続・「歩留り」を知ること

回の「歩留り」(ぶどまり)
のお話
の続きですが。

 

さて、音楽を演奏する時に大事な「歩
留り」とは何かということですが…、
それは、

 

練習で弾けていることに対して実際の
本番で弾けることの「歩留り」

 

なんですね。

 

人前で演奏したことのある方はよくご
承知だと思いますが、練習でてきてい
ることが、本番では全くできずに終わ
なんてことが、よく起こります。そ
んな練習と本番の違いを、なるべく
観的に把握しよう、ということでして。

 

もちろんそんな「歩留り率」が100%
になるのが理想ではあるのですが、
うはいかないのが現実です。厳密に管
理された精密工業製品でも100%はま
ず達成できないそうですから。

 

まずは自分の「歩留り」がどの辺にあ
るのかの目安を把握しましょう。工業
製品のように、正確な数値把握は無理
でも、だいたいこのくらい、という感
覚をつかんでいるかいないかで、本番
に向かうメンタルがだいぶ違うと思う
のですよね。

じゃあどうやってそれを把握するのか
というと、それにはやはり

 

「記録」

 

を取ることが一番だと思います。

 

演奏を録音、できたら録画してそれを
聞き返す(見返す)ことで、歩留りの
感覚をつかみましょう。それを定期的
に繰り返すことで、次第に精度の高い
見積りができるようになると思います。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 
 
 

「歩留り」を知ること

「歩留り」(ぶどまり)とい
う言葉が
あります。辞書によれば、
加工品の製
品の原料に対する出来
高の割合、とか
魚や野菜などの食
用にできる割合など
と書かれてい
ます。

 

なので、この「歩留り」という言葉、
多分元々食品加工とかそっちの業界
ものなのかな、と思うんですが。お詳
しい方いらっしゃいますか?

 

ま、そんな言葉の起源のことは置くと
して、今ではそんな食べ物のことから
離れても使われています。より広い意
では、何か計画したことについて、
それが100%実現されたと想定される
理想(?)に対して実際にどの程度達
成されたか、というその程度を指しま
す。

 

例えば、あるイベントを企画したとし
ます。そして知り合いに来てくれるよ
うに声を掛けたとしましょう。20人
が来てくれると答えて、実際に来た人
がそのうち10人だったとしたら、その
声掛けの「歩留り」率は50%というこ
とになりますね。

このように、歩留りは100%というこ
とはまずありません。もちろん高いに
越したことはないのですが、それより
も大事なのは、この「歩留り」の割合
がどのくらいか、事前に把握できてい
るかどうかです。それを知ることで、
ロスだったり無駄な努力を減らせます
からね。

 

で、この「歩留り」という考え方、そ
して「歩留り」を知るということは、
音楽でも大切だと思うんですよね。

 

それって、今書いたように、ライブの
集客の歩留りのことだろって思います
か?んー、もちろんそれもそうなんで
すが。音楽を演奏するときにも大切
はないかと。

 

どういうことか?

 

続きます。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 
 
 

「定年後」に書いてあったこと

年、定年とか定年後とかの
ことを書
いた本て多いですよね。
小説にしても
ノンフィクション
にしても。

 

そんな中、ベストセラーになった本の
ひとつが、まさにその名も「定年後」
(楠木新著、中公新書)という新書本
です。著者自身が60歳で定年になって
後のその経験も踏まえたで、そのせ
いか、話に説得力があります。

 

その「定年後」を読むと、その著者が
自分が定年になった後の生活の中での
観察を記したパートがあり、さらにそ
の中で60代半ばの会社の先輩との話
を書いたところがあります。そこで、
その先輩に「イキイキとした生活を送
っている人の割合」を訊ねたところ、
「1割5分くらい」という返事があっ
たそうなんですね。

 

この割合については色々ご意見もある
かもしれませんが、その1割5分の人
たちが何をしているかとさらに聞いた
らいくつか上げられた中に「学生時代
に取り組んだ楽器の演奏を再び始めた
人」というのがあったんですよ。

 

著者はそれに続けて元気な人の共通項
をいくつかあげているのですが、その
ひとつが「若い頃の自分をもう一度呼
び戻している」人なのではないかと書
いていました。

 

このくだりを読んだ時は、そうそう、
うんうんと電車の中で声を出しそうに
なりましたねえ。ここ何年間も「ア
カンセッション」なんていうものをや
っている身としては、ですね(笑)

 

どうりでセッションでお会いする方々
がみな生き生きされている確率が高い
わけですね。……というかほとんど全
ですわ。年齢なりに身体の問題を抱
えた方もいたりしますが、でもセッシ
ョン中はとても生き生きされています
よ。

 

昔やってた楽器、再開しませんか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

満員電車バックパック問題と音楽?

、通勤・通学の時間の電車、
満員の
車内でバックパックやら
リュックサッ
やらを無遠慮に
担いで乗ってる人が
いると、イ
ラつきますよね?

 

そんなこと書きながら、やはりなの
でバックパックで通勤してるんですけ
どね、私も。

 

そんな混み合った電車に乗るときは、
バックパックは背中に背負うのではな
く、前がけするのがマナーだと、駅の
ポスターなんかにも、よく書かれてい
ますよね。おかげで、最近はそうやっ
て前がけして乗っている人が増えまし
た。

 

それは、まあ良いことではあるのです
けどね。

 

とはいえ、じゃあ前がけしさえすれば
OKなのか、といえば、そんなことは
ないですよね。前がけしてたって、そ
れが周りの人にぶつかったり押しつけ
られたりすれば、迷惑なのには変わり
ないので。

 

なぜ前がけが奨励されるのかといえば、
そうすることでバックパックが自分の
視界に入って、人の迷惑にならないよ
うに調整ができるからなわけですよね。
残念ながら、前がけしててもそんな調
整してくれない人もいます。

 

それに、そんな気配りは別にバックパ
ックだけに求められているのではない
ということも言えるのですよね。よく
見るのがボストンバッグかよと思うよ
うな大きなバッグを肩から掛けてる人
とかですが。

え、お前もよくギターを背中に背負っ
てるから気をつけろ?

 

…はい。

 

で、

 

ギターの話から音楽の方に話題を急旋
させますが…

 

同じようなことが、演奏に臨もうとす
るわれわれにも起こりがちではないか
と思うのですよね。どういうことかと
いうと、楽器の持ち方から、構え方、
指の動かし方、(管楽器なら)息の使
い方、カウントの取り方等々、なぜそ
うしているのか、あまり(ほとんど?)
考えずにやっていることが多いのでは
と思うのですよね。

 

それは、単純に習慣なのか?誰かにい
われたからなのか?教則本に書いてあ
ったからなのか?憧れのミュージシャ
ンのマネなのか?

 

もちろん、それで何も問題なく演奏が
できているのもしれないですが、そん
な楽器の扱いや弾き方について、自分
がなぜそうしているのかを時々意識し
てみることも必要ではないか。なんて
ことを考えた朝の通勤電車ではありま
した。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 
 
 

ジャムセッションと時短料理の密かな関係?

さん、ガスパチョって料理お
きでしょうか?

 

私? こう見えても(?)私料理を作
るの嫌いじゃないんですけど。

 

で、ガスパチョですが、スペインの伝
統的な夏の料理で、トマトを主体とし
た冷たいスープですね。夏の暑い日に
これを作って食べる(飲む)と、夏バ
テ対策に良いような気がする、という
のもあり、私好きで真夏に作ったりし
ます。

 

そんな複雑な料理ではありません。
料(トマト、タマネギ、キュウリ、赤
パプリカ、ニンニク、フランスパンの
白いところ、酢、オリーブオイル、水、
塩コショウ)を適当に切って、ミキサ
ー(ブレンダー)にかけて、蔵庫で
冷やすだけ。

 

材料をそろえて、ミキサーにかける
間をいとわなければ、誰でも作れる
理です。いつぞやもたまたま完熟した
トマトいただき物で何個もあったの
で、悪くなる前にいっぺんに消費する
必要もあり、作ってみました。

美味しかったです……

 

えーと。

 

……でね、

 

簡単な料理とはいっても、レシピとか
を探して読むと、とくにプロの人が書
いたのなんかだと、やれトマトは湯む
をしましょうとかタネをとりましょ
うだとか、材料は切って一晩寝かして
おきましょうだとか。

 

お酢は白ワインビネガーでとか。最後
は漉し器で漉せとか、いろいろめんど
くさいことが書いてあるわけです。

 

まあ、それぞれに理由があるんでしょ
うけど、そのレシピ通りに本当に忠実
に作ろうと思うと、あきらめてしまう
人も多いんじゃないかと思うんですね。

 

私は、トマトの皮もむかず、タネもと
らず、赤パプリカがないから普通のピ
ーマンで代用して、白ワインビネガー
もなかったので、普通の米酢で作って
しまいました。最後に漉さなくても
題なかったです。

 

プロのレシピ通りに作ろうとするのは
バンドスコア通りの完コピをめざす
に似てて、ネットの料理動画かなんか
を参考に適当にアレンジして作るのは
ジャムセッションっぽいよな、なんて
ことを思ったりもします。最近の言葉
でいえば時短料理とかね。

 

プロの作ったまずい(といって語弊が
あるなら、口に合わない)料理もあれ
ば、ても美味しい家庭料理がある
にも似てるかな、とかね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

セッションでの「練習」について

ッションで、本番の演奏を
する前に
「じゃあ練習で1コー
ラス回してみま
しょう」とかい
うことってありますよ
ね?え、
そんなことやらない?

 

アラカンセッションなんかでは、よく
やるんですけどね。セッションバーと
かだと、難しいですかね。

 

で、まあ…

 

そんな練習ができたとしてですね、そ
れが「練習」だからといって、自分の
楽器操作のことばかりに頭が行ってい
と、セッションの観点からするとあ
まりよろしくないわけです。

 

セッションの「練習」というのは周り
の人がどんな演奏をするのか、それに
対してどうやって合わせたり反応した
すべきか、そんなことを確認するた
めにあるので。ジャムの三原則にもあ
るようになるべく「楽器を見ない」で
演奏するお互いを見るようにすること
が大切なんですね。

 

自分たちの演奏が全体として良くなる
ということもありますし、演奏を「聴
く側」にとっても、演奏するプレイヤ
ーが反応しあっているのが見えるか見
えないかでその演奏の印象は大きく変
わります。

 

前にも書きましたけど、全員が自分の
楽器や譜面だけを見つめてお互い(や
オーディエンス)を全く見ない演奏を
するという実験をわれわれの仲間うち
でしたことがありました。演奏を聴い
ている側の評価は最低でした。

 

似たようなことをより科学的に(?)
実験をした例もあるようで、ある弦楽
四重奏のグループに、お互いがよく見
える位置関係で演奏した場合と全員が
背を向けてお互いが見えないで演奏
た場合を比較してもらったそうです。
結果は、やはりお互いが見えて反応が
できる演奏の方が演奏者自身の評価も
高かったそうです。

基本的には譜面に忠実に弾くことを求
められるクラシックの演奏でも、お互
いを見ることはやはり大切なのですね。
それがジャムセッションであれば、な
おさらですよね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 
 

マイルズがストックホルムにしたこと

ちらや、こちらのスタンダ
ード曲の話のこれもある意味続
きなのですが…。

 

ディア・オールド・ストックホルム
いう曲がありまして。原曲は名前から
も感じられるようにスウェーデンのフ
ォーク・ソングのようなものらしいで
す。

 

で、このディア・オールド・ストック
ホルムですが、スタン・ゲッツという
テナーサックスのプレイヤーがスウェ
ーデンに行った時に仕入れて(?)ジ
ャズの世界に持ち込んだとされてます。
ゲッツの演奏はいくつかレコーディン
グされてますが、例えばこんな感じで
す。▼▼▼

ジャズの演奏なので、メロディのフェ
イクとかもちろん入っていますが、
本的には元の曲の構成に忠実な演奏
す。素朴で、暗いわけではないですが、
ちょっと哀愁ただよう感じですよね。
(ちなみに原曲をお聴きになりたい方
は、Ack Värmeland du sköna とい
うタイトルでYouTubeで検索してみて
ください。読み方?わかりません 笑)

 

ゲッツが紹介して以来、この曲はジャ
ズマンたちに気に入られ、スタンダー
ド・ナンバーの仲間入りをしました。
コルトレーン、カーティス・フラー、
ハンク・モブレー、ポール・チェンバ
ーズといった、モダン・ジャズの錚々
たる面々がレコーディングしています。

で、

 

その中に、マイルズ・デイヴィスもい
たんですね。彼もこの曲を何度か録音
していますが、それにはですね、こん
アレンジを施しているのです▼▼▼

まず頭のイントロのリフを最初だけで
なく曲の途中に何度も挿入してますね。
それから、曲の終りにも原曲にはない
ヴァンプ的な部分を仕込んで、盛り上
げています。

 

この曲、サビにあたるBメロの部分が
4小節しかないので、マイルズには中
途ハンパに思われたのかもしれません。
なんにせよ、かなりシャレたアレンジ
になっていますよね。かっこいいと思
う人も多いでしょう。

 

一方、原曲素朴さとかいった雰囲気
失われている、と思われる方もいる
かもしれませんね。皆さんは、どう思
われますか?

 

ジャズマンたちの好みも分かれたよう
で、このマイルズアレンジの後も、オ
リジナルに近い演奏をする人もいれば、
マイルズのアレンジを取り入れる人、
その中間みたいな行き方をする人、い
ろいろいるようです。

 

ともあれ、単純なハーモニーの置き換
とか、リズムをいじるとかいうこと
だけではない、こんなかなり大胆なア
レンジでも、受け入れられてしまえば、
スタンダードとして残る、ということ
ですねー。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

スタンダード曲におけるメロディーの「揺れ」について

回のスタンダード曲の話の
続きなん
ですが…。

 

60歳過ぎて、スタバでドリップコー
ヒーの替わりに「コーヒープレス」で
と注文することを覚えた青井明です。

 

前回は、スタンダードナンバーのコー
ド付けが結構曲集などによって変わる
ものだ、という内容でした。今回は、
メロディーのお話です。

 

え、さすがにメロディーはどの曲集で
も一緒じゃないの?って思います?

 

ところがあにはからんや。メロディー
も結構違うことがあるんですよ。私も
昔はそんなことあるのか、と思いまし
たけどね。

 

たとえば There Will Never Be An-
other 
You というこれもセッション
でよく演奏される曲があります。長い
んで、よく「アナザーユー」と略され
ます。この前TWNBAYと略してた人が
いましたが、さすがにしばらく分から
ず、エフェクターの名前かなんかかと
思って調べてしまいましたよ(笑)

 

それは、ともかく、

 

この「アナザーユー」をご存じでよく
演奏するという方がいたらお聞きした
いんですが、1コーラス目の最後のと
ころのメロディー、どう弾いていらっ
しゃいますか?

 

図を見てください。AとBの2パター
用意しましたが、日本で出され
た本に出ていたメロディーです。私は
ずっとこれで覚えてたんですが、この
前、例のReal Bookを見てみたところ
のようになっていたんですね。

まあ、微妙といえば微妙な違いで、大
勢に影響のあるような違いではありま
せんけれどもね。逆にいえば、こうい
微妙な違いは結構ころがっている
ですね。

 

しかし、コード付けとは違って、オリ
ジナルのメロディーの特定なんて簡単
だと思われるのに、どうしてこんなこ
とが起こるんでしょうか?

 

それはおそらく、ジャズマンにとって
は、メロディーなんてものはカッコよ
くフェイクしてなんぼ、という文化が
あるからでしょうね。コードの付け方
(リハモ)がこっちがかっこいいと思
えばこっち、メロディーもこう変えた
らほらいい感じだろ、っていって弾い
たのをみんな気に入ってしまえば、そ
れが譜面になってしまう。そんなこと
だろうと思います。

 

マイルズがこう吹いたから、そう変わ
った、なんてことありそうですよね。

 

ある意味いい加減ですけどねー。でも、
ま、それでいいんじゃないか、と私は
思ってるんですが。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

スタンダード曲のコードのスタンダードについて

さん、セッションでよく演
奏される
曲のコード進行って何
を参考にされて
ますか?

 

まあ、コード一発とか二発のような曲
などの、シンプルな構成の曲の場合、
半ば常識のように皆の共通認識ができ
上っていることも多いのですが…。
ャズの曲で複雑にコードが動くような
のもありますよね。そんな曲の場合、
えてして結構色んなコード付けのバリ
エーションが存在したりします。

 

例えば、有名な曲でいえばサマータイ
というガーシュインの名曲がありま
すが、これなんかのコード付けは、実
に色んなバリエーションが見られます。
マイナーのクリシェを多用したパター
ンとか、ツー・ファイブの繰り返しで
攻める(?)のとか、色々。

 

そういう曲って案外あるんですよ。他
にもジョージア・オン・マイ・マイン
とかね。で、そんな曲を別々のコー
ド付けで覚えていた人同士がセッショ
したりすると、あれ?みたいなこと
になったりもします。話によると、
米なんかでは結構地域ごとに違うなん
てことも聞きます。なまりみたいなも
んですかね?

で、

 

ジャズの場合、「日本だと」いわゆる
黒本(「ジャズ・スタンダード・バイ
ブル」)というスタンダード曲集があ
りますね。それが最近はいわばデファ
クト・スタンダード(なんかシャレみ
たいですみませんが)のように扱われ
たりもするんですけど。

 

じゃあその黒本に書かれたコードが唯
一世の中で使われるコード進行なのか
といえば、当然そんなことはないんで
すね。実は黒本には黒本の「クセ」
ようなものがあるらしいですし、海外
の人から見れば、日本人特有のなまり
と思われるのかもしれません。

 

「らしい」と書いたのは、実は私黒本
持ってなかったんですよ。昔、曲集買
おうとしたときに、ついふらふらと
Real Book というアメリカの定番曲
を買ってしまったもので。

 

買ってみたら、でかくて場所とるし、
重くて持ち運べないし、ちょっと後悔
したんですけどね。

 

やっぱり黒本持ってた方がいいんでし
ょうかねー。追記:で、このたび入
手しました。ハンディ版w)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

マンガ制作とバンドの共通点?

ンガ家って音楽やる人多い
んですね。
(本当は、「もしセッションホストが
ブラック飲食業の社長だったら」とい
うのを書こうと思ったんだけど、ネッ
トで実際の体験談を参考に読んでいた
らこっちが病みそうな気分になったの
でボツにしました 笑)

 

で、そうそうマンガなんですけどね。
というか、マンガ家

 

そんな気の滅入る体験談を読む合間の
気晴らしに、中川いさみさん「クマ
のプー太郎」ていう不条理マンガ、覚
えてませんか?)というマンガ家の方
の書いた、「マンガ家再入門」という
Webマンガを読んでたんですね。無料
で読めるし(←そこか?)

 

そしたら、ある回に「コウノドリ」
いうTVドラマにもなった人気マンガの
作者の鈴ノ木ユウさんがゲスト(?)
で出てまして。この方、33, 4歳までは
プロでバンドやってたらしいんですね。

で、中川さんが言うには、マンガ家が
音楽をやるのはただのストレス解消と
は違うのだそうで、

 

バンドというものは
それぞれの楽器を演奏し
一つの音楽を作り上げて

いくものだ。

 

それはストーリー漫画における
アシスタントとの作業と

似ている。

 

自分一人では時間的に
あるいは技術的にできない
作業をアシスタントに
まかせ、
普通だったら1週間では
とてもできないような作品を

毎週仕上げていく。

 

これはバンドで音楽を
作り上げる作業にかなり
近いのではないか?

 

…ということなんだそうです。1週間
という単位で切られた過酷な連載とい
う仕事を乗り切るのに、バンドで音楽
をする経験が役にたっている、という
ことなんでしょうね。

 

そうはいってもいまさらバンド組むの
は大変、と思っているマンガ家の皆さ
ん。ジャムセッションしませんか?
落とし所はそこかよ。

 

売れっ子マンガ家にセッションするヒ
マがあるかどうかは知りませんけど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


 
 

もしセッションホストがちょっとアレな代議士だったら

んにちは、私、埼玉○区選
出のと○
と申します。

 

この度、このセッションホスト役を
拝命いたしました。身にあまる大役で
はございますが、誠心誠意取り組んで
参る所存でございますので、どうぞよ
ろしくお願いいたします。

 

私、ジャムセッションというものの素
晴らしさというものに、数年前に触れ
まして、このような素晴らしい音楽の
活動に光が当たる世の中にしなければ
ならない、と心に誓った次第でござい
ます。皆様とともに「ジャムセッショ
ンを日本の文化に」スローガンのも
と…

 

え?はい?時間がない?

 

それにそのスローガンはある社長がも
うだいぶ前から使っている?

 

(横を向いて)ちっ…

 

…えー、それでは、本日の1曲目に早
速参りたいと思います。今日の1曲目
は、ハービー・ハンコックウォータ
ーメロン。マンで…。え?何なの秘書
の○○くん。そうじゃなくてカンタロ
ープ・アイランドです?だって、昨日
の資料には…。最後に順番が変わりま
した?

 

ちーがーうーだーろーーーーー!この
ボケ!

 

あんたにジャムセッションのことを教
えてやったんよね、あたしが。その私
に向かって、お前のいってることは違
うというわけ?あたしに?

 

あたしがウォーターメロン・マンって
いったらウォーターメロン・マンなん
だよ!

 

これ以上、あたしの評判を下げるな!

 

(以下、ウォーターメロン・マンの節で)
ど〜〜して〜〜こうなるのかーなー
な〜〜んで〜〜そうなるのかーなー
毎日こんなことばかり
明日も起こるーのかなー
今日も〜ドキドキ〜〜

 

あ、皆さん演奏はまだ始めなくていい
んですけど。ディレクションもちゃん
としてないし。あー、もうサックスの
ソロに入っちゃった。こら、秘書、お
前のせいでメチャクチャじゃないか…

 

あ、何?さっきからICレコーダー回し
てたの?それ、止めて、私によこしな
さい!

あ、こら、秘書。そのレコーダー持っ
どこに行くの?私によこせというの
に。こら、待ちなさい。こらー

 

誰か、そいつを止めて。そこの人、
手なんてどうでもいいから!もー、
てっちゃったじゃないのー。

 

ぜえぜえ…。うええええーん。(その
後、入院したという)

 

 

…てことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


リズム&ブルーズて何?

ズム&ブルーズ(R&B)
いう音楽
ジャンル(?)を表す
言葉があります
ね。

 

音楽ジャンルと言いましたけど、R&B
という言葉で思い起こされる音楽のス
タイルって、まったく一様ではない
すよね。ファンク、ソウル、ディスコ、
ヒップホップなど、いろんな音楽が大
きくはR&Bとしてくくられています。

 

結局この言葉は今ではアメリカの黒人
音楽を源流にもつさまざまな音楽の集
合体を指し示すものになっていて、
定のビートやらグルーヴや形式に限定
できるものではないということなんで
すよね。

 

そもそもこの言葉は1940年代から使
われ始めたもので、はっきりとはしま
せんが、あの「ビルボード」誌が使い
始めたのが広まるきっかけになったよ
うでして。もともと当時「レース・ミ
ュージック」と呼ばれていた音楽を表
す言葉の代わりに使われ出したようで
です。

 

ここでいう「レース」というのは「人
種」という意味で使われていて、早い
「黒人の音楽」ということなんです
ね。

 

40年代ということは、当時の主流の
黒人の音楽といえばジャズだったわけ
ですよね。なので、そのころのR&Bと
いうのはグルーヴ的には4ビート(ス
イングビート)だったわけです。以前
「パリの4月」という曲のことを書き
ましたが、この曲のカウント・ベーシ
ー楽団のバージョンは、ビルボードの
「R&B」チャートにランクイン(8位)
したりしています。1956年のことでし
た。

そんなR&Bですが、いつしか8ビート
になり、ファンクなどの16ビート系
なり、といったような流れで、どんど
変容してきて今にいたるわけですね。

 

なので、R&Bって何ビートだったっけ
というような質問を受けたりしてもで
すね、返事のしように困ってしま
いうわけですね。時代によって全然違
んですよ。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

はめじとおわりがたせいつです

くいれわるこすとでが、ひ
とういのは、もじをにしんきすの
るに、さいしょとさごいのもじが
ただけしれば、のりこのもじのじ
ゅばんんがまがちってていも、よ
てめましうのですね。

 


読めましたか? 
これ、ケンブリッジ
学の研究の結果とかいわれて良くネ
ットで見かけるんですけど、実はケン
リッジうんぬんというのはウソらし
く、この現象じたいも言語学的な研究
としてきっちり解明されたものでもな
そうです。

 

でも、なんとなく読めちゃいますよね。

 

なので、人間の認知の働きにかかわる
何かがあるんだと思うんですけどね。
なんだかちょっと違和感あるけど、意
味はわかる、って感じで。

 

で、

 

音楽にも似たような現象ってあるもの
でして、たとえばリズム面でいうと、
小節の頭でメンバーみんながそろって
いると、グルーヴするとか(リズムに
もよりますが)ありますよね。

 

あるいは、アドリブでソロを弾いてい
るときなんかに、フレーズのたどり着
く先の音(ターゲットノートなんて呼
ばれたりしますけど)がちゃんと曲
コード(和音)に添った音になってい
れば、その手前の音が少しばかり(か
なり?)調子っぱずれでも(ウト
ていても)大丈夫、なんていうのもあ
りますね。

 

そんな人間の音楽を聴く時の聴覚の働
と最初にお話した文字の認識の問題
と、関係があるのかないのかよく分か
りませんが、いずれにせよはじめと終
わりがちゃんとしてると、色々といい
らしい、というお話でした。

 

押さえどころを知っておくっていうの
は大事だ、ということでしょうかね。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

ミュージシャンたちの名(迷)言を少々

の中のミュージシャンというか音楽家(同じか)の人たちの名言・迷がよく引用されるのを目にしたりしますよね。

 

そういった「名言」ってわりと真面目
に引用されている場合もあれば、結構
皮肉とかウィットの利いたものの紹介
もありますね。

 

みなさんはどちらがお好きですか?

 

私ですか? そりゃもう、皆さんよく
お分かりの通りですが、何か?(笑)

 

ということで、私の好きな音楽家たち
「名言・迷言」をいくつか選んでみ
ました。

 

みんなほんとに俺のマネをよくする
だよなー、俺が間違えたところまで
ネしてるんだぜ

 

これ、ジミー・ヘンドリクスの言葉だ
そうです。そこまでなれればすごいよ
な。そんなジミヘンの演奏を聞いた、
あるミュージシャンの感想がこちら

 

ジミヘンが演奏するの見た後、俺は家
に帰って、この先俺の人生どうしたら
いいんだって考えたもんさ
(ジェ
フ・ベック)

 

ロック系の人が続きますが:

 

俺がギターをぶち壊すのは、ギターが
好きだからさ
(ピート・タウンゼ
ント)

 

……そうなんだー。腰を痛めないよう
してくださいな。

 

クラシックの音楽家も結構面白い言葉
を吐いてます:

 

競争なんて物は馬にやらせときゃい
んで、芸術家のすることじゃない
(ベラ・バルトーク)

 

凄いことを成し遂げるには2つ必要な
モノがある。一つには計画、そしても
う一つは時間が充分にないことだ
(レナード・バーンスタイン)

 

だいぶ締め切りに追われたんでしょう
かね。

 

最後にジャズの世界からは、とても有
名なこの方を:

 

別にあまりピアノに興味なかったんだ
けどね、気がつくと私が弾くたびにピ
アノを弾くベンチの右側に女の子が1
人、でもって左側にももう1人、座り
に来るもんでね
(デューク・エリントン)

 

そりゃ、やめられませんよね。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

デューク・エリントンを救った「A列車」を救った人?

ャズのスタンダードといえ
ば、この
「A列車で行こう」
ことを思い出す
方も多いんじゃ
ないでしょうか。

 

原題Take the “A” Train ですの
で、そのまんまの邦題ですが……「A
列車」っていうとなんだか長距離列車
をイメージしてしまいそうですが、
を見ると「(ニュー・ヨークの)ハ
ーレムに行くにはA列車に乗ろう」
て言ってるので、これはニュー・ヨー
クの地下鉄のAラインのことですね。

 

で、この曲はもともとデューク・エリ
ントンの楽団の曲で、後には楽団のテ
ーマ曲のようになりました。ですが、
この曲デューク・エリントンの作曲で
はありません。楽団のピアニスト兼作
曲家・アレンジャーだったビリー・ス
トレイホーンの曲です。

 

実はこの曲が書かれた背景には、ある
逸話がありまして、1941年頃のこと
なんですが、エリントンの所属してい
音楽著作権管理団体ASCAP
送局サイドとのもめ事があって、多く
の放送局側はASCAPが管理している
楽曲の放送を拒否していました(その
裏で放送局側は新しい著作権管理団体
の BMIと契約を結んだなんて話もあり
ますが)。

 

そんなさなか、自分の書いた曲を放送
できなかったエリントンは、ASCAP
入っていなかったストレイホーンと
分の息子のマーサーに曲を書かせま
た。そしてそれを演奏して楽団のシ
ーの放送に間に合わせた、というこ
となんですね。

 

そして、その時にストレイホーンが書
いた曲のうちの1つが「A列車」なの
でした。息子のマーサー「昔はよか
ったね」(Things Ain’t What They 
Used to Be)というこれも後にスタ
ンダード・ナンバーとなる曲を書いて
います。

 

自分のピンチに有能な右腕の力を借り
てしのいだエリントンも、そのチャン
スを活かして名曲を生み出したストレ
イホーンも偉いですねって話なんです
が……

 

実はこの話にはさらに裏話があって、
ストレイホーン「A列車」を書いた
ものの古めかしい曲だと思って、書い
譜面をゴミ箱に捨ててしまったんだ
そうです。それをゴミ箱からすくい出
したのはマーサーだったんだとか。て
ことは、一番えらいのはマーサーなの
かも……

わからないもんですねー。そんな発表
当時の「A列車」をどうぞ▼▼▼

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

倍速世代とJ-POP

近の若者のことを「倍速世
代」とか呼んでいるという記事
をいつだったか見まして……

 

倍速っていうのは、つまり動画などを
通常の2倍とか5倍とかのスピードで
再生して視聴することですね。皆さん
は、そんな視聴の仕方してますか?

 

え?録画したドラマCMのところだ
け10倍速くらいですっ飛ばしてる?
最近は、レコーダーがチャプター付け
てくれるので CM はそもそも見ない?
……広告主も大変ですなあ、最近は。

 

私はですねー、あまりやらないですが、
ポッドキャストなんかはたまに1.5倍
で聞いたりはします。1.5倍くらい
ならまあちょっと早口だなあと思うく
らい
で、そんなに違和感ないですね。
でもビデオとかはほとんどやらないん
ですけど。

 

ところが、いまの10代20代の人
なんかでも、倍速で観る人が多い
だそうです。ネット視聴なんかの環境
ではそんな機能が重宝されるのだそう
で。

なんだか、最近はコンテンツを取捨選
択するよりは、手当たり次第になんで
も観る方向にシフトしてるみたいです
ね。そのためには倍速はまあ確かに
間短縮にはなりますが。しかし、そう
なると時間単位の情報量は圧縮されて
大きくなるわけですよねえ。疲れない
んでしょうか。

 

まあ、若くて脳の働きというか回転
いいからね……

 

そんなトレンドらしいんですが、しか
しまあ音楽はさすがに倍速とかで普通
聴かないよなあと思ったんですが……

 

でもね、

 

そんな倍速視聴になれた若者の耳には
通常モードで聴く音楽はへたすりゃ時
間当たりの情報量が少なくて物足りな
、なんて思われちゃうのかもしれま
せん。

 

最近のJ-POPって、やたらにBPMが速
て、とにかくいろんな要素が詰め込
まれて展開も複雑なのがありますが、
あれは、そんなことが影響しているの
かもしれません。

 

スキマがないよなあ……。とおじさん
はときどき感じたりもするんですけど
ね。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

「枯葉」ラテン風味

んなジャズマンのジョーク
がありま
して…▼▼▼ 
ピアニスト歌手「枯葉」をコンサ
ートでやるのでリハーサルの打ち合わ
をしていました。

ピアニスト
「さて、そうするとGマイ
ナーで始めて3小節目でBメジャーに
転調して、リズムも4分の5拍子にチ
ェンジ。サビまで来たら今度はF#マ
イナーに転調して4分の4拍子と4分
の7拍子を交互に繰り返す。で、最後
のAメロの時にテンポを倍にしながら
Gマイナーに戻る。そんな感じですか
ね?」

歌手
「うわー、そんなの覚えきれませ
よ」

ピアニスト
「えー、だってこの前はそ
う歌ってましたよ
ジャズマンのジョークというのは、た
いてい大げさで、皮肉がきついことが
多いですね。

 

で、さて…

 

この前、アーマド・ジャマルというピ
アニストの演奏する「枯葉」をご紹介
しましたが、ちょっとそれに影響され
て「枯葉」をラテンっぽくギターで弾
いてみました

ちなみにキーはEマイナーです。たぶ
ん転調はしてません(笑)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

こんな話やら、セッションノウハウ
情報などもお届けしているメルマガ
やっておりますので、よろしけれ
ご登録ください。その他、色々な
レッスン企画やシニアライフにまつ
わる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼


パリの4月とリズムの大切さ?

「パリの4月」っていう曲を
ご存じですか?

 

英語の原題April in Paris なんで、
そのまんまですね。ヴァーノン・デュ
ークという人の書いた曲で、スタンダ
ード・ナンバーとして多くのミュージ
シャンが演奏したり歌ったりしていま
す。

 

特に有名なのは、カウント・ベイシー
・オーケストラの演奏でしょうか。こ
ちらでお聴きになれます。▼▼▼

 

上の動画には歌はないですが、歌詞の
内容としては、パリの春の素晴らしさ
を讃えたものになっています。その裏
には、素敵な人に恋したので、今まで
素通りしていた色んなものが急に素敵
に見えだした、というような、ロマン
チックな曲でもあります。

 

でね、

 

作曲したヴァーノン・デュークの友人
がこの曲を聴いて、そんなに良い季節
なら是非行ってみよう、と思ったんだ
そうです。それで3週間4月のパリに
行ったんですね。

 

そしたら、酷い天気続きで散々だった
そうで、彼は帰国してからそのことを
デュークに伝えたのですが。そうした
ら、デュークは、

 

「何で4月に行こうなんて思ったんだ
い? パリの天気は4月はいつもひど
んだよ。知らなかったの?」

 

と、言ったんだそうです。

 

「何でって、きみのあの曲がパリの4
月は素晴らしいって言ってるからに決
まってるじゃないか!」

 

その友人が言うと、デュークは、

 

「あー…」

 

と言ってから、すなまそうに付け加え
たんだそうです。

 

「あれ、本当は5月(May)にしたか
ったんだけど、リズムの関係で2音節
の April にしちゃったんだ」

 

音楽では、何よりもリズムが大事、
いうことを思い出させてくれる、素晴
らしいエピソードでした(←そうか?)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

グローバル化したけりゃジャムセッション?

のような話なんですが。

 

文化人類学だかの用語で「ハイコンテ
クスト文化」「ローコンテクスト文
化」っていうのがあります。

 

難しいことはすっ飛ばして、簡単にま
とめると、「ハイコンテクスト文化」
というのは、直接的な物の言い方を好
まず、なるべくあいまいなやり取りの
中で気持ちを察したり、察してもらっ
たりする文化です。まさに「腹芸」と
か「忖度」が重視される文化といえる
でしょう。

 

一方「ローコンテクスト文化」という
のは、なるべく直接的にシンプルに相
手にはっきりと伝えることを重視する
文化です。推察とかしないとわからな
いようなコミュニケーションは評価さ
れない(というかそもそも理解されな
い)文化ですね。

で、もうお分かりのように、日本は前
者、多くの海外の国は後者といわれて
います。なのでグローバル社会では圧
倒的に「ローコンテクスト」なコミュ
ニケーションが重視される、なんてよ
く言われます。だから日本人はグロー
バル化になかなか対応できない、なん
てこともいわれます。

 

まあ、どっちがいいのか悪いのかとか、
上か下かは別にして、そういう傾向は
ありますよね。

 

で、

 

翻って音楽の話になるとですね、ジャ
ムセッションなんてものは、これはも
「ローコンテクスト」にならざるを
えないわけです。普段使っている(あ
いまいでも通じてしまう)言葉を使わ
ない別のやり方で、意志疎通しないと
いけない訳ですから。

 

ある意味、不慣れな外国語でなんとか
意志疎通しなけりゃいけない状況によ
く似ているともいえるわけですね。

 

なので、ジャムセッションを楽しめる
人は、高い確率でグローバルなコミュ
ニケーションが得意なんじゃないだろ
うか(というか苦にしないのでは)?
と思ったりするんですが。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

お読みいただきありがとうございま
した。こんな話やら、セッションノ
ウハウ
情報などお届けする無料のメ
ルマガ
やっておりますので、よろ
しければ
ご登録ください。その他、
色々な音楽
企画やシニアライフにま
つわる
話題をお届けしております。
こちらからどうぞ。▼▼▼
https://seniorlife.sakuraweb.com/page-48/

 

忖度よりハンドサイン? 顔?

んか、一時的な流行りかと思ていたら定着しちゃった言葉に、「忖度」(そんたく)ってのがります

 

忖度を国語辞典で引くと、「他人の気
持ちをおしはかること。推察」(大辞
林)とか出ています。

 

まあ、それだけみればそんな特別な意
味の言葉じゃないですが、あまり使わ
れない漢字があるし、基本口語では使
われないし、それがさらに政治的なス
キャンダル(?)の文脈で使われた
で、なんだか妙に特別な意味合いをみ
んな感じるようになってしまいました。

 

「特別な地位のある人」の心を推察
る、という意味になってしまいました
ね。「腹芸」とかいった言葉を連想
せます。なんだか、そんな日本的な心
の動きをとらえた言葉になってしまっ
たようです。

 

やりたいことがあっても明確に口には
出さず、相手がそれを推察して、実現
するように努力するとか、さりげなく
やってあげるとか、そんなことですよ
ね。

 

そんなコミュニケーションといえるか
いえないかという微妙さを好むのが
本的ではありますが……

 

ただ、

 

音楽とくにジャムセッションなどでは、
そういう微妙なコミュニケーション
通じるとは思わないほうが吉なわけで
す。何となく察してくれたりは基本し
ないと思ったほうが良いようで。

 

なので、前にも話題にしたような
ドサインを使ったり、演奏自体で自
がどうしたいのかを他のメンバーに
える必要があるわけですね。

 

まあ、気心の知れた相手なら、何もし
なくても察してくれるかもしれません
が、でもまったく間違って察してしま
うかしれませんしね。

 

これでソロ終わり、とか思って弾くの
をやめても周りはみんなまだ続いてる
と思ってたりして……

 

あるあるですよね。

 

なるべく分かりやすく視線を向けた
り、表情にも出したりね。われわれの
仲間内では、

 

顔で止める

 

なんて言ったりしておりますが(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)