コンディミというスケールについての地味なお話

前、英語のようで実は英語で
はない音楽用語のことを書いた
ですが。

 

たまたま、この前ディミニッシュのコ
ードやスケールの話を聞いている時に
思い出したんですけど、通称

 

コンディミ

 

と呼ばれるスケールがあるんですね。

 

これ、コンビネーション・オヴ・ディ
ミニッシュ・スケール、とかいわ
れているんですが、実はこれ、全くの
和製英のようでして。

 

そもそも、英語的に正確にいえば、

 

ディミニッシュト(diminished)

 

でなくてはならず、そのうえ何でそれ
「コンビネーション」なんて言葉が
ついたんだか、調べてみようとしたん
ですが、ちゃんとした解説はみつかり
ませんでした。

 

いわゆるコンディミ・スケールの音
見てみると、たとえばCのコンディミ
・スケールは、Cディミニッシュ(ト)
のコードDb ディミニッシュ(ト)
コード構成音の組み合わせ(コンビ
ネーション)になっているので、そう
言うんじゃないのか、というはあり
ましたけどね。

 

でも、

 

普通のディミニッシュト・スケール
たとえばCのディミニッシュト・スケ
ールCディミニッシュト・コード
Dディミニッシュト・コードの構成音
組み合わせなんですよね。

 

半音上か全音上かの違いだけで、どち
らもコンビネーションだと言えるわけ
なんですよね。なので、上の説はあま
説得力ないと思うんですが。

 

まあ、とにかく区別をつけなきゃいけ
ないので、こう言う呼び方で区別する
ように何となくなった、というのが
そらく事情のような気はします

 

本当の問題はこの区別頭でわかった
ところで、それでこのスケールが使え
るようになるか、というとそうはまず
ならない、ということかもしれません
けどね(笑)

 

ちなみに英語ではじゃあなんて言う
のかというと、普通のディミニッシュ
ト・スケールは Whole-Half Dimini-
shed Scale(全音・半音スケール)、
コンディミの方は Half-Whole Dimi-
nished Scale(半音・全音スケール)
とか言うようです。音の並び方に注目
してるんですね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

予測の力? ペンタの力?

ょっと面白い動画に出会ったので、そのご紹介なんですが。

 

十数年前のものなんですけどね。

 

World Science Festival(ワールド
・サイエンス・フェスティバル)とい
科学のイベントでの映像のようです。
▼▼▼

 

そのイベントの中のパネル・ディスカ
ッションの一部のようなんですが。
経科学に関するセッションのようです
が、どうも音楽がテーマのようでして、
あのボビー・マクファーリンゲスト
として参加しています。

 

テーマ音楽に対する人間の反応とい
うものは基本的に世界共通なものか?
固有の文化的に規定されているものな
のか? といったことのようです。

 

で、そのマクファーリン観客をまき
こんである実験(?)をやっているの
がこの映像なんですが。

 

マクファーリンがまず、舞台上のある
位置に立って、こがだよと声で示し
ます。その次に彼は一歩上手(向かっ
て右)に移動して、今度はそこが
と示します。

 

そして、その2ヶ所行ったり来たり
するのに観客も合わせて歌うのですが
ある時点で彼がレの位置のさらに右
移動すると、観客はを歌うんですね。

 

別に誰からも指定されたわけではない
のに。

 

そして、さらにマクファーリンステ
ージ上を移動すると、それに合わせて
観客は歌うんです。

 

ペンタトニック・スケールで。つまり
ドレミソラですね。

 

マクファーリンによれば、どこでこれ
をやっても、観客は同じように追随し
てくるのだそうです。

 

この実験が音楽は脳に先天的に刻み込
まれたものである、という証拠になる
とは簡単には言えないと思います。と
はいうものの、ペンタトニック・スケ
ールの力というものを再認識させられ
る実験ではありますね。

 

皆さんは、どんなご感想をお持ちにな
りますか?

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)