フワフワした頭、フワフワした音楽?

(今日のお話はフィクションです)
張から帰ってきたらインフ
ルエンザ
を発症した。

 

帰りの新幹線満員で、周りにマスク
をした乗客がたくさんいたので、感染
しないといいがと思っていたが、案の
定やられてしまった。38度台の発熱
あり、病院に行くと、インフルエンザ
A型といわれ、医者からは5~6日ほ
どの外出禁止を言い渡された。

 

仕方ない。おれは自宅に戻り、熱でぼ
んやりとした頭で会社に連絡のため
を入れた。

 

普段電話を取るなんてことはめったに
ないくせに、こういうときに限って同
僚が出た。

 

なんだって? この忙しい時期に……。
同僚は非難がましく言った。また来週
出張にいかなきゃならないんだぞ。

 

熱が下がれば来週にはちゃんと復帰で
きるから、出張には行けるよ。俺は言
った。

 

準備はどうする? ぜんぶ俺がやらな
ゃいけないじゃないか。同僚は言う。

 

まったく、ジャムセッションなんてい
うだらけたことが好きなやつは、すぐ
にインフルエンザなんかにかかる。俺
みたいに緊張感をもってギターデュオ
とかやってれば、そんなものにやられ
たりしないんだ。同僚はいつもの調子
でまくしたてた。

 

俺は相手にせず電話を切った。38度
以上の熱があるときに聞く話じゃない。
俺は、着替えてベッドに横になった。

 

薬のせいもあってか、すぐに眠りに落
ちたが、を見た。ジャムセッション
をやっている夢だった。

 

妙な感覚で、俺もプレイヤーの1人で
演奏に参加しているのだが、幽体離脱
して、視点は妙に上のほうからバンド
を眺めている感じだった。

 

どうもみんなでモードの曲をやってい
るようだった。マイルズの “So What”
か何かに似た、モード一発の曲。フワ
フワした感覚でひたすら流れていく。
途中でときどき半音上に転調したりす
るが、またすぐに元に戻ってくる。

 

だんだんプレイしていてもどこを演奏
しているか朦朧としてくる感じだ。熱
のせいか、いつもに輪をかけてフワフ
ワした感じになる。しばらくするうち
に俺はもう完璧にロストしていた。メ
ンバーを見回したが、全員が同じよう
にロストしている感じだった。

 

演奏は、どんどんカオスな感じになっ
てきた。

 

まずい、なんとかしなくてはと思った
俺は、叫んだ。

 

「みんな、頭に戻ろう! 1、2、3、
4!」

 

そう叫んだところで目が覚めた。

 

気がつけばもう夜になっていた。熱を
計ると、大分平熱に近づいていた。

 

……

 

2日もすると、俺はもうほぼ平熱に戻
っていた。俺は自宅のPCを立ち上げ
出張のための資料作りをしていた。こ
んなことをしてもどうせ同僚からは嫌
味を言われるとは思ったが、いずれに
しても外出もできず手持ち無沙汰だっ
たのだ。

 

俺が仕事に集中し始めたところでスマ
ホに着信があった。同僚からだった。

 

インフルエンザになった。A型だそう
だ。来週の出張には行けない。すまん
が1人で行ってくれ。じゃあな。

 

そう言うと通話は切れた。

 

※例によって、今日のお話はまったく
のフィクションです。現実のインフル
エンザとは何の関係もありません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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続・リフを弾くのは頑固おやじに限る?

の続きでございますが……

 

リフという音楽用語のお話でございま
した。同じ短めのフレーズを繰り返し
演奏することを指すわけですが。同じ
ような意味のクラシック用語の「オス
ティナート」(元の意味は「頑固な」
「執拗な」)がリフというものの特質
をずばり示しているのでは、というこ
とでございましたが。

 

余談ですが、このオスティナート
いうイタリア語の単語(ostinato)は、
英語の単語 obstinate語源が同じ
なんですね。Obstinate というのは、
受験英語で憶えている人もおられるか
もしれませんが、「強情な」とか「頑
固な」という意味ですね)

 

で、さて、

 

そんなわけで、リフというものはたい
てい何回も繰り返されるので、「執拗
な」感じはするものですが、特に、
ドリブのセッションでは、その執拗さ
が余計に必要になることが多いのです。

 

アドリブセッションで、リフを弾く場
合、お決まりのリフを弾いたりするだ
けでなく、ソリストなどが全体を盛り
上げるために、リフを弾いてバンド全
体を巻き込もうとする
ことがあります。
そんな時、

 

その場で適当に(というと語弊があり
ますが)リフを作って遊ぶ

 

ということになるんですね。ロックな
セッションなどでは、起こりがちなん
ですが。

 

で、そんな時、リフを作って仕掛ける
は、そのリフがバンドのメンバー全
員に認知してもらえるように、何度も
「執拗に」弾いて提示する必要がある
んですね。

 

それで、全員がそのリフを認知して初
めてバンド全体で盛り上がれるわけで
す。

 

これを、控えめにちょっとだけやって
誰も気がついてくれなかったりしま
からね(笑)

 

ロックセッションでの(アドリブの)
リフは「しつこく、執拗に」弾く

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

*もう一つ、こんな時のコツとしては
なるべく、短くて音数の少ないリフ
しましょう。いくらカッコよくても、
音数多くて複雑だと他の人がついてこ
れない可能性が増しますので。

 

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リフを弾くのは頑固おやじに限る?

という言葉は、音楽用語
で、ここでもたびたび使ってき
ました。

 

しかし、リフとは何か、ちゃんとした
説明をしていなかったなと思いまして。

 

セッションとかバンドやっていると当
たり前の言葉でみんな知っているもの
と思ってしまいがちですが。そうでな
いことが結構あるんですよね。気をつ
けなければ。

 

そんな反省トークはともかく、リフ
いう言葉(riff と書きます)ですが。
これは、

 

リフレイン(refrain)

 

の略だということになっています。

 

なっていますという言い方になるのは、
こういうスラングの語源というものは
実はなかなか特定しづらいものだから
なんですが。でも、まあそういうこと
にしておいてあまり問題はないと思い
ます。

 

というのは、リフという言葉は「短い
フレーズの繰り返し」のことをいうか
らなんですね。アラカン世代の方は、
ディープ・パープル「スモーク・オ
ン・ザ・ウォーター」という曲をご存
じの方が多いと思いますが、あの曲の
冒頭の繰り返しフレーズなどが有名な
リフの例です▼▼▼

 

先ほど「スラング」という言い方をし
ましたが、まあジャズ、ロック、ファ
ンクといったポピュラー音楽の「業界
用語」のようなものです。クラシック
音楽業界(?)の方では「リフ」とは
言わないようですね。

 

じゃあなんというのかというと、

 

オスティナート

 

というそうでして。

 

いつぞやの「ソリ」と同じで、これも
イタリア語でございます。 Ostinato
と書きますが、複数だとオスティナー
ティでしょうかね。ま、それはともか
く。

 

で、この単語元々「頑固な」とか「執
拗な」という意味なんです。「リフ」
というなんだか軽いノリよりもちょっ
と重たい感じもしますが、考えてみる
リフというものの本質をずばりと言
っている気もします。

 

どういうことか?

 

続きます(^-^)

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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もしセッションホストが短気なコールセンター対応だったら

(このお話はフィクションですよ〜)
は、スマホの音声出力をス
タジオの
PAにつなげた。

 

セッションホストをするはずの人が急
インフルエンザにかかってホストが
できなくなったので、最近できたとい
オンライン・セッションホスト・サ
ービスを使ってみることにしたのだ。

 

僕は、スマホにそのサービスの電話番
を入力し、発信ボタンを押した。

 

「こちらはセッションホストセンター
でございます。ただいま、大変混み合
っております。しばらくお待ちくださ
い」

 

スタンド・バイ・ミーのBGMが流れた。
僕を含めたセッション参加者はその音
に合わせて楽器を鳴らしたりしながら
担当に繋がるのを待った。

 

「……」

 

「お待たせいたしております。セッシ
ョンホストに関するお問い合わせの方
を、セッションホストに関する
ラブルのご相談を、セッションホ
スト・サービスをご利用の方を押
してください」

 

トラブル?僕はちょっといやなものを
感じたがそのまま3を押した。

 

「セッションホスト・サービスをご利
用ですね。お客様との今後のコミュニ
ケーションの改善、よりよいサービス
をお届けする参考として、セッション
の様子は録音させていただきますので
ご了承ください。よろしければ、1を
ここでやめる場合は2を押してくださ
い」

 

今さらやめるわけにもいかないので、
僕は1を押した。

 

「セッションホスト・サービスをご利
用いただきましてありがとうございま
す。担当アオイがホストをさせていた
だきます。皆様おそろいですか?

 

「はい」

 

「今日はどのようなセッションをなさ
いますか?曲名をお願いします」

 

「えーと、ファンクの曲をやりたいん
ですが。Pass the Peas(パス・ザ・
ピーズ)という曲なんですけど」

 

データベースを検索しますので、お
待ちください。……1972年ジェーム
ズ・ブラウン他によって書かれた The
J.B.’s の曲ですね」

 

「は、はいそうです

 

「演奏されるみなさんは、曲の構成
把握されていますね?テーマのコード
進行はDのブルーズで、ソロに入ると
A7一発あるいはD7一発になります。
よろしいでしょうか?」

「えーと、はい、ま、だいたい

 

「だいたいとは、どういう意味でしょ
うか?

 

「いや、ま、いちおう音源を聞いたり
はしてますが、みんなでやるのは初め
なんで、ま、だいたい……」

 

突然、電話の向こうでバンッという音
が聞こえた。

 

「なめてんじゃねーぞ、こら!」

 

「へ?」

 

「こっちは、狭いブースの中で、ヘッ
ドセットつけておめえらのホストして
やるんだぞ、しかも遠い沖縄から。
じめにやれ、まじめに」

 

「は、はあ」

 

「(コホン)……で、えーと。そ、そ
れでは、テーマはどなたが弾かれます
か?」

 

「あ、トランペットがやります」

 

もう1人は?」

 

「もう1人?」

 

「だーかーらー、まじめにやれって言
ってるだろう!この曲のテーマは2管
で3度のハモリをつけたりするのが常
識だろうが!サックスとかいねえのか
よ?」

 

「え、あ、アルトサックスがいます
……3度ハモリできる?できない?困
ったな。あ、あのすみません、できま
したらユニゾンで……」

 

「ユニゾンだあ?……ちっ。まいいや。
さっさと、終わらしちまおう……。え
ーと、それではソロはどうなされます
か?

 

「えーと、まずトランペットで、その
あとアルトサックス、次にギターで、
その次がキーボード、あと鍵ハモがい
て……」

 

鍵ハモだあ?なんだそれ、小学校
合奏コンクールか?鍵ハモなし!

 

「え、でも、僕、きのうから鍵ハモ練
習してきたんで……」

 

「てめえ、ホストのいうこと聞けねえ
ってのか?俺がなしっていったら、な
しなの!」

 

「えー、は、はあ」

 

「ったく。……で、最初Pass the 
Peas ……等々という掛け声はどうさ
れますか?」

 

「あ、あれ、ちょっと良くわからない
んで、なしで……」

 

やれよ

 

「はい?」

 

「やれっていってんだよ。あれがない
と締まんないんだよ、この曲は」

 

「は、はあ。で、でも」

 

言葉が良くわからなくっても、適当
にしゃべれよ!わかったな!」

 

「は、は、はい」僕は泣き声になって
いた。

 

「泣くな!うっとおしい!じゃあ、い
いな……、それ……ではイン……ロか
ら……ってみたい……思い……す」

 

突然、音声がとぎれとぎれになった。

 

「掛け……えを……なさんでおねが…
…ます……ワン……リー…………」

 

そこで、音声が途絶えた。

 

その日、僕の使っているスマホのキャ
リア大規模通信障害を起こしたのだ
った。

 

僕らはまだ、その曲を演奏できずにい
る。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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なぜかジョージ・ベンソン。飛び越えるジェネレーション

かん、2度も引っぱってし
まった。
今日で最終回です。

 

ラッパーも入ったヒップホップのジャ
ムセッション。調子が出てきたなと思
いつつも、フレーズのネタを出してく
れ、といわれてちょっと焦っていた
ころでございした。

 

そんな時に、どういう流れで出てきた
のかはよくわからないのですが、ラッ
パーの人ドラマーの人話をしてる
なかで「ブリージン」という言葉が聞
こえてきたんですね。

 

ブリージン?

 

なんでその言葉が出てきたのかよくわ
からないものの、われわれアラカン世
にとって「ブリージン」といえば、
ジョージ・ベンソン1976年の大ヒット
アルバムとそのタイトル・チューン
すよね▼▼▼

 

その言葉を聞いた私は、ほぼ反射的に
その「ブリージン」冒頭のリフを弾い
てしまったのでございます。

 

すると、そのラッパーの人もそれを聞
いて、そうそうそれそれ、という表情
をしてくれたんですね。そこで、私は
そのまま弾き続けまして。

 

さらには、どうもベースの人は曲を知
らないようでしたので、何回かコード
を分かりやすいように丸ごと弾いて見
せたりもした結果(「ブリージン」と
いう曲はいわゆる I-VI-II-V の循環モノ
というシンプルな作りなので)、ベー
スもドラムもそのままラッパーも入っ
てくれてセッションになったんです。

なかなか印象的な展開でございました。

 

後からラッパーさんに聞いたところ、
彼のお父様はどうもバンドマン(ドラ
マー)だったらしく、この「ブリージ
ン」のアルバムを持っておられて、
く聞いていたんだそうです。

 

彼も私がブリージンという言葉を聞い
リフを弾き出した時には驚いたよう
で、「奇跡だ!」とか言ってましたが。
ま、それは言い過ぎとしても。このブ
リージンで、なんだかすっかりうち解
けてしまいまして。

 

その後は、酒を飲みながらそのラッパ
ーさんのお父さんの思い出を聞いたり
するうち、夜は更けていったのではあ
りました。

 

実は、ジョージ・ベンソンの演奏
くのヒップホップ・アーティストにサ
ンプルされているのですね。そんなこ
とも話していたような気がします。後
日調べてみたら、200近くものアーテ
ィストがサンプリングしてるという話
です。さすがGB。

 

その後になるともはや記憶はあやふや
でございますが……最後は、そのラッ
パーさんとハグして別れたのは覚えて
おります(笑)

 

翌日の(前から行く予定だった)セッ
ションでは二日酔い気味だったのは、
内緒ですが……

 

いやー、ジャムセッションていいもん
ですよねー(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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ラッパー登場! えええ、どうしよう?

続きでございます。

 

声かけられてお気楽にのぞいたセッシ
ョンが、じつはヒップホップのセッシ
ョン恐る恐る参加して、徐々に調子
が出てきたところで、

 

もうすぐ、ラッパーが来ますんで

 

といわれて、えええーとなったところ
でございました。

 

ラッパーって、あの YO! とか Yeah!
とか言いながら、バックの音楽にのせ
韻を踏んで歌うというか、語るとい
うか、そういう人のこと?

 

ま、それしかないですよね……。

 

ヒップホップといわれた時点で、ラッ
パーが出てくると予期すべきといえば
その通りなんですが、まさかラッパー
のいるジャムセッションに参加するこ
とになるとは思わず。

 

そういえば、前に社会人ラップの話を
書いたこともあるじゃないか、お前、
自分に突っ込みを入れてみたりして
おりましたが、そうするうちに……

 

いよいよラッパーの登場でございます。
女性と2人連れでしたが、あとで聞け
奥様とのことでした。やはり30代
らいで、ドラムの人といつも一緒にや
ってるとの話で。で、挨拶して、も
や後にはひけないので、そのままセッ
ションに突入となりました。

 

最初は様子見な感じでいましたが、考
えてみれば、ヒップホップの主役的な
ラッパーをサポートし盛り上げるのが
ドラム、ベース、ギターのまずは役目
であろうと、ラップのスキマなどにち
ょっとしたリフなどをアドリブでさし
はさんだりすることから始めました。

 

ラッパーの人もひとしきり自分のラッ
プが落ち着くと、アイコンタクトして
バンドのメンバーに「何かやれ」的な
シグナルを送ってきます。なんだ、
段のセッションの応用でいけそうだな、
と思い、こちらもだんだん面白くなっ
てまいりまして。

 

そんなこんなで1曲終わったところで、
ドラマーの人が、青井さん何かフレー
ズください、と言い出しました。え?
フレーズ?そうなんでもいいんです、
クイーンとかでも。

 

ヒップホップミュージックでは、過去
の音源をサンプリングして使うという
ことが頻繁に行われますが、それに近
い形を即興でやるために、何かフレー
ズを出せということのようです。とは
いえ、何を?……クイーンだと?

 

そこでままよと ”We Will Rock You”
のそれこそ ♪We Will Rock You♪ とい
う部分をリフのように弾きました。コ
ードは A7 一発。

どうかなー?と思ってしばらく弾いて
いたら、ベースがまず合わせてくれて、
そこにドラムも乗っかってラップも
始まって、なんとかスタートできまし
た。

 

あとは、A7 一発のバッキング続けつ
ラップのタイミングを見計らって、
リフをぶち込むということを繰り返し、
無事1セッション終了できたんですね。

 

ということで、だんだんいい感じに暖
まってきて、じゃあもういっちょ何か
ということになったんですが。さらに
何か出せといわれると、こちらもちょ
っと慌るものですな。うーん、と考え
込んでしまったのですが。

 

そこで何気なく(?)ラッパーの人が
発した言葉が次の展開を生むのです……

 

さらに続きます!

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ヒップホップなセッション? いったい何しよん?

う結構前の話(コロナ前)
ですが、
いつもアラカンセッシ
催しているお店のマス
ターの方から連絡をもらいまし
て。

 

あ、アラカンセッションはいつもライ
ブなどのできるようなお店(バー?)
を借りて開催しているのですね。で、

 

「この前、アラカンセッションの後に
お店に来ていたドラマーの人が、自分
たちのセッションをやるっていうから
よかったら来たら?」

 

……というお誘いだったんですね。

 

そういえば、この前、アラカンセッシ
ョンが終わって、通常営業モードに戻
ったお店に残って2次会(放課後とも
いう)をしているときに、親子連れ
お客さんで入ってきまして。父親と子
供2人、男の子と女の子でした。

 

で、どうも常連さんらしかったんです
けど、そのお父さんがドラマーで、そ
の時は一緒にきた息子さん(幼稚園?
小学校低学年?)もドラムをたたくと
いう話になり。じゃあ、ということで
その場にいた人間が一緒になってセッ
ションした「おどるポンポコリン」
とかやったんですが……)ということ
があったんですね。

 

そんなこともあったので、声をかけて
くれたんだと思うのですが。

 

で、まあ特にその日は予定もなかった
ので、私はお店に向かいました。

 

お店に入ったら、そこにいたのは男の
人が2人。2人とも30代だと思うんで
すが、1人は、上に書いたドラマーの
で、もう1人は面識のない人でした。

 

挨拶して、マスターから連絡もらった
ので来ましたというと、ドラマーの人
も私のことを覚えていてくれたようで
した。先日はどうもどうもなんてやり
とりがあり。

 

で、

 

ドラマーの人が言うには、まだメンバ
ーそろっていないんです。青井さん、
いつもは、どんなジャンルの曲やられ
るんですか?

 

いやー、アラカンセッション参加者
のやりたい曲をなるべくやろうという
コンセプトなので、ジャンルは雑多
んです。童謡から昭和の歌謡曲からロ
ックやジャズまで色々。

 

ソウルとかファンクはどうですか?

 

あー、そういうのもありますよ時々。

 

そう答えると、ドラムの人はちょっと
安心(?)したようで。もう1人と一
緒に楽器がセットしてあるところに移
したんですね。もう1人の人はベー
を手に取りました。

 

ぼくら、ヒップホップやるんですよ。
ドラマーがそういうと、ベーシスト
おもむろにファンキーなラインを弾き
だしました。で、それに合わせてドラ
マーも叩きはじめまして。

ありゃ、もう始まっちゃったとか思い
ながら、私も参加すべきか迷ったんで
すが。どうもこういうジャンルの曲で
はよくある、コード一発か二発で遊ん
でるパターンのようなので、恐る恐る
ギターを手にとり、私も参加してみた
んですね。

 

ちょっとずつ探り探りではありました
が、ファンキーなノリに合わせて弾い
いると、だんだん息が合ってきまして
そのうちソロのやり取りとかするよう
になってきて。なんとか1曲(という
のかなんというのか)終わりまでセッ
ションしたんです。

 

ドラマーの人が言うには、僕らはいつ
もこんな感じでやってるんですよ、も
っと好きなように弾きまくってくださ
いねもうすぐラッパーも来ますんで。

 

へえ、そうなんですね……って、

 

ラッパー??!(続きます)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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I Will Survive??

10月も最終日、明日には11
月になろ
うという日だった。

 

は、また同僚と出張に出ていた。も
うすでに1週間以上が過ぎていた。例
によって同僚がクライアントの問題解
決のために地元での対応を優先しよう
と言い張ったためだ。

 

俺は東京に戻っても対応は可能だと
したが、そんなことを聞き入れる同
僚ではなかった。そんなこんなですで
に1週間。俺は東京のことがだんだん
気掛かりになってきていた。

 

それに、次の土曜日には俺は東京でセ
ッションホストをすることになってい
るのだ。すでに参加者定員近く集ま
っている。キャンセルするわけにはい
かない。

 

何をブツブツ言ってるんだ。同僚は俺
に言った。さっきから質問してるだろ
う。クライアントから言われた例のプ
ログラムの納期はどうなっている?

 

まだ東京から返事がないんだ。俺は言
った。なあ、俺だけでも東京に戻った
方がいいんじゃないか?

 

またその話か。そのプログラムさえち
ゃんとした形で納品されれば、すぐに
帰れるさ。

 

堂々巡りだ。俺は時計を見て言った。
もう遅いし、帰ろうぜ。

 

……もう7時か。しかたない。東京と
は明日の朝、ちゃんと連絡取れよ。同
僚は言って立ち上がった。俺の上司で
もないのになんでこんなに偉そうなん
だ、こいつは。

 

俺たちは外に出て、ホテルに向かって
歩き出した。

 

いつもと街の様子が違っていた。

 

ハロウィーンか。なんでも町おこし
今年は色々イベントがあるらしい。
まさらハロウィーンっていうのも、ど
うなんだろうな。同僚は言った。

 

確かに、街中はハロウィーンのイベン
トモードだった。幽霊や、魔女や、
ンビ仮装をした若者がはしゃいでい
る。

 

面白いのは、ハロウィーンの仮装をし
ストリートミュージシャンが大勢
ることだった。街中のいろんなところ
で演奏をしている。

 

中でも街角の小さな公園で演奏してい
ロックバンドには人だかりがしてい
た。のぞいてみると、頭もひげもモジ
ャモジャのヴォーカル兼ギタリスト
リーダーのようだった。なんとツイン
ドラムじゃないか。珍しい。

 

なかなかいいじゃないか。と俺は思っ
た。演奏もジャムセッションぽくソロ
を回していて俺の好みだった。同僚の
好みじゃないだろうが……。

 

そう思って同僚を見ると、ノリノリと
いうわけではなかったが、食い入るよ
うにステージを見つめていた。へえ、
と俺は思った。

 

ステージでは、がボブ・ディランの
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」
に変わっていた。シンプルだがいい曲
だ。

 

よく見ると、ステージに新たにヴォー
カリストが加わっていた。亡くなった
グレッグ・オールマンにそっくりだな
と俺は思った。そういえば、あのリー
ダージェリー・ガルシアによく似て
いるな。そうか、有名ミュージシャン
ゾンビ(アンデッド?)バンドってわ
けか。面白い。

 

そんなことを思っていると、ステージ
にはどんどん人が増えていくようだっ
た。コーネル・デュプリーを思わせる
ギタリストもいた……というか、デュ
プリー本人にだんだん見えてきた。他
のミュージシャンもそうだ。さらにス
テージには、ウォルター・ベッカーが、
チャック・ベリーが、BBキングが出て
きていた。みんなで楽しそうにソロを
まわしている。

 

ジョン・レノンジョージ・ハリソン
がギターを持って歌っているのも見え
た。

 

ピアノのところにはアレサ・フランク
リンがいた。そばにいる若い女性は
イミー・ワインハウスだろうか。大先
輩を立ててコーラスに回っているのか。
あっちの世界ではエイミーの方が先輩
だけどな……

 

そのうち、同僚の好きなアラン・ホー
ルズワースも出てきた。俺は、ほらほ
らといって同僚の方を見た……

 

……同僚はいなかった。

 

どこに行ったんだと思って周りを見回
すと、なんと同僚はふらふらとステー
ジに上がっていくところだった。様子
がおかしい。そのうち誰かのギターを
借りて同僚もソロを弾き始めた。

 

その瞬間俺は思った。

 

まずい、このままだと同僚は「あっち
の世界」に行ってしまう連れ戻さな
いといけない。

 

おれは人混みをかき分けて、ステージ
に向かった。小突き回されながらステ
ージに上ると同僚のところにいき、腕
をつかんで言った。さあ、戻るんだ。
しかし同僚は、放心したようにギター
を弾いている。

 

もう一度同僚に声を掛けようとした
の腕が後ろから引っ張られた。俺はそ
れを振り払おうとして、自分の腕を見
た。

 

俺の腕をつかんでいるのは、骸骨の手
だった。俺は恐怖のあまり叫び声をあ
げた。

 

……ところで、身体を揺さぶられて目
が覚めた。

 

よく立ったまんまで眠れるもんだな。
同僚があきれた顔で俺をみていた。遅
くなる。帰るぞ。

 

公園のロックバンドはまだ演奏を続け
ていた。グレイトフル・デッド「タ
ッチ・オヴ・グレイ」。

 

公園を後にしながら、俺はサビのコー
ラス“I will get by. I will survive.”
というフレーズを口ずさんでいた。
はなんとか生き延びるんだ……。生き
延びて、東京でセッションホストをし
なければ……

 

(このお話はフィクションです。実在
する街、人間、ゾンビ等とは関係あり
ません。たぶん)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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リードシートという譜面

日のお話は音楽の譜面につ
いてです。

 

譜面といっても色々ありますが、今日
は特にリードシートと呼ばれる譜面の
ことを中心にお話をしたいと思います。

 

リードシートというのは、曲の要素の
うち、メロディ(多くは主旋律のみ。
音符で書かれますね)と和音(主に
ードネームで示されます)と歌モノの
場合は歌詞と、その3つだけが書かれ
た譜面です。

 

細かいアレンジの示されていない、
る意味不十分な譜面なわけですね。
パートの奏者が演奏するメロディーと
かは書いていないわけです。

昔の〇星とか平〇といった雑誌の付録
なんかにあった「歌本」の譜面なんか
はたいていこれでした。

 

今でいうと、ジャズ関係の曲集日本
では「黒本」とか「青本」とかいわれ
る本、海外のものでは The Real Book
といわれる本に収められている譜面
リードシートです。つまり、曲を演奏
するジャムセ
ッションというのは特に
ジャズなんかの場合、たいてい、リー
ドシートをもとに行われるんですね。

 

奏者(プレイヤー)は、リードシー
トに書かれた情報を頼りに、自分の判
断で演奏するわけです。つまり、例え
ばギターやキーボードの伴奏部分(コ
ンピング)とか、ベースラインとかは
その場のプレイヤーに任されるわけで
すね。

 

つまりある意味アドリブなわけです。
あるいはジャズでいう「フェイク」
わけです。(もちろん、原曲の特徴的
なフレーズなどを音源で確認したり記
憶を頼りに再現することはありますが)

 

ジャムセッションのことをアドリブセ
ッションとか言ったりもしますが、そ
れは単純にプレイヤーがソロをアドリ
で演奏するという以外にも、実はみ
んなアドリブで伴奏したり、オブリガ
ードを弾いたり、色んなアドリブが絡
み合っているという意味合いもある
です。

 

もちろん、楽譜に書いてなくても、あ
ガイドラインというか、共有された
暗黙の約束のようなものがあるので、
成立することではあるのですが。

 

ただ、実際にこういうアンサンブルの
やり方になれていない、例えば誰かが
書いたアレンジを譜面通りに演奏する
ことしかやったことのない人には、こ
れは結構大変なことだったりするんで
すね。吹奏楽のパート譜とかとは違う
ので。

 

長くなりそうなので、続きます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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たった4音がヒット曲を生んだ話?

ートルズの曲の多くは、ご
存知のよ
うにジョン・レノンと
ポール・マッカ
ートニーの共作
という形で書かれてい
ます。

 

ま、どちらかが1人で書いても共作
いう扱いにはなる約束だったんそうで
すけどね。

 

最近、ポール・マッカートニーが、
分の書いた曲について解説している動
画を YouTube で見つけて観たんです
けど、その中で有名な And I Love
Her 
について語っていたんです。

 

こちらがその動画のリンクです。3:40
辺りから And I Love Her の話になり
ます(ごめんなさい英語です)▼▼▼

 

で、

 

その中で、この曲を事前に書き上げて
スタジオに持っていった時の話になる
わけです。ボールジョンはもちろん
どんな曲か分かっているわけですが、
ジョージリンゴやプロデューサーの
ジョージ・マーティンといった人は
の場が初めてなので、この曲を書いた
ポールは彼らにこんな曲だよと聞かせ
るわけです。

 

そしたら、ジョージ・マーティン
かイントロが欲しいな、と言ったのだ
そうです。それで、みんなで色々考え
ていたらジョージ・ハリスがあの
ターの短いリフを思いついて弾いた
ですね。

「考えてみれば、あのリフがなければ
この曲はぜんぜんだよね」ポール
言っています。

 

確かに、改めてこの曲を聞き返してみ
れば、ジョージの考えたあのわずか4
音のリフがこの曲の魅力の大きな部分
を占めているのがわかります。

 

当時は曲をスタジオに持ちこんで、さ
っと相談して、でもうレコーディング
といったペースでバンバン進んでいっ
なんてことをポールは語っています。
長時間悩んで、複雑なアレンジすれば
ヒット曲ができるわけでもない、って
ことですかね。

 

リフを思いついたジョージすげーと思
うと同時に、他のメンバーやスタッフ
がそんな思い付きのようなリフの良さ
を理解して、それでレコーディング
てしまうのもすげーなと思った次第で
す。

 

当時ハード・デイズ・ナイトの頃)
彼らの勢いというのもあるのでしょ
うけどね。

 

…て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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でんわは○○○○??(CMソングに揺れるアラカン心)

前、アラカンセッション
いう50代
以上を対象としたセッ
ションをやった
時の話なんです
が。

 

前にもお話したかと思いますが、この
セッションでは、参加される皆さんの
リクエストをなるべくお聞きして、
現しようと考えておりまして。先日の
回のときも、色々出たんですがその中
に、とあるCMソングをやりたい、と
いうのがあったんですね。

 

とある、老舗(?)温泉ホテルのCM
なんですが。え?あれだろうって?
わかりますか?

 

このCMソング、特に関東子供時代
を過ごした私たちの世代の多くの人の
記憶にあると思うのですが、まさかこ
れでセッションしようという人がいる
とは(笑)なんでも、休日にこのホテ
ルの前を通りがかったので、思いつい
たんだそうですが。

 

とはいえ、リクエストいただいたら、
やってしまうのがアラカンセッション。
それも1回はオリジナルに近い形でや
りましたが、2回目はこれをジャズの
アレンジでやろうと思い立ちまして。

 

で、やったのがこちらの動画でござい
ます。この曲、作曲いずみたくさん
なんですね。しかも作詞はあの野坂昭
さんだそうです。▼▼▼

 

セッションが終った後、こういう昔な
つかしいCMソングでセッションをや
るというのはなかなかいい、という話
になりました。また、いろんなリクエ
ストが来そうでございます。

 

こんなアラカンセッションご興味が
ございましたら、コメントでお知らせ
くださいませ。

 

楽しくセッションできる仲間を年中無
休で(笑)募集中でございます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

クリスマスソングはメンタルに良くない?

近はブラックマンデーとか
普及してちょっと変わってきたか
もですが、一時10月末ハロウィ
ーンが終わると、世の中はもう
リスマスに向けてき出してまし
たよね。

 

特にショッピングモールなどの商業施
なんかでは、店内の装飾などが一夜
にしてクリスマス向け
のものに切り替
わったりして。(余談ですが、商業施
設の装飾の切り替えって、クリスマス
に限らず、営業時間の終了後にやらざ
るを得ないのでどうしても夜中になる
んですよね。お疲れさまです)

 

そして、そうした装飾の切り替わりに
伴って世の中に流れ出すモノがありま
すね。そう、

 

クリスマスソング

 

ですね。

 

とはいえ、ハロウィーン終わったばか
りでクリスマスソングってのもねえ、
とか思ってたんですが。そうしたら
リスマスの本場(?)でも、色々議論
があるようでして。

 

ある研究によれば、クリスマスソング
をひっきりなしに聴き続けることは、
特に小売り業のお店で働く人たちのメ
ンタルに害があるそうす。ひっきりな
しに聴くことで、集中力がそがれるし、
意識的に「聴かないようにする」こと
精神的に疲れてしまう、と。

 

ま、わかりますよね、その感じ。

 

とはいえ、お店の側からすると、クリ
スマスソングでホリデー気分、ショッ
ピング気分を盛り上げることも必要
んですね。年間の売上の多くの部分が
このシーズンに得られるわけなので。

 

これまた別のある研究によれば、クリ
スマスの音楽香りなんていうのを効
果的にうまいバランスで使うことで、
売上は伸びるんだそうですよ。

 

なかなか悩ましいですね。

 

そんなわけで、なかなかクリスマスソ
ングを流さないようにするということ
ハードルが高そうです。

 

いずれにしても、聴きたい音楽を聴き
たいように聴けるのが一番である、と
いうことは間違いないようで。当然と
いえば当然ですが。

 

そういう意味では、ある必要に迫
られて(何かの課題だとかですね)
時間も何日間も練習する、なんてのも
かなりのメンタルへの負荷が高そう
す。適度にブレイクを入れたり、意識
的に弾かない時間をとる必要があるん
でしょうね。

 

みなさんは、本当は聴きたくない音楽
を聴か
されていると思うことはありま
すか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

……ホテルへようこそ

い日だった。ただ妙に乾燥していて湿気がなく、なんだか砂漠のような気候だなと俺は思った。

 

砂漠に行ったこともないのに。

 

俺と同僚ホテルを探していた。クラ
イアントとの打合せでクレームを聞か
されたあと、本社に帰って出直そ
と同僚に言ったのだが、同僚が出張
を延期して支社と解決策を探るべきだ
と言いはったのだった。

 

宿泊していたホテルに延泊の相談をし
たのだが、満室だと断られ、しかたな
別のホテルを探し出したのだ。どう
も市内で何か大きな催事があるようで
ホテル探しは難航した。

 

俺と同僚で手分けをしてネットを検索
したり、電話をかけまくった後、よう
やく同僚が1件のホテルからOKの返
をもらい、俺と同僚はタクシーに乗
ってそのホテルに向かった。

 

乗ったのは妙なタクシーだった。何か
植物を焚いたような、奇妙な香り
した。嗅いでいると、どこかに行って
しまいそうな香りだった。

 

頭が重くてめまいがしそうだと感じ始
めたところで。タクシーはホテルに着
いた。この街には何度も出張で来てい
るが、見慣れない風景のエリアだった。

 

ホテルのフロントの女性入り口まで
出てきて迎えてくれた。古いホテル
中はちょっと暗いですので、と彼女は
言って、そのまま部屋まで案内をして
くれた。遠くで鐘の音がしたような気
がしたが、記憶はあいまいだ。

 

……ホテルへようこそ、と彼女は言っ
たが、ホテルの名前は聞き取れなかっ
た。古いですが部屋は沢山あります
ら、いつでも空きはあるんです。彼女
は聞いてもいないのにそんなことを言
った。

 

腹が空いていたが、疲れてもいたので、
同僚と俺はホテルのレストランで夕食
を取ることにした。同僚がワインを頼
むと給仕長は、当ホテルでは1969年
の創業以来酒類は置いていないのです
と言った。

 

こんな日に、酒も飲まずに寝られるも
んか。同僚は立ち上がり、フロントと
交渉してくるといって歩き出した。俺
は嫌な予感がして、同僚を追ってフロ
ントに向かった。

 

フロントには誰もいなかった。

 

……が、その脇の開け放たれたドアの
向こうに人影が見えた。同僚はそのま
ま中に入った、俺も後を追った。

 

そこには、例のフロントの女性も、給
仕長もいた。それ以外のスタッフもい
るようだった。皆は手にナイフを握り
なにかテーブルの上のものを突き刺そ
うとしていた。

 

俺たちに気がつくと、フロントの女性
は言った。お客様、言い忘れましたが
チェックアウトは24時間いつでもOK
です。ただ、誰も帰った人はいません
けどね。彼女は笑った。

 

俺は同僚を見た。同僚も笑っていた。
俺はドアを出て逃げ出そうとした……

 

……ところで、肩を揺さぶられて目が
覚めた。

 

明日朝から支社で打合せだ。もう部
屋に戻ろう。寝過ごして遅れるなよ。
同僚は立ち上がって俺に言った。

 

ホテルのレストランで食事をするうち
に疲れが出て寝てしまっていたらしい。
70年代ロックのチャンネルに合わせて
いるらしい有線放送のBGMが流れてい
た。

 

イーグルズの「ホテル・カリフォルニ
ア」の最後のツイン・ギターの演奏が
聞こえた。

 

本当に俺たちは本社に帰れるのだろう
か。

 

(例によって、これはフィクションで
すので、現実の出張や街やホテルとは
何の関係もないです、きっと……)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

マイルズの「名言」の解釈をめぐって

イルズ・デイヴィスという
トランペ
ッターは演奏した曲の
数より引用され
「名言」の数
の方が多いといわれて
いるので
すが(うそです。すみません)

 

そんな中でもかなり有名な言葉に、

 

「まず演奏してから、後で何か教える
よ」

 

というのがあります。原文では、

 

“I’ll play it (first) and tell you what
it is later.”

 

この言葉がどこで言われたかというの
ははっきりしていて、1956年の『リ
ラクシン』というアルバムの中の “If I
Were a Bell” という曲を演奏する前
に言っているんです。なんせこのアル
バムにはこのマイルズの言葉ごと収録
されているのですよ。▼▼▼

 

なので、この言葉をとくに深読みせず
に解釈すると、レコーディングに立ち
会っている誰か(レコーディング・エ
ンジニアとかプロデューサーとか)に
次にやる曲の曲名を聞かれたマイルズ
が、ちょっと冗談めかして軽口を言っ
ているのをそのまま曲の頭につけて
ルバムに収録してしまった、というふ
うに思えます。

『リラクシン』というタイトルのアル
バムですしね、そんなノリというか雰
囲気を出したかったのではと思うんで
すが。100%確信があるかといわれれ
ば、証拠があるわけではないですけど。

 

で、さて、

 

このちょっと謎めいた言葉が「名言」
として独り歩きするといろんな解釈
する人が出てくるんですよね。

 

たとえば、「事前に何をやるかとかそ
んな情報にとらわれずに、開かれた心
で演奏を聞くべきだ」という風に解釈
する人がいます。

 

「まず演奏ありきで、それをどう解釈
するかなんていうのは後付けにすぎな
い」なんていう風に解釈する人もいま
す。ちょっと似てますが「まずは音を
だしてみることが大切で、理論とかの
ことを考えるのは後」というような意
味にとる人もいます。

 

「何をどう演奏するかなんて前もって
考えてないので、やってみないと分か
らない」というような意味にとる人も
います(実際のところ、マイルズのこ
の曲の演奏ではピアノレッド・ガー
ランドがあのビッグベンの鐘のメロデ
ィをイントロで弾いたりしているので、
それなりに事前の準備があったアレン
ジだと思うのですけどね)。

まあ、マイルズくらい有名になると、
何気なく言った言葉がこんな風に色ん
な解釈をされるようになるということ
なんでしょうが。

 

ただ、一方でそういった解釈のそれぞ
れに一片のというかそれなりの真実
あるように思われるんですよね。なの
で、そうした解釈が自分の役に立つ人
にとってはそれもありかな、とは思う
のです。

 

他人に押し付けてこなければ、ね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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月に飛ぶのは案外難しい?

ライ・ミー・トゥ・ザ・ム
ーン
とい
う、セッションなどで
もよく演奏され
る曲があります
ね。

 

比較的シンプルな構成の曲で、初心者
向けと良く言われます。それはまあそ
うなんですけど、実際に演奏してみて
アドリブソロなどを弾こうとすると、
結構落とし穴のある曲でして……

 

なんてことは、以前にも書いたことが
ありましたね。この曲の構成がABAC
という流れなんですが、実はBの部分
とCの部分が良く似たコード進行(A
の部分はもちろん全く同じ)なので、
ソリストは自分が今ABのところにい
るのかACのところにいるのかわから
なくなってロストしやすいなんて話だ
ったと思います。

その辺の話は、そちらをご覧いたくと
して、今回はちょっと別の側面からこ
の曲の構成をみてみましょう。この曲
いわゆるAメロの部分つまり曲の頭の
部分8小節は、キーCメジャー
Am /Dm7 /G7 /C /
F /Bm7b5 /E7 /Am(, A7) /
という流れ(コード進行)なんですね。

 

All The Things You Are というこれ
も有名なスタンダードナンバーがあり
ますが、それと似たような出だしです
(特に頭4小節)。

 

この流れ、1段目も2段目も4小節目
にCやAmというトニック系の落ち着
きコードがくるような流れになってい
ます。この4小節目で落ち着く、とい
う流れは、実は、結構おさまりが悪い
んですよ。軽い違和感があるというか。

 

4小節の単位で見ていくと、落ち着く
場所が3小節目とか次の1小節目とか
になっていると、おさまりは良いし、
メロディーの解決感も出しやすいんで
すね。フライ・ミー・トゥ・ザ・ムー
ンでも、BやCのパートでは、
Dm7 /G7 /C(Em7) /A7 /
Dm7 /G7 /C /Bm7b5, E7/
といった流れで、3小節目に落ち着き
コードが配置されています。

 

思うに、このAメロの「違和感」
リストの感覚を微妙に狂わせるところ
があるような気がするんですよね。と
くに盛り上がりから落ち着きに行くと
ころを意識しすぎると、小節感覚が狂
うというか。

 

そんな違和感を抱えつつBメロ(Cメ
ロ)に突入すると、そっちの流れにも
影響してしまうのではないか、とそん
な風に思うんですね。

対策としては、Aメロの部分について
はあまり細かいコードの動きにとらわ
れず、8小節全体をBメロ(Cメロ)
に向かう前振りのように大きくとらえ
こと。そうすると、比較的この落と
し穴にひっかからないように思います。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

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ロントレのイントロと「グランド・オープン」にいらつく人

業施設とか、レストランと
かが華々
しく開業するとき、よ
くポスターや広
告に「○月○日
グランド・オープン!」
とか書
いてあるのを見ますよね。

 

あの、「グランド・オープン!」とい
う表現て、和製英語だって知ってまし
た?

 

以前日本で働く英語ネイティブの人
指摘されたんですが、たしかに英語で
しくいうなら、これは
Grand Opening
なわけですよ。Openは名詞にはなり
ませんからね。形容詞か動詞。

 

ところが、日本ではなぜかグランド・
オープンなんですねー。こうやってカ
タカナで書いてあればまだしも、英語
(ていうかローマ字)
Grand Open
で、書いてあるのを見るとすごくいら
くんだ、とその英語ネイティブの人
は言ってました。まあ、結構いたると
ころで目に入りますからね。

何がいらつくって、外車(日本から見
てね)のディーラーの開店のポスター
にも「グランド・オープン」て書いて
あるのを見る時だね、とその人は苦笑
していました。

 

日本人はこれで分かるからいいじゃん
とも言えるでしょうが、グランド・オ
ープンは(ローマ字で書けば)ネイテ
ィブにも何を言いたいかわかる。けど
間違ってるよ、絶対に。というので
ラストレーションがたまる。という構
図だと思います。

 

そういえば、

 

これは YouTube で見た動画の中で、
よっちゃんこと野村義男さんが、ドゥ
ービー・ブラザーズギタリストのパ
ット・シモンズ直々に言われたこと
だといって紹介していたんですけど。
あの有名な「ロング・トレイン・ラン
ニング」という曲のイントロのギター
のリフがあるじゃないですか。

 

あのリフ色んなバンドがコピーする
けど、90%以上が間違った弾き方
してる、とシモンズは言っていたんだ
そうです。どう違うか?ちょっとした
コードの押さえ方の違いなんですけど
ね。詳しくは動画をどうぞ。▼▼▼
2:30の辺りからロントレの話にな
ります)

 

まあ、間違っていたとしても、曲の流
れを妨げるわけではないし、聴く側も
別の曲に間違えるわけでもありません。
でもパット・シモンズにとっては許せ
ないし、いらつくんでしょうねえ。

 

みなさんは、そんな経験ありますか?

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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ミュージシャン版「蜘蛛の糸」

る朝、お釈迦様が散歩中に
の池を通して地獄をのぞいてみる
と、罪人たちが苦しんでいる中に、
カンダタという妙な名前のミュー
ジシャンを見つけました。

 

カンダタは、デスメタル・バンドのボ
ーカルを担当していましたが、別に
スメタルをやっていたために地獄に落
とされたわけではありません

 

友達に借金して踏み倒したり、同時に
2人3人以上の女性と付き合ってお金
をせびったり、彼女の持っているブラ
ンド品を勝手に持ち出してコメ兵でお
金に換えたりと非道なことを繰り返し
たので、地獄に落とされたのです。
ンドマンの皆さんは気をつけましょう
ね。

 

そんなわけで、この男は、今は地獄で
MojaSlasher(亡者スラッシャー)
いうバンドを組まされて、デスメタル
を毎日ノンストップで歌わされている
のでした。体に悪そうですね。まあ
獄なんで、仕方ないですが。

 

そんなカンダタでしたが、昔たった一
度だけですが、善い行いをしたことが
ありました。ライブ会場にいた小さな
クモを踏みつぶそうとして思いとどま
り、命を救ってやったのです。もっと
も、それは彼のバンドのロゴマークが
毒グモだったからなんですが。

 

そんなことを思い出したお釈迦様は、
彼を地獄から救い出してやろうと思い
ました。そんなご都合主義の気まぐれ
でいいのかという議論はさておき、お
釈迦様は一本のギター弦をカンダタめ
がけて下ろしてやりました。

 

地獄で毎日声を張り上げて歌っている
カンダタでしたが、目の前に降りてき
たギターの弦を見て「これを登れば地
獄から抜け出せる」と思い、その弦に
つかまって登ることにしました。

 

一方で妙に文学好きだったカンダタく
は、芥川のあの小説を思い出し、
のメンバー(?)に見つかると殺到し
てきそうだと思いました。そこで気づ
かれないように大声で歌い続けながら
ちょっとずつ登ることにしました。

 

もっとも他のメンバーは演奏に夢中
誰もそんな弦のことには気がつきませ
。バ○というか、純粋というか。

 

そんなわけで、仲間には気付かれず
カンダタはそーっとその弦を登ってい
き、ボーカルが休みのパートになった
とたんに一目散に登り出しました。そ
して、あと一息でお釈迦様のいる極楽
浄土にたどりつこうというその瞬間。

 

無情にもギター弦はぷつんと切れ、カ
ンダタは真っ逆さまに地獄へと落ちて
行きました……

 

お釈迦様は、

 

「あ、いかん、新品の弦のつもりが
の前に取り換えた古いスーパーライト
ゲージの1弦だった。009だし、だい
ぶ古かったからなー。……まあギター
の弦が切れるのはお釈迦様にも予測は
つかん。また今度ってことで」

 

といって、散歩の続きに向かいました
とさ。おしまい。

 

教訓:ギターの弦は定期的に取り換え
ましょう

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

おおきなおと

音好きなおじいさんが、新
しいギタ
ーを買いました。年寄
りのくせに5キ
ロ近くあるレス
○ールでした。

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

ぎっくり腰にならないか心配しながら
ギターを背負ってスタジオに向かいま
した。

 

おじいさんは、スタジオ入りすると、
大好きなマー○ャルのアンプにつない
で、大好きなAのパワーコードを鳴ら
ました。が、「なんか音の抜けがわる
いなあ」といって満足できません。

 

おじいさんは、エフェクターを忘れて
きたのに気がつきました。そこで家に
いるおばあさんに電話して、エフェク
ターを届けてくれるようにたのみまし
た。

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

重たいエフェクターボードをおばあさ
んは運んできてくれました。これで歪
んだいい音がでるとおじいさんは思い
ましたが、やっぱり音は抜けません。

 

おじいさんはを呼び出しました。孫
はしぶしぶやってきましたが、

 

「うーん、おれDTMしかやらないし」

 

とかいって使い物にならずやっぱり
は抜けません。

 

そこで孫はを呼び出しました。犬は、
「これは歪ませ過ぎですよ」といって、

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

と、エフェクターのかかり具合前足
いろいろ調整しました。でも、おじ
いさんの耳には、抜けのある音になり
ません。

 

犬は、に応援を頼みました。猫はア
ンプのイコライザーを、

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

と、MIDDLE 中心にいろいろいじりま
した。
でもおじいさんは「抜けてこな
いなあ」
といいます。

 

困った猫は、ねずみを呼びました。ね
ずみはしばらく考えていましたが、何
を思ったか、おじいさんの肩に、

 

「うんとこしょ。どっこいしょ」

 

と上り、おじいさんの耳の中をのぞき
込みました。そして、「おじいさんこ
んな
ものが」と言うと、手(前足)を
耳の中に突っ込んで、何かを引っ張り
出しました。

 

「おおそうだった。昨日ヘビメタのラ
イブを最前列
で聞いたので、耳栓して
んじゃった」

 

おじいさんは喜んでギターをかき鳴ら
すと、やっと音は抜けました。

 

「素晴らしい、さあみんな、じゃあ1
曲やろう」

 

その瞬間、スタジオのランプが点滅し
予約の時間がおわりましたとさ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

ギブソン一筋ん十年のギタリストの言ったこと

ブソンというギターメーカ
ーは、メジャーなブランドなん
ですが、経営破綻したりもして、
大変なこともありましたね。今
日はギブソンのギターをほぼ専
門に弾いているロック・ギタリ
ストお話をしましょう。

 

誰かというと、アンガス・ヤング
う人なんですが。オーストラリア出身
AC/DC というバンドのリードギタ
リストですね。兄のマルコム・ヤング
とともにバンドの中心人物です。マル
コムは残念なことに2017年11月に亡
くなってしまいましたが。

 

で、そのアンガス・ヤング、常に一貫
してギブソンのSGというタイプのギ
ターを弾き続けています。フェンダー
といった他メーカーや、ギブソンの中
でもレスポールエクスプローラー
いった別タイプには目もくれずSG
一筋でやっていますね。

 

ある時、アンガス・ヤングAC/DC
の音楽について、こんなことを言った
そうです。

 

「俺たちが11枚も全く同じに聞こえ
るアルバムを作った、とかいう奴らに
は全くうんざりだ」

 

まあ、結構ねたみそねみ系のありがち
な批判ですが、彼は、それに続けて何
といったか

「俺たちが作ったのは12枚の全く同
じに聞こえるアルバムなんだ」

 

でした(笑)まあ、アンガス・ヤング
本当にそう思っていたかといえば、
たぶんそうじ
ゃないんでしょうけれど
(でもないか?笑)。自分たちのやっ
てきたことへの自信とか余裕をユーモ
アでつつんだ良い答え
じゃないでしょ
うか。


AC/DC
オーストラリアのバンドです

から、ユーモアの感覚がイギリスに近
んでしょうか。さすがSG一筋40年以
の強者ですね。彼らが長年活躍して、

今も尊敬を集めているのは、こんなウィ
ットのあるコ
メントができるからかもし

れません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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シンガーソングライターの主従逆転?

1970年代前半に活躍した、
ジム・ク
ロウチ(Jim Croce)
というシンガー
ソングライター
がいました。ブレイク
して数年
で、残念なことに飛行機事故

亡くなってしまいましたが。

 

アコースティック・ギターを中心とし
た音楽をやっていた人ですが、純粋な
フォークシンガーというより、フォー
ク・ロックという範疇かなと思います。
まあ、どっちでもいいんですけど。

 

「オペレーター」とか「タイム・イン
・ア・ボトル」とかのバラードも良い
ですが「リロイ・ブラウンは悪い奴」
といったアップテンポの曲も得意にし
ていました。ベスト盤が今でも入手で
きますので、ご興味があればどうぞ。

 

でね、

 

そのジム・クロウチの曲には、ほぼ必
サイドマンとして1人の若いギタリ
ストが参加していて、間奏ソロとか
オブリガートとかを弾いていました。
非常に端正なギターを弾く人で、私、
アコースティック・ギターの奏者とし
て、あんなふうに弾きたいものだとあ
こがれた憶えがあります。

 

モーリス・ミューライゼン(Maurice
Muehleisen)という人です。愛称
モーリーといいました。年齢はクロウ
チより6歳くらい若かったようですが、
ヒゲはやしていたので、そんなに離れ
てるようには見えませんね(笑)

たいていマーティンのギターを弾いて
いましたが、当時出たてのオベーショ
のエレアコも弾いていたらしく、こ
の2人はオベーション・ギターのアー
リー・アダプターでもあったんですね。

 

で、さて、

 

このモーリーですが、実は彼自身もシ
ンガーソングライターとして活動して
いたことがあります。実は1970年に
アルバムを発表しているんですね。ヒ
ットはしませんでしたけれど。

 

当時、ジム・クロウチは音楽を離れて
生活のために色んな職を転々としてい
たようです。そのうち、モーリーと引
き合わされて、モーリーのサイドマン
として歌うようになったんだそうです。

 

で、そうこうするうちに立場が逆転
て、ジム・クロウチがメイン・ヴォー
カルとギターモーリーがコーラスと
リードギターを担当するようになりま
した。それがブレイクして、2人は
アーで全米を飛び回るようになるわけ
です。

 

全米No. 1シングルも出したその矢先
1973年ツアー移動中の飛行機が
墜落して、2人は亡くなりました。
ム・クロウチは30歳、モーリーは24
でした。

 

なんだか、禍福はあざなえる縄の如し
を地で行くような話ですね。

 

そのモーリー・ミューライゼンの残し
ただ1枚のアルバムですが、2006年
2人の死から33年後にCD化されまし
た。YouTube でも聞けるので、リン
クを貼っておきます。▼▼▼

 

ギターと同じように端正な高い声です
が、大ヒットするにはジム・クロウチ
のようなワイルドさが必要だったのか
しれません。まあ結果論ですが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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