皆さんはアウトライン・プロ
セッサって使われますか?
文章を書くときに使うソフトなんです
けどね。普通のワープロやテキストエ
ディタと違うのは、箇条書きに大きく
ざっくりと書き始めることができて、
しかもその箇条書きにしたそれぞれの
断片を階層化できるんですね。
階層化というのは、インデント(頭の
字下げ)を容易にできて、大項目→中
項目→小項目みたいに整理できて、順
番を入れ替えられるんです。
ワープロソフトやPowerPointなどにも
そんな機能がついているんですが、い
まいち使い勝手がよくないので、私は、
専門のアプリを使うのが好きです。
MacやPCには定番ソフトがいくつかあ
り、iPhone用のアプリは色々試して使
ってみていたものの良いものがなかな
かみつけられなかったのですが、最近
BranchnoteとかWorkFlowyというの
をみつけて、だいぶ気にいってます。
このアウトライン・プロセッサを使う
と何が良いかというと、文章の全体を
大きく捉えて作業できる、ということ
なんですね。
まず導入ではこんなことを言い、展開
はこんな感じ、で結論をこうまとめよ
う、とか。あるいは結論を先にもって
きた方がインパクトあるかな、とか。
大きな流れから入っていけるんです。
大きな流れがきまって、それから細か
いことは後からつぎ足していく感じで
進められるんですね。
でね、
これって、ジャムセッションで曲をや
ろうって決めの考え方と、よく似てる
なと思ったわけでして。
ジャムセッションの現場で、自分のよ
く知らない曲をやることになったとし
ましょう。そんなときはまず大きな構
成を捉えることから入るのが吉、なわ
けです。AABAとかAABCとか、曲の
大枠をまず把握するのですね。
そんな風に曲の大枠を理解した上で、
次にどこで曲が盛上るか、落着くかを
確認し、さらに細かいキメやら、イン
トロやエンディングなどは、またその
次に確認、といった順で攻めていくわ
けですね、たとえば。
アウトライン・プロセッサは、時間の
ない中、文章全体の構成を大きく決め
てその流れを壊さずに次第に細部を詰
めていけるという利点があります。
それと同じような形で、セッションで
も曲をまずは大づかみに把握して、そ
こから細かいポイントを押さえていく
ようにすれば、少なくとも途中でわか
らなくなってグダグダになる危険性を
極力小さくできるわけです。
セッションでは、頭から終りまで、ま
ずは止まらずに演奏ができてなんぼで
すからねー。
それでは、また。( ̄▽ ̄)