という曲を演奏する前
に言っているんです。なんせこのアル
バムにはこのマイルズの言葉ごと収録
されているのですよ。▼▼▼

 

なので、この言葉をとくに深読みせず
に解釈すると、レコーディングに立ち
会っている誰か(レコーディング・エ
ンジニアとかプロデューサーとか)に
次にやる曲の曲名を聞かれたマイルズ
が、ちょっと冗談めかして軽口を言っ
ているのをそのまま曲の頭につけて
ルバムに収録してしまった、というふ
うに思えます。

『リラクシン』というタイトルのアル
バムですしね、そんなノリというか雰
囲気を出したかったのではと思うんで
すが。100%確信があるかといわれれ
ば、証拠があるわけではないですけど。

 

で、さて、

 

このちょっと謎めいた言葉が「名言」
として独り歩きするといろんな解釈
する人が出てくるんですよね。

 

たとえば、「事前に何をやるかとかそ
んな情報にとらわれずに、開かれた心
で演奏を聞くべきだ」という風に解釈
する人がいます。

 

「まず演奏ありきで、それをどう解釈
するかなんていうのは後付けにすぎな
い」なんていう風に解釈する人もいま
す。ちょっと似てますが「まずは音を
だしてみることが大切で、理論とかの
ことを考えるのは後」というような意
味にとる人もいます。

 

「何をどう演奏するかなんて前もって
考えてないので、やってみないと分か
らない」というような意味にとる人も
います(実際のところ、マイルズのこ
の曲の演奏ではピアノレッド・ガー
ランドがあのビッグベンの鐘のメロデ
ィをイントロで弾いたりしているので、
それなりに事前の準備があったアレン
ジだと思うのですけどね)。

まあ、マイルズくらい有名になると、
何気なく言った言葉がこんな風に色ん
な解釈をされるようになるということ
なんでしょうが。

 

ただ、一方でそういった解釈のそれぞ
れに一片のというかそれなりの真実
あるように思われるんですよね。なの
で、そうした解釈が自分の役に立つ人
にとってはそれもありかな、とは思う
のです。

 

他人に押し付けてこなければ、ね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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月に飛ぶのは案外難しい?

ライ・ミー・トゥ・ザ・ム
ーン
とい
う、セッションなどで
もよく演奏され
る曲があります
ね。

 

比較的シンプルな構成の曲で、初心者
向けと良く言われます。それはまあそ
うなんですけど、実際に演奏してみて
アドリブソロなどを弾こうとすると、
結構落とし穴のある曲でして……

 

なんてことは、以前にも書いたことが
ありましたね。この曲の構成がABAC
という流れなんですが、実はBの部分
とCの部分が良く似たコード進行(A
の部分はもちろん全く同じ)なので、
ソリストは自分が今ABのところにい
るのかACのところにいるのかわから
なくなってロストしやすいなんて話だ
ったと思います。

その辺の話は、そちらをご覧いたくと
して、今回はちょっと別の側面からこ
の曲の構成をみてみましょう。この曲
いわゆるAメロの部分つまり曲の頭の
部分8小節は、キーCメジャー
Am /Dm7 /G7 /C /
F /Bm7b5 /E7 /Am(, A7) /
という流れ(コード進行)なんですね。

 

All The Things You Are というこれ
も有名なスタンダードナンバーがあり
ますが、それと似たような出だしです
(特に頭4小節)。

 

この流れ、1段目も2段目も4小節目
にCやAmというトニック系の落ち着
きコードがくるような流れになってい
ます。この4小節目で落ち着く、とい
う流れは、実は、結構おさまりが悪い
んですよ。軽い違和感があるというか。

 

4小節の単位で見ていくと、落ち着く
場所が3小節目とか次の1小節目とか
になっていると、おさまりは良いし、
メロディーの解決感も出しやすいんで
すね。フライ・ミー・トゥ・ザ・ムー
ンでも、BやCのパートでは、
Dm7 /G7 /C(Em7) /A7 /
Dm7 /G7 /C /Bm7b5, E7/
といった流れで、3小節目に落ち着き
コードが配置されています。

 

思うに、このAメロの「違和感」
リストの感覚を微妙に狂わせるところ
があるような気がするんですよね。と
くに盛り上がりから落ち着きに行くと
ころを意識しすぎると、小節感覚が狂
うというか。

 

そんな違和感を抱えつつBメロ(Cメ
ロ)に突入すると、そっちの流れにも
影響してしまうのではないか、とそん
な風に思うんですね。

対策としては、Aメロの部分について
はあまり細かいコードの動きにとらわ
れず、8小節全体をBメロ(Cメロ)
に向かう前振りのように大きくとらえ
こと。そうすると、比較的この落と
し穴にひっかからないように思います。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ロントレのイントロと「グランド・オープン」にいらつく人

業施設とか、レストランと
かが華々
しく開業するとき、よ
くポスターや広
告に「○月○日
グランド・オープン!」
とか書
いてあるのを見ますよね。

 

あの、「グランド・オープン!」とい
う表現て、和製英語だって知ってまし
た?

 

以前日本で働く英語ネイティブの人
指摘されたんですが、たしかに英語で
しくいうなら、これは
Grand Opening
なわけですよ。Openは名詞にはなり
ませんからね。形容詞か動詞。

 

ところが、日本ではなぜかグランド・
オープンなんですねー。こうやってカ
タカナで書いてあればまだしも、英語
(ていうかローマ字)
Grand Open
で、書いてあるのを見るとすごくいら
くんだ、とその英語ネイティブの人
は言ってました。まあ、結構いたると
ころで目に入りますからね。

何がいらつくって、外車(日本から見
てね)のディーラーの開店のポスター
にも「グランド・オープン」て書いて
あるのを見る時だね、とその人は苦笑
していました。

 

日本人はこれで分かるからいいじゃん
とも言えるでしょうが、グランド・オ
ープンは(ローマ字で書けば)ネイテ
ィブにも何を言いたいかわかる。けど
間違ってるよ、絶対に。というので
ラストレーションがたまる。という構
図だと思います。

 

そういえば、

 

これは YouTube で見た動画の中で、
よっちゃんこと野村義男さんが、ドゥ
ービー・ブラザーズギタリストのパ
ット・シモンズ直々に言われたこと
だといって紹介していたんですけど。
あの有名な「ロング・トレイン・ラン
ニング」という曲のイントロのギター
のリフがあるじゃないですか。

 

あのリフ色んなバンドがコピーする
けど、90%以上が間違った弾き方
してる、とシモンズは言っていたんだ
そうです。どう違うか?ちょっとした
コードの押さえ方の違いなんですけど
ね。詳しくは動画をどうぞ。▼▼▼
2:30の辺りからロントレの話にな
ります)

 

まあ、間違っていたとしても、曲の流
れを妨げるわけではないし、聴く側も
別の曲に間違えるわけでもありません。
でもパット・シモンズにとっては許せ
ないし、いらつくんでしょうねえ。

 

みなさんは、そんな経験ありますか?

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ミュージシャン版「蜘蛛の糸」

る朝、お釈迦様が散歩中に
の池を通して地獄をのぞいてみる
と、罪人たちが苦しんでいる中に、
カンダタという妙な名前のミュー
ジシャンを見つけました。

 

カンダタは、デスメタル・バンドのボ
ーカルを担当していましたが、別に
スメタルをやっていたために地獄に落
とされたわけではありません

 

友達に借金して踏み倒したり、同時に
2人3人以上の女性と付き合ってお金
をせびったり、彼女の持っているブラ
ンド品を勝手に持ち出してコメ兵でお
金に換えたりと非道なことを繰り返し
たので、地獄に落とされたのです。
ンドマンの皆さんは気をつけましょう
ね。

 

そんなわけで、この男は、今は地獄で
MojaSlasher(亡者スラッシャー)
いうバンドを組まされて、デスメタル
を毎日ノンストップで歌わされている
のでした。体に悪そうですね。まあ
獄なんで、仕方ないですが。

 

そんなカンダタでしたが、昔たった一
度だけですが、善い行いをしたことが
ありました。ライブ会場にいた小さな
クモを踏みつぶそうとして思いとどま
り、命を救ってやったのです。もっと
も、それは彼のバンドのロゴマークが
毒グモだったからなんですが。

 

そんなことを思い出したお釈迦様は、
彼を地獄から救い出してやろうと思い
ました。そんなご都合主義の気まぐれ
でいいのかという議論はさておき、お
釈迦様は一本のギター弦をカンダタめ
がけて下ろしてやりました。

 

地獄で毎日声を張り上げて歌っている
カンダタでしたが、目の前に降りてき
たギターの弦を見て「これを登れば地
獄から抜け出せる」と思い、その弦に
つかまって登ることにしました。

 

一方で妙に文学好きだったカンダタく
は、芥川のあの小説を思い出し、
のメンバー(?)に見つかると殺到し
てきそうだと思いました。そこで気づ
かれないように大声で歌い続けながら
ちょっとずつ登ることにしました。

 

もっとも他のメンバーは演奏に夢中
誰もそんな弦のことには気がつきませ
。バ○というか、純粋というか。

 

そんなわけで、仲間には気付かれず
カンダタはそーっとその弦を登ってい
き、ボーカルが休みのパートになった
とたんに一目散に登り出しました。そ
して、あと一息でお釈迦様のいる極楽
浄土にたどりつこうというその瞬間。

 

無情にもギター弦はぷつんと切れ、カ
ンダタは真っ逆さまに地獄へと落ちて
行きました……

 

お釈迦様は、

 

「あ、いかん、新品の弦のつもりが
の前に取り換えた古いスーパーライト
ゲージの1弦だった。009だし、だい
ぶ古かったからなー。……まあギター
の弦が切れるのはお釈迦様にも予測は
つかん。また今度ってことで」

 

といって、散歩の続きに向かいました
とさ。おしまい。

 

教訓:ギターの弦は定期的に取り換え
ましょう

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

おおきなおと

音好きなおじいさんが、新
しいギタ
ーを買いました。年寄
りのくせに5キ
ロ近くあるレス
○ールでした。

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

ぎっくり腰にならないか心配しながら
ギターを背負ってスタジオに向かいま
した。

 

おじいさんは、スタジオ入りすると、
大好きなマー○ャルのアンプにつない
で、大好きなAのパワーコードを鳴ら
ました。が、「なんか音の抜けがわる
いなあ」といって満足できません。

 

おじいさんは、エフェクターを忘れて
きたのに気がつきました。そこで家に
いるおばあさんに電話して、エフェク
ターを届けてくれるようにたのみまし
た。

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

重たいエフェクターボードをおばあさ
んは運んできてくれました。これで歪
んだいい音がでるとおじいさんは思い
ましたが、やっぱり音は抜けません。

 

おじいさんはを呼び出しました。孫
はしぶしぶやってきましたが、

 

「うーん、おれDTMしかやらないし」

 

とかいって使い物にならずやっぱり
は抜けません。

 

そこで孫はを呼び出しました。犬は、
「これは歪ませ過ぎですよ」といって、

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

と、エフェクターのかかり具合前足
いろいろ調整しました。でも、おじ
いさんの耳には、抜けのある音になり
ません。

 

犬は、に応援を頼みました。猫はア
ンプのイコライザーを、

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

と、MIDDLE 中心にいろいろいじりま
した。
でもおじいさんは「抜けてこな
いなあ」
といいます。

 

困った猫は、ねずみを呼びました。ね
ずみはしばらく考えていましたが、何
を思ったか、おじいさんの肩に、

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

と上り、おじいさんの耳の中をのぞき
込みました。そして、「おじいさんこ
んな
ものが」と言うと、手(前足)を
耳の中に突っ込んで、何かを引っ張り
出しました。

 

「おおそうだった。昨日ヘビメタのラ
イブを最前列
で聞いたので、耳栓して
んじゃった」

 

おじいさんは喜んでギターをかき鳴ら
すと、やっと音は抜けました。

 

「素晴らしい、さあみんな、じゃあ1
曲やろう」

 

その瞬間、スタジオのランプが点滅し
予約の時間がおわりましたとさ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ギブソン一筋ん十年のギタリストの言ったこと

ブソンというギターメーカ
ーは、メジャーなブランドなん
ですが、経営破綻したりもして、
大変なこともありましたね。今
日はギブソンのギターをほぼ専
門に弾いているロック・ギタリ
ストお話をしましょう。

 

誰かというと、アンガス・ヤング
う人なんですが。オーストラリア出身
AC/DC というバンドのリードギタ
リストですね。兄のマルコム・ヤング
とともにバンドの中心人物です。マル
コムは残念なことに2017年11月に亡
くなってしまいましたが。

 

で、そのアンガス・ヤング、常に一貫
してギブソンのSGというタイプのギ
ターを弾き続けています。フェンダー
といった他メーカーや、ギブソンの中
でもレスポールエクスプローラー
いった別タイプには目もくれずSG
一筋でやっていますね。

 

ある時、アンガス・ヤングAC/DC
の音楽について、こんなことを言った
そうです。

 

「俺たちが11枚も全く同じに聞こえ
るアルバムを作った、とかいう奴らに
は全くうんざりだ」

 

まあ、結構ねたみそねみ系のありがち
な批判ですが、彼は、それに続けて何
といったか

「俺たちが作ったのは12枚の全く同
じに聞こえるアルバムなんだ」

 

でした(笑)まあ、アンガス・ヤング
本当にそう思っていたかといえば、
たぶんそうじ
ゃないんでしょうけれど
(でもないか?笑)。自分たちのやっ
てきたことへの自信とか余裕をユーモ
アでつつんだ良い答え
じゃないでしょ
うか。


AC/DC
オーストラリアのバンドです

から、ユーモアの感覚がイギリスに近
んでしょうか。さすがSG一筋40年以
の強者ですね。彼らが長年活躍して、

今も尊敬を集めているのは、こんなウィ
ットのあるコ
メントができるからかもし

れません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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シンガーソングライターの主従逆転?

1970年代前半に活躍した、
ジム・ク
ロウチ(Jim Croce)
というシンガー
ソングライター
がいました。ブレイク
して数年
で、残念なことに飛行機事故

亡くなってしまいましたが。

 

アコースティック・ギターを中心とし
た音楽をやっていた人ですが、純粋な
フォークシンガーというより、フォー
ク・ロックという範疇かなと思います。
まあ、どっちでもいいんですけど。

 

「オペレーター」とか「タイム・イン
・ア・ボトル」とかのバラードも良い
ですが「リロイ・ブラウンは悪い奴」
といったアップテンポの曲も得意にし
ていました。ベスト盤が今でも入手で
きますので、ご興味があればどうぞ。

 

でね、

 

そのジム・クロウチの曲には、ほぼ必
サイドマンとして1人の若いギタリ
ストが参加していて、間奏ソロとか
オブリガートとかを弾いていました。
非常に端正なギターを弾く人で、私、
アコースティック・ギターの奏者とし
て、あんなふうに弾きたいものだとあ
こがれた憶えがあります。

 

モーリス・ミューライゼン(Maurice
Muehleisen)という人です。愛称
モーリーといいました。年齢はクロウ
チより6歳くらい若かったようですが、
ヒゲはやしていたので、そんなに離れ
てるようには見えませんね(笑)

たいていマーティンのギターを弾いて
いましたが、当時出たてのオベーショ
のエレアコも弾いていたらしく、こ
の2人はオベーション・ギターのアー
リー・アダプターでもあったんですね。

 

で、さて、

 

このモーリーですが、実は彼自身もシ
ンガーソングライターとして活動して
いたことがあります。実は1970年に
アルバムを発表しているんですね。ヒ
ットはしませんでしたけれど。

 

当時、ジム・クロウチは音楽を離れて
生活のために色んな職を転々としてい
たようです。そのうち、モーリーと引
き合わされて、モーリーのサイドマン
として歌うようになったんだそうです。

 

で、そうこうするうちに立場が逆転
て、ジム・クロウチがメイン・ヴォー
カルとギターモーリーがコーラスと
リードギターを担当するようになりま
した。それがブレイクして、2人は
アーで全米を飛び回るようになるわけ
です。

 

全米No. 1シングルも出したその矢先
1973年ツアー移動中の飛行機が
墜落して、2人は亡くなりました。
ム・クロウチは30歳、モーリーは24
でした。

 

なんだか、禍福はあざなえる縄の如し
を地で行くような話ですね。

 

そのモーリー・ミューライゼンの残し
ただ1枚のアルバムですが、2006年
2人の死から33年後にCD化されまし
た。YouTube でも聞けるので、リン
クを貼っておきます。▼▼▼

 

ギターと同じように端正な高い声です
が、大ヒットするにはジム・クロウチ
のようなワイルドさが必要だったのか
しれません。まあ結果論ですが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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休日に出会ったギターとブルーズ・シンガーの話 その2

年(2018年)のゴールデン
・ウィ
ーク連休中のある日に、
東京の吉祥寺
にある井の頭公園
を散歩した時に出会
ったギター
とその持ち主のお話でした。

 

で、その持ち主の「おじさん」(おじ
いさん?)
なのですが、
Broom Duster KAN(ブルーム・ダ
スター・カン)
という名前のブルーズマンなのでした。

 

ちょうどその日は、近くの野外ステー
フラダンスの演技が行われていた
ため、その音が押し寄せてきていて、
ちょっと興がそがれていた感じで、
休みされていたので、話しかけてみま
した。

 

話をお聞きすると、このギター、ハー
○・オ○で買ったアコギに穴をあけ、
鍋ブタ玄能(げんのうと読みますね。
懐しい)で叩いて加工したものを取り
つけてあるそうです。

 

簡単なように聞こえますが、鍋ブタの
固定とか、ブリッジテールピース
取り付けとか、かなり苦労したとのこ
と。まあ、ギター5000円弱くらい
で、鍋ブタ1000円弱だったそうな
ので、それ以外の材料・パーツを入れ
ても、原価は1万円していないようで
すが。

 

弦の振動を鍋ブタのリゾネーターに伝
えさらにそのボディー内で反響
せて、なるべく大きな音を出す、その
ために、色々試行錯誤したみたいです。
鍋のフタボディー内の空間大きく
取るために、だいぶ叩いて膨らませて
あります。

 

この方、10ホールズハーモニカも演奏
されるのですが、それにも漏斗を改造
した拡声器をつけてましたから、そも
そもこういう改造が好きみたいですね。

さてこの Broom Duster KAN さん、
実は知る人ぞ知るブルーズマンのよう
で。自分では Facebook なんかもや
らないそうですが、誰かが勝手に(?)
ライブスケージュールなんかをアップ
するブログを立ち上げてくれていたり
します。

 

その演奏する様子も、YouTube に結
構アップされたりしているようですの
で、ご興味のある方はチェックしてみ
てください。例えばこんなやつ▼▼▼

 

実はこの日、動画を撮影しようと
したのですが、スマホの調子があまり
良くなかったのか、ちゃんと撮れませ
んでした(涙)痛恨。

 

まあ、井の頭公園にまた今度行って聴
くとしましょうかね。皆さんも行かれ
ることがあれば、ぜひ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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休日に出会ったギターとブルーズ・シンガーの話 その1

年(2018年)のゴールデン
・ウィ
ークは、家族の都合が合
わずに旅行な
どの予定がたてら
れず、東京で過ごし
ました。

 

そんな連休中の1日に、東京の吉祥寺
にある井の頭公園(正式には都立井の
頭恩賜公園といいます)を散歩したん
ですね。朝のうち降っていた雨もやん
で、陽が差してきたこともあり、出か
けてみました。

 

で、まあ駅前でケバブサンドを買って、
園内の売店で缶ビール買って、昼下が
りの園内をうろついたんですが。

 

そしたら、その缶ビール買った売店の
で、写真のようなギターとその持ち
に出会ったのですね。うーん、なん
なんでしょうこのギター。

ブルーズブルーグラス、それから
ワイアンをやられる方は良くご存じか
とおもいますが、これはリゾネーター
・ギターあるいはリゾフォニック・ギ
ターと呼ばれるものです。ドブロ・ギ
ターという会社のものが有名ですね。

 

円形の金属(アルミ)の共鳴板(リゾ
ネーター)をボディーにとりつけたギ
ターをこう呼びます。もともと音量
かせぐために、まだピックアップのな
い時代に生まれたものですが、今では
ピックアップつきのものもあります。

 

基礎知識として、それはそうなんです
が、しかし…

 

このリゾネーター、どうみても普通に
市販されているものではありません。
この金属板はどうみても、

 

鍋のフタ

 

ですよねー。

 

あまりに興味深いので、そばにいるお
じさんに聞いてみました。

 

「これ鍋のフタですよね?」

 

「そうだよ」

 

「自分で改造したんですか?」

 

「そう」

 

こ、このおじさん、はいったい?

 

長くなったので、続きは明日また。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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誰か反応してよ

◆その1

 

鍵ハモやめようかな」
「……」

 

「私なんか要らないんだ」
「……」

 

「居なくなっても皆気にしない」
「……」

 

「誰か反応してよ」
「……」

 

「ピアニカはもともとヤマハが東海楽
器からOEM」
「マジかー」「えー、じゃあメロディ
オンは?ピアニーは?」「ピアニーっ
て何?」
「……」

◆その2

 

ギターやめようかな」
「……」

 

「俺なんか要らないんだ」
「……」

 

「居なくなっても皆気にしない」
「……」

 

「誰か反応してよ」
「……」

 

「スモーク・オン・ザ・ウォーターの
リフはアストラッド・ジルベルトの曲
のパクリ」

 

「おい、ちょっとまて」「馬鹿言って
んじゃないぞ」「ほれ▼▼▼」
「……」

 

◆その3

 

ジャズやめようかな」
「……」

 

「俺なんか要らないんだ」
「……」

 

ミクソリディアン♭9thとか弾いて
も皆気にしないし」
「……」

 

「誰か反応してよ」

 

「……」

 

「ベンチャーズのウォーク・ドント・
ラン(急がば回れ)はもともとジャズ
の曲」
「いやいやいやいや」「なんであれが
ジャズ?」「ほれ▼▼▼」
「……」

 

(何だこれ、と思われる方がいるかと
思いますが、以前ちょっとツイッター
界隈で流行ってたのでやってみました
 笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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緑のイルカ通りで?

“On Green Dolphin Street”
という
有名なスタンダード曲があ
ります。

 

もともと1947年“Green Dolphin 
Street” という MGM映画のために書
かれた曲でして、邦題『大地は怒る』
というそうです。当時アメリカではか
なりヒットした作品なんだとか。

 

はこの映画を観てないんですが、
賞小説の入選作を元に作られたそうで、
ストーリーをWebで調べたんですけど
波乱万丈というか、ほとんどギャグの
ような大メロドラマでした。知りたい
方はこちらをどうぞ▼▼▼

 

で、まあそんな映画の中の曲ですが、
これを、マイルズ・デイヴィスやら
ル・エヴァンズやらエリック・ドルフ
ィーやらといったモダン・ジャズの有
名プレイヤーたちが好んで演奏したこ
とでスタンダード・ナンバーになりま
した。

 

この曲、直訳すると「緑のイルカ通り
で」という、なかなかシュールキャ
ッチーな(?)タイトル(映画ではイ
ングランドの海辺の街の名前というこ
とらしいですが)がついている、とい
うのも人気の一因なんじゃないかと思
うんですよね。

もちろん、曲の魅力というのもあって、
ABACというよくある構成ではある
ものの、なかなか変化に富んだ展開
その中にある、という点もジャズマン
に好まれるところかもしれません。
パートのところはラテンぽいリズム
演奏されることも多い(BCの部分は
スイング・ビート)ですね。

 

私がこの曲を知ったのはずいぶん昔
なりますが、その当時も今も好きな曲
の一つです。そんなわけで、今も時々
弾いてみたりするんですが、この前、
久しぶりに動画を撮ってみたので今日
はそれをお送りいたします。

良い曲ですねえ(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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コミュニケーション上手になるには、まずは聞け?

コミュニケーションを取
る時に大
切だけれどいちばん難
しいことはなん
でしょうね?

 

自分の言いたいことを、分かりやすく
伝えること?そのためのテクニック
習得?そんな風に思いやすいですよね。
プレゼンテーションの仕方を解説する
本なんて、沢山ありますよね。

 

もちろん、そういった能力も大切なわ
けですけどね。ですが、誰でもできる
ようで実はいちばん難しいのは、

 

相手のいうことを(ちゃんと)聞くこ

 

ではないかと思うのです。本当の話上手
は聞き上手だ、なんて話はよく言われる
ことですよね。

 

いますよね、とても雄弁に語るんだけ
ど、相手のいうこと聞いてないだろ
っていう人。SNSのコメントなんか見
ても、相手の言ってることおかまいな
しに自分のいいたいことをまくし立て
る人
、よくいますね(こらこら)

 

普段のコミュニケーションでもそうな
ので、ジャムセッションなどの音楽の
演奏でのプレイヤー同士のコミュニケ
ーションなどは、なおさらなんですね。
どうしても自分が出す音のことばかり
に頭がいってしまいます。

 

というか、実は楽器を操ることに頭が
行ってしまっていて、自分の出す音
さえ、本当に聞けているかも怪しかっ
たりする場合も結構ありそうです。

 

この「聞こうとする」という力が結局
良いプレイヤーとそうでないプレイヤ
ーを分ける第一歩なのではないか、と
思うんですよね。

デューク・エリントンというミュージ
シャンがいました。ピアニストであり
作曲家であり、自分の楽団を率いる
ンマスでもありました。

 

ジャズのお好きな方なら、誰でも知っ
ているくらいのジャイアントな人(ジ
ャイアンじゃないですよ)です。ジャ
ズのスタンダードといわれる曲を何曲
も書いている人ですね。「キャラヴァ
ン」とか「サテン・ドール」とか。

 

で、そのデューク・エリントンの言っ
言葉に、

 

私がミュージシャンに求める一番大切
なことは、聞き方を知っているかとい
うことだ

 

…というのがあるんですね。

 

どんなにテクニックがあっても、周り
の音が聞けてない奴はダメ、ってこと
でしょうけれど、演奏の場以外のコミ
ュニケ
ーションのことも含めて言って
いるような気がしなくもありません

 

というかきっとそうなんじゃないでし
ょうかね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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オルタードの感覚をつかむにはこの曲のここを聴いてみたら?という話

ルタード・スケールという
スケール
がありましてね…。

 

ジャズとかやられる皆さんにはおなじ
みのスケールなんですが、ロック方面
の方々にはあまりなじみのないモノか
もしれません。

 

ごく大ざっぱないいかたをしますと、
V7からI といったいわゆる「ドミナン
ト・モーション」(これって和製英語
らしいですが)のところで使われるス
ケールでして。そんなところ、つまり
盛りあがりから落ち着きにむかうとこ
で使われてハマると、まあ「ジャズ
っぽい」感じが出るんですね。

 

そんなスケールなんですが、ジャズに
なじみのない人がじゃあジャズっぽく
「オルタード・スケール」を使ってや
ろうと思って覚えようとして、

 

えーと、G7だからGのオルタードって
ことは、G, Ab, Bb, B, Db, Eb, F で、
えーと…

 

とかやっていても、なかなか身に付か
ないというか、ピンと来ない、ってこ
とになりやすいんですね。

 

つまり、実際どんなサウンドになるの
か、頭の中に鳴らない、ってことなん
ですよね。上に書いた音をパラパラ弾
いてみてもどうもよく分からないなあ
とか…。

 

で、

 

これは、まあ個人的な体験にもとづい
てお話するんですが、『サテン・ドー
ル』という有名なデューク・エリント
ンの曲があるんですけど。知っている
方も多いと思いますが、こんな曲です
▼▼▼

 

ジョー・パスの演奏でして、もちろん
ジョー・パスなので色んなことやって
るんですが(笑)、ここで注目してい
ただきたいのはですね、テーマのAメ
ロ(の後半部分)なんですね。

キーC図にあるような流れなんです
が、この図の2小節目のメロディーが
モロにオルタード・スケールを使った
フレーズになっているんですね。(注:
正確にいうとDbのリディアン7thなん
ですけど、理論的なややこしい話にな
るので、省略します。使われる音は一
です)

 

で思うんですが、オルタード・スケー
ルを実際に「使える」ようにするには、
例えばこのメロディー何度も聴いて
空で歌えるようになるまで覚える。そ
してそれを弾いてみる、といったステ
ップを踏むのがいいんじゃないかと思
うんですよね。

 

別に『サテン・ドール』じゃなくても、
他にも曲はあるかもしれませんが、ま、
良く知られた名曲なのでね。

 

ピンと来たら参考にしてみてください。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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スタンダード・ナンバーにまつわる「ささやき話」

の好きなスタンダードに、
『スピーク
・ロウ』(Speak
Low)という曲が
あるんですが。

 

1943年ブロードウェイのミュージ
カル “One Touch of Venus” (『ヴ
ィナスの接吻』という邦題がつけられ
てますが、これは後に映画化された時
のものですね)のために書かれた曲で
す。

 

ビリー・ホリデイビル・エヴァンズ
など、多くの歌手やミュージシャンが
カバーしています。最近ではトニー・
ベネットノラ・ジョーンズデュエ
ットしている動画がありますので、ま
ずは聴いてみましょうか。
▼▼▼

 

ラブソングですね。

 

で、

 

このミュージカル、どんなかという
と、主人公青年婚約者にあげよう
としている指輪を、美術館に展示され
ているヴィーナスの像の指にはめたと
ころヴィーナスがいきなり動き出す
いうお話だそうでして。

 

当然のことながら(?)ヴィーナス
その青年に恋をして、彼を口説き出す
という……ま、ラブコメですね。

 

この曲、作曲をしたのが『マック・ザ
・ナイフ(別名モリタート)』などで
も有名なクルト・ヴァイル(英語読み
だとカート・ワイルかな)というドイ
ツ人の音楽家です。この人はユダヤ系
のため、1933年にナチスから逃れ
アメリカに渡り、ミュージカルの仕事
をしたりしていたんですね。

 

ドイツ時代に書いた『マック・ザ・ナ
イフ』と比べてずいぶんアメリカナイ
ズされた印象を受けるのは、そんな時
期の作品だからでしょうか。AABA’
という形式の曲ですが、A(A’)
ところが16小節なのに、Bは8小節
しかない、という少々変則的な曲でも
あります。

 

そして、作詞オグデン・ナッシュ
いう人で、ミュージカルの脚本も書い
ています(共作)。日本ではあまり有
名じゃないと思いますが、アメリカで
はこうしたユーモラスな詩を書く詩人
として、とても人気のあった人のよう
です。ラジオなんかにも出たりしてい
たとか。

 

そして、

 

この曲の最初の一節なんですけど、

 

Speak low when you speak, Love

 

となってまして。「話す時はささやく
ように話して、愛しい人」といったよ
うな意味ですが……

 

これ、実はシェイクスピアの喜劇『か
ら騒ぎ』の有名なセリフ

 

Speak low if you speak love
(恋を語るときは声をひそめよ)

 

のもじりなんですね。

そんなわけで(?)この曲の成り立ち
には、色々な要素が絡んでいるわけで
すね。後にはアメリカのジャズマンた
ちも好んで演奏するようになるわけで
すが、実は背景には結構ヨーロッパ的
なものアメリカ的なものが入り混じ
っていたりするわけです。

 

最後に、ソニー・クラーク(ピアノ)
セクステットの演奏を聴いてみまし
ょうか。コルトレーン(テナー)、ド
ナルド・バード(トランペット)、カ
ーティス・フラー(トロンボーン)、
ポール・チェンバーズ(ベース)、ア
ート・テイラー(ドラム)という錚々
たるメンバーです。▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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ジャムセッションはブッフェである?

「おはようございます」笑
顔で出迎え
てくれたホテルのレ
ストランのスタッ
フに俺は朝食
のチケットを手渡した。

 

○○様ですね、お好きなお席でどうぞ。
俺は、眺めの良い席を選んだ。そこに
一緒に出張している同僚もやってきた
ので、われわれは同じテーブルで朝食
をとることになった。

 

最近のビジネスホテルは、朝食に力を
入れている。大体、様々な料理が取り
放題の今で言うブッフェ・スタイルだ。

 

昔はバイキングと言ったものだが、最
近はあまり言わなくなった。バイキン
グというネーミング悪くないと思う
のだが。言葉として正しくないのかも
しれないが、別にいいじゃないか。
ウェーデン大使館から抗議でもされた
のか。

 

それはともかく、俺はいつもこのブッ
フェ・スタイルの朝食に来ると、気分
が高揚する。今回のホテルの料理の
リエーションはなかなかのものだ。
食、洋食、中華のメニューが所狭しと
並んでいて、目移りがする。

 

俺はトレイをのせて、料理の置い
てある卓をまわって、盛りつけていっ
た。悪いクセと分かっていても、いつ
食べきれないほど、料理を取ってし
まう

 

食べたい料理を皿に盛りつけて、席に
戻ると、先に戻っていた同僚が言った。

 

まったく、お前はどうしてそう節操な
く何でもかんでももってくるんだ。
と千尋にでてくる両親みたいににな
りたいのか?

 

いいじゃないか。たまの出張なんだ。
毎日こんなに食ってるわけじゃない。
俺は言った。

 

大体なんなんだ、その盛りつけ方は。
せめて和食と洋食の皿を分けろ。トー
ストに味噌汁にお粥って、なんだその
節操のなさは。ジャムセッションなん
かやってるから、そんな食い方するよ
うになるんだ。

 

朝飯とジャムセッションと何の関係が
あるんだよ。俺は言い返した。

 

俺にとっては、音楽と生活は切り離せ
ないものだ。食事だって例外じゃない。
見ろ。同僚は自分のトレイを指さした。

 

同僚のトレイには、和食の卓からもっ
てきた料理が並んでいた。量は俺の半
分以下だが、同僚によれば、地元でし
かとれない食材を使ったものを慎重に
選んだのだそうだ。

 

この魚は、この地方の特産で、今が旬
で脂がのっている。こっちの漬物も、
この辺でしか食べられない。最近の地
方のホテルは、そういった食材を使っ
て個性を出そうとしているんだ。同僚
は言う。

 

そういったことを見分ける繊細な感覚
がないやつがジャムセッションなんか
やってるんだ。ガチャガチャ騒々しい
だけじゃないか。

 

ふん、食べ放題のブッフェに来て、な
に繊細ぶってるんだ。朝食なんてもの
は、一日を元気にスタートするために
食うんだ。能書きのために食うんじゃ
ない。俺は言った。

 

お前の繊細なギター・デュオで、この
スケールがどうとか、あのリハモがど
うとか、誰も気にしちゃいないぜ。

 

何だと? 同僚の表情が変わった。

 

お前が、どんなにすごいスケール弾い
たところで、ほとんどの人間にとって
知ったこっちゃないってことだよ。
俺は言った。何の話をしてるんだ?

 

もう一度言ってみろ。ただじゃおかな
いぞ。同僚はいきなり立ち上がると、
俺のトレイからナイフをとって、俺に
向けてつき出した。

 

俺も立ち上がって、身構えた……とこ
ろでベッドサイドの電話が鳴った。

 

どうした、まだ寝てるのか? 早く朝
飯食って出かけないと遅刻するぞ。電
話むこうで同僚が言う。

 

寝過ごしたらしい。寝る前に『アラカ
おかしな電子書籍を読んだせいで、変
な夢をみたようだ。

 

俺は、急いで着替えて部屋を出た。

 

前回に続き、このお話はフィクショ
ンであり、実際の出張とかホテルとか
朝食のブッフェとは何の関係もありま
せん)

 

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)