スインギー・パンデミック?

(今回のお話はフィクションです)
はテレビの電源を入れた。
夜の11時を過ぎていた。

 

練習しなければとギターを手にしてい
たのだが、惰性でスイッチを押してし
まった。悪いクセだ。ライブの本番は
二日後だというのに。

 

テレビではニュースの解説らしきもの
をやっていた。

 

「それでは、今回流行の兆しが見える
といわれる新しい感染症について、医
コメンテーター青井さんに説明し
ていただきます。青井さん?」

 

司会の男が別の男に話を振った。

 

「はい青井です。先日までの感染症騒
ぎが収まったばかりですが、また新た
な感染症が流行の兆しを見せているよ
うです。今日はその最新情報をお伝え
したいと思います」

 

まったく、テレビに出てくるコメンテ
ーターという奴らはどうにも好きにな
れない。人の不安を煽るようなことば
かり垂れ流しやがって。俺はそんな思
いで画面から流れている音声を聞いて
いた。

 

「よろしくお願いします。それで青井
さん、今回の病気ですが、どのような
ものなんでしょうか?

 

「はい、今回の感染症は呼吸器系では
なくて、どうも運動にかかわる神経系
に影響のあるモノのようなんです」

 

「運動にかかわる神経系、といいます
具体的な症状としては、どのような
ものなんでしょうか?」

 

司会の男が質問した。

 

「それがですね、とくに音楽関係の人
ミュージシャンの方々の活動にとって
は影響が大きいのでは、といわれてい
るんですが……」

 

コメンテーターの男が言った。音楽関
と聞いておれは目をテレビの画面に
向けた。運動にかかわる神経系? 
ージシャンの活動に影響する?

 

ミュージシャンの端くれである俺は、
やや真剣になって画面を見つめた。コ
メンテーターの男は続けた。

 

「なんとも奇妙な症状なんですが、感
染すると、均等なリズムを刻むことが
出来なくなるようなんです」

 

(続きます)

 

て、ことで。

 

では、また ( ̄▽ ̄)

 

日本人だと思い知らされる日(笑)

日の話は私がやらかした
(?)なんですが。

 

やらかしたといっても、別に失敗とも
いえないような話なんですけどね。ち
ょっと恥ずかしいといえば恥ずかしい
なんですが。

 

だいぶ前に飲んでいた時の話なんです
けど、もう前後の脈絡よく覚えていな
んですが、何か会話の中に洋楽系の
が出てきて、それに合わせて手拍子
を叩いんですね。

 

​そしたら、えーとお恥ずかしながら、

 

1拍目と3拍目を叩いてしまってた

 

……という話です(笑)

 

飲み会での話だし、別に実際に音楽を
演奏したり鑑賞したりする現場じゃな
かったわけですし、単なる会話の流れ
だったのですがねー。でも当人は気が
ついていなくて、その場にいた人に指
摘されて気がついたというね……

まー、それだけっちゃそれだけのこと
なんですが。

 

でね、

 

思ったのは、いかにいつもしょっちゅ
ロックファンクジャズラテン
だとかいった曲を演奏しているとして
も、日本的な1拍目3拍目のダウンビ
ートの強調されたグルーヴというのは
染みついているんだなあ、ということ
でございました。

 

まあおかげで、一本締めしても頭でち
ゃんと合わせられるわけですけどね。

 

て、ことで。

 

それでは、また( ̄▽ ̄)

 

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英語のようで実は英語じゃない音楽用語いろいろ

た目英語のようで、実は
本でしか通じないという言葉、
色々ありますが、音楽用語にも
多いです。

 

前にも、似たような話題(例えばこれ
とか)は取り上げましたが、今回は
忘録的に色々まとめてみました

 

1.4ビート
いわゆるオーソドックスなジャズのリ
ズム(ノリ)のことですが、これは和
製英語でしで、英語では swing beat
などというのが一般的ですね。4/4 
(four-four) swing という表現は見た
ことあります。

 

ちなみに swing「ハネた」という意
味で使われることもあり、swing 16th 
feel(ハネた16ビートノリ)なんていう
使われ方をしたりします。ニューオリン
ズ・ファンクみたいなのですかね。

 

じゃあハネないのはなんて言うかとい
うと even 16th なんて言います。

 

2.8ビート、16ビート
これらも英語では通じなくて、
8th note (feel) beat
16th note (feel) beat
なんていうのが普通かと思います。
8th (16th) feel だけなんていうのも
聞いたことがある気も。

 

3.チョッパー
エレキベース弦を親指でひっぱたい
て弾く例の奏法ですが、これは slap 
とか slapping とかいうのが普通です
ね。今は日本語でもスラップが一般的
かな。

 

アラカンのベーシストにはチョッパー
じゃないと気分が出ないといって、ス
ラップと言うのを拒否する人がいます。
知らんけど。

 

4.チョーキング
ギターの弦を押さえながら、押さえた
指で押し上げて音程を変える奏法です
が、これも和製英語らしくて、英語で
「ベンド」(bend, bending)とい
うのが普通ですね。

 

5.ライブ
Live というのは、「生で」とか「生き
ている」という意味の形容詞(副詞)
なので、日本語でいうライブという意
味にはなりません。じゃあなんていう
かというとコンサート(concert)
すかね、普通は。

 

6.ライブハウス
というわけで、ライブハウスも和製英
語です。「生きてる家」ってなんだよ
ってことですね。

 

Club というのが英語では普通ですね。
例えばあのブルーノートは、Blue Note 
Jazz Club と呼ばれます。

 

7.クラシック音楽
英語ではクラシック音楽は classical 
music と呼ばれます。Classic という
言葉がないわけじゃないんですが、ど
ちらかというと「典型的な」とか「一
流の」とかいう意味でつかわれるので、
日本語でいうクラシックとは意味合い
がずれるんですね。

 

一方で、いわゆる典型的なロックのこ
とを classic rock と呼んだりします。

と、まあ、他にもまだいろいろありま
すが、今日はこのへんで

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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見つめあう二人に起こること(続き)

の続きなんですが……

 

セッションなどの複数の人が関わる演
で、一緒に演奏しているプレイヤー
どうし、グルーヴを合わせるのが大切
になってきます。グルーヴが合ってい
ないと、いい演奏にはなりづらいです
よね。というかなりませんね。

 

お互いの体幹の動きがシンクロする
とでグルーヴも合ってくるわけなんで
すが、じゃあどうやって合わせるか。
もちろん演奏しようする曲のグルーヴ
についての理解なども大切なんですけ
ど。

 

実は前回ご紹介した研究成果を発表し
た同じ研究所のチームが、こんなこと
も発表していたんですね▼▼▼

 

つまり2人の人間がお互いを見つめあ
っていると、身体の動きがシンクロし
てくるっていうことなんですね。「コ
ミュニケーションをとる間にやり取り
する視覚による体動制御が二者間でル
ープすることによって、遅れのない同
期が実現される」んだそうです(笑)

 

なので、バンドメンバーの体幹の動き
を合わせる、つまりグルーヴを合わせ
るのにも、お互い視線を交わして見つ
めあうというのは大切なのではないか
なんて思うんですよね。

 

自分のグルーヴ感に自信のない人ほど、
視線を回りに向けて目を見つめること
が大切になってくるのでは、と考えた
のではありました。

 

見つめること、見つめられること、慣
れや好き嫌いはあるかもしれませんが、
変な感情は抜きにして(おいおい)大
切みたいですね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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体を動かすといいこと悪いこと(音楽の話です)

楽を聞くとそのリズム、ビ
ートに合
わせて体を動かしたく
なります
よね。

 

まあ人によってその程度は様々だとは
思いますけどね。でもそもそもダンス
というアクティビティが存在するのは
そういう人間の習性があるからだと思
います。

 

で、そういうふうに一緒に体を動かし
ていると、動かしている人間どうしは
お互いのことに好意を持つようになる
し、一緒に協力して何かをしやすくな
のだそうです。そんなことを調べた
研究があるそうでして。

 

正確に言うと、音楽があろうとなかろ
と一緒に体を動かしていると、上に
書いたように互いに好意を持ちやすい
のだそうですけどね。宗教的な儀式
かなんかを思い起こさせますね。

 

とはいえ、音楽があれば体を動かしや
すくなるでしょうから、多くの場合音
楽が介在することになるわけですね。

 

これって結構演奏するミュージシャン
にはしいところもあって、聴いて
いる人との良好なリレーションを作る
には、観客とシンクロした体の動きを
するのが有効なわけですが、一方で、

 

あまり体を動かし過ぎると、楽器の演
奏のクォリティに影響する

 

……こともあるわけですね。とくに複
雑な楽器の操作が必要とされる部分に
ついては。

 

演奏がむちゃくちゃになってしまって
は問題なわけですが、それでもート
ュージックをやっている以上、ライ
などでは観ている(聴いている)側
との体の動きのシンクロを意識するこ
とは大切なんでしょうね。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

真実は(たいてい)どこか中間地点にある?

年、ハロウィーンというお
祭り
というか風習というかが10
月末にありますよね。

 

もちろん元々西洋のもので、起源は古
代ケルト人のモノだそうですが、日本
に入って来たのはアメリカ経由のもの
なんですかね?まあ、詳しい話はさて
おき。

 

で、

 

元々子供がお化けなどの仮装をして、
家々を練り歩いてお菓子をもらうとい
うほのぼのした(?)モノだったのが
若者渋谷とかの街に繰り出して騒ぐ
ようになったということが最近は話題
になってますね。それでそんな馬鹿騒
ぎを苦々しく思う人もいるわけで、ま
あそんな気持ちもわからないではない
です。

 

ただですね、たまに

 

こんな馬鹿騒ぎをいい大人がするのは
日本だけだ

 

とか書いてる人がいるんですが。それ
はそれで違うんじゃないの、と思うわ
けですよ。

 

グーグル先生検索してもらえばわか
りますが、ニューヨークとかロサンゼ
ルスとかロンドンとかで仮装して騒い
でいる「いい大人」は沢山いるわけで
す。まあ、だからって渋谷の騒ぎがい
いことだってことにはなりませんが。

 

自分の言いたいこと強調しようとし
て、極端なこと言ってしまったり書
いてしまったりすることってあります
よね。その方が端的で言いたいことの
理解が進む、ということはあるかもし
れませんが、注意が必要だと思ったり
もするわけです。

 

音楽でも、黒人の人たちが誰でも凄い
リズム感があるような言い方とかあっ
たりしますが、黒人だってリズム音痴
の人はいると思うんですよね。

 

あるいは、いつかイタリアを中心とし
たヨーロッパのジャズについての講演
に行ったことがありまして。そこで
の講演の終わった後の質疑で、日本人
の質問者の多くが「イタリアのミュー
ジシャンはみんなクラシックの素養
ある」という前提質問しているのに
対して、講師の人が

 

そんなわけないだろ

 

と返していたのが印象に一番残ってい
たりします。そりゃそうですよね。

 

もちろん上にも書いたように、そんな
極端な言説にも真実の一端が垣間見え
ているにせよ、実際の真実はそんな極
端な話の中間のどこかにたゆたってい
ることがほとんどなわけですよね。

 

て、ことで。


それでは、また。( ̄▽ ̄)

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続・リズムパターンを読み取る(解決編??)

純なリズムパターンはとも
かく、と呼ばれる曲線で音
符どうしが繋が
ったパターンを
見ると、恐怖におのの
いてしま
う……

 

そんな人(はい昔の私です)がどうす
ればいいのか、という話でした。似た
ような反応を示す方もいらっしゃるの
ではと思うのですが、どんなもんでし
ょう?ほれほれ。きゃー▼▼▼

そんな人は、こんな譜面を見てパニク
ってしまいそうのになるのをグッとこ
らえて、基本に立ち返る必要がありま
す。基本というのは、

 

1,2,3,4

 

のビートを感じながら譜面を見るとい
うことですね▼▼▼
そうすると、結局この複雑そうなパタ
ーンも、4つの基本的なパターンに分
解できるということが見えてくるので
すね。つまりこんな具合です▼▼▼

いかがですか?これなら、大した努力
をしなくても、口にだして歌えません

 

タータタ|タータタ|タタター|ター
ター

 

っていう感じですよね。まずはこのパ
ターンを歌えるようにしましょう。そ
うすると、あとは休符のところは音は
出さずに、タイで繋がった後ろの音符
のところはそのまま伸ばしていればよ
理屈ですよね。

 

口で歌うとすれば、

 

ンータタ|ーータタ|ータター|ーー
ター

 

という感じでしょうかね。

いかがでしょう?分割して統治せよ
言ったのはヴィクトリア女王だそうで
すが、複雑なリズムも分割すれば手が
届きそうでしょ?

 

ご参考になれば。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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リズムパターンを読み取る(あるホラーストーリー?)

ピュラー音楽では、例外は
あるもの
の、たいていの曲は基
4拍子で、ワ
ン・ツー・スリ
ー・フォーというリズ
ムに乗っ
かっているはずなんですが。

 

とはいってもいつも「タン・タン・タ
ン・タン」という4分音符だけで曲が
できているわけではありません。もし
そうだとしたら、みんななんかの童謡
みたいになってしまいますよね。

 

そこには8分音符16分音符や、時に
三連符なんていうのも登場します。
そして、それぞれの音符に対応した
というものも各種出てくるわけです
ね。

 

で、

 

さらにモノゴトを複雑にするのは、

 

タイ

 

という記号です。音符と音符を繋げる
あの曲線の記号ですね。

 

、昔あのタイという記号の出てくる
譜面がとても苦手でした。音を繋げる
という理屈はわかるのですが、特にこ
タイで繋がった音符が連続して出て
くると、どう把握してよいやら、頭が
混乱するんですよね。

 

例えば、こんな譜面ですね▼▼▼

みなさんはどうですか?こんな譜面が
出てくると恐怖にかられたりしません
?え?大げさ?

大体、なんでタイなんてモノで繋げる
んでしょう?16分音符と16分音符
繋げれば8分音符のはずだし、16分
音符と8分音符が繋がれば付点8分
音符のハズじゃないんでしょうか?

 

……といっても、そういう風に書いた
としても、見た目はスッキリしたよう
で、リズムの把握がしやすいかという
そうならないんですよね▼▼▼

どうしたらいいんだ!?(続きます)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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5拍子じゃない「テイク・ファイヴ」?

とんどの人にはどうでもい
い話、と
かいいながら、続きを
書くのはいかが
なものか、と思
わないでもないですが、
書きま
す(ネタがないのか?)。

 

昨日、5拍子の曲といえば「テイク・
ファイヴ」「ミッション: インポッ
シブル」のはずが、「ミッション: イ
ンポッシブル」には5拍子じゃない
バージョンがあったりするので注意
必要、とか書きましたが……。

 

そうなると、もう頼れるのは「テイク
・ファイヴ」だけということになるわ
けですが(何の頼りなんだか)。とこ
ろが、

 

5拍子じゃない「テイク・ファイヴ」
は存在する

 

というのが今日のテーマでございます。

 

「テイク・ファイヴ」オリジナル
デイヴ・ブルーベックというジャズ・
ピアニストのカルテットの1959年の
ルバム『タイム・アウト』の中の1曲
です▼▼▼

 

ただ、作曲したのはブルーベックでは
なくて、このカルテットでアルト・サ
ックスを吹いているポール・デズモン
なんですけどね。ま、それはさてお
き。

 

この曲、ジャズの変拍子の曲の中では
ダントツにポピュラーな曲でして、多
くのミュージシャンにカバーされてい
るわけです。ジャズにあまりなじみの
ない方でもほぼ間違いなく耳にされた
ことがあるのではないかと思いますが。

 

で、

 

そんなこの曲をカバーした人の中に、
ラテン・ミュージックの王様ともいわ
れるティト・プエンテのバージョンが
あるんですが、これ、

 

完璧にラテン

 

なんですねえ。いわゆるクラーベ(正
確にいうとルンバ・クラーベ?)とい
ラテンのリズムの上に「テイク・フ
ァイヴ」のメロディーをのせている
というかなり強引なバージョンなんで
す。ほら▼▼▼

いやー、ノリノリで楽しいですね。さ
すがラテンの王様。……なんですけど、
どう聞いても5拍子ではありません。

 

んー、そんなわけで、5拍子の曲とし
て「テイク・ファイヴ」を勧めるとき
も、気を付けなくてはいけない、とい
うことがわかりました。

 

まあ、「テイク・ファイヴ」を調べて
最初にこれにぶち当たる確率は極めて
低いかもしれませんけど(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

『スパイ大作戦』と『ミッション: インポッシブル』の間には……

前、私が関わっているアラ
カンセッションやる曲につい
て某SNS上で参加者の方たちと
やり取りをしていたときのこと
ですが。

 

その時に変拍子の曲についての話題が
あったんですね。何の曲かというと、
『ゴジラ』のテーマ曲だったんですが、
今日のお話は『ゴジラ』ではありませ
ん(ないんかい)。

 

ゴジラのテーマ4拍子と5拍子が入
り乱れるという曲なんですが、そうい
えば5拍子の曲といえば『スパイ大作
戦』という流れになりまして。『スパ
イ大作戦』ご存じですか? アラカン
代なら知ってますよね。

 

アメリカで作られたTVスパイもの
のシリーズですよね。で、そのテーマ
曲が5拍子だったわけです。作・編曲
ラロ・シフリンというアルゼンチン
出身のジャズピアニストでした▼▼▼

 

で、この『スパイ大作戦』の英語の
“Mission: Impossible”(ミッ
ョン: インポッシブル)というので
すね。つまり、トム・クルーズ主演
人気の映画『ミッション: インポッ
シブル』シリーズはこの TV シリーズ
が元になって生まれたわけですが……

 

で、この映画のシリーズのテーマ曲
TV 時代のテーマを踏襲している、の
ですが、実はシリーズの最初の時に、
この曲にちょっと(?)手を入れてい
んですね▼▼▼

 

しばらくお聴きいただけると分かりま
すが、だしの曲のテーマ部分はオリ
ジナル通り5拍子なんですが、それが
終わると

 

4拍子になってしまう

 

んですね。んーそうきたか。

 

これ以降、このテーマ曲のカバーなど
では、4拍子でやっているバージョン
も結構みられるんですね。映画のその
後のシリーズでも5拍子だったり4拍
子だったりするみたいで、色々なんで
すよ。

 

よく5拍子の曲を紹介するときに「テ
イク・ファイヴ」「ミッション: イ
ンポッシブル」聴けばOKとかいう
んですけど、実は聴くバージョンや聴
くパートによっては全然5拍子じゃな
い、ということもありうるんですよね。

 

気をつけないといけませんなあ。

 

まあ、ほとんどの人にとってはどうで
もいい話なんですけどね。失礼いたし
ました。

 

※おまけ
そういえば、こんなモノがありました
ね(笑)▼▼▼

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

言葉とリズムと音楽と

近のアメリカのポピュラー
音楽、とくにヒップホップ・ミ
ュージックにと
てもよく見られ
る(聴かれる)リズム
という話
の動画を観たんですが。

 

アダム・ニーリーという、アメリカの
人気YouTuberの動画なんですが。彼
ベーシストで、音楽に関する動画を
毎週のようにアップしています▼▼▼

 

スコッチ・スナップ(Scotch snap)
という名前のリズムなんですけどね。
別名ロンバード・リズム(Lombard
rhythm)ともいうそうですが。

 

どんなリズムかというと、下の絵にあ
るような、アクセントのある短い音に
アクセントのない長めの音が続くとい
うリズムです。「タター」(最初のタ
にアクセント)という感じのシンコペ
ートしたリズムです。

で、このリズムが最近のヒップホップ
系の音楽などには沢山使われている
うなんですね。面白いのが、名前から
わかるようにこのリズムはもともとス
コットランドのダンス音楽に特徴的に
見られるリズムだということでして。

 

それがどういう流れでヒップホップで
沢山使われるようになったのか。ニー
リーさんはどうも、英語の発音の特徴
(ストレスのある短い音節が語の最初
に来やすい)が関係しているのでは、
と色んな学説や論文を引きながら解説
しています。

 

詳しくは上の動画をご覧くださいませ
すみません英語です)。

 

このスコッチ・スナップなんてリズム
は例えば日本語の固有のリズムとは違
いますよね。このリズムに日本語を載
せるのはなかなか大変そうです。

 

言語の特有のリズムが音楽のリズムに
も影響を与えているというのは良くい
われていることで、なので日本語は洋
楽のリズムには乗りにくいとかいわれ
たりします。日本語ロック論争とか、
ありましたね。

 

そういえば、日本のロックを模索し追
求していた田裕也さんが亡くなった
ニュースを聞いたときにこんな話を思
い起こしたりしたのではありました。
合掌。

 

※追記 昔の「ガチョ〜ン」とか「だ
じょー」とかいう言葉のギャグは、こ
のスコッチ・スナップに乗りやすいな
とふと思いました。レレー。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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世の中は色んなサイクルで溢れている

前まだ頻繁に会社に出社して
いた頃の話ですが、同の人が
をとっているのに気づいたので
すね、1週間くらい。2月の頭の
話なんですが。

 

その時期に、長期(というほどでもな
いかもしれませんが)暇とは珍しい
と思ったのですが、よく考えてみたら、
その人は中国の方でして。ちょうど

 

春節(旧正月)

 

のお休みに合わせて里帰りされていた
のですね。

 

中国の人にとっては、新暦の正月より
春節が大切ですからね。中国の経済的
な重要度が増すにつれて、春節のため
人民大移動もマスコミの話題になる
ことが増えましたね。

 

で、

 

ちょっと思ったのですが、中国の人の
1年のサイクルって、そういう意味で
われわれとはちょっと違ってくる
でしょうね。微妙に(?)重心が違っ
てくるというかね。

 

人間の生活というか活動というのは、
色々なサイクルに支配されているとい
うか従っているわけですよね。1時間
のサイクル、1日のサイクル、1週間
のサイクル、1ヶ月のサイクル。それ
から、ひとそれぞれのバイオリズム
か、朝型夜型の違いとか。

それに加えて1年のサイクルの違い
いうのもあるんだと改めて思ったわけ
ではありました。考えてみれば、北と
南の半球の違いだってありますものね。

 

そして、

 

音楽というのも基本的にはサイクルに
従っているわけです。多くは4つのビ
ート(もちろん変拍子もありますが)
の繰り返しですが、それをそのまま
と感じるか、さらに分割して8つ
16とかで感じるかの違いだったり、
さらにそこに3連の感じ方がからんだ
りしてきてね。

 

そんなこんなで、色々なグルーヴとい
うものが生まれてくるわけなんですね。
色々と語りだせばキリがありませんが
音楽をやる以上、そんな様々なサイク
ルを感じられるように、今一度注意を
払ってみよう、とまあちょっとだけ思
ったのではありました。ちょっとだけ
かよ。

 

て、ことで。

 

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人間の身体を動かすあの楽器

楽を聴くと、人は身体を動
かしたく
なりますよね。ノリノ
リの曲を聴けば
踊り出したりも
します。

 

まあ、ごく当たり前の光景なわけです
が。でも、じゃあなぜ人間は音楽のビ
ートに合わせて身体を動かしたくなる
のか、科学的に解明されているのか、
というと、そんなわけでもないんです
ね。

 

ただ、最近、ある研究によってその
となるような知見が得られたような
んです。というわけで、今日はそれに
ついてのお話です。

 

今年発表されたオーストラリアの大学
研究チームによる論文なのですが、
それによると、このチームは被験者に
リズムの感じられる音楽を聴かせなが
ら、脳の活動を調べたんだそうです。
つまり脳波を測定したんですね。

 

すると、音楽のリズムと脳の活動のリ
ズムが同期することが分かったんだそ
うです。ちなみに、「脳波」のこと英
語で electroencephalogram ってい
うんですねえ。日本語と比べてなんて
長いんだ!(brain wave という単語
もあります。この長い奴は学術用語で
すな)

 

ただし、

 

この研究チームは音楽を聞かせる時に
高い周波数の音と低い周波数の音を
々に聴かせたらしいんですが。どんな
結果が出たと思います?

 

まあ、これもおそらく多くの人の想像
通りかなとは思うのですが、音楽のリ
ズムへの脳の反応を呼び起こすものは、
何にも増して、
低音
だということが、実験で明らかになっ
んだそうです。

なので音楽を演奏する時に、ベース
ドラムのキック音リズムの根幹を作
るというのは、脳科学的にも根拠のあ
ることだと言えそうなんですね。経験
則が科学で裏付けられたということで
しょうか。

 

目立ちたがりのギタリストが、必死に
なってカッコよくノリノリのカッティ
ングをして客席をもりあげようとして
も、ベースの働きには勝てないんです
よ(誰のことだよ?)。

 

なので、お客さんをノリノリにさせた
い人は、いつも控えめにバンドのリズ
ムを支えているあのベーシストさん
大切にしましょうね。まあ、控えめじ
ゃないのもいるけどな。知らんけど。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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ドレミの3音で、もっとカッコよくソロを弾く方法?(その2)

とレ、あるいはドレミの3
だけで
も、セッションでソロ
を弾くとき、よ
カッコいいソ
ロを弾くコツのような
モノのシ
リーズ2回目です。

 

前回「フレーズの始まりの音を変え
てみる」でしたが、今回はメロディの
音程ではなく、リズム的なことに焦点
を当ててみましょう。
どういうことかというと、例えばドレ
ミの3音(でもソラドでももっと音数
が多くてもいいんですが)のソロを弾
くときに、フレーズの始まりが、小節
の1拍目から律義に始まっていません
か?
もちろん、そんなフレーズもあっても
いけないわけではありませんが、それ
ばっかりでは面白みに欠けたソロにな
りやすいですね。

 

なので、今回もそれを意識的に変える
ことで、フレーズに変化つけようとい
うことですね。フレーズの初めの音
(例えば)1拍目から半拍(8分音符
1つ分)休んで始めてみるとか、逆に
半拍前から入ってみるとか、色々試し
てみましょう。
今回も簡単な動画を作りましたので、
ご覧ください▼▼▼

 

上段の左右2人の人(笑)が4小節の
かけあい(コール&レスポンス)でソ

を弾いています。

左側の人はほとんどのフレーズを小節
の頭から始めています。それに対して、
右の人極力小節頭を外して弾き始め

ていますね。特に小節の頭で「休符」

(より具体的には8分休符)を意識
て弾くようにしています。

 

いかがでしょう?特にこうしたジャム
セッションのソロでは何でもあまりス
クエアに弾くよりも、ちょっとずらし
たりすると、お互いに反応が引き出さ
れて、より楽しい演奏になりやすい
思います。

 

ピンと来たら参考にしてみてください。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

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アドリブ・ソロの補助線?

の前、子供の数学の参考書
がテーブ
ルにあったので、のぞ
いてみたら、ち
ょうど幾何とい
うか図形の問題が出て
まして。

 

そういえば、昔、学校の数学の幾何の
問題を解くときに、「補助線」という
ものを使うというようなことを習った
のを思い出しました。皆さんも習いま
したよね?え、数学嫌い?思い出した
くない?

 

えーと、別に数学の講義をしようとい
う訳ではないのでご安心下さい。とい
うか、そもそもそんなことは出来ない
し。

 

その補助線ですが、「 幾何の問題を解
く時,与えられた図形にないが,問題
解決の助けとするために新たに描く直
線,または円。」と辞書には定義され
てました。この補助線をうまく使うこ
とで、難しそうな問題が、易しく解け
たりもするわけですね。

 

セッションなどでのアドリブ・ソロ
弾いたことのない人からみると、アド
リブでソロを弾くなんて、数学の問題
よりももっとすごく難しい問題を解く
ように思えるのかもしれませんが。実
は、アドリブ・ソロの弾く人も、色ん
「補助線」をたよりに弾いてるんで
すよね。

 

たとえば、スケールなんてモノがあり
ますね。それから、コード(進行)
てのもあります。あとは、リズムもそ
うですよね。そんな「補助線」をより
どころに、アドリブ・ソロを弾いてい
るわけなんですね。

もちろん、そのどこに比重を置くか
かで、その人の個性も出るわけですよ
ね。

 

で、

 

としては、アドリブでソロを弾く時
一番強力な補助線は、やはり

 

そのそのもの

 

だろうと思うわけですよ。その曲のコ
ード進行はまあ当然としても、その曲
メロディ、そのリズム…。

 

アドリブというと、その曲とは違った
ものを弾かなきゃとか思いがちになっ
たりするんですけど。実は、曲そのも
のに寄り添って、でもその人の個性も
出るようなソロ、というのが一番だよ
なあなどと思う今日この頃でございま
す。

 

もちろん、わざと外すとかアウトする
とかいうワザ(?)もあるわけですが、
それも元の曲という「補助線」があれ
ばこそではないかと。

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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目玉焼きとフライド・エッグ(と音楽?)

さん卵の目玉焼きはお好き
ですか? 
焼き方のお好みはあ
りますか?

 

私は、油多めにの中に卵を投入して、
白身がかりっとするくらいにしたのが
好きです。卵を焼く、というよりは
く揚げる感じ。

 

英語でフライド・エッグというくらい
ですからね。

 

そう、日本語では目玉「焼き」といい
ますが、英語では「揚げ」卵なんです
ねえ。おんなじ料理の話をしているよ
うで、実はその調理法の考え方のニュ
アンス(?)が微妙に違うんですよね。

 

チャーハンなんてのも、日本では「焼
き飯」とかいいますが、英語では「フ
ライド・ライス」ですね。あれ、揚げ
てるイメージなんですかね? ていう
か、英語の “fry” という言葉は、日本
語の「揚げる」より意味の守備範囲が
広いんでしょうね。

 

あと、パスタのカルボナーラってある
じゃないですか。あれも、日本だと
クリームをかなり使ってるイメージ
りますけど、イタリアだと、生クリー
ム使わずチーズをたっぷり使うことが
多いらしいです(生クリーム使う人が
全くいないわけでもないようですが)。

 

料理のレシピって、人によって様々
すよね。によっても、同じようで
妙に違う音楽に似てるな、と思いま
した。ウラの位置の感じ方とか、微妙
はね方とか。

 

どっちがいいとか悪いとか、正しいと
か間違いだとか、そういう議論よりも、
そこら辺の違いを楽しめたらいいって
ところも、似てるんじゃないでしょう
かね。そんな違いを面白がって楽しめ
ると、世界が広がる気がするんですが。

 

なんてことを思った、とある一日では
ありました(笑)

 

て、ことで。

 

それでは、また。( ̄▽ ̄)

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ジャズ屋姫 その2

んとかジャズ屋姫に営業で
いろんな
店やらハコやらに行か
せたいジャズ喫
茶「ジャズ屋」
のおじいさんは、計略
を練りま
した。

 

知り合いの超イケメンのトランペット
吹きの男をジャズ屋姫に紹介して、
させ、一緒にツアーしようともちか
けさせたのです。人でなしですね。

 

「君ならルックスもいいし、スタイル
も抜群だ、ぼくと一緒なら世界を獲れ
かも」おいおい。

 

ジャズ屋姫は考えていましたが、条件
を出してきました。

 

「じゃあ、ヤノピはウ○ハラ○ロミで、
ベースはエ○ぺラ○サ、ドラムはガッ
ということで、よろしく」

 

ペット吹きはつてを色々当たりました
が、さすがに無理だったようで、

 

「悪いけど、ムカ○ヤミ○ルカメ○
セ○ジカトチャンで勘弁してくれよ」
といいました。失礼だろそれ。カトチ
ャンには伏せ字もないし。

 

「じゃあ、ギャラ私が8残りの全員
が2ということでおk?」ジャズ屋姫
はいいました。

 

背に腹は代えられないので、ペット吹
きはなんとか頼み込んで分け前を7:
にしてもらい、2人はバンドの仲間
たちといわゆるビータに出ました(
ンドマンのどさ回りをビータといいま
す)。世の中結局金なのか?

 

ジャズ屋姫の美貌と演奏は、各地でセ
ンセーショナルに迎えられ、行く先々
大入満員を続けました。その知らせ
を聞いたジャズ屋の主人のおじいさん
は、ジャズ屋姫がギャラをわんさか
って帰ってくるのを、今か今かと待っ
ていました。

 

6ヶ月ほどして、今や髪をキンパツ
してミニのドレスを着て、キャ○ディ
ー・ダ○ファーのようになったジャズ
屋姫がジャズ屋に帰ってきました。お
じいさんは、もろ手を上げて迎え入れ
ようとしましたが、ジャズ屋姫はいい
ました。

「おじいさん、私はこの6ヶ月の演奏
が認められて、バー○リーの特待生
してアメリカに行くことになりました。
幸いお金もたまったので、向こうでの
生活費も大丈夫です。あ、それからね
ブ○ーノートからデビューする話もあ
るので、発売されたらお店でかけてね

 

そういうと、アメリカ人のエージェン
トらしき男と2人で車に乗って行って
しまいました。その後ジャズ屋姫は2
度と帰ってこなかったそうです。

 

教訓:定年後の不労所得の誘惑には注
意しましょう。

 

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

 

 

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ジャズ屋姫 その1

るところに、定年退職して
「ジャズ
屋」という何のヒネリ
もない名のジャ
ズ喫茶をはじめ
たおじいさんがいまし
た。

 

おじいさんの趣味ギターを集めるこ
でした。欲しいギターはいっぱいあ
るのですが、ジャズ喫茶の売り上げは
なかなかきびしく、おばあさんが少し
しかお小遣いをくれないので、毎日近
所のハー○オフに行って、ジャンク売
り場で掘り出し物をさがしていました。

 

その日もおじいさんが、朝からジャン
ク売り場に行くと、一本のレスポール
金色に光っているのがみえました。
まあ、ゴールド・トップなんですけど
ね。

とはいえ、気に入ったので、それを買
って家に持っていき、オーバーホール
をしようと、ネック側のピックアップ
を外してみると、なんと中に小さな女
の子が座っていました。おじいさんと
おばあさんは、これも授かり物だとそ
の女の子を育てることにしました。

 

その日以来、おじいさんが○ードオ○
のジャンク売り場にいくと、必ず光
て見えるギターに出会い
ました。買っ
て帰ると、どうもどれも結構なビン
ージ物
らしく、おじいさんはそれらを
メルカリやらebayやらで売りさばき、
ちょっとばかり小金持ちになりました。

 

そのうちに女の子は美しい娘に成長
ました。そして、アルトサックスを吹
くようになり、「ジャズ屋」でおじい
さんの弾くギターをバックにライブ
やるようになりました。そこで、いつ
のまにか「ジャズ屋姫」というあだ名
で呼ばれるようになりました。

 

ジャズ屋姫のアルトサックスはなかな
かの腕前だったので、その噂はまたた
く間に広がり、近隣のライブハウス
らも、遠方のジャズバーからも出演の
依頼が殺到しました。しかし、ジャズ
屋姫はなかなか首を縦に振りません

 

ギターを売って小金はできたものの、
ジャズ屋の経営が苦しいおじさんは、
なんとかジャズ屋姫を営業に出したい
と思い、作戦を考えました。

 

それは……

 

 

 

続きます。( ̄▽ ̄)

 

 

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走るな! メロス

る日、メロスが妹の結婚式
で自分の
友だちとデュエットで
歌を歌おうと、
新しいギターを
買いに久しぶりにオチ
ャノミズ
の街に来てみると、街は以前

はちがってひっそりとしていま
した。いつもの
グルーヴが感じ
られないのです。

 

街の住人に話を聞いてみると、街を支
配する王が、メトロノームのリズム以
外信じられないという理由で、メトロ
ノームあるいはリズムボックスを使わ
ない演奏をした人物を処刑してしまう
ということでした。

 

話を聞いて怒ったメロスは、王のもと
に向かいますが、懐にドラムスティッ
クを持っていたのがみつかり、捕まっ
てしまいます。

 

王の前に連れていかれたメロスは、

 

「妹の結婚式があるので、練習と本番
のために3日だけ待ってほしい」

 

処刑の猶予を願いました。

 

王は必ずメトロノームを使うことを条
件にこれを許しました。練習した曲を
メトロノームのリズムにぴったり合わ
せて演奏すれば、命は助かります。
れが出来なければ、友人のセリヌンテ
ィウスとともに処刑されることになり
ます。

 

メロスは村に帰り、いつのまにか人質
にされてしまったセリヌンティウスと
一緒にオチャノミズで買ったメトロノ
ームを使って練習を始めました。友だ
ちは選んだ方がいいですよ。

 

が、

 

大きな問題が生まれました。メトロノ
ームと一緒に練習すると、メロスはど
うしてもリズムがメトロノームより早
くなってしまうのです。つまり、

 

「走って」しまう

 

のでした。

 

セリヌンティウスは「あちゃー」と思
いましたが、メロスをはげまして根気
よく練習を続けました。2人は徹夜で
中島みゆきの「糸」を練習しました。

 

2晩目に疲労困憊したメロスはセリヌ
ンティウスを置いて逃げ出してしまお
うかと考えますが、なんとか思い直し
て練習を続けました。そして、結婚式
の朝、ようやくメトロノームに合わせ
て演奏が出来るようになりました。

 

「完璧じゃん」セリヌンティウスも喜
びました。いい人にもほどがあります
ね。

 

結婚式本番、メロスはセリヌンティウ
スとともにギターを持ってマイクの前
に立ち演奏を始めました。すると、そ
こに演奏を見届けるために、王と役人
たちが式場に入って来ました

 

それを見たメロスは一気に頭に血が上
ってしまいました

 

メロスは極端なアガリ症だったのです。

 

我を失ったメロスは、練習したことを
すっかり忘れて、どんどん「走って」
いってしまいました。

 

気がつくとメロスは1小節以上早く演
奏を終わってしまいました。妹夫婦と
セリヌンティウスが恐れおののいて自
分を見つめているのに気がついたメロ
スは、そこで自分が「やっちまった」
ことに気がつきました。

 

すると、王は2人に近づいて言いまし

 

「わしのリズムもひどいと思ったが、
ここまで走ってしまう奴もめずらしい
これならわしが恥をかくこともない、
わしをお前達の仲間に入れてくれ」

 

こうして3人はロックバンドを組んで、
超高速でやたらと「走り」まくるので
有名になりましたとさ。

 

おしまい。

 

では、また。( ̄▽ ̄)

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「寄り道」から戻ってこられますか?(音楽の話ですけど)

楽っていうのは、多くの場
音楽の
3要素(メロディー、
ハーモニー、リ
ズム)について
色んな寄り道をしては、
元に戻
ってくる、そんな事の繰り返し
で成立していますね。

 

例外的にずっと寄り道しっぱなしのよ
うな音楽もありますけどね。まあ、そ
れは置いておくとして…

 

たとえば、メジャースケールでのメロ
ディーがあるとすると、ドレミファソ
ラシドのうちのファの音は、他の
音との比較で言うと「寄り道」の音
んですね。なので、そこで普通は立ち
止まりっぱなしではいられなくて、
の音とかミの音とかに戻りたくなる
けです。

 

長くなるのでここでは割愛しますが、
ハーモニーでもリズムでも似たような
寄り道は発生します。

 

よくいう盛り上がりと落ち着きという
言葉を使えば、「寄り道」をしている
ときは、音楽的にはたいて「盛り上が
って」いる時なわけですね。

 

なので、盛り上がるためには寄り道す
る必要があるんですけど、寄り道しっ
ぱなしで帰ってこれないと「迷子」
なってしまうんですね。つまり寄り道
先からちゃんと戻ってくるという感覚
が大切なわけです。

なんか、サラリーマンのお父さんの帰
宅ルートの話みたいになってきました
ね。寄り道もいいですが、ちゃんと家
には帰りましょう。

 

それはともあれ…

 

その感覚が出来ていれば、結構遠くに
寄り道しても帰ってこられるわけなん
ですよ。上に書いたスケールの話でも、
実はメジャースケール上の音じゃなく
ても寄り道はできるんですね。ちゃん
戻れさえすれば。

 

そんな相対的な「寄り道」「本筋」
行き来の感覚が、音楽を作り上げて
いると言えると思います。あくまで
対的というところがサウンドの陰影を
作るのではありますが。

 

その感覚をつかむにはどうするか?ま
ずはメジャースケールのドの音(ナン
バリングシステムでいう1の音)に戻
、という感覚からスタートするのが
やはり一番かと思います。ドは王様の
、ですね。

 

まずはドとレの2音から。て、ことで。

 

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