ジャズギタリスト金太郎

々、「あしがら」というら
しくない
名前のジャズバーに住
み込みで働いて
いた母親ととも
金太郎という男の子
が暮らし
ておりました。

 

生まれたときからそんな所で暮らして
いたせいで、毎日浴びるようにジャズ
を聴いていた金太郎は、ぐずって泣く
時もアフタービートを効かせていたと
いいます。

 

金太郎が歩けるようになると、母親は
金太郎にハコモノのギターを与えまし
た。まだ子供でただでさえ小さいのに
なぜか18インチボディー幅にロングス
ケールのネックという巨大なギターで、
最初のうちは演奏が大変でしたが、母
親は星飛雄馬の「大リーグボール養成
ギブス」の感覚で与えたのでした。

 

金太郎の遊び友だちは、ライブで演奏
にくるジャズマンたちでした。そんな
環境ですくすくと育った金太郎は、そ
のうち、この大きなギターを弾きこな
せるようになっていきました。とある
コンテンポラリーなジャズギタリスト
と仲よくなった金太郎は、ほどなくし
指をストレッチして変態じみたボイ
シングのコードを弾くまでになりまし
た。

 

母親が、開店前に金太郎を店で遊ばせ
ておくと、そんな変態じみたポジショ
ンで弾いた不協和音で、店の氷のブロ
ックが一瞬にしてクラッシュアイス
なったそうです。親孝行ですね。

 

そんなある年の秋、友だちのジャズマ
ン達から武者修行外のジャムセッシ
ョンに行こうと誘われました。金太郎
は喜んで参加しましたが、ジャズマン
たちの移動用のバンガス欠で、貧乏
なジャズマン達はガソリンが買えませ
んでした。そこで金太郎は店の売上を
ちょろまかしてガソリン代をカンパ
てあげました。良い子はそんなことを
してはいけませんよ。

 

金太郎達は隣の町のジャズ専門のセッ
ション・バーに行きました。そこでは
ストレート・アヘッドなジャズから
ードからフュージョンからアシッド
で様々なジャズが演奏されていました。
金太郎達は夢中でセッションしていま
したが、突然、とても大きな図体のヒ
ゲもじゃの男が入ってきて、無表情な
顔でギターを弾き出しました。

 

熊さんだ……」店内がざわめきまし
た。

 

「熊さん」と呼ばれたその男は、見た
目とはうらはらに、極端にピッキング
のアタックの少ない繊細なフレーズ
弾きましたが、なにやら近寄りがたい
雰囲気でした。熊さんの繰り出す音は
とてもコンテンポラリーで、調性があ
るか無くなるかのすれすれアウトフ
レーズのオンパレードでした。正直ま
わりのジャズマン達も引いてしまって
いましたが、金太郎だけは怖がること
なく熊さんに向かっていきました。

金太郎も得意の変態コードで対抗しま
したが、熊さんも聞いたこともないよ
うなスケールを数々繰り出して勝負が
つきません。ホールトーンスケール
コンディミは序の口で、シンメトリッ
クオーギュメントやら、ハーモニック
マイナーでの4度のインターバリック
ストラクチャーのアルペジオとか、た
とえ説明されても理解不能なスケール
をがんがん繰り出してきました。

 

スケールでは勝てないと思った金太郎
は、7音5音のフレーズが複雑なパタ
ーンで繰り返されるポリリズミックな
フレーズを引き続けました。すると熊
さんの額から大粒の汗がしたたり落ち
ました。金太郎がさらに11音と13音の
フレーズも交えて数十コーラスもの間、
ポリリズミックなフレーズを弾き続け
ると、とうとう熊さんは降参しました。

 

「参りました。どうか私をあなたの家
来にしてください

 

「いやいや、みんなで仲良くやりまし
ょう。さあ、みんな、ジャムセッショ
ンしよう!

 

金太郎は連れのジャズマン達や店の客
の方を見ましたが、ついてこれなくな
ったジャズマンや客達はとっくに帰っ
てしまっていましたとさ。

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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ファンクギタリスト浦島太郎

々、ある夏の日に浦島太郎
が海辺で
遠くを見つめてビーチ
ボーイズの「サ
ーファー・ガー
ル」かなんかを聞いて
気取って
いると、子供たちが、わいわ

と騒いでいる声が聞こえてきま
した。

 

せっかく西海岸な気分でいたのにとか
思いながら、浦島太郎が近づいていく
と、子供たちは、海岸に打ち上げられ
ギブソン・エクスプローラーをいじ
めているところでした。

 

「なんだ、この変なかっこのギター。
立てかけておけないじゃん」

 

「そうとう歪んだ性格してそうだな」

 

まともな人間の弾くもんじゃない
だろ」

 

……とさんざんないわれようです。

 

「火つけて燃やしてしまおうか

 

それを聞いてエクスプローラーが不憫
になった浦島太郎は、子供たちの中に
割って入り……

 

「こらこら、そんなひどいことをする
んじゃない。浦島太郎オリジナルのギ
ターピックをあげるから逃がしてやっ
ておくれ」といって、子供たちの手か
らエクスプローラーを逃がしてやりま
した。

 

「お前もこんな変形モデルにされて大
変だとは思うが、気をつけるんだよ」

 

「浦島さん、ありがとうございます。
お礼に竜宮城にお連れしましょう」

 

「竜宮城?」

 

「毎晩、毎晩、連夜のジャムセッショ
ン三昧のできるそれは楽しい所です。
きれいなおねいさんもいますよ」

 

そういわれて、そういう所が嫌いじゃ
ない浦島太郎は

 

「ふ、ふうん、ま、ちょうど退屈して
たから付き合ってやってもいいかな」

 

……などとカッコつけましたが、内心
くわくして、エクスプローラーの背
中に乗って出発しました。

エクスプローラーは、浦島太郎を乗せ
て海の中に入り、そのまま海底に向か
いましたが、やがて海中にある雑居ビ
に連れて行きました。階段を3階
で昇って着いた先の店のドアには「セ
ッションバー竜宮城」と書かれていま
した。店に入ると、そこでは、ファン
クのジャムセッションの真っ最中。

 

ステージでは、エビやらヤドカリやら
のバンドが演奏しておりフロアでは
やヒラメが舞い踊っていました。

 

そして、カウンターの向こうでは1人
の女性がドリンクを作っていました。
「どーも、こんばんは。乙姫といいま
すー。うちのエクスプローラーがお世
話になったそうで、今日は、この子を
好きなだけ弾き倒していってください
ね」いつのまにか、浦島の手にはエク
スプローラーがにぎられていました。

 

乙姫に促されるままにステージに上が
った浦島は、エクスプローラーでファ
ンク?とは思いましたが、もともと嫌
いじゃない性格なので、ハウスバンド
ファンクのリズムに身を任せてギタ
ーを弾き始めました。

 

あるときはナイル・ロジャーズ
あるときはアル・マッケイ
はたまたレイ・パーカーJr.
ときにはブルーイ
……といったカッティングを繰り出し
たり

 

かと思えば、
デヴィッド・T・ウォーカーのような
エロいソロを弾いたかと思うと、

 

次には、コーネル・デュプリーのよう
ブルージーなフレーズを繰り出し、

 

また次の瞬間には、
カーティス・メイフィールド風にワウ
を効かせたギター弾きながらファル
セットで歌ったり、

 

やりたい放題の演奏を繰り広げたので
した。浦島太郎は次第にトランス状態
になって行きました。

 

「きもちい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

……

 

気がつくと、浦島太郎は海辺に倒れて
いました。すでに朝になっており、太
陽が次第に海辺全体を照らし、海辺の
砂が熱くなりだしていました。

 

「あー、頭いて……。そうか、一晩中
セッションしてたんだっけ……」

 

浦島太郎が起き上がって、ふと気がつ
くとそばに何か箱のようなものがあり
その中に手紙があるのでした。封筒に
「乙姫」とあり、中をみると、便せ
んに「お疲れさまでした。ノリノリ
したねー。300日連続であんなにギタ
ーを弾いた人は初めてです。あとで
会計お願いしますね」と書いてありま
した。

 

一晩と思えましたが、浦島太郎は300
晩連続でセッションしていたのでした。

 

封筒の中には請求伝票が同封されてい
ました。

 

「う……」

 

その伝票を見た浦島太郎の髪は一瞬で
真っ白くなってしまったということで
す。

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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ハードロッカー桃太郎

々、おじいさんが山でトラ
ペットの、おばあさんが川でサッ
クスの練習をブルージャイアント
よろしくしていると、川上から
きな桃がどんぶらこっこ、どんぶ
らこっこというシャッフル系のノ
リで流れてきました。

 

「ちょっ、クールじゃん」とおばあさ
んがその桃を引き上げ、家に持ち帰っ
て2人で割ってみると、中からギブソ
ンのフライングVを抱えた長髪で腕に
タトゥーをした男の子が生まれてきま
した。

 

「桃からうまれたのでピーチボーイ
名付けましょう」という安易なネーミ
ングに反発しつつも、男の子はすくす
くそだち、立派なロックギター小僧
成長しました。

 

毎日毎日ギターでリフやらランフレー
やらを大音量で弾くので近所の人や
らクマやらイノシシやらは迷惑そうに
していましたが、おかまいなしに弾い
ていると、上達は著しく、まもなく村
の若い衆ではかなう相手がいなくなり
ました。

 

ある日ピーチボーイはおじいさんとお
ばあさんに言いました。

 

「おじいさん、おばあさん。僕は鬼ケ
にいってギター合戦して鬼退治をし
てきます」といいました。「鬼ケ島」
というのは隣の町にあるジャムセッシ
ョンを夜な夜なやっているライブハウ
の名前でした。

 

おばあさんにきびだんご型のギターピ
ックをもらい、おじいさんから改造し
強力ディストーションエフェクター
をもらったピーチボーイは愛機のフラ
イングVを手に町へと出かけて行きま
した。

 

町に向かっているとがやってきて、
「ピーチボーイさん、お腰につけたギ
ターピックひとつ私にくださいな」と
いいました。

 

「んー、じゃ、お前サイドギターね」

 

犬をサイドギターにしたピーチボーイ
は次にに出会いました

 

「ピーチボーイさん、お腰につけたギ
ターピックひとつ私にくださいな」

 

「んー、やってもいいけど、ギターば
かりいても困るからおまえベースな」

 

猿をベースとして加入させたピーチボ
ーイは次にに出会いました。

 

「ピーチボーイさん、お腰につけたギ
ターピックひとつ私にくださいな」

 

「もうあとはドラマーの空きしかない
けど、それでもよければ」

 

犬と猿と雉が加わってピーチボーイズ
と名乗ることにした一行が、目的地の
「鬼ケ島」に着くと、そこでは鬼達が
大音量ロックジャムセッションの真っ
最中。ピーチボーイは鬼達に言いまし
た。

 

ロックンロールオールナイトいきま
ーす!ワンツースリーフォー!」いき
なりフルテンのボリュームで弾き始め
ました。

 

犬のパワーコード鬼達のパンツを引
き裂きました。

 

猿の重低音ベース鬼達の鼓膜をぶち
抜きました。

 

雉のドラミング鬼達の角を破壊しま
した。

 

そんな阿鼻叫喚の中、ピーチボーイ
ありったけのテクニック高速フレー
ズを繰り出してギターを弾きまくり
した。

 

「ひえええ、降参です降参です。勘弁
してください」

 

ピーチボーイズは鬼達から金銀財宝
取り上げようとしました。

 

が、

 

「すみません楽器代とハコ代とノルマ
で消えてしまいました」といわれてし
まい、あげくのはてにライブハウスの
マスターからチャージを巻き上げられ
一文無しで帰りましたとさ。

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

昭和の歌謡曲でセッションパーティー!

いぶ以前に、昭和の歌謡曲
縛りでセ
ッションしたら面白い
かも、というこ
とを書きまして。
書いたまんま、なか
なか出来な
かったのですが(セッショ
ンの
中の1曲あるいは数曲を歌謡曲
することはよくあります)…

 

こちらでもときどきご報告などしてい
アラカンセッションという、原則50
代以上の方々を対象として毎月開催し
ているセッションが1周年を迎えたと
きに、それをやりました!

 

この日は1周年を記念して、ちょっと
いつもとは違ったパーティー形式のイ
ベントを実施いたしました。場所は吉
祥寺のとあるビルにある貸切パーティ
ーのできるカフェでした。窓からは井
の頭公園も望めるなかなか素敵なロケ
ーションです。

 

そんなスペースで、日曜の昼下がりに、
食事とドリンクを用意して、みんなで
パーティーとしゃれこみました。

そして、当日は「昭和のあの歌、あの
曲」というテーマを設定して、セッシ
ョンを楽しんだのです (^-^)

 

そんな様子を動画に撮りました(笑)

 

「すきすきソング」(ひみつのアッコ
ちゃん)です▼▼▼

 

「ドリフのズンドコ節」です▼▼▼

なんか、色モノ系ばっかりやってるよ
うな感じですかね?もちろんそればっ
かりじゃないんですよ。たとえば…

 

「ルビーの指輪」です▼▼▼

 

そんなわけで、懐しい曲を演奏し、語
り合い、楽しい時間を過ごすことがで
きました。

 

いかがですか?こんなアラカンセッシ
ョンご興味がある、あるいは参加し
たいと思われましたら、コメントでそ
の旨お知らせくださいませ。

 

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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マイナー好きはギターのせい……かも?

、歳とともに気がつくと
マイナー
キーの曲をよく弾くよ
うになってしま
った。という話
を書きまして……。あ
れから、
でギター(私のメイン楽器)
を手にしてみて思ったんですが、

 

ギターはマイナー系(コードにしても、
スケールにしても)の方が弾きやすい

 

……ということがあるんじゃないでし
ょうか?

 

その昔フォークギターが流行した頃、
ギターを買って挫折する一つの大きな
理由というのによくあげられていたの
が、Fのコードが押さえられない、と
いうのがありましたが、ギターのメジ
ャー系のコードって、たいていの場合、
マイナー系のコードより微妙に(ある
いはとっても)弾きづらいと思いませ
んか?

 

ギタリストの皆さんどう思います?

FメジャーのコードよりはFm(Fマイ
ナー)のコードの方が弾きやすいし、
B♭メジャーよりはB♭mのほうが圧
倒的(??)に弾きやすいですよね。
オープンコードにしてもEメジャーよ
りEmのほうが、AメジャーよりAm
方が、微妙に弾きやすいと思うんです
よね。(ギター弾かない人にとっては
わかりづらくてすみません)

 

そして、Aマイナーペンタの方が、A
のメジャーペンタより覚え易くないで
すかね?少なくとも私はそう思うんで
すけど……。

 

マイナーコンバージョン(ソロを弾く
ときに、何でもマイナー系のスケール
に置き換えてしまおうという考え方)
なんてことを言い出したのもギタリス
トですしね。

 

そんな楽器の構造上の特徴が、微妙に
影響しているのかも、とちょっと思い
ました。

 

まあ、キーボーディストでも同じよう
に感じられている方もいらっしゃるの
で、そればかりではないと思いますが。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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日本人はマイナー好き……なのか?

の中の曲の多くは、メジャ
ー(長調)
かマイナー(短調)
かに分類されます
ね。中にはど
ちらとも言いきれないよ
うな曲
もありますけどね。

 

で、ときどき言われるのは日本人はマ
イナーの曲が好きだよね、ということ
なんですよね。演歌しかり、雅楽しか
り。日本の古来からの音階がそもそも
マイナー系(陰旋法)ですしね。沖縄
音階のような例外はありますが。

 

日本で好まれるジャズのスタンダード
ナンバーなども、マイナー系が多い気
がしますね。「枯葉」とか「モーニン」
とか You’d Be So Nice to Come
Home to とか。哀愁のある曲が好ま
れる傾向は確かにあるような気はしま
す。日本人のマゾヒズムだとかいうよ
うなことを言う人もいたような……。

 

もちろんアメリカなどでも好まれるマ
イナーキーの曲はあるんですけど、私
の思い込みかもしれませんが、単純な
どマイナーというよりは途中でメジャ
ーに転調してみたり、より明暗のニュ
アンスのある曲が好まれている気がし
ます。Come Rain or Come Shine
んて曲はメジャーなんだかマイナーな
んだかよくわからないですね。

 

でね、

 

私も若い頃は、そんな話を耳にしたり
したせいもあるのか、マイナーよりメ
ジャー系の曲がいいよなー、とか意気
がってたりしたこともあったんですけ
ど。洋楽好きだったこともあるので。

 

ところが、この前、家でギターを弾い
ていた時、ふと、1人で無意識に近い
感じでよくぽろぽろ弾く曲って何だろ
と思って考えてみるとですね…

出るわ出るわ、マイナーの曲だらけ

 

……なんですわ。

 

Beautiful Love でしょ
Dear Old Stockholmでしょ
Midnight Blue でしょ
Israel でしょ
Summertimeでしょ
Stairway to Heaven でしょ

 

結局、お前もマイナー好きなんじゃな
いの、っていう感じでして。歳のせい
なのかなー、とちょっと考えてしまい
ました。

 

まあ、別にだれの迷惑になるわけでも
ないので、いいんですけどね。

 

皆さんはどうですか?やっぱりマイナ
ーの曲が好きですか?

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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シナトラ・テストって何それ?

「シナトラ・テスト」って
言葉があるんですけどね

 

一般的な用語かどうかよくわからない
んですけども、どういうことかという
と、「ニューヨーク・ニューヨーク」
という歌がありまして。もともとは同
名の映画(1977年 マーティン・スコ
セッシ監督)の主題歌で、映画では
イザ・ミネリが歌いました。

 

なんですが、一般には翌々年にフラン
ク・シナトラがカバーしたバージョン
の方が有名になってしまい、彼の十八
(の一つ……ですね、なんせ十八番
の多い人なので)みたいになった曲

 

で、

 

その曲の歌詞に、
If I can make it there,
I’ll make it anywhere.

 

……という部分があるんです。「そこ
(ニューヨーク)で成功できれば、ど
こでも成功できる」というわけです。

つまり、あることを納得性のある形で
証明するには、より大きなことを一つ
成しとげれば良い、ということなんで
すね。たとえば、500人の大パーティ
の食事のケイタリングを提供できれば
50人のパーティをケイタリングする能
力があることは証明できるとか。

 

この言葉を知った文脈としては、ある
考えをいかに他の人に納得してもえる
、ということなんですが。これって、
自分を納得させる(自分で自分を信頼
できるようにする)ことにも使えます
よね。

 

以前聞いた話でいえば、静物や人物を
正確にデッサンする能力を身に付ける
ことは、リアリスティックな絵を描く
人ばかりでなく、抽象画を描く人にと
っても自分の能力に自信を持つために
は重要なんだと聞いたことがあります。

 

そんな人間の心の働きを自分の練習や
目標設定に生かすのが吉、なのではな
いか? そんなことを考えたのはあり
ました。

 

音楽に置き換えると何でしょうかね?
もちろん、その人その人の状況によっ
て違ってくるわけですが。たとえば、
どんなグルーヴの曲でも演奏が出来る
ようになる、とか。メインの楽器以外
の別の楽器も弾ける、とか……。「ジ
ャイアン・ステップス」をマター
するとか?

 

みなさんは、いかがですか? 自分な
のシナトラ・テストはありますか?

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

 

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標準語と方言とあなたと音楽と

イタリア語はボン・ジョ
ルノとチ
ャオとあとは料理関係
の言葉くらいしか知らないんで
すが……

 

普通イタリア語っていえば一つの言葉
だと思うじゃないですか。でも実は、
色んな方言があるんですよね。日本だ
って北は北千住じゃなかった北海道か
ら南は沖縄まで山ほど方言があるのと
一緒ですね。それを言えば、多くの言
語がそうだと思いますが。

 

イタリア語の場合、ちょっと違うのは、
もっとラジカルにそれぞれの地域の言
葉は「方言」ではなくて独立した「言
語」であると主張する人たちがかなり
いるってことですね。

 

いわゆる標準イタリア語っていうのは、
トスカナ地方(フィレンツェのあたり
すね)の言語の変種であって、あとは
北はピエモンテから南はシチリアまで
それぞれの言語がある、という主張。

 

日本の場合、そこまでの主張はあまり
みられない(アイヌ語と沖縄・奄美地
方を除く)とは思いますが、ここらへ
んの言語と方言の区別というのは、純
粋に言語学的な話ではなくて政治的な
動きなども絡むので、クリアな結論を
出すのはなかなか難しいようです。

 

でね、

 

音楽のジャンルなんてのも、大ぐくり
にまとめることもできるし、細かく違
いをとりたてて強調してジャンル分け
をすることもできますよね。それをど
こまで細分化するかっていうのは、
定版的なルールがあるわけではない
ですね。言語の違いなのか、「なまり」
レベルの差なのかの区別が難しいのと
似ています。

 

そんな「なまり」の違いを研究するの
はもちろんいいことで、それを誰にで
分かりやすく解説してくれる人はあ
りがたい存在だと思います。

 

ですが、実際の演奏の現場でとか、
の演奏を聴いて、その「なまり」をと
りたててああでもないこうでもないと
言うのはどんなもんだろう、と思った
りするのですよ(レッスンの場とかは
ちょっと別かもしれませんが)。

 

普通に会話する時も、個々人に色んな
「なまり」があってもそれをどうこう
いうことはしませんよね。それをやり
だすと言われた人は気分良くないだろ
うし、下手すりゃケンカですよねえ。
だいいち色んな方言が聞けるのは楽し
と思いませんか?

 

音楽の場合、言語の違いのように何を
言っているのか全くわからないという
ようなことはほぼないと思いますしね。
そんな「なまり」が飛び交う中で、新
たな発見があるかもしれませんし。あ
げつらうより、面白がるのが吉、とい
うことかな、と。

 

ただでさえ、シニア男子は上から目線
で口を出すから嫌われるんだ、なんて
ことを言われていることもあるし…あ、
これはまた別の話だ。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

音楽界最大の「出会い物」はブルーノート

回、「出会い物」のお話を
しまして…
日本食の食材の取り
合わせで特に素晴
らしいものに
つかわれる、なんてお話
をいた
しました。

 

でね、

 

一つ思いついたんですが、音楽界最
の出会い物。それはやはり、ブルー
ート
なんではないか、と。

 

もともとアフリカから奴隷としてアメ
リカ大陸につれて来られた人たちがい
たわけなんですが。その人達が昔から
持っていた音階(というか音使い)と
西洋音楽の音階が出会ったことによっ
て、独特な緊張感というか不安定感の
ある音楽が生み出され(つまりブルー
ズが誕生し)たわけですね。その音楽
の特徴的な音使いにブルーノートとい
う名前がついて認知されるようになっ
たということかと思うのですが。

ブルーノートっていうのは、もちろん
ブルーズでよく使われる音(ご承知の
方も多いと思いますが、メジャースケ
ールでいう3度、5度、7度の音がフ
ラットします)なのですが。とはいえ
いまやポピュラー音楽のたいていのジ
ャンルで使われるようになり、もはや
ブルーズの専売特許というわけではな
くなっていますね。

 

ロックにしてもジャズにしても、極東
の島国のJ-POPとかいう音楽にしても、
ブルーノートなくしては成立しなくな
っているという意味で、もはや骨の髄
までポピュラー音楽にしみ込んでいる
といえるでしょう。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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音楽の「出会い物」

本料理の世界に「出会い物」
という
言葉がありまして。季節
の食材で相性
の良い取り合わせ
とか、ちょっと意外
なんだけど、
合わせてみたらすごく相
性が良
い食材の組み合わせを言います。

 

ワカメタケノコを取り合わせた若竹
とか、ブリ大根とか、そんなのがよ
く例としてあげられてますね。おいし
いですよね、ブリ大根。じゅる……

 

それは、ともかく、

 

音楽でも、相性の良い取り合わせとい
うのは色々あって、たとえば楽器どう
しの組み合わせの相性とか、ジャンル
と楽器の相性とか、結構ありますよね。
たとえば、実はピアノとギターという
のはどちらもコード楽器の側面があり
音域がかぶるので、一緒に演奏するの
は結構神経を使う側面があったりしま
す。

 

ジャンルについていえば、たとえば
ャズのコンボというのはたいていリズ
ム隊にピアノかギターそれにサックス
やトランペットの管楽器というのが
準的な組み合わせですよね。ジャンル
特有の楽器なんてのもあって、ラテン
パーカッションとか、ハワイアンには
ウクレレとか、それぞれのジャンルを
特徴づけていますよね。

でも、実は面白いのは、そんな常識的
な相性の良さや問題点を超えたところ
で、意外なアンサンブルの妙が生まれ
たりする時だったりします。そんな時
は、「あーこれは出会いもんだなー」
なんてことを思ったりするのですね。

 

たとえば、ジャズのミュージシャンが
ロックやファンクと出会ってフュージ
ョンが生まれたとかいうのは、かなり
大掛かりな出会い物でしょうか。

 

そんな大げさな話じゃないですが、音
楽やっていて、出会い物的な体験をす
るのは、やはりジャム・セッション
場にいるのが確率高いんじゃないか。
なんてことを思うのですが、いかがで
しょう。

 

て、ことで。

 

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「裏コード」と「音楽の悪魔」

さんは「裏コード」って用
語を聞い
たことはありますか?
何ですかね、裏
コードって?裏
ってことは表があるん
でしょう
か?

 

以前「音楽の悪魔」お話をしまして
覚えていらっしゃいますでしょうか?
「トライトーン」という日本語に訳す
と「三全音」、全音3つ分の開きのあ
る音程のことでした。度数でいうと、
「増4度」(減5度)という音程です。

 

このトライトーンが西洋中世の音楽に
おいては、とても評判の悪い音程だっ
たそうで、教会音楽などでは忌み嫌わ
れていて「音楽の悪魔」とまで言われ
たとかいう話でしたね。

 

で、このトライトーンという音程が実
はいわゆるセブンスコード(C7 とか
G7 とか)に含まれており、こうした
コードが不安定に響く要因になってい
るというお話しもしました。なので、
たとえばG7だったら完全4度上のCな
どのコードに「解決」したくなるわけ
ですね。

 

さて、

 

今取り上げたG7というコード上のト
ライトーンは3度のBの音と7度のF
の音なわけですが、実はこのBとFの
音を3度と7度の音として含むセブ
ンスコードがもう一つ存在するんで
すね。それがD♭7というコードなん
です。

図をみていただくと分かります(C♭
の音はBと同じ音であることにご注意
ください)が、D♭7の場合、Fが3度
の音でBが7度の音というG7と逆の
関係になっています。でも同じ2つの
音(トライトーン)が含まれている
とにはかわりませんね。

 

ということは、

 

D♭7とG7はお互いに役割を入れ替え
ことができるんですね。なので、通
常のG7→Cというところを、D♭7→C
という進行にしても、D♭7→G♭のと
ころをG7→G♭としても良い、という
ことな訳です。「代理」できるわけで
すね。

 

この関係を業界では(笑)「裏コード」
の関係にあるといいます。裏コードを
用いた場合、「半音上からドン」と行
くのでいわゆる「アウト」な響きがし
ますが、どちらにしても強い解決感
生まれるのは一緒です。(追記:ちな
みに英語では Tritone substitution
といいます。「トライトーンによる代
理」ってことですね。)

 

ジャズやボサノバなどでは、そんなア
ウト感のある響きが好まれるので特に
よく使われます。ここにいわゆるII-V
(ツー・ファイブ)という概念をから
ませたりすると、話はさらに複雑に
るのですが、長くなるので、今日はこ
こまでということで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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無茶振りと想像力と多様性(ダイバーシティ)と

いぶ昔の話ですが、セッシ
ョンをやってて、Sweet Home
Chicagoという曲を歌うはめに
なったことがありまして。

 

「歌うはめ」とかそれほどのことか
と思われるかもしれませんが、単に普
通に歌うって話じゃなくて、このブル
ーズのスタンダード曲

 

ボサノバで歌う

 

ということだったのですね。

 

早い話、その時のセッションホスト
人に「無茶振り」されたということな
わけですが。で、単にグルーヴを変え
られただけじゃなくて、曲中の7thコ
ードをすべてメジャー7thに変えられ
てしまった上でさあ歌えといわれた、
と(笑)

 

……ま、そんなわけです。

 

え〜とか思ったものの、できないとい
うのも悔しいので、結局歌ったんです
が、そしたら、

 

結構受けた

 

わけなんですね。
その時の動画が残ってないかと思って
探してみたのですが、見つかりません
でした。残念。

 

で、

 

こういう無茶振りを楽しいと思う人
いるでしょうし、一方で決めたことを
きっちりやる、例えばバンドスコアに
書かれたことをきっちり演奏すること
が一番という人もいるとは思います。
なので、別に誰にでもお勧めするとい
うことはないのですが。
無茶振りがあるかどうかは別にして、
ジャムセッションというアクティビテ
ィの楽しみというのは、「想定外の事
態を含めて演奏を楽しむ」ことだと思
うのです。

 

さらに言えば、そんな風に予定調和で
ない事態を楽しむためには、どれだけ
音楽的な多様性を受け容れられるかと、
んの少しの想像力が働かせられるか
ポイントではないか、と思うんです
よ。ちょっとえらそうに言えば。

 

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多様性(ダイバーシティ)という言葉
は、今では社会を語る上で避けては通
れないものになりましたが、音楽の世
もまた多様性に溢れています。

 

世の中には様々なジャンルの音楽があ
ることを前提に、多様な音楽に日頃か
ら親しんでいること、そして、その経
験をベースにしてちょっとだけ想像力
(イマジネーション)を働かせること。

 

そうすることで、結果的には無茶振り
への対応の基礎が自然に養われていく
ようにも思います。(まじめか)

 

もちろん、場数ってのもありますけど
ね(笑)

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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○○系エフェクター禁止法

「こんにちは。青井ですが」
とある雑
居ビルの一室のドアフ
ォンに向かって
おれは話しかけ
た。

 

「……」返事はなかったが、およそ30
秒待つとドアは開いた。ドアを開けた
は、無言のまま俺に中に入るように
手まねきした。

 

「久しぶりですね、明石さん」と俺は
言いながら中に入った。「お願いした
モノはどうですか? オリジナル通り
に上がってますか?」

 

「わたしに再現できないエフェクター
はない」

 

「でも、大変でしょうゲルマニウム・
トランジスタの入手とか?」

 

「つては、ある」

 

「なるほど、蛇の道は蛇ってわけだ。
見せてもらえますか?」

 

男は隣の部屋に行き、平べったい円形
の物体を手に戻ってきた。

 

「酔狂な話だな。もうこんなエフェク
ターで演奏なんかできないだろうに」
男は俺の顔も見ないで言った。

 

「俺が使うんじゃないんです。俺がふ
だんはクリーントーンでジャズしか弾
かないのご存じでしょ? 演奏できる
場所はあるみたいですよ。これを頼ん
だ俺の友達が言ってましたが」

 

アンダーグラウンドハコか」

 

「ま、そんなところです。歪み系エフ
ェクター禁止法が出来てからというも
のロッカーも命がけだ。脳に影響が出
るとか、ウソ臭い話ですが」

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「わたしの知ったことではないな」

 

「まあ、いいや。お約束の代金です」
俺は男に金を渡した。男は金を数え始
めた。

 

「確かに」そういって男は満足げに自
分の手の中の金から俺に目を移した。
その途端、その目は大きく見開かれた。

 

俺の隣に別の男が立っていたからだ。

 

「明石さん。あなたを歪み系効果装置
の製造・利用等を禁止する法律に違反
した疑いで逮捕する」

 

「お前いつから警察の犬になった!」
男は俺に向かって叫んだ。

 

「すまない、明石さん」俺は言った。
半分嗚咽するような声になっている。
「しかたなかったんだよ」

 

「まあこの男を恨むな。ジャズギター
弾いてるくせに、ちょっとばかりゲイ
ンを稼ごうとしてオーバードライブ
手を出したところを俺が押えたんでね。
オトリになってもらったわけなのさ。
あんたの知りあいってことで、前から
目をつけてたのさ」刑事は男の手に手
錠をかけようとする。その途端……

 

男は笑い出した。

 

「逮捕するのはいいが、刑事さん、
のエフェクターのどこが歪み系なのか
ね?」笑いながら男は言う。

 

刑事の顔色が変わった。刑事はそのエ
フェクターを持って隣の部屋に行くと、
そこにあったギターとアンプにつない
で音を出した。

 

空間系のディレイ・サウンド……

 

俺は、ぼう然とその音を聞いていた。
俺がオトリとなってのこの作戦が失敗
したということは、俺とこの刑事との
取引はチャラだ……

 

<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!

 

※……今回のお話は(もちろん)フィ
クションです。
Special Thanks to Eiji Akashi

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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マイナー・ペンタ○○法

「こんにちは青井明です。
まずこのニュースから……」テ
レビのキャスターが言った。

 

「今年から施行された、通称マイナー
・ペンタ規制法関連のニュースです。
昨夜10時過ぎ、東京都武蔵野市吉祥寺
のライブハウスで、法律で定められた
1コーラスの上限を超えてマイナー・
ペンタのみでソロを演奏したとして逮
捕された、自称弁護士のますだただし
容疑者は……」

 

くだらねえ。俺はそういうと、テレビ
を消して食卓から立ち上がった。

 

「いやだわねー。マイナー・ペンタっ
て、乱用すると凶暴な音楽ばかり弾く
ようになって、脳にも悪い影響がある
んですってね」と母が言う。

 

「んなばかな。音楽をスケールだけで
語れるわけがないじゃないか。ジャズ
系ミュージシャンが歳とって政治に首
突っ込んで、ロビイストをやとってロ
ックをいじめにかかってるんだ。ジャ
ズの奴らが弾く調子っぱずれなスケー
ルの方がよっぽど脳に悪いぜ」

 

「いくお。まさかあなたまだ昔のロッ
ク友達と隠れてセッションなんて危険
な遊びをやってるんじゃないでしょう
ね?」母が声高に言う。

 

「もし捕まったらローディーとして3
年間も強制労働させられるのよ。もう
すぐメジャー・ペンタも規制対象にな
るだろうって友達も言ってたわ。」妹

まで口を挟んできた。また余計なこと
を……

 

FB用 172

「よしてくれよ。もう俺は音楽からは
足を洗ったんだ」

 

「本当に? それならいいけど……」

 

その時ドアフォンが鳴った。

 

「はい?」

 

○○署の者です。いくおさんはご在
宅でしょうか?」

 

母が玄関のドアを開けると刑事とおぼ
しき男が入ってきた。

 

「あなたの昨日のギター演奏が、マイ
ナー・ペンタトニック・スケール演奏
等規制法違反の疑いがあるとの通報が
ありまして。署までご同行いただけま
すか?」

 

「昨日って、私はずっとにいました
よ」

 

「ご自分の部屋でカラオケに合わせて
練習しておられたソロが5コーラスに
もわたってマイナー・ペンタのみで弾
かれていたとの報告を受けています。
音声データの提供も受けています。」

 

しまった。顔から血の気が引いていく
のが自分でわかる。

 

隣のあのジャズ好きのオヤジのたれこ
みに違いない。俺は思った。いつも俺
を敵視するような目つきでこっち見や
がって。部屋を閉め切って、アンプの
ボリュームは極力小さくしたのだが、
やはりヘッドフォンをつけるべきだっ
たか一度弾き始めると没頭してしま
う。悪いくせだ……

 

母が恐怖に満ちあふれた顔で俺を見つ
めている…

 

<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!

 

今回のお話はフィクションです。現
実のロック・ミュージシャン、ペンタ
トニックスケール、警察とは無関係で
す。
Special Thanks to Tadashi Masuda

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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続・「枯葉」について今さらながら

ャンソンだったはずがいつ
まにかジャズのスタンダード
なり、ジャズ入門曲として認
されることになった「枯葉」
お話でした。

 

それでは、なぜこの曲がジャズの入門
曲として取り上げられることになった
かを特にセッション的な観点から考え
てみたいと思います。

 

よく言われるポイントはいくつかあり
まして、まず(1)構成が比較的単純
なこと。AA’BCという形式で各パート
がそれぞれ8小節の合計32小節という
ごく普通の構造で大曲というわけでは
ない。それから(2)途中で転調が
こともありますね。この曲はキーB♭
(Gm)で、部分転調もありません。
という訳で、初心者にも取っつきやす
いということは言えると思います。

 

それから、ジャズというジャンルにな
じむ、という視点から見ると(3)
ード進行がほとんどメジャーとマイ

ーのii-v-i(ツー・ファイブ・ワン)

いう流れで構成されています。キーB♭
で行くと、 Cm7-F7-B♭であったり、
Am7♭5-D7-Gm であったりという、
ジャズ的なコード進行にそったフレー
ジングを練習するのに最適な素材の
であるといえます。

 

また、(4)この曲のメロディの骨格
が各コードの3度の音(たとえばCm7
だったらE♭音とか、B♭ならD音)に
よってでき上がっているというのもあ
ります。コードの3度の音というのは、
そのコードがマイナーかメジャーかを
決めるものなのですね。したがって、
特にいわゆるビバップ系つまりコード
進行追従型のソロをとるときのフレー
ズの落ち着き先の音として大切なので
す。

 

そんなところがよく「枯葉」がジャズ
の入門曲として適当であるというのに
よく言われる理由なんですが、私は
ッション的観点からもう一つ
上げてお
きたいと思うんですね。

 

それは、

 

(5)「だらだらやってるとロストし
やすい」

 

…ということなんです。つまりAA’BC
という形式があるにせよ、ほとんどが
ii-v-iの進行であり、転調もないので、
だらだらとソロを弾いていると、自分
がどこを弾いているのか分からなくな
ってしまいかねない、ということがあ
るのですね、この曲。初心者向けとな
めてかかると、痛い目をみることもあ
るのです。

FB用 149

そうした「ロスト」から身を守る(?)
には、「小節感覚を磨く」とか周りを
よく聴くとかの対策があるわけですが、
そういったことを学ぶのにもこの曲は
適している、というのが、最近少なく
とも月に1回はこの曲をセッションで
やっている私の感想なんですねー。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)
 

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「枯葉」について今さらながら

賞用の音楽ではなく、演奏
する側という立場から見ると、
ジャズというジャンルは色々と
面倒くさいモノだと思って敬遠
する人も多いのではないでしょ
うか。理論だのなんだのしゃら
くさいと思ってるロックな方も
いらっしゃるでしょう。

 

とはいえ、前にも書いたかと思います
が、ジャム・セッションという文化は
ジャズのミュージシャンたちの世界
ら発生したもの
でもあり、われわれが
やっている講座やセッションでも、ジ
ャズの曲やグルーヴは欠かせません。

 

そんなジャズの入門編ともいう曲とし
て、しばしば取り上げられるのがご存
「枯葉」という曲ですね。以前に、
アラカン・セッションでも「枯葉」と
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
の2曲だけをやるセッション、なんて
企画をやったりもしました。

 

ご存じの方も多いと思いますが、この
「枯葉」はもともとフランスの曲、つ
まりシャンソンの名曲で、本来は今普
通に演奏されるメロディーの前に長い
ヴァース(前歌)がついていたのです
が、ジャズのミュージシャンたちは
胆に(?)それをカット
して、今普通
演奏される形にしてしまいました。シ
ャンソン界からは白い目でみられてい
るのかもしれませんが、セッションで
やられるバージョンもそれを踏襲して
います。

この「枯葉」がジャズのスタンダード
としてこれまでの地位(?)を築くの
に大きな役割を果たしたと思われるの
が、アルトサックス奏者のキャノン
ール・アダレイ
がブルーノートレーベ
ルから出した、Somethin’ Else とい
うアルバムにある演奏ですね。こち
でお聴きになれます▼▼▼

 

この演奏、リーダーがマイルズ・デイ
ビスだと思っている人も多いですが、
少なくともクレジット上のリーダーは
キャノンボールです。まあ、もともと
キャノンボールはマイルズがリーダー
のバンドのサックス奏者だったので仕
方ないところもあるんですが。

 

で、久しぶりにこの演奏聴き返してみ
たんですが、やはり名演ですねえこれ。
印象的なイントロからマイルズの吹く
テーマ、その後につづくキャノンボー
ルのソロ等々どれもクールでカッコい
い。やはり、この演奏があって、今の
「枯葉」の地位があるのだと思いまし
たね。

 

で、さて、

 

セッション的にこの枯葉についてもう
少しよく見てみようと思うのですが…
続きます  ( ̄▽ ̄)
 

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気持ち、言葉、アクション、インストラクション 2

持ちや感覚をそのまま伝え
ても、音楽を演奏する
上のイン
ストラクション
しては不十分
で、それを
ちゃんとアクション
できる
ように言葉で伝えないと、
というような話を前回しました。

どういうことかというと、たとえば
定のジャンルのグルーブ
をどう出すの
か、ということになってきたりすると
「うーん、こんな感じでよろしく」
かしか表現できなければ、結局意識を
変える云々と似たようなこと
になって
しまうわけで。

 

それを具体的なアクションとして言語
化して伝えられるかというのは、大切
な教える技術なわけです。

 

そんなわけで、教える側の立場の人た
ちは、どこまでそんな感覚的なことを
言葉で明確に表現できるかした
り、それを実験してみたりしするわけ
ですね。全員じゃないかもしれません
が。

 

たとえば、いわゆるエイトビート(ロ
ックビート)とボサノバの違いをどう
出すか、ということを一度、言葉で表
現してみて、それを実際にその通りに
やってみてはたしてうまくいくのか、
とか。

 

単純に弾き分けをするだけでなく、
のグルーブでバッキングしているのに
ソロはあえてロックっぽく弾くとか、
ボサっぽく弾いてみるとか。

こんなことを、たとえばシャッフルと
ジャズの4ビート(スイングビート)
でやってみたり、ファンクとラテンの
グルーヴで試してみたりしながら、い
ろいろ研究して、結果を記録していく。

 

そんな風にして得られた結果の中で
効なモノを、アクションできるシンプ
ルな言葉で伝えられて、はじめて「イ
ンストラクション」になるのでは、と
思うのですね。

 

インストラクターって大変だなあ(こ
らこら)

 

て、ことで。

 

それではまた ( ̄▽ ̄)

 

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分厚い音、スキマを感じる音 2

い音域、分厚くてパーカッ
シブな和音、広いダイナミク
レンジ、という近代音楽の
申し
子的万能楽器(?)で
あるピア

 

コード楽器でもあり、メロディ楽器
もあるという点でかぶるけれども
制約
の多いギターとの間には、色々
複雑な
ものが
……、というのが前回のお話

した。

 

実際、ピアノとギターが一緒にバッキ
ングにまわるときは、たいていギター
は「弾かない」という選択肢を含めて
一歩引いたスタンスで臨むことが多い
ですね。ジャズなんかは、特にそんな
傾向が強いです。(まあピアニスト
言わすと、何でピアノにばっかりバッ
キングさせるんだ。ギターもコード楽
器だろ
、という思いもあるらしいです
が 汗)

 

ピアノがある、というだけである程度
世界が定まってしまうところがありま
すからね。そういう意味では、かなり
暴力的にその場を支配しかねない楽器
でもあるのです。ピアノというモノは。

 

カウント・ベイシーが独特の音数を絞
り込んだピアノを弾き(実際のベイシ
ーはとてもテクニックのあるピアニス
トだったと聞きますが)、フレディ・
グリーンに延々と4つ切りを刻ませて
ビッグバンドを率いていたのは、そん
な事情があるのかもしれません。

 

ギタリストに限らず、ピアノと微妙な
距離を置きたがるミュージシャンがい
のも事実で、代表的なところではテ
ナー・サックスの巨人、ソニー・ロリ
ンズ
がいますね。彼のアルバムを聴く
ピアノレスの(ベース、ドラムのみ
の)トリオとか、コード楽器として
ターのみを入れたカルテット
というコ
ンボがかなりあります。彼が長期の隠
遁生活から復帰した直後のアルバムに
ギタリストのジム・ホールを起用した
ことは有名ですね。

 

あるいは、バリトン・サックス奏者の
ジェリー・マリガンという人もピアノ
抜きの2管、3管の編成を好んで採用
していました。彼も、ピアノレスの
コンボにジム・ホールを入れた編成で
やったりしています。

 

ピアノがいることが彼らにとっては四
方を壁で囲まれるようで、ある意味窮
だったのかもしれません。それに比
べれば、ギターは出音も限られるし、
だいぶ空間が広がった解放感を感じら
れる
のではないか。

FB用 110

そんなことを感じたライブの夜ではあ
りました。

 

やっぱりスキマは大事かも(笑)

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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弾くこと、知ること、説明すること

ある海外のデザイナーが、
友人や知らない人に「自転車」
実物を見ないで描いてほしい
と頼んで、描いてもらった結果
をコレクションしてるんだそう
です。

 

で、そうやって人に色々描かせたあげ
く、そのデザイナーの結論としては、
「人は自転車を見ないで描くことはで
きない」ってことだそうでして(笑)

 

この人、ご丁寧にも描いてもらったス
ケッチを3Dソフトでリアルに(?)
ンダングしたりしています。まあ
確かにひどいもんです。
▼▼▼

 

こういう変な絵、時々目にしますけど
ね。ニワトリの絵とか、日本地図とか。
日本以外の国の地図ならなおさら描け
ないでしょうね。

 

分かっているように思っていても、実
はちゃんと理解してなかったなんてこ
とが、結構沢山あるものです。

 

音楽のジャンルの違いなんていうもの
もそんなことの一つではないですかね。

 

普通の8ビートとボサノバの違いとか、
シャッフルファンク違いなどを的
確に説明できたり弾き分けられる人は、
実はそんなに多くないのかもしれませ
ん。

FB用 108

それぞれのジャンルに特化したことは
わりと説明しやすいかもしれませんけ
どね。ジャンル間の違いの的確な説明
とかになってくると難しいですよね。

 

説明できると思っても、絵に描いた餅
じゃなかった自転車みたいなことにな
ってしまうのではないでしょうかね。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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笑ってのりこえる?○○○の違い

々思うんですが……

 

外国の人たちと、仕事だったりそれ以
外でも交流ややりとりがあったりして、
少し親しくなったりすると、よくお互
いの国や民族どうしの違いをネタにし
て話が弾んだりする
ことがあります。

 

ジョークにもなったりして、

 

「これできるか?」と聞かれたとき。
アメリカ人:できるに決まってる!
ドイツ人:フランス人よりは先にできる
フランス人:ドイツ人より美しくできる
イタリア人:できなくてもいいや
中国人:できました!(できてない)
日本人:できません(できる)

 

……とかね。

Smile

同じ日本人どうしでも、いわゆる「県
民性」
の違いで盛上ったりすることも
よくありますよね。関東と関西の違い
とかはよくネタにもなりますが。

 

でね、

 

こういう民族や県民性の違いの話って、
結構微妙なものがありまして。ネタと
して笑って楽しくやっていられればい
んですけど、それが「だから○○人
はよー」とか「だから関西(関東)人
はー」とか言い出しエスカレート
だすと
だんだんやばいことになりま
すよね。

 

そして、次第に非難の応酬になったり
して、行き着く先は戦争まであるわけ
ですよね。それが今、世界のいろんな
ところで起きているわけですが……。

 

こういうことって冗談のネタですんで
いるうちが花ですよね。

 

音楽でも、よくジャンル間の違いとか
とか、そんな話題が持ち上がること
がありますね。ロックンロールが最高
さとか、ジャズは難しくて敷居が高い
よねとか。アニソン、何それ?とかw

 

これも笑ってジョークのネタになって
楽しんでいるうちはいいんですけど。

 

ジャンルどうしの壁を自分で作ってな
んとなく嫌ったり敵視したりするのは
まあ、趣味の問題なので、戦争にはな
らないでしょうけど。でも、なんだか
もったいない話だなあ、と思います。

 

いろんなジャンルの音楽に親しんだり
演奏できたりするほうが、楽しいし
局自分の演奏の幅も広がりますよ。

 

笑ってジャンルの違いを乗り越えて
楽しむのが吉ではないかと。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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