萩本欽一というコメディアン
を、アラカン世代あたりから上
の人たちはドリフターズと同様
テレビで沢山ご覧になったと思
うのですが。
人たちの横顔・素顔・舞台裏」という
副題が付いています。▼▼▼
著者の一方の小林信彦さんは小説家で
あるのに加えて映画や内外の喜劇人に
精通した方で、数多くの評論や評伝を
書いています。で、もう1人の萩本欽
一さんはもちろんあのコント55号や
欽ドンで一世を風靡したあの欽ちゃん
ですね。
小林さんは、一時日本テレビのバラエ
ティの作家陣の1人だったことがあり、
この2人はコント55号時代からの知り
あいだそうですが、欽ちゃんの希望で
日本の喜劇人たちについて語りあった
のがこの対談本です。
ちょうど語られる日本のコメディ界の
話がわれわれアラカン世代が子供時代
だった1960年代から70年代頃のこと
が多いので、取り上げてお勧めしよう
かなと思ったわけでして。
かなと思ったわけでして。
読んでいただくと、当時の喜劇人(ク
レイジーキャッツやドリフターズなど)
やTVバラエティーの制作者たち(とく
に日本テレビ)の多くがバンドマン出
身であることが改めてよくわかります。
そして、そこから「シャボン玉ホリデ
ー」「ゲバゲバ90分」といったTVバラ
エティーが生れてきたことも。
そして、そんな番組に影響を受けた子
供たちが行き着いた(?)アラカンセ
ッションがなんであんな風に盛り上が
るのかもちょっとわかる気になる本で
す(ホントか?)
もちろん、TVばかりでなく、浅草そ
の他の劇場の話も満載です(というか
むしろそちらがメインかもしれません
が)。気楽に読める本ですので、お時
間がありましたらどうぞー。
ミュージシャン的に面白かったエピソ
ード:
コメディアンになりたての頃、リズム
感がないのでドラムの勉強をしろとい
われた欽ちゃんは、ジーン・クルーパ
の書いた教則本使って劇場専属バンド
の人にドラムを習ったそうな。
て、ことで。
では、また ( ̄▽ ̄)