今回もハンド・サインの話な
んですけどね…。
セッションでソロを弾くときの、定番
的なストーリー展開といいますと、落
ち着いた導入から、しだいに盛り上が
っていって最後にクライマックスがあ
って急転直下落ち着いて、はい次の人
ってのが多いですが…。
いわゆる、山形の展開って奴ですね。
確かにこれが基本中の基本ではありま
す。ではありますが、それだけが唯一
の展開方法というわけではありません。
他にどんな展開の仕方があるでしょう
か? 例えば前の人がガーンとクライ
マックスで盛り上がっているのをその
まま引き取って、ソロの頭からガーン
と盛り上がって入る、という行き方も
あったりします。
われわれの周辺では「トップギア」型
とかいったりもしますが、名前はとも
とかいったりもしますが、名前はとも
かく、そんな展開ができるようになる
と、セッションにも変化がついてさら
に面白くなったりします。
で、こうした展開を選択したとしまし
ょう。
いきなり頭から盛り上がって、その先
どうします? そこからさらに盛り上
がっていこうにも、もはや盛り上がり
の余地はあってもごくわずかです。
そんなときは、
いったん落ち着かせる(盛り下げる)
ということをしなければなりません。
通常の展開なら「山」をつくるところ
ですが、ここはあえて「谷」を作り、
そこから再度クライマックスに向けて
盛り上がる、という戦略になるわけで
すね。
で、ハンド・サインなんですが…
今書いたような展開にしたいときに、
「ここでいったん落ち着いてくれ」と
いうのを他のプレイヤーたちに知らせ
るハンド・サインがあるんですね。ど
んなものかというと、片手の平を下に
向けて、膝の高さくらいまで押し下げ
るような動作になります。
「他のプレイヤーたち」と書きました
が、実際のところこのサインのターゲ
ットはほぼただ一人、ドラマーですね。
ドラムが落ち着けば、他は自然に盛り
下がりますからね、たいていの場合は。
実際のところ、このサインを使おうと
考えるのはセッション中級者以上かと
は思いますが。知っておくに越したこ
とはないかと思い、ご紹介してみまし
た。ご参考になれば幸いです。
て、ことで。
それでは、また。( ̄▽ ̄)