スキマのあるソロvsスキマを埋めるソロ

ドリブを弾こうとして、よ
く起こる
ことに

 

弾きすぎる

 

……というのがありますね。とにかく
いっぱい音を弾いて埋め尽くさないと
気が済まない(?)という感じ、ある
あるじゃないでしょうか。普段は余裕
もって適度なスキマがあるソロをとる
人でも、ひとたびテンパるとそんな
だらけのソロになったりもします。

 

よくいう「弾き気」の問題ですね。無
意識にそうなってしまいがちなのが、
怖いところです。なので「弾かずに聴
く」という例の三原則を思い出しまし
ょうと、くどいくらい言ったりもする
のですね。

 

アドリブを取るときは、音のスキマ
大事にしましょうね。

 

……ってことなんですが、そういえば
……

 

そんな行き方に反して(?)とにかく
音をバリバリ詰め込むようにして弾い
ていた、ジャズの巨人がいましたね。
そう、ジャズがお好きな方ならご存じ
でしょうが、

 

ジョン・コルトレーン

 

……という人です。

 

コルトレーンという人は最初あまり評
価の高い人ではなかったのですが、あ
る時点から例の「シーツ・オブ・サウ
ンド(敷き詰めた音)」というスキマ
なく音で埋め尽くすような奏法で有名
になり、マイルズ・デイヴィスにも高
く評価されたりして、ジャズの巨匠の
仲間入りをしました。

 

彼が好んで演奏した曲で映画「サウン
ド・オブ・ミュージック」の中の「マ
好きなもの)」というのがありますが、
そこでの彼のソロを聴くとまさにそん
な感じがおわかりいただけると思いま
す。

スキマのある吹き方をがんばっても、
同時期に活躍していたソニー・ロリン
のようにななれない、と思ったのか
どうかは知りませんが、コルトレーン
は、真逆のどちらかといえば素人っぽ
い吹き方をとことんまで突き詰めるこ
とでブレイクスルーを見出したという
ことですね。

 

結局、何ごとも究極まで突き詰めれば、
道は開ける、ということではあると思
います。

 

……なんですが、セッションやってみ
んながみんなコルトレーンみたいなソ
ロを弾きだしたら、それはやっぱり困
るんじゃないかと思ったりもして(笑)

スキマ、よろしくお願いします。

 

(ちなみに練習としてスキマなく音を
弾いてみる、というのはまた別の話で
す。)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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音階と物差しとウロコの共通点?

楽やってると、とくにアド
リブをし
ようとか習おうと思っ
たりするとです
ね、
スケール
っていう言葉というか概念にぶちあた
るんですね。

 

日本語で言うと「音階」。あるいは、
「音列」なんていう言葉もありますね。
1オクターブ内12ある音を一定の規則
で(多くの場合5つから8つくらい)
抜き出して並べられたものをいいます。

 

で、アドリブする時、このコードでは
このスケール、あんな時にはあのスケ
ールとか教則本なんかには書いてあっ
て、みんなそれを一生懸命覚えようと
して挫折する、なんてことを人類は
り返しているんですが。

 

なんで、音階のことをスケールってい
うんでしょうか?音楽以外でスケール
っていうと、「物差し」って言う意味
だったり、モノゴトの「規模」のこと
をスケールといいますよね?それから
英語の “scale” には「ウロコ」ってい
う意味もありますね。

 

なんで、ウロコ?

 

と思って調べてみるとスケールの大本
の語源はラテン語で「階段」とか「は
しご」って言う意味の言葉なんですな。
で、それが音楽では音階って言う意味
にもなったし、日常的には物差しとか
言う意味になり、さらに派生してもの
ごとの規模という意味にもなったって
ことのようです。

スケール「アップ」とか「ダウン」
いうのも納得がいきますね。そして、
音楽でのスケールもある規則で段がつ
けられた音の階段やはしごだとイメー
ジすれば、なるほどって感じじゃない
でしょうか。

 

ちなみに「ウロコ」の意味のスケール
は、古いゲルマン語が語源で、そもそ
別の言葉のようです。なーんだ。

 

(ともあれ、英語圏でもこんなジョー
クがありまして:
「どうして魚はよいミュージシャンな
んですか?」
「スケールが身についてるからね」)

 

で、まあそんなスケールですが、スケ
ールで挫折した皆さん。スケールはね、
まずはメジャースケール(つまりドレ
ミファソラシド)をしっかり把握でき
れば、あとはおまけみたいなものなの
で、まずはメジャースケールを身につ
けましょう。

 

音楽のジャンルにもよるところはあり
ますが、あとはそれにいくつか音を加
えたり、スケールの音を少し変えたり
することで、たいていのことには対応
できるかと。ま、それでもスケールを
極めたい、というのなら別にいいんで
すけどね。頑張ってください。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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「寄り道」から戻ってこられますか?(音楽の話ですけど)

楽っていうのは、多くの場
音楽の
3要素(メロディー、
ハーモニー、リ
ズム)について
色んな寄り道をしては、
元に戻
ってくる、そんな事の繰り返し
で成立していますね。

 

例外的にずっと寄り道しっぱなしのよ
うな音楽もありますけどね。まあ、そ
れは置いておくとして…

 

たとえば、メジャースケールでのメロ
ディーがあるとすると、ドレミファソ
ラシドのうちのファの音は、他の
音との比較で言うと「寄り道」の音
んですね。なので、そこで普通は立ち
止まりっぱなしではいられなくて、
の音とかミの音とかに戻りたくなる
けです。

 

長くなるのでここでは割愛しますが、
ハーモニーでもリズムでも似たような
寄り道は発生します。

 

よくいう盛り上がりと落ち着きという
言葉を使えば、「寄り道」をしている
ときは、音楽的にはたいて「盛り上が
って」いる時なわけですね。

 

なので、盛り上がるためには寄り道す
る必要があるんですけど、寄り道しっ
ぱなしで帰ってこれないと「迷子」
なってしまうんですね。つまり寄り道
先からちゃんと戻ってくるという感覚
が大切なわけです。

なんか、サラリーマンのお父さんの帰
宅ルートの話みたいになってきました
ね。寄り道もいいですが、ちゃんと家
には帰りましょう。

 

それはともあれ…

 

その感覚が出来ていれば、結構遠くに
寄り道しても帰ってこられるわけなん
ですよ。上に書いたスケールの話でも、
実はメジャースケール上の音じゃなく
ても寄り道はできるんですね。ちゃん
戻れさえすれば。

 

そんな相対的な「寄り道」「本筋」
行き来の感覚が、音楽を作り上げて
いると言えると思います。あくまで
対的というところがサウンドの陰影を
作るのではありますが。

 

その感覚をつかむにはどうするか?ま
ずはメジャースケールのドの音(ナン
バリングシステムでいう1の音)に戻
、という感覚からスタートするのが
やはり一番かと思います。ドは王様の
、ですね。

 

まずはドとレの2音から。て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

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マイナー好きはギターのせい……かも?

、歳とともに気がつくと
マイナー
キーの曲をよく弾くよ
うになってしま
った。という話
を書きまして……。あ
れから、
でギター(私のメイン楽器)
を手にしてみて思ったんですが、

 

ギターはマイナー系(コードにしても、
スケールにしても)の方が弾きやすい

 

……ということがあるんじゃないでし
ょうか?

 

その昔フォークギターが流行した頃、
ギターを買って挫折する一つの大きな
理由というのによくあげられていたの
が、Fのコードが押さえられない、と
いうのがありましたが、ギターのメジ
ャー系のコードって、たいていの場合、
マイナー系のコードより微妙に(ある
いはとっても)弾きづらいと思いませ
んか?

 

ギタリストの皆さんどう思います?

FメジャーのコードよりはFm(Fマイ
ナー)のコードの方が弾きやすいし、
B♭メジャーよりはB♭mのほうが圧
倒的(??)に弾きやすいですよね。
オープンコードにしてもEメジャーよ
りEmのほうが、AメジャーよりAm
方が、微妙に弾きやすいと思うんです
よね。(ギター弾かない人にとっては
わかりづらくてすみません)

 

そして、Aマイナーペンタの方が、A
のメジャーペンタより覚え易くないで
すかね?少なくとも私はそう思うんで
すけど……。

 

マイナーコンバージョン(ソロを弾く
ときに、何でもマイナー系のスケール
に置き換えてしまおうという考え方)
なんてことを言い出したのもギタリス
トですしね。

 

そんな楽器の構造上の特徴が、微妙に
影響しているのかも、とちょっと思い
ました。

 

まあ、キーボーディストでも同じよう
に感じられている方もいらっしゃるの
で、そればかりではないと思いますが。

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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日本人はマイナー好き……なのか?

の中の曲の多くは、メジャ
ー(長調)
かマイナー(短調)
かに分類されます
ね。中にはど
ちらとも言いきれないよ
うな曲
もありますけどね。

 

で、ときどき言われるのは日本人はマ
イナーの曲が好きだよね、ということ
なんですよね。演歌しかり、雅楽しか
り。日本の古来からの音階がそもそも
マイナー系(陰旋法)ですしね。沖縄
音階のような例外はありますが。

 

日本で好まれるジャズのスタンダード
ナンバーなども、マイナー系が多い気
がしますね。「枯葉」とか「モーニン」
とか You’d Be So Nice to Come
Home to とか。哀愁のある曲が好ま
れる傾向は確かにあるような気はしま
す。日本人のマゾヒズムだとかいうよ
うなことを言う人もいたような……。

 

もちろんアメリカなどでも好まれるマ
イナーキーの曲はあるんですけど、私
の思い込みかもしれませんが、単純な
どマイナーというよりは途中でメジャ
ーに転調してみたり、より明暗のニュ
アンスのある曲が好まれている気がし
ます。Come Rain or Come Shine
んて曲はメジャーなんだかマイナーな
んだかよくわからないですね。

 

でね、

 

私も若い頃は、そんな話を耳にしたり
したせいもあるのか、マイナーよりメ
ジャー系の曲がいいよなー、とか意気
がってたりしたこともあったんですけ
ど。洋楽好きだったこともあるので。

 

ところが、この前、家でギターを弾い
ていた時、ふと、1人で無意識に近い
感じでよくぽろぽろ弾く曲って何だろ
と思って考えてみるとですね…

出るわ出るわ、マイナーの曲だらけ

 

……なんですわ。

 

Beautiful Love でしょ
Dear Old Stockholmでしょ
Midnight Blue でしょ
Israel でしょ
Summertimeでしょ
Stairway to Heaven でしょ

 

結局、お前もマイナー好きなんじゃな
いの、っていう感じでして。歳のせい
なのかなー、とちょっと考えてしまい
ました。

 

まあ、別にだれの迷惑になるわけでも
ないので、いいんですけどね。

 

皆さんはどうですか?やっぱりマイナ
ーの曲が好きですか?

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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季節、気候、気持ち、と音楽

間の気持ちとか気分という
ものは、
気候で左右されやすい
ですよね。気分
の「気」は気候
の「気」ですものね。
ただ、そ
の左右のされ方は単純ではな

ようでして。

 

たとえば、というのは、冬の寒さが
終わって気持ちも高揚する季節だと思
われがちでよね。でも実は、春は体調
を崩すことが多い時期でもあります
うららかなイメージとは逆に、気温の
変動が激しくて、体力を奪うのだとか。

 

そしてまた、これは日本特有なところ
もあるのかもしれませんが、3月〜4月
にかけて生活環境が変わることも多く
それが肉体的・精神的に負担をかける
ことにもなるということでして。この
時期、不安定な精神状態になり易いと
いわれていますね。昔から「木の芽時」
なんて言葉があるくらいで。

 

それに花粉症の季節でもありますね。
暖かくなるにつれて、空中を舞う花粉
の量も増えるので、私を含めた花粉症
の人は、結構つらい日が続くんですね。

 

音楽的にいうと(?)、コーダルでパ
キッとした流れにのっているというよ
りは、モーダルでいつまで落ち着かな
い状態がつづいているという感じでし
ょうか。4度堆積な日々というかね。
(なんのこっちゃと思われる方は、音
楽やる人間の戯れ言なのでお気になさ
らずに……)

 

なので、逆に言うとこの時期に精神状
態が不安定になった人が、そういった
落ち着かない音楽を聴いたりするのは
避けた方がいいのかもしれないなと思
ったりしたんですね
。BPMやグルーヴ
といった要素にも左右されるとは思い
ますけれど。

 

そんなことをとりとめもなく、ヒュー
バー
ト・ローズというジャズフルート
奏者が、ストラビンスキーの「春の祭
典」
を演奏したのを聴きながら考えた
のでした。

 

この演奏、名演・名盤といわれてる
ですけどね。▼▼▼

 

体調の良いときに聴いてくださ
いね(笑)

 

て、ことで。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

譜面アレルギー解消法3:曲の輪郭をとらえよう

はざっくり見ようという
話の続き
でございまして…

 

譜面を見る時にまずは全体の曲の構造
を把握しましょうというのが前回のお
話でした。で、その次に目をつけるの
は曲の「輪郭」です。

 

輪郭?

 

ご承知の通り、楽譜上の音符は音が高
ければ五線の上の方になり、低ければ
下の方になります。また、音の長さに
よって記号が変化したり、音を出さな
いところには休符という記号が入りま
す。そういった記号が並んでいるのを
全体として眺めてみるとその曲の「輪
郭」が浮かび上がってきます。

 

音の上下音符のつながりが描く曲線
として見えてきますし。細かく音が詰
まっているところは音符がせせこまし
並んでいます。逆にロングトーン
連なるところはせせこましさはない
すね。そんなふうに視覚的に曲の輪郭
をとらえるわけです。

 

前回お話したようなやり方でまず把握
した構造を念頭にどこがどんな輪郭
をもっているかという目で譜面を見る
といいと思います。Aセクションはこ
んな輪郭、Bセクションはこう、とか
ですね。

イラストなんかでも、輪郭だけが表現
されたシルエットをみても、結構それ
が何であるかは把握できますよね。そ
んな風にまずシルエットのように曲の
輪郭を見ていくことをイメージすると
良いかもしれません。

 

曲の「構造」と「輪郭」を把握した上
で、実際に音源を確認したり、楽器を
もって音を出して練習したりすれば、
効率的な時間の使い方にもなると思い
ます。

 

ご参考になれば幸いです。

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

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譜面アレルギー解消法2:曲の構造をとらえよう

て、前回の続きですが、
面アレル
ギーを解消するには、
譜面を細かく読
もうとする前に
まずざっくりと見る
のが吉、と
いうような話でしたね。

 

じゃあ具体的にどう見るんだというと
ですね。まずは、音符ひとつひとがど
うこうというのを見る前に、全体の構
成を把握するのが先決、だと思うんで
すね。

 

曲というのは、だいたい4小節×2
8小節大きなかたまりとなっている
ことがほとんどなんです。なので、そ
かたまりがいくつあって、どんな配
になっているかを把握するところか
ら始めましょう、ということなんです。

 

音楽用語的には「形式」といいますね。
二部形式とか三部形式とか、聞かれた
こともある方もいらっしゃるでしょう。
複合三部形式とか、ソナタ形式とか、
クラシックになるとかなり複雑な形式
がありますが。

でも、ポピュラー音楽的によくあるの
AABAとか、ABCとか、そんなシン
プル構造が多いです。セッションなど
であまり複雑な構造の曲をやるような
ことはまずないと思います(まあ、J-
POPとかだとちょっと複雑なのもあり
ますが)

 

楽譜にはAとかBとかB’とかの「リハー
サルマーク」というのが付けられてい
ることが多いです。そんな情報もたよ
りに、曲の構造をつかみましょう。

 

この曲は、大きくはAABA’で、それぞ
れが8小節ずつだな、とか。この曲は
A’のところが変則的に12小節だぞ、と
か。そんな具合ですね。

 

そして、全体の構造がつかめたら、よ
うやく音符に目を向けるわけなんです
が、ここでも一音一音がどうというよ
りは、音符全体がどんな「輪郭」を作
っているかに注目しましょう。

 

輪郭?何それ?

 

さらに続きます ( ̄▽ ̄)

 

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譜面アレルギー解消法1:譜面はまず「ざっくり」見よう

さんは、楽譜ってお好きで
すか?え、
嫌い?

 

そういう人も多いですよね。読み方よ
くわからないし、別に必要ないし、と
言う方も多いとは思います。たしかに
楽譜が読めなくても、たとえばジャム
セッションできないなんてことはあり
ません。

 

ギターやベースをやる人はコード譜と
TAB譜があればOK、という人も結構
いますよね。TAB譜って、調べてみた
ら14世紀くらいからあるんですねえ。
そんな昔からあるもんだとは知りませ
んでした。

 

そういえば、この間楽器店で時間つぶ
てたら(笑)最近はTAB譜用のノー
ってあるんですねえ。TAB譜を書く
ソフトもあるみたいだし。

 

それは、ともかく、

 

そんなわけで、譜面を読めるようにな
りなさいとか、上から目線で申し上げ
る気はないのですが、でも、

 

「譜面アレルギーはないに越したこと
はないですよ」

 

…ということはお伝えしたいかな、と
思いまして。え、それでもえらそう?

えーま、ご勘弁いただくとして、問題
どうやってその譜面アレルギーをな
くすのか、ということですよね。その
ためには、

 

「譜面はまずはざっくり見よう」

 

ということかなと思います。

 

もちろんじっくり見る必要のある人も
いるわけですが、われわれがたとえば
セッションをしようという時、まずは
ざっくりと曲の全貌をとらえる、その
「ガイド」として譜面を使うことから
入ればいいのでは、と思うんですが。

 

え?具体的にどうするんだ?

 

えーと…

 

続きます ( ̄▽ ̄)

 

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「繰り返し」て「ヒネる」は作曲の基本?

し前に、アドリブ・ソロを
弾く時に
短いフレーズを長くし
ていくには、
回繰り返して、
それから3回目にちょ
っとヒネ
ってやる、というのがいいよ、
というお話をしました。今日の
お話は、
その続きになります。

 

このやり口というか(笑)手法をお勧
めするのは、実はこれが「作曲」の定
石的な手法だからなんですね。アドリ
ブのソロを弾くのも、即興的に作曲す
ることな訳ですから、有効な手法なの
は、まあ当たり前といえば当たり前な
んですが。

実例で説明した方が早いと思いますの
で、たとえば、スタンダード・ナンバ
ーの「マイ・ファニー・ヴァレンタ
ン」
を見てみましょうか。この曲、以
前にも取り上げたりしてまして、まあ
私の趣味ということではありますが、
また今回のテーマにぴったりの構成
してるんですね。

 

聴いてみましょうか…▼▼▼

 

聴けばすぐにわかると思いますが、
ーマの冒頭8小節でまず同じメロディ
が繰り返され、3回目にメロディーの
後半を「ヒネって」いますよね。次の
8小節も、メロディーは変わりますが
(音形は同じ)同様な繰り返しとヒネ
リでできているのがおわかりになると
思います。

 

サビに入ると、繰り返されるメロディ
ーの頭の1音だけスケールを昇ってい
きますがパターンは同じという、微妙
味付けがされたりしてます。著作権の
関係で楽譜を載せるわけにいかないの
ですが(作曲者のリチャード・ロジャ
ーズは1979年没)、お手元に「黒本」
などお持ちの方は確認してみてくださ
い。

というわけで、2回繰り返してヒネる
のがフレーズ作りというかメロディー
作りの定石パターンである、というこ
とがおわかりいただけましたでしょう
か?専門的にいうと「モチーフ展開」
ということになりますかね。

 

て、ことで。ご参考になれば幸いです。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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ロング?ミディアム?ショート?ギターの「スケール」について

日は、ギターのスケール
ついての
お話です。

 

スケールといっても、音楽理論でいう
スケール(音階)のことではなくて、
もっと物理的なギターの弦の長さのこ
とです。ギターヘッドの直下いわゆる
ナットといわれる部分から、胴体の一
番下の方にあるブリッジサドルとい
う弦を支えるところまでの長さですね。

 

で、このスケールですが、大きくロン
ミディアムショートの3つある
んですね。ロングで648mmミディア
ムで628mmショートが609mmとい
うことになってます(もともとはイン
チで決められているので、若干誤差は
あります)。

 

ロングスケールの代表的なギターは
ェンダーのストラトキャスターやテレ
キャスターミディアムスケールだと
ギブソンのレスポールやSGなど。
ョートスケールではフェンダーのムス
タングなどが代表的です。たまに、
ール・リード・スミス(PRS)のよう
変則的なスケール(635mm)のメ
ーカーもありますが。

で、このスケールが違うと何が違うか
というと、一般に言われるのは長いス
ケールは当然同じ弦でも長くひっぱる
分テンションが強めになる、つまり張
りがきつくなるということですね。こ
れは特にベースでは顕著です(ベース
にもいくつかのスケールタイプがある
んです)。

 

テンションがきつければ硬い音になり
弱ければ柔らかい音になる傾向があり
ます。

 

とはいえ、音に関して言えば、エレキ
ギターの場合色んなエフェクタとか
ンプのセッティングやらピックアップ
の種類やらで変わるので、あまり気に
する必要はないとは思いますが…。

 

それよりも、人によっては気にした方
がよさそうなのが、物理的なフレット
間隔の広さです。スケールが長いと、
当然フレットの幅が比較的広くなりま
すね。これ、手の大きい人にはあまり
気にならないところかもしれませんが、
比較的手の小さい方にとっては、結構
ポイントになるかもしれません。
(追記:手の大きい人もショートは逆
にせせこましくて弾
きづらいとかある
ようです)

 

前に、ギターの物理的な「重さ」が結
構こたえる的な話をしましたが、特に
アラカンがエレキギター買おうってと
は、実はそんな身体的なフィット感
を大事にした方が良い気がするんです
よね。どうしても見慣れた有名な機種
が欲しいとか、好きなアーティストと
同じにしたい、とかそんなことが頭を
よぎることが多いんですが…

 

そうしたフィット感を確かめた上で、
見た目なども気に入れば、ベストなわ
けですよね。

 

ショートスケールのギターを選ぶとな
んだか軟弱に見られるとか思う人もい
るかもしれませんが、好んでショート
スケールを使うアーティストもいます
よ。Charムスタングを使いますし、
渋いところでは、ディヴィッド・T・
ウォーカーバードランドというショ
ートスケールのハコモノギターを永年
使ってました)とかね。

 

て、ことで…

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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標準語と方言とあなたと音楽と

イタリア語はボン・ジョ
ルノとチ
ャオとあとは料理関係
の言葉くらいしか知らないんで
すが……

 

普通イタリア語っていえば一つの言葉
だと思うじゃないですか。でも実は、
色んな方言があるんですよね。日本だ
って北は北千住じゃなかった北海道か
ら南は沖縄まで山ほど方言があるのと
一緒ですね。それを言えば、多くの言
語がそうだと思いますが。

 

イタリア語の場合、ちょっと違うのは、
もっとラジカルにそれぞれの地域の言
葉は「方言」ではなくて独立した「言
語」であると主張する人たちがかなり
いるってことですね。

 

いわゆる標準イタリア語っていうのは、
トスカナ地方(フィレンツェのあたり
すね)の言語の変種であって、あとは
北はピエモンテから南はシチリアまで
それぞれの言語がある、という主張。

 

日本の場合、そこまでの主張はあまり
みられない(アイヌ語と沖縄・奄美地
方を除く)とは思いますが、ここらへ
んの言語と方言の区別というのは、純
粋に言語学的な話ではなくて政治的な
動きなども絡むので、クリアな結論を
出すのはなかなか難しいようです。

 

でね、

 

音楽のジャンルなんてのも、大ぐくり
にまとめることもできるし、細かく違
いをとりたてて強調してジャンル分け
をすることもできますよね。それをど
こまで細分化するかっていうのは、
定版的なルールがあるわけではない
ですね。言語の違いなのか、「なまり」
レベルの差なのかの区別が難しいのと
似ています。

 

そんな「なまり」の違いを研究するの
はもちろんいいことで、それを誰にで
分かりやすく解説してくれる人はあ
りがたい存在だと思います。

 

ですが、実際の演奏の現場でとか、
の演奏を聴いて、その「なまり」をと
りたててああでもないこうでもないと
言うのはどんなもんだろう、と思った
りするのですよ(レッスンの場とかは
ちょっと別かもしれませんが)。

 

普通に会話する時も、個々人に色んな
「なまり」があってもそれをどうこう
いうことはしませんよね。それをやり
だすと言われた人は気分良くないだろ
うし、下手すりゃケンカですよねえ。
だいいち色んな方言が聞けるのは楽し
と思いませんか?

 

音楽の場合、言語の違いのように何を
言っているのか全くわからないという
ようなことはほぼないと思いますしね。
そんな「なまり」が飛び交う中で、新
たな発見があるかもしれませんし。あ
げつらうより、面白がるのが吉、とい
うことかな、と。

 

ただでさえ、シニア男子は上から目線
で口を出すから嫌われるんだ、なんて
ことを言われていることもあるし…あ、
これはまた別の話だ。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

音楽界最大の「出会い物」はブルーノート

回、「出会い物」のお話を
しまして…
日本食の食材の取り
合わせで特に素晴
らしいものに
つかわれる、なんてお話
をいた
しました。

 

でね、

 

一つ思いついたんですが、音楽界最
の出会い物。それはやはり、ブルー
ート
なんではないか、と。

 

もともとアフリカから奴隷としてアメ
リカ大陸につれて来られた人たちがい
たわけなんですが。その人達が昔から
持っていた音階(というか音使い)と
西洋音楽の音階が出会ったことによっ
て、独特な緊張感というか不安定感の
ある音楽が生み出され(つまりブルー
ズが誕生し)たわけですね。その音楽
の特徴的な音使いにブルーノートとい
う名前がついて認知されるようになっ
たということかと思うのですが。

ブルーノートっていうのは、もちろん
ブルーズでよく使われる音(ご承知の
方も多いと思いますが、メジャースケ
ールでいう3度、5度、7度の音がフ
ラットします)なのですが。とはいえ
いまやポピュラー音楽のたいていのジ
ャンルで使われるようになり、もはや
ブルーズの専売特許というわけではな
くなっていますね。

 

ロックにしてもジャズにしても、極東
の島国のJ-POPとかいう音楽にしても、
ブルーノートなくしては成立しなくな
っているという意味で、もはや骨の髄
までポピュラー音楽にしみ込んでいる
といえるでしょう。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

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「本物」議論は生パスタびいきみたいなもの?

きどき、人が演奏した動画と
かお勧
めや紹介をしている動画と
かについて、
「こんなのは本物の
○○じゃない」
かいうコメント
とかでディスる人がい
るんですけ
どね。

 

「こんなのは本物のファンクじゃない」
とか「本物のブルーズはこんなんじゃ
ない」とか、ね。

 

人間なので、物事についても演奏につ
いても好き嫌いが生じるのは仕方ない
と思うんですけどね。ただ、「好き⇔
嫌い」と「本物⇔ニセ物」というのが
パラレルかといわれると、どうなんで
しょうかね。

 

話は全く音楽から離れるんですが…

 

最近は、パスタの店で、うちは「生パ
タ」なんだぞ、的な打ち出し方をす
るところが多いような気がするんです
が。乾麺じゃない本物の生パスタです
よー、って感じでしょうか。たしかに
もちもちした歯触りとか、独特の物が
あるとは思うんですけどね。

でもね、

 

思うにですね、同じパスタでも生パス
タと乾麺のパスタというのは、2つの
別の食べ物であるという気がするんで
すよね。どっちが本物ということでは
ない異なる食べ物。それぞれに特徴が
あって、人によって、あるいはその日
の気分で好みは色々に分かれるんじゃ
ないかと思うんですよね。

 

「こっちが本物の○○」「あっちがニセ
物の○○」なんて議論は、結局そんなレ
ベルの話なんじゃないか。

 

なんてことを、ランチに生パスタ食べ
ながら思ったのではありました。残念
ながら「その」生パスタはあまりおい
しくなかったんですけどね(涙)……

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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フレーズ作りは「繰り返し」て「ヒネる」?

の前もやりましたが、今回
もまた、
アドリブでソロなどを
とるときに、短
い単純なフレー
ズを展開して、より長
くて複雑
(というほどでもないですが)
なモノにしていく手法のお話で
す。

 

なんでもいいですが、短いフレーズ
あるとしましょう。「ドーレー」でも
「ドレミー」でもいいんですが、これ
まず1回弾いて、それから、もう1
回それを繰り返すんですね。

 

「ドレミー、ドレミー」とか、そんな
感じですね。

 

で、その後にもう1回弾くんですけど、
こんどは、この「ドレミー」のパター
ンをちょっとばかり崩すというか、
ネってみるんですよ。ちょっとだけ
ズムを変えてみたり、余分な音を加え
てみたりしましょう。

 

たとえば、
「ドレミー、ドレミー」ときて
「ドレーミーミミー」といってみる
とかね。

そうすると、ほら4小節のフレーズが
一つでき上がります。そんな感じで、
短いフレーズのタネをより長いフレー
ズに「育てる」わけですね。

 

この前お話した「アプローチ・ノート」
を組み合わせてもいいですね。上の例
でいえば
「(シ)ドレレ♯ミーミミ―」
みたいな感じでしょうかね。

 

長めのフレーズを弾かなきゃという時
に、あれもこれもと音を詰め込んだり
するととりとめなくなりかねないので、
こんな考え方を知っておくといいです
よ。

ピンと来たら試してみてください。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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IMG_1851

 

ターゲットにアプローチ(恋バナではありません)

さんは、アプローチ・ノー
という
言葉を聞かれたことは
ありますか?

 

ノートというのは紙を束ねてあるあれ
じゃなくて、音符という意味ですね。
アプローチというのは「近づく」とい
う意味ですから、2つ合わせて「近づ
いていく音」ということになりますね。

 

近づいていくって何に近づいていくの
でしょう?

 

それはね、「ターゲット・ノート」
んですね。

 

ターゲットというのはご承知のとおり
「標的」ということです。なので、タ
ーゲット・ノートは「標的となる音」
ということです。

 

ターゲットとなる音は、フレーズの骨
格となる音です。その骨格となる音に
向けて、アプローチ・ノートはその半
音下とか上などから「近づいて」行く
んですね。この手法をクロマチック・
アプローチとかと言うこともあります
ね。クロマチックというのは「半音の」
という意味です。

 

いつも、音数を絞って頭の中で鳴って
いる音をそのまま歌うようにフレーズ
にしましょうなどとよく書いたりして
いますよね。で、それが出来るように
なると人間欲が出てきて音数を増やす
方向に行きたくなるのですが、そんな
時にやみくもに音数をぱらぱら増やし
てもあまり良い結果にならないことが
多いんですね。

そうではなくて、すでにあるフレーズ
を骨格として利用して、そのフレーズ
の音を「ターゲット」にして、そこに
半音上とか下から「アプローチ」する
ことでフレーズを彩るという考え方を
してみてはいかがでしょう。

 

半音を使ったアプローチだとスケール
から外れてしまうのでは?とか、心配
になる方もいるかもしれませんが、
の音が長くて小節頭などの強拍などに
きてしまわないかぎり問題はおこりま
せん。

 

ジャズなどでは定石となるやり方です
が、他のジャンルでも有効な考え方で
すよ。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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「ずらす」と「戻す」はワンセットで?

ドリブのソロを演奏すると
きなどに
ソロを面白くするには、
すこし「ずら
す」といいよ、な
んてことをだいぶ前
に書きまし
た。

 

その時は、フレーズの入りをきまじめ
に(?)小節の頭から始めないで、少
し前や後ろにずらしてみるといいよ、
というようなことを例にとりました。

 

アウフタクトってやつですね。ですが、
音楽を演奏するときの「ずらし」のテ
クニックというのは、それだけではあ
りません。

 

たとえば、フレーズの音の使い方を、
その曲の調性にあったスケールから意
図的にずらす、ということがあります。
たとえばCメジャーの曲のなかで、D♭
メジャーのスケールを意図的に弾くと
いうようなことです。いわゆるアウト
フレーズというものですね。

 

あるいは、4拍子の曲に、あえて3拍
子とか5拍子のフレーズをのせてしま
というやり方。ポリリズムと呼ばれ
ますが、そんな「ずらし」方もありま

すね。

他にも色々あるのですが、そうやって
「ずらし」てやると、基本的には聴く
側の興味や注意を喚起することになる、
つまりはある種の「緊張感」を生むの
で、演奏は「盛り上がる」方向に行き
ます。演奏のストーリーに合わせて、
そんなテクニックを使うわけですね。

 

でね、

 

大事なのは、「ずらし」たスケールや
リズムををずれたままほっておいては
いけない、ということです。アウトフ
レーズなら元のスケールに戻るとか、
ポリリズムなら元の4拍子のリズムに
戻してやるとかですね。

 

ずれたままでは、聴いている側にとっ
ては単なる「でたらめ」あるいは「破
綻したソロ」ととられてしまいます。
どこかで「ずらし」たモノを「戻し」
てやるということが必要になるのです
よね。なので、そういった「ずれ」の
落ち着つく先、つまり「落とし所」を
常に考えておく必要があるんですね。

 

聴き手の注意を惹きつけるには、ある
種の驚きが必要です。しかし、その注
意を維持するには「ずれ」(意外性)
と「落ち着き」との間の行き来で納得
感を生む必要があるわけですね。

 

ちょうど、年の初めに普段言わないよ
うな「一年の計」をぶちあげても、落
とし所を考えておかないと、結局破綻
するのと一緒ですかね。ちょっと、違
うか。

 

良いお年を  ( ̄▽ ̄)

 

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C Jam Blues はキーFでもC Jam Blues か?(続き)

の曲のキー(調)の話の
続きです。

 

ご承知の通り1オクターブの中には12
の音があります。で、その1つ1つを
基音(ルート)、つまり「王様の音」
(ドの音)にした音階が存在するわけ
です。理屈からいえば、そのどれもが
各音同じインターバルでならんでいる
ので、どれが良くてどれが悪いという
ものではないのですが現実として……

 

楽器によって得意なキーと苦手(とい
うかあまり得意でない)キーがある

 

……ので話は厄介です。もちろん弾き
手の習熟度合いにもよるわけですけど
ね。

 

ギターなんかは、AとかDとかEとかG
とかといったシャープ系のキーが得意
(開放弦が使いやすいというメリット
もあります)で、FとかB♭とかE♭
かいったキーは苦手という人が多いで
しょう。

 

ピアノなどの鍵盤楽器CとかFとかG
とかいった、シャープやフラットの数
の少ないキーが得意、というかそこら
へんのキーが弾きやすいという人が多
いと思います。

 

で、一方管楽器は、いわゆる「移調楽
器」が多いので譜面に書かれる音と実
音に違いがあります。だいたい譜面
シャープもフラットもないCメジャー
で書かれていても出る音B♭だった
E♭のスケールだったりするので、
フラット系のキーのほうが演奏が楽
んですよね。

 

そんな色んな楽器が入り混じってアン
サンブルで演奏しようというとき、
のキーを1つに決めるというのは、実
は結構悩ましい問題になるのですよね。

そして、

 

もう一つ、「ヴォーカル」という存在
が話をややこしくすることがあります。

 

いたとき、コメントで「得意な曲は、
ヴォーカリストが違うキーをリクエス
トする」と書かれた方がいらっしゃい
ましたが、ヴォーカルが入ると基本的
にバンドはその人の指定したキーに合
せるのが普通なんですね。

 

なので、「ドレミの歌」が「ミファ#
ソ#の歌」になることも起こりうる
ですね ( ̄▽ ̄)

 

……で、一番最初の C Jam Blues
話が戻るんですが。実はこの曲に歌詞
ついて歌われることがあるんですよ
ね。となると、それこそヴォーカルの
人の音域によっては F Jam Blues に
なることも起こりうるのでは?……と
心配になるのですが……

 

実は、この曲に歌詞がついて歌われる
時には、Duke’s Place というタイト
になるんですね。▼▼▼

 

……というわけで、一安心(何が?)

 

まあ、サッチモもキーCで歌ってま
すけどね(笑)

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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C Jam Blues はキーFでもC Jam Blues か?

C Jam Blues という有名
ジャズの
ブルーズの曲がありま
して。かのデュ
ーク・エリント
の曲なんですが、題
名で分か
るように、キーCのブルーズ

ございます。

 

いたってシンプルな作りの曲でして、
テーマで使われる音は「ソ」と「ド」
のたった2音、というシンプルさなん
ですね。なので、初心者のブルーズ入
門としてもよく演奏されます。

 

もちろん、曲がシンプルだといっても、
弾く人によっては、めいっぱい音詰め
込んだソロにもなるのが面白いところ
なんですけどね。YouTubeかなんかで
オスカー・ピーターソンという人の C
Jam Blues を検索して見るとなかなか
笑えます。すごいんですけどね、なん
というか、そうなるかって感じで。

 

あ、話が脱線した。元に戻しましょう。

 

で、この C Jam Blues キーをFでやっ
たとしたらこれは C Jam Blues なん
ろうか、という極めて哲学的な疑問
が浮かんだんですよ。昼休みにとある
方の Facebook 投稿を読んでいた時な
んですが。それはもはや F Jam Blues
なのではないのか?なんてね。

 

あと、「ドレミの歌」をキーC以外で
歌ったとしたら、それはもはやドレミ
の歌じゃないのではないか?とか。こ
れはおそらく、固定ド派移動ド派
間で論争が起きそうです。

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普通のわれわれが聴く音楽というのは
調性のある楽曲がほとんどですから、
曲を聴く場合、何がしかの決まったキ
ーで弾かれているわけなんですね。

 

ある曲をどのキーでやるかというのは、
として悩ましい問題であったりもす
るのですよねー。

 

て、ことで。

 

では、また  ( ̄▽ ̄)

 

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働かないのも(音楽でも)アリ?

回のテーマは、「働かない」
という
ことについてです。真面目
で働き者の
人は怒らないように。

 

アリの社会についての話なのですが、
よく引き合いに出される話なので、聞
いたことのある方も多いと思います。

 

働きアリの中には20%程度のほとんど
「働かない」アリがいるというあれで
すね。つまり、アリの中にも「アリ」
的なアリ「キリギリス」的なアリ
いるということですね。

 

実際の観察でもその通りのようなので
すが、じゃあ、この20%の働かないア
リたちは、アリの社会(組織)にとっ
て不要な存在なのでしょうか?答えは
予想つくと思いますが、「そうではな
い」ようでして。

 

そもそも、働かない20%のアリを取り
除いたとしても、その残りのアリがま
働くアリと働かないアリに分かれて
しまうそうですし、近年の研究でこう
した働かないアリがいる意義が明らか
になってきているようです。

 

日本の大学の研究成果らしいんですが、
働かないアリがいることで、他のアリ
が疲れて動けなくなってしまったとき
に代わりに働いて
アリの巣全体に致命
的な被害が及ぶことを防いでいるとい

うことが観察されたのだとか。

fb%e7%94%a8-192

短期的に「働く」「働かない」という
見た目だけでムダだと判断していると
長期的には社会や組織をリスクにさら
ことになるということらしいんです
ね。

 

セッションで、ギターやキーボードと
いったコード楽器が多いとき、みんな
真面目にバッキングを頑張ると音が
ぶつかってごちゃごちゃしてしまう
とがあります。

 

そういったときには、アンサンブル的
「弾かない」という選択をするのも
大切なんですが、なかなかそんな割り
切りができずに手を動かしてしまうと
いうこともよくある話で。

 

そんな時は、「働かない」アリのこと
を思い出して、誰かが疲れたら代わっ
てやろうくらいに思って「弾かない」
になるといいのかもしれません。

 

て、ことで。

 

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