カセットテープのしぶとさとLofiの楽しみと

セットテープが販売本数を
増やして
いるんだそうです。

 

前にも書いたような気もするんですが
その後も勢いは止まらないみたいです
ね。特にイギリスでは過去10年で最高
水準だとかどうとか。

 

アナログのレコードも相変わらず伸び
ている見たいですしね。こういうアナ
ログメディアは今やマイナーとはいえ
なかなかダイハードな感じです。

 

こうしたアナログメディアの特性とい
えば、物理的なメディアを取り扱うと
いう操作性体感性と、再生される音
の「ゆらぎ」や「ノイズ」でしょうか
ね。後者はについていえば、例えば
コードのキズによるノイズとかカセッ
トテープワウフラッターとか。

 

こうしたゆらぎやノイズはなぜかわか
りませんが、精神を安定させるという
か、今の言葉で言うと「チル」させる
働きがあるようでして。

 

Lofi Hip Hop(ローファイ・ヒップホ
ップ)という音楽ジャンルがありまし
て、アナログレコードで再生したよう
ノイズや意図的にフラッターをかけ
ビートやピッチのゆらぎを作りだし
たりしています。実際の処理自体はデ
ジタルにやってるんでしょうけど。

 

ミニマルなリフの繰り返しが多くダイ
ナミックな展開は少ないので、アンビ
エントミュージック的な聴き方をされ
ることも多いようですね。

 

YouTube “Lofi Hip Hop” で検索
ると、この音楽に特化したチャンネ
が沢山出てきます。ためしにいくつか
聴いてみたのですが、とくに作業の
BGM とかには最適かもしれないと思
いましたよ。

 

実は今もそんなチャンネルの1つを
きながらこれを書いております。

 

他にも、日本のアニメのシーンを切り
だしたようなビジュアルへのこだわり
とか、色々特徴があるようですが。ご
興味を持たれるようでしたら、一度検
索などしてみてくださいませ。

 

結構ハマりますよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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アラカンシアトル旅行記 #12:続・アラカンのシアトル食事&ナイトライフ事情

回、シアトル(というかベ
ルビュー)
のシーフードレスト
ランで食べた豪快
なコースの話
をしましたが……

 

実は、今回のシアトル遠足(笑)でち
ゃんとレストランに入って取った食事
というのは、このシーフードマウン
ト・レーニアを見に出かけた日のラン
チだけだったんですね。

 

そのランチを食べたレストランという
のは、マウント・レーニアの中腹
ラダイスというリゾートエリアにある
パラダイス・インというホテルのレス
トランでした。

 

ランチなので、軽くサンドイッチやバ
ーガーで済ませましたが、歴史のある
(といっても20世紀初頭にできたくら
いではありますが)ホテルのレストラ
ンでして、なかなか美味しかったです。

 

私はサーモンのグリルのサンドイッチ
を食べましたが、さすが北西部でカナ
ダにほど近いワシントン州。美味しい
サーモンでございました。

 

で、それ以外の食事はどうしていたか
というと、泊めていただいたYさん
お宅の近くにある、ショッピングモー
ルのフードコートで食べたり、ホール
・フーズ・マーケットのような食品ス
ーパーで買った総菜を買ってきて食べ
たりしていました。

 

食の細い(?)アラカンにとっては、
そんな食事の方が量もコントロールで
きるし、体調にも合わせられるので、
良い選択ではなかったかと思います。

 

料理のスタイル結構なバラエティ
あるんですよね。寿司などの和食
華はもちろん、エスニックな料理も色
々あり、特にインド系の住民が多いせ
いかもしれませんが、ホール・フーズ
・マーケットのインド料理は充実して
ましたね。

 

もちろん、チキンのローストやピザも
あり、3日やそこらの滞在では飽きる
ことはあり得ない、という感じでした。

 

で、

 

ということは、アラカン4人、夜は大
人しくしていたのか、といえば、そう
いうわけでもなく。2日目の夜は、早
めの夕食を済ませた後、シアトル市内
のライブハウスに出かけました。

 

出向いたのは、ジャズ・アレイという
全米でも有名なライブ・ハウスという
かナイトクラブ
で、連日のようにビッ
グネームの出演がある店でした。日本
でいうとブルーノートとかビルボード
ライブとか、そんな系統のちゃんとし
た食事もできる店ですね。

 

内部はかなり広く、東京のブルーノー
トより広い感じで2階席もあるという
大きめのハコでした。予約を入れたの
がちょっと遅かったので、われわれの
席はステージ下手の壁に沿った列では
ありましたが。

その夜の出演は、ブライアン・カルバ
ートソンというジャズ、ファンク系の
キーボーディストでありトロンボーン
も吹くという人のバンドでした。カル
バートソン以外は全員黒人のバンドで、
ガンガンスイングするファンキーなス
テージでした。

カルバートソンエンターテイナー
して素晴らしく、会場は大盛り上がり
でございましたよ。

 

このジャズ・アレイダウンタウンの
アマゾンの本社の近くにあり、でも
とくに安全面に不安を感じることはあ
りませんでした。

、といっても、なので、9時過ぎ
まで明るいんですけどね。

 

※追記1:
朝食はどうしていたか、というと、Y
さんが毎朝用意をしてくださったんで
すね。とても美味しかったです。Yさ
んに感謝!そういえば、レイニア種と
いうチェリーがあって、ちょうど季節
だったので出していただいたのですが、
日本のサクランボに近くて美味しかっ
たです。

 

※追記2:
3日目の昼に近郊にあるワイナリーの
見学に行ったのですが、そこの敷地内
に野外コンサート会場があり、夏はそ
こで頻繁にサマー・コンサートが行わ
れるとのこと。出演者を見たらノラ・
ジョーンズだのダイアナ・クラールだ
のアース・ウィンド・アンド・ファイ
アだのといったビッグ・ネームが並ん
でしました。いいなあ。

※追記3:
Yさんのお宅の近所のショッピング・
モールでは、3日目の夜にジャズのビ
ッグバンドが出演していました。有名
なバンドということではないですが、
そんな感じで音楽に触れる機会は毎日
それ
なりにありましたね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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5拍子じゃない「テイク・ファイヴ」?

とんどの人にはどうでもい
い話、と
かいいながら、続きを
書くのはいかが
なものか、と思
わないでもないですが、
書きま
す(ネタがないのか?)。

 

昨日、5拍子の曲といえば「テイク・
ファイヴ」「ミッション: インポッ
シブル」のはずが、「ミッション: イ
ンポッシブル」には5拍子じゃない
バージョンがあったりするので注意
必要、とか書きましたが……。

 

そうなると、もう頼れるのは「テイク
・ファイヴ」だけということになるわ
けですが(何の頼りなんだか)。とこ
ろが、

 

5拍子じゃない「テイク・ファイヴ」
は存在する

 

というのが今日のテーマでございます。

 

「テイク・ファイヴ」オリジナル
デイヴ・ブルーベックというジャズ・
ピアニストのカルテットの1959年の
ルバム『タイム・アウト』の中の1曲
です▼▼▼

 

ただ、作曲したのはブルーベックでは
なくて、このカルテットでアルト・サ
ックスを吹いているポール・デズモン
なんですけどね。ま、それはさてお
き。

 

この曲、ジャズの変拍子の曲の中では
ダントツにポピュラーな曲でして、多
くのミュージシャンにカバーされてい
るわけです。ジャズにあまりなじみの
ない方でもほぼ間違いなく耳にされた
ことがあるのではないかと思いますが。

 

で、

 

そんなこの曲をカバーした人の中に、
ラテン・ミュージックの王様ともいわ
れるティト・プエンテのバージョンが
あるんですが、これ、

 

完璧にラテン

 

なんですねえ。いわゆるクラーベ(正
確にいうとルンバ・クラーベ?)とい
ラテンのリズムの上に「テイク・フ
ァイヴ」のメロディーをのせている
というかなり強引なバージョンなんで
す。ほら▼▼▼

いやー、ノリノリで楽しいですね。さ
すがラテンの王様。……なんですけど、
どう聞いても5拍子ではありません。

 

んー、そんなわけで、5拍子の曲とし
て「テイク・ファイヴ」を勧めるとき
も、気を付けなくてはいけない、とい
うことがわかりました。

 

まあ、「テイク・ファイヴ」を調べて
最初にこれにぶち当たる確率は極めて
低いかもしれませんけど(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

『スパイ大作戦』と『ミッション: インポッシブル』の間には……

前、私が関わっているアラ
カンセッションやる曲につい
て某SNS上で参加者の方たちと
やり取りをしていたときのこと
ですが。

 

その時に変拍子の曲についての話題が
あったんですね。何の曲かというと、
『ゴジラ』のテーマ曲だったんですが、
今日のお話は『ゴジラ』ではありませ
ん(ないんかい)。

 

ゴジラのテーマ4拍子と5拍子が入
り乱れるという曲なんですが、そうい
えば5拍子の曲といえば『スパイ大作
戦』という流れになりまして。『スパ
イ大作戦』ご存じですか? アラカン
代なら知ってますよね。

 

アメリカで作られたTVスパイもの
のシリーズですよね。で、そのテーマ
曲が5拍子だったわけです。作・編曲
ラロ・シフリンというアルゼンチン
出身のジャズピアニストでした▼▼▼

 

で、この『スパイ大作戦』の英語の
“Mission: Impossible”(ミッ
ョン: インポッシブル)というので
すね。つまり、トム・クルーズ主演
人気の映画『ミッション: インポッ
シブル』シリーズはこの TV シリーズ
が元になって生まれたわけですが……

 

で、この映画のシリーズのテーマ曲
TV 時代のテーマを踏襲している、の
ですが、実はシリーズの最初の時に、
この曲にちょっと(?)手を入れてい
んですね▼▼▼

 

しばらくお聴きいただけると分かりま
すが、だしの曲のテーマ部分はオリ
ジナル通り5拍子なんですが、それが
終わると

 

4拍子になってしまう

 

んですね。んーそうきたか。

 

これ以降、このテーマ曲のカバーなど
では、4拍子でやっているバージョン
も結構みられるんですね。映画のその
後のシリーズでも5拍子だったり4拍
子だったりするみたいで、色々なんで
すよ。

 

よく5拍子の曲を紹介するときに「テ
イク・ファイヴ」「ミッション: イ
ンポッシブル」聴けばOKとかいう
んですけど、実は聴くバージョンや聴
くパートによっては全然5拍子じゃな
い、ということもありうるんですよね。

 

気をつけないといけませんなあ。

 

まあ、ほとんどの人にとってはどうで
もいい話なんですけどね。失礼いたし
ました。

 

※おまけ
そういえば、こんなモノがありました
ね(笑)▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

音が頭で鳴る?という考えてみれば不思議な現象について

ィミニッシュという種類の
コードが
ありまして。そのコー
ドのアルペジオ
の音が頭にこび
りついて離れないとい
うことが
ありました。

 

普通のメジャーコードとかマイナーコ
ードは重ねられた音と音との間隔
3度だったり短3度だったりするので
すが、ディミニッシュコードすべて
短3度の音程で積み重ねられています。

 

で、できた音を聞いてみると、なんだ
かとても不安定で、不安をあおるよう
な響きになるんですね。一度、ハロウ
ィーンにこのディミニッシュコードだ
けを弾くという動画を作ったことがあ
りますが。何をバカなことやっていた
のでしょうか。

 

それはともかく、一時このディミニッ
シュコードをアルペジオで弾く練習
したことがありまして(なんでそんな
ことをしたのかというと、それはそれ
なりに理由があるのですが、ちょっと
めんどくさい話なので、最後の方に書
いておきますので、興味のある人だけ
どうぞ)。

 

まあ早い話、がっつり盛り上がったコ
ードの時にこれを弾くと(とくにジャ
ズっぽい曲なんかでは)ハマるという
ことなんですが。そんな練習をしたら
ですね……

 

冒頭に書いたようにディミニッシュコ
ード(のアルペジオ)が頭にこびりつ
いて離れない

 

ということになってしまったのですね。

特徴的なサウンドなので、記憶に残り
やすいのだろうと思うのですが。別に
音楽とは関係のないことをしていても、
急にディミニッシュコードのアルペジ
オが頭の中で鳴るんですよね。

 

ちょっと困ったというか、心配になり
ました。ちょっとね。

 

まあ、集中的に練習しなくなったらそ
んな風に突然頭の中で鳴るなんてこと
もなくなったので、面白い経験くらい
に今は言えますけどね。

 

で、

 

そんなことがあった後、今でも頭の中
で(楽器がなくても)ディミニッシュ
コードのアルペジオはイメージできる
ようになったのではあります。これは
やはりアドリブでソロを弾く時などは
便利なのですよ。結構よく使うので。

 

しかし、よく考えると音が頭の中で鳴
というのは面白い現象ではあります
ね。物理的に音が鳴っているはずはな
ので。音の記憶音のイメージとい
うのは不思議なものでございます。ど
ういうメカニズムなんでしょうかねー。
詳しい方、いませんか?

 

皆さんはそんなご経験はありますか?

 

※ディミニッシュコードについて
ガッツリ盛り上がるいわゆるドミナン
ト7thコードに、さらにオルタード系
のb9の音を重ねたコードというのは
ジャズなんかではよく使われるのです
が。

このコードをよく見ると(図の左側)
ルートの音を省略すると図の右側のよ
うにディミニッシュコードが現れるの
ですね。なので、このディミニッシュ
コードのアルペジオを7thコード上で
弾いてやると、ハマる、とまあそんな
理屈になっております。

 

マニアックな話なので、ま、忘れてく
ださい。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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つたなくてもしゃべってくれれば嬉しい的な心理とジャムセッション?

た変なタイトルつけてしま
いました
が……

 

たとえば日本に外国からやってきた人
がですね、何かをしてほしかったり、
知りたいことがあって質問することが
あったとしましょう。そんな時に、
分の国の言葉で押し通そうとするか、
たとえつたなくても日本語でコミュニ
ケートしようと頑張るかってことなん
ですが。

 

大抵の人は、日本語を頑張ってしゃべ
ろうとする人により好意的になりやす
んじゃないかと思うんですね。そう
思いませんか?

 

自分の国の言葉文化興味を持って
くれている(まあ、必要にせまられて
苦し紛れかもしれませんが)と感じれ
ば、悪い気はしないもんですよね、ふ
つう。

 

いまリアルタイムに訳してくれる自動
翻訳機が色々出てきていますけど。た
しかに便利普及していくのかもしれ
ませんが、そういう言語を使おうとす
る態度に表れる非言語的なモノ(なん
だか妙な表現ですが)が伝わらなくな
危険も孕んでいる気がしなくもない
なー、とちょっと思ってるんですが。

 

まあ、そういう重たい(?)話はとも
かく。

 

話を戻すと、そういう風に感じて接す
る(つまり下手でもしゃべろうと努力
している相手に好意的に対応する)の
普通じゃないかと思うんですよね。

それをおまえの言葉はヘタクソだから
相手にしてやらないよー的な態度で返
されたら、逆に頑張ってしゃべろうと
した相手はまあ嫌な気分になるでしょ
う。日本が嫌いになるかもしれません。

 

、昔パリタクシーの運転手に行き
先を告げるのに苦労したら、早くしろ
だの何だのとパワハラまがいにいわれ
ことがありました。あれは結構トラ
ウマになりますよ。まあ稀な例かもし
れませんけどね。そうでもないか。

 

で、

 

ところが、音楽の世界ではそんなこと
が結構起きたりしてるんではないか、
とちょっと思ったりするんですよね。

 

たとえばジャムセッションに来て、
れていないけど一生懸命弾いてる人を
見下すとか。バカにするとか。口には
出さなくても態度に出すとか。見えな
壁を作るとか。

 

とくにジ○ズ系のセッションには時々
あるという話も聞きます(もちろん全
部じゃないですが)。つたなくても勇
気を持って演奏しようとしてやってく
る相手にやさしく出来ないというのは
困ったもんですね。

 

そういうセッションだけはやらないよ
うにしたいと思って、いつもセッショ
ンの準備をしている、というお話でご
ざいました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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音楽の「裏口」について

という言葉は、あまり良
いイメー
ジで使われなかったり
しますね。

 

いちばんイメージ悪いのが「裏口入学」
ってやつですね。日本でも時々問題に
なったりしてますが、アメリカでも似
たような話がスキャンダルになってま
した。

 

正面から堂々と入らないで、見えない
口からこそっと入る。まあイメージ良
くないですよねえ。正しい手続きを踏
んでないという感じが強いですね。

 

一軒家が多かったから裏口とか
手口とか普通にあった(サ〇エさんで
御用聞きのサブちゃんがやってくる方
の入り口ですよね)のですが、最近は
そういう家が少なくなったというのも
あるでしょうかね。

 

で、さて、

 

今日のお話は音楽の「裏口」というこ
となんですが、別に音大の裏口入学問
題を取り上げようということではあり
ません。まあ、もともと英語の用語な
んですが、

 

Backdoor progression

 

という言葉がありまして。

 

そのまま訳すと「裏口進行」なんです
が、別に悪いことをしているわけでは
ないのでして。

たとえば、キーCメジャーだとして
とてもよくある進行で、

 

G7→C とか Dm7→G7→C

 

というのがあるじゃないですか。いわ
ゆるドミナントモーションとか II-V 進
とかいうやつですが。バーンと盛り
上がってキーのトニック(上の場合C)
に解決する進行ですね。

 

これに対して、

 

Bb7→C とか Fm7→Bb7→C

 

というのを “Backdoor progression” 
といいます。V7のコードじゃなくて、
Vllb7 つまりトニックの1全音下のセ
ンスコードからの進行。試しに弾い
てみてもらえればわかりますが、普通
ドミナントからの進行とは違うもの
の、解決感があるんですよね。

 

なんでそうなのかというのはちょっと
理論的にめんどくさい話になってしま
うので、ここでは省略しますが、実は
この進行結構よく出てくるんですよね。
とくにジャズのスタンダードとか。

 

例えば、有名な「酒とバラの日々」
「ジャスト・フレンズ」とか。「星
影のステラ」にも出てきます。

 

ある種常套手段でもあるわけです。な
ので、「裏口」という名前はまあどう
でもいいんですが、こういうコード進
行は結構よくあるということは知って
おいて損はないかと思います。とくに
ジャズのスタンダードを演奏しようと
いう方はね。ロックでもよく目にしま
すよ。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

尺八について YouTube でアメリカ人から学ぶ時代?

さんは、尺八という楽器に
ついてお
詳しいですか?

 

はね、正直いって全然詳しくない
す。知っていることといえば、竹でで
きていること、和楽器であること、そ
して虚無僧が吹いているイメージが強
いこと、それくらいですかね。

 

そんな私ですが、この前 YouTube
見ていたら、前にも取り上げた例のベ
ーシストのアダム・二ーリーさんのチ
ャンネルでなんと尺八を取り上げてい
るのに遭遇したんですね▼▼▼

 

正確にいうと、尺八を素材にして、今
世の中でほぼデフォルトとして使われ
ている西洋音楽の楽譜とは異なる譜面
の書き方(記譜法)について取り上げ
ていたのです。

 

動画を見てもらえればおわかりになる
とおり(すみません英語です)、尺八
の出す音の基本は5つ、つまりペンタ
トニックで、DFGACなんですが、
それぞれにロツレチリという名前が付
いているんですね。

 

……というか、そもそも譜面(といっ
てよいのやら)が縦書きですよね。ま
あ、古くからある楽器なので、そもそ
も横書きという発想がなかったんでし
ょうけれども。

この5つ以外の音も操作によって(
ッチベンドというやつですね)出せる
のですが、それらは基本の5音の変化
として書かれるのですね。

 

あと、尺八という楽器の日本の音楽に
おける位置づけとかについても語られ
ています。もともと禅宗の一派である
普化宗(ふけしゅう)のにだけ演奏
が幕府から許されていた楽器で、明治
になってようやく他の楽器と混じって
演奏されるようになったのだとか。

 

しかし、なんというか、きわめて日本
的な楽器である尺八について、アメリ
カのニューヨークにいるベーシストの
YouTube チャンネルで学ぶことにな
るとは思っていませんでした。

 

そういえばこの動画で尺八の解説をし
てるザック・ジンガー(Zac Zinger)
さんは、動画の中でも紹介されている
ように尺八でジャズをやる人でして、
YouTube には彼があのコルトレーン
「ジャイアント・ステップス」のソ
ロを尺八で吹く動画もありました。す
げー▼▼▼

 

面白い時代になったものだなあ、と思
ったとある日でございました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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サックスは最初木で作られた……らしい?

んなセッション、やったこと
がありまして▼▼▼

https://youtu.be/SYNTZrk2ts0
まあ、一発ネタなんですけど、こーゆ
ーのがネタとして成立するためには、
ネタ以外の部分はマジメに(?)ちゃ
んと演奏しないと面白くないですよね。

 

とくにテーマを演奏するサックスの方
ばっちりキメていただいたのでネタ
が引き立ちました(笑)

 

で、さて、

 

そんなサックスつまりサクソフォンは、
今や音楽、とくにジャズを始めとした
ポピュラー音楽には欠かせない楽器
すが、実は大分新しい楽器(というか
楽器)です。発明した人の名前も分
かっていて、アドルフ・サックスとい
う人です。なのでサクソフォンという
名前なわけですね。

 

で、そのサクソフォンという名称
されると作った人の名前になってし
まうというね。なかなか美味しい(?)
ことになってるわけなんですよね。

 

木管楽器に分類されるわけですが、ご
承知のとおりディーは金属(主に真
鍮)でして。木管、金管の区別は発音
の仕方によるので、そういう分類にな
るのだそうです。サックスはクラリネ
ットによく似たリードによって音を出
しますからね。

 

このサックスさんベルギー生まれ
人だそうですが、彼が1847年特許
を取得したのはパリにおいてだそうで
す。実は最初に彼の作った楽器は木製
だったそうですが、すぐに真鍮に切り
替えたという記事を読んだことがあり
ます。音量的に有利だからでしょうか
ね。

 

で、

 

今では特にジャズなどではサックスの
占める地位は確固たるものがあります
が、元々、ジャズではクラリネットが
主流でした。サックスがジャズで広く
使われるようになるのは、あるミュー
ジシャンのおかげなんだそうです。

 

シドニー・ベシェというニューオリン
ズ生まれの人で、この人もクラリネッ
トの名手といわれていたのですが、た
またま滞在中のロンドンジャンク屋
ソプラノサックスを手に入れたとこ
ろ、それにのめり込むことになったの
だそうでして。

 

1920年代初頭のことでした。アメリ
カに戻ったベシェはサックスで演奏
するようになり、それ以降、他のジャ
ズミュージシャンたちはサックスとい
うものに真面目に取り組み出したのだ
そうです。

 

ということは、ベシェがジャンク屋で
ソプラノサックスに出会わなければ、
チャーリー・パーカーもソニー・ロリ
ンズもサックスを吹くようにはならな
かったかもしれないんですねえ。何が
幸いするかわかりませんね。

 

ベシェが、1939年に出来たばかりの
ブルーノート・レコードガーシュイ
「サマータイム」ソプラノサッ
クスで吹き込んだのを聴いてみましょ
うか▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

すぐおいしい、一発芸セッション?

4という月は年度の頭という
ことで、世の中ではいろい
ろと
あるわけですが。

 

で、たとえば4月になるとテレビの編
も変わりますよね。新番組が始まっ
たりして。その一方、3月で終わる番
組もありますね。

 

NHK の朝ドラも4月とか9月になる
と新しいシリーズに切り替わりますね
(最近はコロナのせいで変則的になっ
たりもしましたが)。

 

朝ドラといえば、「まんぷく」という
ドラマがあって、チ○ンラーメ
ップ○ードル発明したあの会社の創
業者とその妻の物語でした。この番組
のおかげで、チ○ンラーメンはだいぶ
売れたらしいですね。

 

時代に敏感な(ほんとか?)われら
ラカンセッションとしては、このドラ
マが放送された頃、そんな流れにのっ
て、とある曲に改造を加えたセッショ
をしたことがありました。

 

あのセッションスタンダードなんです
けどね。

 

というわけで、今日はほんと一発芸
ございます。お楽しみいただければ幸
いです▼▼▼

 

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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○○○○にもペダル?

ドミナントペダルの話を
しました
が。

 

復習すると、ベーシストが、コード進
行にかかわらず曲のキーのドミナント
コードのルート音(ナンバリングシス
テムでいうと5の音ですね)を弾き続
ることを、ドミナントペダルといいま
す。

 

そうすると、全体が盛り上がるわけで
すね。ジャズのベーシストなどがアド
リブで曲の進行を盛り上げるときに使
うテクニックなんですが。

 

で、今日はちょっとその補足といいま
すが、そのドミナントペダルのちょっ
別の使い方というか応用というか
そんなお話でございまして。

 

どういう使い方かというと、

 

曲のイントロで使う

 

ということなんですが。

イントロというのは曲のクライマック
スというわけではありませんが、曲の
入口で聴く側を引き込むために、まず
ある程度盛り上がりたい、という気
持ちが働くのでしょう。そんな時に、
事前の決め事として、ドミナントペダ
ルを使うということが結構あります。

 

たとえば、こちらの動画をご覧くださ
い。チャーリー・パーカー「コンフ
ァメーション」という有名な曲ですが、
イントロを聞いていただくと、いきな
りドミナントペダルが使われているの
がわかります▼▼▼

 

これ実は、この「コンファメーション」
という曲のほぼお決まりのイントロ
んですね。ジャムセッションなどでは
多くの場合、このイントロが出てきま
す。

 

このようにお決まりのイントロもあり
ますし、アドリブというかその場でペ
ダルで始めようという相談をして決め
ることもあります。

 

たとえば、よくある「I-VI-II-V」の進
行をイントロにしたとしても(キーC
なら Cmaj7-A7-Dm7-G7 とかですね)
ここのベースをすべてGのペダルで弾
いてしまうと、あら不思議、なんかそ
れらしくなるんですね(←それってな
んだよ)。

 

さらには、もっと曲のアレンジ的に使
われることもあります。こちらの動画
マイルズ・デイヴィスの「いつか王
子様が」ですが、イントロからベース
のペダルが続き、テーマに入ってもそ
のまま続いてBメロの手前まで使われ
ています▼▼▼

 

ジャズの曲などを聴くと、そんな具合
にドミナントペダルが使われているの
に出くわすことがあります。コルトレ
ーン“Moment’s Notice” なんかに
も使われていますので、ご興味のある
方は聴いてみてください。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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盛り上げたいときのペダル?

ャムセッションでソリスト
がソロを
取るときのことは色々
書いてますが。

 

で、そんなときにストーリー展開を考
えましょうね、なんてことも度々書い
てきました。落ち着き・盛り上がりの
展開ですね。

 

基本的なパターンとしては、静かに
ち着いた感じで始めて、次第に周囲を
あおる感じ(周りからあおられること
もありますが)になり、最終的にガツ
ンと(曲にもよるけど)盛り上がって
終わり、はい次の人。なんていう感じ
ですね。

 

ただし、このストーリー展開ソリス
ト1人で作るものではありません。上
の書き方を見てもわかると思いますが、
バンドの他のメンバーとの共同作業
達成されないと、アンサンブルという
感じになりませんね。

 

そんなわけで、ソリストが周りとコミ
ュニケーションを取って、盛り上がる
タイミングを合わせたりする必要があ
るし、周りもソリストの意図をくみ取
って演奏のパターンを変えたりする必
があるわけですね。特にドラマーと
のやり取りは重要なわけですが。

 

そんな陰で、地味に縁の下の力持ち的
支えているベーシストなんですが。そ
ベーシストが主体となって盛り上が
りを生み出す技があるんですね。それ

 

ドミナントペダル

 

というモノなんですが。

ペダル?はい、そこのギタリストの方
エフェクターのことではありませんよ。
音楽用語で、正式にはペダルポイント
というのですが、コードが変化しても
同じ音をずっと弾き続けることをいう
んですね。

 

で、ドミナントペダルというのは、そ
キーのドミナントコード(V の和音)
のルート音をずっと弾き続けること
いいます。キーがCならGの音になり
ますね。キーがFならC。さて、キー
がAなら何でしょう?(*答えは一番
最後に)

 

このドミナントペダルベーシストが
いちばん使うことが多いと思いますが
(あとはピアノの左手とか、オルガン
のフットペダルとかですかね)、これ
をやると曲の進行が盛り上がるので、
アドリブソロのガッツリ盛り上がると
ころによく使われるのですね。

 

ベーシストとしては、曲の盛り上がり
を主体的にコントロールできる重要な
テクニックでもあるわけです。ただし
使いどころに注意は必要です。まだソ
リストが暖まってない時からこれを使
うとちぐはぐになりますし、一旦使う
と、やめた途端に盛り上がり感がなく
なりますし。

 

ジャズなどではとてもよく聴かれます

ので、チェックしてみてください。

 

*ちなみに、キーAの時のドミナント
のルート音はです。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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酒と○○○の日々

抜けな話だが、奴がいなく
なったの
にしばらく気がつかな
かった。

 

奴の名前素性も、実はほとんど知ら
ない。知っている奴がいるのかさえわ
からない。性別もなんとなくかとは
思っていたが、実はかもしれないし、
LGBTQとか、そんな可能性だってあ
る。

 

自分のことはタブログと呼んでいた。
「ジャズギターブログ」という「店」
をやっていたからだ。ジャズギター
ついての小話というかジョークのよう
なネタが人気だったが、いっぽうで
ジメにジャズギターについて熱く語る
ことも多かった。奏法や、練習法や、
プレイヤーの紹介などなど。

 

年齢も不詳だ。なんとなく中年以上っ
ぽかったが、案外若いのかもしれない。
しかし、あれだけジャズ、とくにジャ
ズギターの知識を持っているとなると
そこそこの年配だと思わざるをえない。

 

そんな奴が「店」をたたんだのは、
年の秋から暮にかけてくらいだったよ
うだ。何があったのか。人気が出たた
めにクレイマーやらアンチやらが発生
したせいだという噂もきくが、定かで
はない。

 

会員制のフォーラムみたいなのも運営
していたようだが、手を広げすぎてメ
ンタルにきたのかもしれない。プロの
ミュージシャンというわけではないよ
うだったので、本業が忙しくなったり
したのかもしれない。

 

とにかくそんなわけで、「ジャズギタ
ーブログ」は「消滅」した。あとかた
もなく消えてしまった。活動停止した
まま放置された「店」は山ほどあるが、
奴はきれいに消えた。ちょうど『スパ
イ大作戦』の指令を伝えるテープレコ
ーダーのように。

 

Facebookのアカウントももう見られ
ない。「店」の出張所のようなアカウ
ントだったが、そっちも消滅した。

奴の復活を望む声もあるようだ。しか
し同じような形での復活はおそらく
しいのではと思う。復活するにしても
かなり違う形で、だいぶ時間が経って
からという気がする。

 

だが……、

 

考えてみれば実は奴の正体は誰も知ら
ない。誰にも奴だとは知られず、すで
に別の「店」を構えているのでは、と
いうような想像もしてしまう。

 

そんなことを考えながら、豚バラと白
菜のミルフィーユ鍋をつつきつつ、
ールを飲んでいたら、ふと、

 

酒と豚バラの日々

 

というギャグを思いついた。これを何
ネタに発展させることはできないも
のか?奴ならどんなネタに料理するだ
ろう?やはりマイルズが出てきて何か
言うのだろうか?

 

しかし、そんなジョークを奴の口から
聞くことはもうないのだ。

 

献杯。

 

※「ジャズギターブログ」さんは実在
したブログですが。本文中にもあるよ
うに、今やあとかたもありません。追
悼の意味を込めて書かせていただきま
した(←殺すなよ)。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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シカゴのギタリストだったテリー・キャスという人について

カゴという名前のバンドが
あります。

 

デビュー時、バンド名は Chicago 
Transit Authority (シカゴ交通局)
といっていました。1969年のデビュ
ーアルバム
のタイトルも同じだったん
ですが、ヒットしたこともあって本物
のシカゴ交通局から文句が来たんでし
ょうか、ぐに単に Chicago となり
ました。

 

3管のホーンセクションを持つこのバ
ンドはブラッド・スウェット&ティア
ーズなどと並んで、ジャズやロックや
その他のポップスなどの色んな音楽ジ
ャンルの境を超えたバンドとして、人
気を博し、すぐにスターになりました。

 

そのシカゴの創立時のメンバーで、
タリストでありリードヴォーカリスト
3人のうちの1人だったテリー・キャ
ス(Terry Kath)という人がいます。

 

創立時のメンバーということは、今は
メンバーじゃないわけですが、この人
の場合、別に脱退したというわけでな
く、拳銃の事故(ということになって
います)で1978年に亡くなってしま
ったんですね。なんでも、弾が入って
いないと思って自分の頭に向けて引金
を引いたら1発残っていたんだとか。

 


▲テリー・キャス

そんな悲劇的な死に方をしたので、そ
ニュースを聞いたときは結構ショッ
クを受けた覚えがあります。というの
は、私にとっておそらくギターを始め
たころ、一番影響を受けたギタリスト
だったからでして。

 

もちろん70年代前半にはいろんなギタ
リストがひしめいていて、ジミー・ペ
イジやらリッチー・ブラックモアやら
ジミヘンやら他にも多くの人がいたわ
けなんですけどね。の場合、たまた
まシカゴにはまってしまい、そのため
テリー・キャスのギターに影響を受け
た、ということなんですが。

 

で、まあわかりやすい話ですが、大ヒ
ットした「長い夜」(25 or 6 to 4)
という曲のギターソロなんかに影響を
受け、高校で軽音に入って、同じよう
シカゴ好きの仲間とシカゴのコピー
バンドをやって文化祭で「長い夜」を
やったりしたこともあったんですね。
▼▼▼

 

そういえば、テリー・キャスの影響で
クライベイビー(ワウ・ペダル)を買
ったりもしたなあ……(遠い目)。テ
リー・キャス、亡くなったのは、32歳
になる直前だったということで、若か
ったですね。

 

そんなテリー・キャスについて、UCR
(Ultimate Classic Rock) という
ック音楽サイト
が、リー・キャスが
シカゴに残した曲
(自ら作曲したり、
歌ったり、リードギターを弾いたりし
た曲)のトップ10という記事が出てい
るのが目に止まったんですが▼▼▼

 

……よく見たら大分前の記事ですね。
ま、別にこれから彼の曲が増えるわけ
じゃないのでいいんですがね(汗)こ
の記事に上げられている曲を聞くと、
いやあ懐しいですなー。第1位はやは
り「長い夜」ですよね。

 

で、

 

シカゴのホーンセクションがバンドに
ジャズの風味(?)を与えているとし
たら、テリー・キャスのギターは、バ
ンドに荒々しいロックなテイストを与
えていました。そんな意味でも、絶妙
バランスだったと思うんですよね。

 

上の記事の6位に上げられているファ
ースト・アルバムの中の「フリーフォ
ーム・ギター」という曲(?)なんか、
全面的にギターのハウリング(フィー
ドバック)サウンドですからねー。

 

そんなわけで、久しぶりにテリー・キ
ャスの歌やギターで昔の想い出に浸っ
ているという極めて個人的なお話でご
ざいました。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)
 

 

フワフワした頭、フワフワした音楽?

(今日のお話はフィクションです)
張から帰ってきたらインフ
ルエンザ
を発症した。

 

帰りの新幹線満員で、周りにマスク
をした乗客がたくさんいたので、感染
しないといいがと思っていたが、案の
定やられてしまった。38度台の発熱
あり、病院に行くと、インフルエンザ
A型といわれ、医者からは5~6日ほ
どの外出禁止を言い渡された。

 

仕方ない。おれは自宅に戻り、熱でぼ
んやりとした頭で会社に連絡のため
を入れた。

 

普段電話を取るなんてことはめったに
ないくせに、こういうときに限って同
僚が出た。

 

なんだって? この忙しい時期に……。
同僚は非難がましく言った。また来週
出張にいかなきゃならないんだぞ。

 

熱が下がれば来週にはちゃんと復帰で
きるから、出張には行けるよ。俺は言
った。

 

準備はどうする? ぜんぶ俺がやらな
ゃいけないじゃないか。同僚は言う。

 

まったく、ジャムセッションなんてい
うだらけたことが好きなやつは、すぐ
にインフルエンザなんかにかかる。俺
みたいに緊張感をもってギターデュオ
とかやってれば、そんなものにやられ
たりしないんだ。同僚はいつもの調子
でまくしたてた。

 

俺は相手にせず電話を切った。38度
以上の熱があるときに聞く話じゃない。
俺は、着替えてベッドに横になった。

 

薬のせいもあってか、すぐに眠りに落
ちたが、を見た。ジャムセッション
をやっている夢だった。

 

妙な感覚で、俺もプレイヤーの1人で
演奏に参加しているのだが、幽体離脱
して、視点は妙に上のほうからバンド
を眺めている感じだった。

 

どうもみんなでモードの曲をやってい
るようだった。マイルズの “So What”
か何かに似た、モード一発の曲。フワ
フワした感覚でひたすら流れていく。
途中でときどき半音上に転調したりす
るが、またすぐに元に戻ってくる。

 

だんだんプレイしていてもどこを演奏
しているか朦朧としてくる感じだ。熱
のせいか、いつもに輪をかけてフワフ
ワした感じになる。しばらくするうち
に俺はもう完璧にロストしていた。メ
ンバーを見回したが、全員が同じよう
にロストしている感じだった。

 

演奏は、どんどんカオスな感じになっ
てきた。

 

まずい、なんとかしなくてはと思った
俺は、叫んだ。

 

「みんな、頭に戻ろう! 1、2、3、
4!」

 

そう叫んだところで目が覚めた。

 

気がつけばもう夜になっていた。熱を
計ると、大分平熱に近づいていた。

 

……

 

2日もすると、俺はもうほぼ平熱に戻
っていた。俺は自宅のPCを立ち上げ
出張のための資料作りをしていた。こ
んなことをしてもどうせ同僚からは嫌
味を言われるとは思ったが、いずれに
しても外出もできず手持ち無沙汰だっ
たのだ。

 

俺が仕事に集中し始めたところでスマ
ホに着信があった。同僚からだった。

 

インフルエンザになった。A型だそう
だ。来週の出張には行けない。すまん
が1人で行ってくれ。じゃあな。

 

そう言うと通話は切れた。

 

※例によって、今日のお話はまったく
のフィクションです。現実のインフル
エンザとは何の関係もありません。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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リードシートという譜面

日のお話は音楽の譜面につ
いてです。

 

譜面といっても色々ありますが、今日
は特にリードシートと呼ばれる譜面の
ことを中心にお話をしたいと思います。

 

リードシートというのは、曲の要素の
うち、メロディ(多くは主旋律のみ。
音符で書かれますね)と和音(主に
ードネームで示されます)と歌モノの
場合は歌詞と、その3つだけが書かれ
た譜面です。

 

細かいアレンジの示されていない、
る意味不十分な譜面なわけですね。
パートの奏者が演奏するメロディーと
かは書いていないわけです。

昔の〇星とか平〇といった雑誌の付録
なんかにあった「歌本」の譜面なんか
はたいていこれでした。

 

今でいうと、ジャズ関係の曲集日本
では「黒本」とか「青本」とかいわれ
る本、海外のものでは The Real Book
といわれる本に収められている譜面
リードシートです。つまり、曲を演奏
するジャムセ
ッションというのは特に
ジャズなんかの場合、たいてい、リー
ドシートをもとに行われるんですね。

 

奏者(プレイヤー)は、リードシー
トに書かれた情報を頼りに、自分の判
断で演奏するわけです。つまり、例え
ばギターやキーボードの伴奏部分(コ
ンピング)とか、ベースラインとかは
その場のプレイヤーに任されるわけで
すね。

 

つまりある意味アドリブなわけです。
あるいはジャズでいう「フェイク」
わけです。(もちろん、原曲の特徴的
なフレーズなどを音源で確認したり記
憶を頼りに再現することはありますが)

 

ジャムセッションのことをアドリブセ
ッションとか言ったりもしますが、そ
れは単純にプレイヤーがソロをアドリ
で演奏するという以外にも、実はみ
んなアドリブで伴奏したり、オブリガ
ードを弾いたり、色んなアドリブが絡
み合っているという意味合いもある
です。

 

もちろん、楽譜に書いてなくても、あ
ガイドラインというか、共有された
暗黙の約束のようなものがあるので、
成立することではあるのですが。

 

ただ、実際にこういうアンサンブルの
やり方になれていない、例えば誰かが
書いたアレンジを譜面通りに演奏する
ことしかやったことのない人には、こ
れは結構大変なことだったりするんで
すね。吹奏楽のパート譜とかとは違う
ので。

 

長くなりそうなので、続きます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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でんわは○○○○??(CMソングに揺れるアラカン心)

前、アラカンセッション
いう50代
以上を対象としたセッ
ションをやった
時の話なんです
が。

 

前にもお話したかと思いますが、この
セッションでは、参加される皆さんの
リクエストをなるべくお聞きして、
現しようと考えておりまして。先日の
回のときも、色々出たんですがその中
に、とあるCMソングをやりたい、と
いうのがあったんですね。

 

とある、老舗(?)温泉ホテルのCM
なんですが。え?あれだろうって?
わかりますか?

 

このCMソング、特に関東子供時代
を過ごした私たちの世代の多くの人の
記憶にあると思うのですが、まさかこ
れでセッションしようという人がいる
とは(笑)なんでも、休日にこのホテ
ルの前を通りがかったので、思いつい
たんだそうですが。

 

とはいえ、リクエストいただいたら、
やってしまうのがアラカンセッション。
それも1回はオリジナルに近い形でや
りましたが、2回目はこれをジャズの
アレンジでやろうと思い立ちまして。

 

で、やったのがこちらの動画でござい
ます。この曲、作曲いずみたくさん
なんですね。しかも作詞はあの野坂昭
さんだそうです。▼▼▼

 

セッションが終った後、こういう昔な
つかしいCMソングでセッションをや
るというのはなかなかいい、という話
になりました。また、いろんなリクエ
ストが来そうでございます。

 

こんなアラカンセッションご興味が
ございましたら、コメントでお知らせ
くださいませ。

 

楽しくセッションできる仲間を年中無
休で(笑)募集中でございます。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

マイルズの「名言」の解釈をめぐって

イルズ・デイヴィスという
トランペ
ッターは演奏した曲の
数より引用され
「名言」の数
の方が多いといわれて
いるので
すが(うそです。すみません)

 

そんな中でもかなり有名な言葉に、

 

「まず演奏してから、後で何か教える
よ」

 

というのがあります。原文では、

 

“I’ll play it (first) and tell you what
it is later.”

 

この言葉がどこで言われたかというの
ははっきりしていて、1956年の『リ
ラクシン』というアルバムの中の “If I
Were a Bell” という曲を演奏する前
に言っているんです。なんせこのアル
バムにはこのマイルズの言葉ごと収録
されているのですよ。▼▼▼

 

なので、この言葉をとくに深読みせず
に解釈すると、レコーディングに立ち
会っている誰か(レコーディング・エ
ンジニアとかプロデューサーとか)に
次にやる曲の曲名を聞かれたマイルズ
が、ちょっと冗談めかして軽口を言っ
ているのをそのまま曲の頭につけて
ルバムに収録してしまった、というふ
うに思えます。

『リラクシン』というタイトルのアル
バムですしね、そんなノリというか雰
囲気を出したかったのではと思うんで
すが。100%確信があるかといわれれ
ば、証拠があるわけではないですけど。

 

で、さて、

 

このちょっと謎めいた言葉が「名言」
として独り歩きするといろんな解釈
する人が出てくるんですよね。

 

たとえば、「事前に何をやるかとかそ
んな情報にとらわれずに、開かれた心
で演奏を聞くべきだ」という風に解釈
する人がいます。

 

「まず演奏ありきで、それをどう解釈
するかなんていうのは後付けにすぎな
い」なんていう風に解釈する人もいま
す。ちょっと似てますが「まずは音を
だしてみることが大切で、理論とかの
ことを考えるのは後」というような意
味にとる人もいます。

 

「何をどう演奏するかなんて前もって
考えてないので、やってみないと分か
らない」というような意味にとる人も
います(実際のところ、マイルズのこ
の曲の演奏ではピアノレッド・ガー
ランドがあのビッグベンの鐘のメロデ
ィをイントロで弾いたりしているので、
それなりに事前の準備があったアレン
ジだと思うのですけどね)。

まあ、マイルズくらい有名になると、
何気なく言った言葉がこんな風に色ん
な解釈をされるようになるということ
なんでしょうが。

 

ただ、一方でそういった解釈のそれぞ
れに一片のというかそれなりの真実
あるように思われるんですよね。なの
で、そうした解釈が自分の役に立つ人
にとってはそれもありかな、とは思う
のです。

 

他人に押し付けてこなければ、ね。

 

て、ことで。

 

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月に飛ぶのは案外難しい?

ライ・ミー・トゥ・ザ・ム
ーン
とい
う、セッションなどで
もよく演奏され
る曲があります
ね。

 

比較的シンプルな構成の曲で、初心者
向けと良く言われます。それはまあそ
うなんですけど、実際に演奏してみて
アドリブソロなどを弾こうとすると、
結構落とし穴のある曲でして……

 

なんてことは、以前にも書いたことが
ありましたね。この曲の構成がABAC
という流れなんですが、実はBの部分
とCの部分が良く似たコード進行(A
の部分はもちろん全く同じ)なので、
ソリストは自分が今ABのところにい
るのかACのところにいるのかわから
なくなってロストしやすいなんて話だ
ったと思います。

その辺の話は、そちらをご覧いたくと
して、今回はちょっと別の側面からこ
の曲の構成をみてみましょう。この曲
いわゆるAメロの部分つまり曲の頭の
部分8小節は、キーCメジャー
Am /Dm7 /G7 /C /
F /Bm7b5 /E7 /Am(, A7) /
という流れ(コード進行)なんですね。

 

All The Things You Are というこれ
も有名なスタンダードナンバーがあり
ますが、それと似たような出だしです
(特に頭4小節)。

 

この流れ、1段目も2段目も4小節目
にCやAmというトニック系の落ち着
きコードがくるような流れになってい
ます。この4小節目で落ち着く、とい
う流れは、実は、結構おさまりが悪い
んですよ。軽い違和感があるというか。

 

4小節の単位で見ていくと、落ち着く
場所が3小節目とか次の1小節目とか
になっていると、おさまりは良いし、
メロディーの解決感も出しやすいんで
すね。フライ・ミー・トゥ・ザ・ムー
ンでも、BやCのパートでは、
Dm7 /G7 /C(Em7) /A7 /
Dm7 /G7 /C /Bm7b5, E7/
といった流れで、3小節目に落ち着き
コードが配置されています。

 

思うに、このAメロの「違和感」
リストの感覚を微妙に狂わせるところ
があるような気がするんですよね。と
くに盛り上がりから落ち着きに行くと
ころを意識しすぎると、小節感覚が狂
うというか。

 

そんな違和感を抱えつつBメロ(Cメ
ロ)に突入すると、そっちの流れにも
影響してしまうのではないか、とそん
な風に思うんですね。

対策としては、Aメロの部分について
はあまり細かいコードの動きにとらわ
れず、8小節全体をBメロ(Cメロ)
に向かう前振りのように大きくとらえ
こと。そうすると、比較的この落と
し穴にひっかからないように思います。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

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誰か反応してよ

◆その1

 

鍵ハモやめようかな」
「……」

 

「私なんか要らないんだ」
「……」

 

「居なくなっても皆気にしない」
「……」

 

「誰か反応してよ」
「……」

 

「ピアニカはもともとヤマハが東海楽
器からOEM」
「マジかー」「えー、じゃあメロディ
オンは?ピアニーは?」「ピアニーっ
て何?」
「……」

◆その2

 

ギターやめようかな」
「……」

 

「俺なんか要らないんだ」
「……」

 

「居なくなっても皆気にしない」
「……」

 

「誰か反応してよ」
「……」

 

「スモーク・オン・ザ・ウォーターの
リフはアストラッド・ジルベルトの曲
のパクリ」

 

「おい、ちょっとまて」「馬鹿言って
んじゃないぞ」「ほれ▼▼▼」
「……」

 

◆その3

 

ジャズやめようかな」
「……」

 

「俺なんか要らないんだ」
「……」

 

ミクソリディアン♭9thとか弾いて
も皆気にしないし」
「……」

 

「誰か反応してよ」

 

「……」

 

「ベンチャーズのウォーク・ドント・
ラン(急がば回れ)はもともとジャズ
の曲」
「いやいやいやいや」「なんであれが
ジャズ?」「ほれ▼▼▼」
「……」

 

(何だこれ、と思われる方がいるかと
思いますが、以前ちょっとツイッター
界隈で流行ってたのでやってみました
 笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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